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見た目に反して圧倒的に軽いカーボンフレーム。
甘くないテイストの対面式を探していた人に◎
このところサイベックスから新モデルのリリースが続いています。
2020年に初頭にリニューアルされたばかりの『EEZY S2(エスツー)』、そして今月は廃盤になった『EEZY S Twist』に代わる、しかし上位機種の『MIOS(ミオス)』を凌駕する洗練された印象と機能を持つこの『MELIO(メリオ)』です。
書いていて、何がなにかわからなくなります。。
国内をはじめ、インバウンドでも人気が高まりつつあるサイベックス社から発売されているベビーカーの中で、新生児から対面式で利用可能なラインナップには様々ありますが、おそらくわけがわからなくなっている人もいると思うので、私からはシンプルに決め手だけお話します。
特徴は?
- 片手で簡単に展開が可能
- シート付け替えで対面・背面式を切り替え
- メッシュシート採用
- 直径16cmの大径シングルホイール
- 全輪ボールベアリング&サスペンション搭載
- トラベルシステム対応
- 本体横幅は改札も余裕の50cm
- 折りたたみはコンパクトな三つ折りタイプ
こんな人に向いていると思う
- ベビーカーは対面式も背面式も両方使いたい
- 段差につまづきたくない・ストレスは嫌・スイスイ走行したい
- 利用エリアに石畳がある
- 女性っぽいデザインの両対面式には抵抗がある(パパ)。押している自分をイメージできない
- 腕力には自信があるけども、妻も押すことだしできるだけ機能的でありながらも軽いベビーカーがいい
- 車の利用も予定しており、できればコンパクトになるものが良い

最近、イージーS ツイスト2が発売予告され、サイベックスの両対面式ラインナップが正式に4種類(PRIAM/MIOS/MELIO/Eezy S Twist2)になりました。このメリオはイージーS Twist2よりも段差に強く軽いながら、荷物かごも大容量な点が特長ですが、一番の魅力は段差超えに強い、石畳に強い(MIOSに次いで)点でしょう。
ここがポイント
上記を基準に考えると同じCYBEXブランドの中では下記と比較することになります。
- PRIAM(プリアム) ・・・ 都会では重すぎ・大きすぎ(12kg)
- MIOS(ミオス) ・・・ ライバル候補
- EEZY S Twist2 ・・・ 走行性でMIOS > MELIO > 本機
実際は、MIOSとの一騎打ちです。
MIOS(ミオス) | MELIO(メリオ) | |
---|---|---|
価格 | △ 9万円台 | ◯ 6万円台 |
重量 | ✕ 9.8kg | ◯ 5.8kg アルミフレームは6.1kg |
折り畳み | ✕ 対面時不可 | ◯ 対面時OK |
対象年齢 | ◯ 4歳頃(22kg迄) | △ 3歳頃(15kg迄) |
質感 | ◎ レザーハンドル等 | △ ハンドルはウレタン |
付属品 | ◎ レインカバー等 | ✕ レインカバー無し |
ということで、「最新モデルなんだからMELIO(メリオ)で決まり!」と簡単な決断で良ければ楽なのですが、そこはしっかりと最上位カテゴリーのベビーカーに相応しい質感と装備で差別化が図られています。
結局、決め手は?
シンプルに結論を言うと、
MELIOの質感にどうしても許せない部分が無い限りはMELIO(メリオ)が便利。
実際、MIOSが長く乗れるとはいえ、4歳までベビーカーに乗っていたらそれはもうなんというか、、アウトに近い感じだと思います。
実際に押し比べた感触としてはほぼ互角。メリオは1年以上も後発(最新)ということもあって全体的にバランスがより良く進化している印象を受けています。
シート下カゴも大きいし、MIOSと違って対面状態でもそのまま折り畳めますし。
ハンドルの質感(ミオスはレザー調、メリオはウレタン)を指摘されるレビューもたまに見かけますが、2つを並べても高級感に大きな差を感じるほどではありません。意外にもシート幅のゆとりはMELIOの方があります。
最近はハンドルを気にされている人向けに、こんなメルカリ商品もあるみたいです。
サイベックス MELIO(メリオ)
価格 | 63,000円 + 税 |
対象 | 1ヶ月~3歳頃(15kgまで) |
重量 | 5.8kg |
横幅 | 50cm |
ハンドル高 | 96.5cm~107cm |
公式サイト | https://cybex-online.com/ja-jp/strollers/meliocarbon-jp |
カーボンフレームモデル
アルミフレームモデル
カーボンとアルミフレームモデルの違いは?
カーボンフレーム | アルミフレーム | |
---|---|---|
価格 | ¥69,300(税込) | ¥61,600(税込) |
重量 | 5.8kg | 6.2kg |
カラー | ディープブラック ソーホーグレー | ディープブラック ソーホーグレー ネイビーブルー マグノリアピンク クラシックベージュ |
大きな違いは価格。
アルミフレームの方が8,000円ほど安くなっています。
その分、重量が400g増えていますが大した違いではないでしょう。
むしろカーボンフレームは、「サイズ感の割に(MIOSと比較して)軽すぎて不安に感じる…」というレビューも多く見られるほど軽さを感じます。
アルミフレームがカーボンに負けているということではなく、あえてこちらを選ぶという選択肢も十分に納得できるものです。
さらにカラーバリエーションもアルミフレームの方がシートカラーが3色ほど展開が豊富になっており、落ち着いた色味とアルミのコンビネーションがクラシックな印象を引き立てています。

個人的には違いがはっきりわかりやすいネイビーブルーが好み
販売代理店のレビュー
こちらの代理店さんによるレビュー内容もわかりやすくておすすめです。
ライバル候補は?
サイベックスのMIOSはもちろんそうなんだけれども、この重量の差は別カテゴリー扱いしてあげたほうが良さそうです。
すると、サイベックス メリオの特徴である、
- 高級感
- 6kg前後と持てなくはない軽量
- 両対面式
を切り出して、比較検討するに値するライバルは以下のとおりとなります。
ラクーナ ビッテ クッション アカチャンホンポ限定モデル

アカチャンホンポ限定のビッテだけ「ハンドル高さ可変」という設定になっています。
2020年モデル(RB0)はフレームの強度が上がって更に押しやすく。
ハンドルの高さ調整が効かないのがネックですが、可愛さを求める人には◎。
Joie スマバギ4WD シグネチャー
重量はほぼ同じ。国内ブランドのような過剰なサポート能力はないものの、機能と価格の揃ったハイコスパ商品でありながら高級感も漂う。
doona インファントカーシート
ベビーシートとベビーカーが一体型になっているモデル。都心居住者で車移動も少なくないならば、サイベックスよりも第一オプションになる可能性もある。
ただし、1歳半ぐらいまでと利用期間は限定されます。
価格帯としては、メリオのライバルになりますが、悪路走行ではそれでもまだメリオに分があります。
一つ、この両者の見極めポイントとしては、「タイヤの大きさ」があります。
ミオスやメリオではタイヤ径が大きくなる分、段差も乗り越えやすいです。
一方、ツイスト2の場合は、タイヤ径も小さく、全体的にシート高もハンドル高も低めに設定されていて、都会の舗装された道路での取り回しに特化したイメージです。
ということで、意外にもライバルにbugabooもSTOKKEもBABYZEN他海外のオシャレブランドが出てこないわけです。
まとめ
走行性・ハンドルの重厚感すべてをもとめる人は、少し重くてもMIOSを
MIOSとTwistの間でバランスを考え、下カゴの容量の優位を重視するならメリオを
都会での利用が前提で、取り回しの楽と折りたたみ後のコンパクト性能を優先して考えるならTwist2が
あなたにピッタリな候補になるでしょうね。
じっくり検討してみてください。