この記事は購入相談実績100件以上、100台以上のベビーカーを押し比べた管理人パパがお届けしています。
【レビュー】サイベックス メリオ カーボン JPの口コミ(メリット・デメリット)

2023年モデルの一番のポイントはリクライニング角度
2022年までのモデルと今年リニューアルの2023年モデル。
少しずつ変わっているところがあれど、一番のポイントはシートリクライニング角度が1段増えているところ。
メリオというとフラット近くに寝かせられて(月齢浅い乳児期)、直角近くまでシートを起こせる(1歳~幼児期)のが嬉しいベビーカーですが、その真ん中の角度がどうもゆるすぎて使いにくかった。
一度、直角の味をしめてしまうと、それよりも圧倒的にリラックスポジションでは前を思うように向けずつまんなく、しかし直角近いポジションは授乳や食後すぐのお腹がパンパンに張った状態ではお腹がつまって子どもは苦しかったはず。
そういった腹圧?を逃がすために大股を開いたり、腰をずらしてバンパーバーに足を乗せるといった行動を生んでいたかもしれません。
今回のリニューアルではその部分が改善される見通しです。

でも2022年モデルがいま安くなっていてお買い得です・・・



そう。1万円以上の差があるもんな。2022年モデルも良いベビーカー。見た目にほとんど差はないから、元々決めていた予算から無理をしたくない人は2022年モデルを選んでも大丈夫!



2023年アルミモデルの発表はこれからですが、海外では下記のとおり先行でプレビューされています。アルミとカーボンの基本機能が揃うことで、フレームの素材のみの違いとなり、差がぐっと縮まる??
→ 2023年からアルミモデルはカーボンモデルと統合みたい。
【3つあり!】2022年モデルからのアップグレード箇所
国内では日本の代理店の方針によりアルミモデルは販売されない様子です。
とはいえ今後、メリオ ストリート 2023の発売は見込まれるところです。




シートベルトの締め付けが簡単に(ミオスと同じ仕様)


真ん中位置(リラックスポジション)の使い勝手が向上。
表にまとめてみると、
2022 vs 2023年カーボンモデルの比較
2022年モデル メリオカーボン | 2023年モデル メリオカーボン | |
---|---|---|
重量 | 5.8kg | 5.9kg |
ベルト締め付け | 両手で調整 | 片手で一瞬 (ワンプルハーネス搭載) |
リクライニング | 3段階 | 4段階 (より新生児向きに) |
カラー | 全6色 コットンホワイト ムーンブラック モニュメントグレー シーシェルベージュ ハイビスカスレッド オーシャンブルー | 全6色 コットンホワイト ムーンブラック モニュメントグレー シーシェルベージュ ハイビスカスレッド オーシャンブルー |
新生児用インレイ | 付属 | 付属 |
ハーネス下のボタンをワンプッシュしてシートベルトの長さ調節ができる機能のことです。



兄弟がおり、頻繁にベルトの長さ調節が必要なら欲しい機能だね。第一子のみならそれほど重要な機能と思わない。
メリオ カーボン JPの基本スペック
発売時期 | 2023年2月15日 |
価格 | 73,700円 |
ブランド | サイベックス(ドイツ発 中国) |
タイプ | 両対面式(A形) |
対象年齢 | 生後1ヶ月〜3歳頃(15kg)まで |
サイズ 幅×奥行×高さ | 展開時:49×82-91×96.5-107cm 折畳時:49×54×69cm |
重量 | 5.9kg(付属品除く) |
荷物容量 | 耐荷重最大5kgまで(空間容積約38L) |
ハンドル高 | 96.5~107cm |
座面高 | 52cm |
リクライニング | 107°/123°/139°/166°(4段階) |
背もたれの長さ | 50cm |
レッグレスト | あり(2段階) |
バンパーバー | あり |
車輪サイズ | 前輪:16.5 cm 後輪:16.5 cm |
サスペンション | 後輪 |
カラー | コットンホワイトJP ムーンブラックJP モニュメントグレーJP シーシェルベージュJP オーシャンブルーJP |
付属 | - |
オプション | ストローラー専用カップホルダー ストローラー専用3Dメッシュバンブーシートライナー メリオシリーズ レインカバー メリオシリーズ カーシートアダプター プラチナムフットマフ |
トラベルシステム | 可 |
取得安全基準 | 欧州安全性規格EN1888 |
保証期間 | 2年間 |
公式HP | https://cybex-japan.com/products/melio-carbon-2023 |
サイベックス メリオ実際レビュー
- 軽さは重要。いくら走行性が良くても重ければ絶対嫌になるはずのワタシ
- 先輩ママにセカンドベビーカーを上手く使いこなしている人がいる。素敵な二台持ちを検討
- ベビーカーの都合(重さ/大きさ/機能不備)に振り回されたくない。バランス重視派
押しているだけで「あれ?いま何かオシャレなベビーカー通ったね?」と後ろ指をさされそう。
それでいて悪目立ちせず、落ち着いたベビーカーライフに◎




玄関での圧迫感も少ない


特徴は?


- 片手で簡単に展開が可能
- シート付け替えで対面・背面式を切り替え
- 大容量38リットルの荷物カゴ
- メッシュシート採用で夏場の通気性よし
- 直径16.5cmの大径シングルホイール
- 全輪ボールベアリング&後輪サスペンション
- トラベルシステム対応
- 本体横幅は改札も余裕の49cm
- 折りたたみはコンパクトな三つ折りタイプ
こんな人に向いている


- エレベーター利用が前提だけれども階段しかない場合は片手でも無理なく運べる軽さを求めたい
- ベビーカーは対面式も背面式も両方使う予定
- 石畳やガタガタ道でも赤ちゃんの頭部への衝撃を気にしたい
- 女性っぽいデザインの両対面式には抵抗がある。できればユニセックスなデザインがいい
- できるだけ機能的でありながらも軽いベビーカーを探している
- お出かけ帰りにちょっと買い出しも済ませたい



サイベックスのラインアップの中で一番軽いモデルがメリオ。国内メーカーのお株を奪う軽さへの挑戦。今や国内メーカー各社が追随するようになりました。
サイベックスの中での立ち位置
上記を基準に考えると同じCYBEXブランドの中では下記と比較することになります。
- PRIAM(プリアム) ・・・ 都会ではちょっと重すぎ・大きすぎかも(12kg)
- MIOS(ミオス) ・・・ ライバル候補(やや重い)
- COYA(コヤ) ・・・ コンパクトで軽量だが背面式オンリー
実際は、ミオスとの一騎打ちです。
ミオス | MELIO(メリオ) | |
---|---|---|
価格 | △ 9万円台 | ◯ 7万円台 |
重量 | ✕ 10.2kg | ◯ 5.9kg アルミフレームは6.2kg |
折り畳み | ✕ 対面時不可 | ◯ 対面時OK |
対象年齢 | ◯ 4歳頃(22kg迄) | △ 3歳頃(15kg迄) |
質感 | ◎ レザー調ハンドル等 | ◎カーボンモデル(レザー調ハンドル) ◎ストリートアルミモデル(レザー調ハンドル) ◯アルミモデル(ウレタン) |
付属品 | ◎ レインカバー | ✕ レインカバー無し |
ということで、「軽く持ちたいのだからメリオで決まり!」と簡単にいけば楽なのですが、そこはしっかりと最上位カテゴリーのベビーカーに相応しい質感と装備で差別化が図られています。



ただ、2023年モデル投入によりその差はずっと縮まったように感じます。
ミオスとメリオの選び分けの決め手
シンプルに結論を言うと、長い階段の上り下りが必須の環境ならメリオがオススメです。
ちょっとの段差ならミオスでもいいです。
重量の差は工夫でどうにもできないところ。
お金があって、プリアムやミオスを買えたとしても長い階段の上り下りではシンプルにメリオが安全だと感じます。



実際押し比べた感触はどうですか?



ミオスの方が重い分、直進性はメリオより安定しているね。メリオよりも1歳長く使えるようにフレームはより頑丈にできている。メリオの軽さは最大のメリットであるけれど、子どもの体重が増した2~3歳頃にミオスと反転してミオスより多少重さを感じるようになるよ。
実際に押し比べた感触としてはほぼ互角。メリオはミオスの後発ということもあり、日本で求められるファーストベビーカーの大事とはなにか?をブランドのアイデンティティよりも優先してデザインされたものになっています。
シート下カゴも大きいし、ミオスと違って対面状態でもそのまま折り畳めるしね。(これが意外に楽さの差になる)




しかし、2021年以降のカーボンモデルになるとこの仕上がり。改善された!


メリオのデメリット
ここまでメリットばかり話してきたように思う。
でも、本気で検討中なら「デメリットも知りたい!」はず。
私ならそう思う。
デメリットだが、100台以上ベビーカーを押し比べてきた私から見ても「乳児期は欠点の少ない」ベビーカーだとは思う。
ただし、走行性は上位モデルにやや劣る
走行性については価格上位モデルの重量感を武器にした「トロ~」っとした押し心地と比べると軽い印象。
走行性にとことんこだわるならライバルブランドの『バガブー ビー6』が上位に挙げられるが、それが良かったとしてもあちらは体重10kg。メリオの約2倍。。
持ち運びを考えるとこれは辛い、、



もちろん、長い階段の持ち運びさえなければビー6など重いベビーカーも私は好きですが。
これから生まれてくる、もしくは成長中の我が子がどんなタイプになっていくのかわからない。
メリオはそんな状況をバランスよく受け止めてくれる『オール4(80点・偏差値60ぐらい)のベビーカー』と言えます。



メリオはとてもシンプルです。それゆえ押し手のセンス次第でオシャレに見える・見えないが際立つベビーカーなのです。ラフに持ってもいいし、コンサバにキメてもいいですよ!
メリオの実機レビュー(検証動画)
サイベックス メリオ カーボンを実際に走らせてみた検証動画です。
複数の動画で構成された再生リストになっています。(再生が終了すると次の動画へ)
- リアルな外観の印象
- 片手での走行性
- 操舵性能
- レビューを終えた感想
※なおこの検証動画ではシートにお米10kg(1歳前後の体重に相当)を乗せて子どもが乗った状態のリアリティを追求しています
メリオで参考になるYouTube動画


メリオのライバルは?軽さで選ぶ両対面式ならこの二台
先に挙げたサイベックス ミオスがもちろんなんだけれど、ミオスとの重量差を考えると別カテゴリー扱いしてあげたほうが良さそうに感じました。
メリオの購入相談でだいたい多いのが「ベビーカーの重さを牽制して(軽さを求めて)」です。
そこでサイベックス メリオの特徴である、
- 高級感
- 約6kgと持てなくはない軽さ
- 両対面式
を切り出して、比較検討するに値するライバルをまとめました。
ヌナ IXXA イクサ
メリオとほぼ同じく軽量6.0kgで横幅ゆったり設計。ハンドル角度調整はできないが高身長ならOK。
- 縦にも横にも長い欧米体型には◎
- メリオ以上にハイシート(55cm)
イクサの方が価格もハンドル高も座面高もメリオより「ハイ」である。それが嬉しい人には嬉しい。


アップリカ ラクーナ ビッテ クッション
アカチャンホンポ限定のこのビッテだけ「ハンドル高さ可変」という設定なので候補に。
- 折り畳み・展開の速さはメリオ以上
- ダブルタイヤ
走行性ならメリオ有利。階段と通路移動の連続で折りたたみを優先するならラクーナ
ピジョン ランフィリノン7
アカチャンホンポ限定モデルの『リノン』ならメリオと同じくハンドル高さ調整が可能。
- 高機能素材・シートクッション性*
*2022年カーボンモデルでクッション性は追いついた
- 折り畳んでも大きい
義理の両親たちも運転する。簡単な操作、わかりやすい操作性で選ぶならランフィ
ということで、意外にも軽さ&両対面式で競合を探すとライバルにバガブーやベビーゼン、ストッケといった海外のオシャレブランドが出てきません。
海外ブランドの中からお洒落で且つ機能性も妥協せずに軽さ基準でこだわるとライバルが見当たらないのが現状です。
階段や坂道が多いエリアならこれまでどおり国内メーカーの両対面式にも強みはあります。
結論:メリオはなんでも最高!とはいかないが、軽さを追求する海外ブランド志向の人が選ぶならほぼメリオ一択になる
【アクセサリー】メリオに似合うベビーカーフック
他にもベビーカーフックやシューズ&ブランケットクリップを装着して、人気の(ゆえに周りとかぶる)メリオを自分流にカスタマイズして楽しむことができます。


車でのお出かけが楽!トラベルシステム
ベビーシートに乗せた赤ちゃん(目安:1歳半まで)を起こさずに、車 ⇄ ベビーカー ⇄ 室内へと移動ができる便利な機能がトラベルシステム。
メリオはこのトラベルシステムに対応しています。
- カーシートアダプター(メリオ専用)
- ベビーシート(エイトン M/エイトン S2/クラウド Zに対応)
- ISOFIXベース(ベビーシートを車でワンタッチ脱着するため)
【注意】
お使いの車がISOFIXに対応しているかを購入前に確認しておきましょう。
Google検索などで「isofix 対応車種 トヨタ(←ここは自動車メーカー名)」で検索すると出てきます。



追加で必要な費用は総額8万円弱です。メリオでトラベルシステムを組むとベビーカー本体含めて総額15万円程度になります。



楽天で買う場合は、ポイント還元が得られる順番を工夫するといい。例:本体購入→ポイント付与→ポイントを使ってベビーシート購入→ポイントを使ってさらにカーシートアダプター購入の順で細かくね。
【読者投稿】メリオ購入の理由と実際
レビュワー:Mさん




購入されたモデル名:
メリオ カーボン 2022
このベビーカーを購入した理由:
元々気になっていた物で管理人パパ様のおすすめであり、外出の際には利用者も多かったのでこの街には合っているのだろうと思ったので。
このベビーカーの良かった点:
荷物が多く入る。操舵性が良い。シンプルなデザイン。軽さ。
このベビーカーで改善を期待する点:
背もたれを倒さなくても畳められれば良いのになぁと思います。
このベビーカーと迷った他の候補:
バガブーバタフライ


レビュワー:ちんまりさん


購入されたモデル名:
サイベックス メリオカーボン
このベビーカーを購入した理由:
荷物入れの容量、デザイン製の良さ
このベビーカーの良かった点:
荷物入れの容量、デザイン製の良さ、機動性
このベビーカーで改善を期待する点:
折り畳み時の工程を減らす。シートのクッション製の向上
このベビーカーと迷った他の候補:
コンビ スゴカルa4キャスエッグショック
自由コメント:
メリオカーボンにした決めてはデザイン性と対面時の走行性能良さです。
コンビの方は片側が2輪だったので、本当に対面時の走行性が悪いのが気になりました。
最初にメリオがいいなと思ったのがデザインが良かったという点なので、畳みやすさ、持ちやすさはコンビが圧倒的に良いなと思ったのですが、どうしてもデザイン面と走行性の悪さが気になってしまい管理人パパ様のアドバイスを参考にメリオに決定しました!
実際使ってみていますが、やはり駅などは狭い所が多いので小回りが効くメリオで良かったなと思っています!



芸能人の使用率も高いよ♪