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管理人パパ

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ベビーカージャーナリスト

プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など

RISU

見習い

初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂

とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り

ベビーカーのおすすめ

18台で検証。ボーダーラインは●cmだった!ベビーカーが段差につまづくの「なぜ?」と「乗り越える方法のアイデア」

さてこれは何センチでしょう?答えは↓↓↓この記事の目次本記事のリンクには広告がふくまれています。えっ、メーカーの謳い文句はなんだったのよ!段差乗り越え性能の「嘘は言ってない」のホントのはなし自分にあったベビーカーで過ごす赤ちゃんとのベビーカーライフは楽しいものです。しかし!もしベビーカーをはじめて押すママやパパが、その正しい使い方やベビーカーごとの特性をきちんと把握していなければ、こんな怖い思いを先輩はしてきました。以下はベビーカー選びの相談室で良く聞く声の内容と私の実体験からです。踏切で線路のレールのミゾにタイヤがハマって(迫りくるカーン・カーン・カーン!・・・)怖い思いをしたイケる!と思った段差に突入してみたがつんのめって危うく前に転倒!(ベルトしていて良かった・・・ホッ)「なんで!なんでヨ!!」「衝撃吸収性能バッチリってカタログに書いてあったじゃないの!(●`ε´●)その気持ち、痛いほど分かります。ですが、正直に言います。それ単なる勘違いです。ベビーカー初心者は主に以下

の2点を勘違いしているのです。サスペンションへの誤解ベビーカーのサスペンションは段差から折りた際や、路面の凸凹に対しての衝撃を吸収する効果があるとだけ謳われている=>段差を乗り越えやすいとは書かれていない。つまり、サスペンションは「段差を乗り越えるための機能」ではありません。大きなタイヤへの誤解大きなタイヤ(大径タイヤ)は小さなタイヤに比べてころがり摩擦が少なく、押し心地はより軽いと聞きます。タイヤが大きければ段差も楽々だよね=>タイヤの大きさは横方向への推進力がより大きいに過ぎない。段差を乗り越えるためには突入した力をどのように段差(壁側)が受け止め(傾斜が付いている・いない=切り立っている)反動する力に負けず車輪を前に突き進ませる水平力がフレーム構造により保たれるかが影響してきます。応用力学の複雑な計算が必要です。つまり、タイヤが大きいだけでは十分条件にはなりません。「タイヤが大きくなって段差を乗り越えやすい!」の謳い文句を「(前のモデルよりも)乗り越えやすい!」に読み替えましょう。ひと言で表すと、メーカーは段差乗り越えを声高には謳っていない。そして、日本で販売されているベビーカーの9割はイケる!と思われた段差を越えられないここからは私の実体験と検証結果から語ります。数ヶ月前(2021年11月)から国内で人気の高いベビーカーを取り寄せ走行テストを重ねてきました。通常アスファルトと凹凸の激しい粗いアスファルトで車輪の静音性や路面抵抗をカーブ走行やS字クランク走行で操舵性を芝生やあぜ道の走行でサスペンション性能を測る中で、段差乗り越えもテストしてきました。結果は・・・「ベビーカーの人気モデルでさえ、段差でつまづくことが多かった」です。残念ですよね。走行性が良いものを選んでいたはずでした。「こっ、、これはどういうことか・・・」私はテスト結果から巷のベビーカーを押すママ・パパの段差ストレスを心配せずにはいられませんでした。で、ここで気になったはずです。「私がいったいどの段差(高さ)でつまづくと言っているのか?」を。つまづく目安は一寸法師何台ものベビーカーを段差に突入させながら見えてきたものがあります。浅い段差と深い段差のそれぞれに挑ませながら、どこが「深い=越えるのが難しい」段差のボーダーラインなのかを。それがわかれば、「無駄に挑まずに済む」=「イケる!と勘違いせずに穏やかに越えようとする」=「つまづき(衝撃で怪我)を予防できる」ですよね。発表します。そのラインは「約3cm」でした。ただ、「この3cmってどのくらい?」が分かりづらいですよね。いますぐ定規で測ってみたくなったと思います。でも街歩く中で、常に定規を持参しているわけではないですよね?ここで私から重要アドバイスです。それが、「身体尺(しんたいしゃく)を使って判断する」です。身体尺とは「身体の部分などの長さを基準にした寸法体系」のことです。 あわせて読みたい 身体尺の今|チルチンびと木の家広場 特集|『平屋に住む』「身体尺の今」食器・道具から建築材料まで人の身体を基にした寸法体系と心地よい住まいとの相関関係を解き明かす。 なんだか難しく聞こえましたか?でも、日本人ならどこかで「一寸(いっすん)」とか「一尺(いっしゃく)」とか「一間(いっけん)」という言葉を聞いたことがあるはずです。そう。一寸法師の一寸ですよね。これらは、下記の体の部位を元に長さが想定されていました。■一寸→親指の幅・人差し指を鍵状に曲げた関節の長さ→約3cm■一尺→手首から肘まで→約30cm■一間→両腕を広げた長さ→約180cm住宅建築に詳しくなりたい人は全部覚えたらいいのですが、ここでベビーカーの段差乗り越えに必要な知識は「一寸=親指の幅(約3cm)」だけで十分です。私が様々なベビーカーで走行テストを重ねた結果、この一寸が「越えられない目安」と気づきました。この段差はアウト!この段差はセーフ!手入れされていない無骨な親指じゃなくて!親指の幅=約3cmを目安にしてこれから街中でベビーカーを操作する人は、この親指の幅を思い出して「乗り越えられる・られない」の判断の目安にしてみてください。RISU隊長!!これからは、警察の取締を知らせる「車のパッシング」のように、さっき段差を超えてきたばかりのベビーカーを押すママ・パパが、これから段差を乗り越える人とのすれ違いざまに「サムアップ」する文化を流行らせましょうよ!管理人パパそんな(勇気ある)奴おるかよ(笑)どこが無理の基準かがわかるとなんだか逆に安心できますね。※90%が乗り越えられないと書きましたが、残り10%の「一寸を乗り越えられるベビーカー」が気になったアナタにそっと教えま

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