運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
そのトキメキも一つの「機能性」
100台を実際に押し較べてみてわかったのは、ベビーカー選びのポイントは「赤ちゃんの乗り心地」だけでなく、「押す親のストレスレスを考えた最適なバランスで選ぶ」です。
はじめての人にはただでさえ大変な育児。
できるだけ心に余裕を持って、子どもとの生活を楽しみたいものですよね。
ベビーカーで気持ちよく眠ってくれる・おとなしくしてくれる・楽しそうにしてくれるのは理想ですが、そうならないケースも多々見られます。
その原因の一つが、それを押すママやパパが、とにかく疲れている。
育児全般もそうだけれども、
やれベビーカーが重すぎたり、
軽くても押しづらかったり、
荷物のやりくりができなくてホトホトこまり果てたり、、
いろんな辛さが表情の変化に繋がり、その何気ない気分の落ち込み・疲れが伝われ子どももシアワセでなくなる=不安=(泣)みたいな場面は少なくないと思っています。
それを押す親が満面の笑顔で、疲れもなく、気持ち良く押せていれば最高です。
親の体調が良ければ! 心に余裕があれば! きっと赤ちゃんもシアワセなはず。
私はそれを目指したいです。
大事なのはあなたがまず快適に操作できること。
あなたが一番大事なのです。
では、どんなモノを選べばいいでしょうか?
本当の一番は、実際に押し較べてくること。
けれども、そんな時間がどうしても取れない、
そんなに数を比較して周れない・・・
そんな人のために、実際に数多くのベビーカーを実際に押し比べ、現地の販売員さんの声からママ友・パパ友からのヒアリングまで混じえた管理人が綴るリアルなレビューを参考にしてもらえればと思います。
結局、全部試した人が「何を選ぶのか?」に興味がある人へ。
執筆
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
リアルに試してきたから言える真実をメーカーに忖度せず語ります・・・
他の一般的なサイトで基礎知識を得てからでないと、記事の一つひとつを初心者が読んでも混乱するかもしれません。
そしてベビーカー選びって知識を溜め込みすぎても沼るものです。
最後は「押し試してみたい…」「けれど最寄りの販売店に欲しいブランド商品がない」で困ったら誰かに相談するといいでしょう。
\ えっ!?本当に押し比べてるの・・・ /
\ 10年間で100台以上押し比べた /
いつか父になる息子へ
「パパならこれを選ぶけどな・・・」というものを忖度なしに選んだよ。
お嫁さんのタイプにもよると思うから、しっかり話し合って決めたらいいよ。
ベビーカーの使用期間って正味どれくらいだと思う?
毎日使う人もいればそうでない人もいる。
パパがこれまで250人以上の親御さんたちの購入相談に応じてきた経験から見えてきたのは、実質の稼働期間は平均すれば2年分程度ということ。
365日✖️2年🟰730日
1日あたりで考えると、
10万円のものなら約137円
5万円のものなら約68円
3万円のものなら約41円
自分にとってその価値が1日あたりいくらなのか?
そこが大事。
ベビーカーの機能のちょっとした差。
どれだけストレスがかかっていると思う?
「あぁ、この長い階段で誰か他の人が持って上がってくれるなら●●円払えるわ…」
「折りたたみに時間がかかるけど子どもから一瞬目を話すのが心配。誰か見てくれるなら●●円払えるのに…」
もしそれに100円払ってでも「便利を買いたい」「安全を買いたい」と思ったら、
1日1回、そんな場面があるとすれば利用期間で合計73,000円の差になるね。
初期費用よりも生涯価値で選びたいもの。
予算や玄関スペースの問題、そしてデザインに惹かれてなどいろいろ手を出したくなると思うけれどパパの個人的な感想としては「後で買い直したくなる」または「隣の芝生が青く見える」ようなプチ後悔が生じやすいから気をつけて。
育児がはじまった後、パパ友やママ友ができたらたくさんの情報が入ってくる。
ベビーカーの使い心地なんかも特に。
それらの情報を得ながら賢くなるのもいいけど、できるなら無駄な出費を抑えて嫁さんと子どもに遣ってあげて欲しい。
パパの経験上、ベビーカーにかけるお金として7万円ぐらいみておいた方が安全。
典型的なのは5万円前後でファーストベビーカー(1台目)を買って、1歳半~2歳前後で1万円前後のセカンドベビーカー(2台目)を追加購入するというパターン。
ベビーカーでのお出かけ時には、ベビーカーフックやカップホルダー、急な雨に備えるレインカバーとか他にもちょこまか欲しくなるオプション品があって、その購入にお金がかかるから、1万円程度予算をあてておくといいよ。
で、結局合計7万円かな。
もちろんファーストベビーカーとセカンドベビーカーを兼用したようなベビーカー(例:バタフライ)を買って、1台で済ませるというのも悪くないな。
これ以上の金額となると、
または、
ということになる。
その場合は、7万円以上の予算を正当化できる場合もあるよ。
あと7万円以下でベビーカー卒業までの予算を考える場合は、
に少し工夫が必要になるとパパは思っている。
ちょっと押すのが大変だったり、荷物があまり入らなかったり、背もたれを起こしきれなかったり、いろいろ「う~ん」と悩まされることも出てくるとは思うけど、そこはパパの子どもだから工作と同じように工夫して解決して欲しいな。
ただまぁ、メインで押すのがお嫁さんならシンプルに、
を選ぶほうがいろいろ考えずに楽だけどな(笑)
産後はいろいろ出費もかさむから、節約したい気持ちはイタいほどパパにもわかる。
家族の将来を思うからこその「節約の方向で…」はあるよな。
ただベビーカーは消耗品と違って、長ければ4年間も使う常用車(乗用車)。
しっかり考えてな。
\ 2024年11月23日更新 /
トキメキ(デザイン)も機能性の一つ
冒頭にも挙げたけど結局は惚れたものを選ぼう。
しっかり選んだなら買えるものが最高の一台。
そんなシンプルに決めていいし、どんな結果になろうと後悔なんかしなくていい。
最初上手く乗ってくれなくてもそのうち乗るようになったりだとか子どもにもタイミングがあるから。
でも世の中には「重ければ走行性がいい!」を信じている人がいながらも、それは絶対パターンでない。
だから真実をベースに、友だちにコッソリ教えてあげるように「いま買うべきはこのあたりで、この組み合わせだよ~」をテーマ別に紹介しておく。
メリオの走破性能は国内メーカー並み。推進力の高さは国内メーカー+α。都会の利用向きだけど郊外や旅行にはリベルが脇にあると補完の関係が成り立って使いやすい。
国内メーカーの段差乗り越え性能が海外ブランドのものたちと比べて低いのは「周知のじーじつ」。しかし軽さの恩恵は大きい。特に駅から徒歩10分圏内に住まいがあり、公共交通機関の利用がメインなら十分。さらに走破性が必要な場所のお出かけ用にリベルが脇にあるか乗り継いでいけるなら最高。
階段が多く、しかも長いが避けられない環境であれば肩がけできるタイプのベビーカーがマスト。重量は6kg台までが安心。肩がけできるだけではダメで、肩がけまでの動作がスムーズで肩がけ後も肩に優しい仕様のものなら安心。YOYOはそれを満たしてくれる。
総額15万円クラスの高価な組み合わせ。しかしドゥーナは生後8ヶ月目あたりで売却すれば半額返ってくる可能性も。秋生まれで車利用も多く、夫婦揃って育休が取れるならさらにベストかも。
私だけかもしれないが、男性はモノ選びには比較的ロジカルに臨めるのに「クルマ」になると話は別。より感覚的なモノ選びをしてしまう。やっぱり走りの楽しさは大事でハンドルを握った感触もしっくりくる。ママからベビーカーが奪われるかもしれないが、それでいいのだ。子どもが成長したり遠出用にコンパクトなもの(C形)もあると便利。
買うなら絶対10月下旬発送分から。10年間唱え続けてきたバンパーバー仕様がやっと変わった!
エアバギーを製造・販売するGMPインターナショナルが代理店を務めるマキシコシからコンパクトタイプの両対面式レオナ2。本体は9kg近くで決して軽くはないが人気のチャイルドシートブランドでトラベルシステムを組める。クルマ移動も多いが、近所の散歩も多く・長くしたい!という人向き(走破性が高い)で、さらに公共交通機関用にコンパクトタイプもあると便利。
荷物カゴが小さめなこと(耐荷重3kgまで。他は5kgが多い)と折りたたみ後の自立が不安定ではあるものの、生後1ヶ月から4歳頃まで長く使えて、走破性も高めなのでリベルを相棒に必要とせず一台で卒業が叶えられる。
まだ完全にベビーカー卒業が叶えられていない上の子がいる状態でのベビーカー選びはすごく難しいもの。3歳未満をみながらだと縦型の二人乗りタイプを考えてもいいけれど生後7ヶ月経ってからでないと使いづらい。それまでは二人が共有できるタイプがあればいい。
「子どもは何人でも欲しい!」という人がいる一方で、理由あって一人と決めた人もいる。そんな理由がなくても子どもには最高の居室空間を用意してあげたくて、ベビーカー側に言い訳を考えたくない人に◎。私が数多く試してきた中でも三男がクレヨンしんちゃんばりのニヤリを見せた一台(当時はフォックス3)。フォックスかその他かは玄関サイズに収まる方で決めるといい。
以上
でもこれはあくまでも私の主観で選んだもの。
これから長く使うことになるパートナー選び。
いつか思い出を振り返る写真に一緒に写る相棒。
どうか素敵なヒトに出会えますように。