この記事の目次
サイベックスのミオスとメリオのちょうど間くらい
そんなベビーカーがあった!?
ドイツ発で現在はイタリアブランドとなった『RECARO Kids(レカロキッズ)』。
2018年からはRECAROブランドでのチャイルドシートやベビーカーの製品販売はイタリアの『Artsana Group』が引き継いでおり、国内ではその100%出資会社『アルツァーナジャパン株式会社』が販売を担っている。
国内でのベビーカー販売実績はまずは『イージーライフ』シリーズが有名。
コンパクトになる使い勝手の良い背面式ベビーカーで、初代『イージーライフ(B型)2015年発売』から、昨年リニューアル発売された『イージーライフ エリート2(A型)2021年発売(トラベルシステム対応のおすすめ5選)』と進化の歩みを止めずにいる。
※ただしハンドル位置は105cmと高めなので高身長カップルにおすすめ
そんな気になる質実剛健ドイツ気質と、イタリア伊達男的なエッセンスをフュージョンしたブランドから、今度は新生児から利用可能な両対面式ベビーカーが発売されるとあって、ワクワクが止まらない。
そのモデル名は、
■ レカロ サデナ/SADENA 2021年モデル
国内では2021年9月15日より発売開始されています。
Recaro
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すぐれた特徴(メリット)
サイベックスの両対面式ベビーカー*と比べると後発のため、同等かさらにはそれを上回る機能が見られます。
サイベックスとはドイツ発のデザインチームを残しながら中国資本の入った、日本でも都会方面で人気の高い、走行性の良いベビーカーを作るブランドです。
*MIOS(ミオス)/MELIO(メリオ)
- 全輪サスペンション搭載(MIOSと同等。MELIOは後輪のみ搭載)
- 両対面式ハイシート(53cmはMIOS、MELIOと同等)
- ハンドルの高さ調整が三段階で可能(MIOS、MELIOと同等)
- レッグレストを搭載・3段階で調節可能(MIOSと同等。MELIOには無し)
- レインカバーが付属(MIOSと同等。MELIOには付属無し)
- 三つ折りでコンパクトに折り畳める(公表値はホンマでっか!の35cmで両対面式ベビーカーの三つ折りにしては薄め。MIOS、MELIOと同等かそれ以上)
- トラベルシステム対応(Salia Eliteベビーキャリアと専用トラベルシステム アダプタセットが必要。MIOSとMELIO同等)
- 4歳まで長く乗れる(MIOSと同等。MELIOは3歳)
- ヘッドクッションと肩ベルトをワンタッチで3段階で高さ調節可能(独自)
- ドイツの権威あるデザイン賞「reddot 2020」を受賞(独自)
- ベルトのバックル部はマグネット式で着脱が簡単(独自)
ここまでを見ると、
「すごいぞ!」
「すごいぞ!」
の連続なのですが、欠点(デメリット)についても見ていきましょう。
懸念点(デメリット)
製品概要には良いところしか書かれていないので、他社製ベビーカーとよく比較することで欠点がないか調べてみました。
- メシュシートではない(MIOSやMELIOは対応 → 夏は安心!)
- 本体重量は11kgでエアバギー並に重い(MIOS 9.8kg、MELIO 5.8kg → 軽い!)
- デザインが無骨(ある意味ドイツっぽい。カラーも一色展開のみ)
あとハンドル位置が少し高めな印象を受けました。
これは背面式ベビーカー『イージーライフ エリート2』と似ていますね。
背の高い欧米人体型の人によく似合う(にしか似合わない)でしょう。
このあたりは近日中に試し押せる機会を持てそうなので後日レポートします。
実機で検証してきました!レビュー動画
こんな人におすすめ
- 夫婦共に背が高い
- パートナーは外国人。大きめの成長が予想されている
- なるべく周りとかぶらないベビーカーを選びたい
- 最寄りの駅やよく出かける場所にはたいていエレベーターがある
- 戸建て住まいかエレベーターのあるタワマン・集合住宅に住んでいる
一言で表すと「サイベックスの両対面式ベビーカーとはちょっとズラして、センスの良いベビーカーが欲しい」人向け。そんな感じだね。
ライバル候補について
ライバル候補は上記に挙げたとおり、この見た目からCYBEXブランドの下記2モデルを想定していました。
■ サイベックス ミオス(レビュー記事)
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■ サイベックス メリオ(3タイプあります。レビュー記事)
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特にメリオとは見た目もそっくりで傍目には区別がつかないのではないでしょうか。
ベビーカーに詳しい人なら、「えっなんでメリオなのにフットレストが付いているの?」に衝撃を覚えます。いや、そんなマニアいないか・・・
たしか、メリオって隊長の中では勝手に殿堂入りしてましたよね?
投稿が見つかりません。
しかし、私はミオスでもメリオでも見られなかった「11kg」という本体重量がどうしても気になってしまっていました。
「これは一体、どういう表現をすれば・・・」
それで、分かったんです。
このサデナは、メリオに外見こそ似ているものの、サイベックスの両対面式ベビーカーをあえて外したい人のゾーンにこそ本当に比較すべきライバルがいるのではないか!?ということを。
とすると、下記の3台を挙げたいと思います。
■ シルバークロス スピリット
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おしゃれ。ハンドル高さもサデナに近くて高め。シートクッションは薄そうな印象。
■ マウンテンバギーコスモポリタン
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トラベルシステムには対応していないが無骨な超合金感が素敵。折りたたみ後のハンドルが地面に接触するのが、今の時代はどうか?といったところ。
■ フィルアンドテッズ モッド
走破性の高そうなハイシート系ベビーカー。バンパーバーの取り付け位置が個性的
以上。
このように両対面式ベビーカーは「10kg以内」という条件を外してやると海外ブランドのものにたくさんの候補を見つけられる。しかし、実用的な重さはエアバギーやこのサデナ程度の10kg、11kgまででしょう。
それ以上になると、お付のもの(旦那が力持ちならそれでも構わない)が必要でリスね!
どこで買えるの?
販売パートナーとなっているベビーザらスのフラッグシップストア(宇都宮店、名西店、宝塚店、熊本店)にてサデナの展示品を確認できるようです。
一方、ネット通販については公式サイトにオンラインストア機能はなく、Amazonや楽天市場を利用することになります。
文末の『賢い買い方』を参考にしてみてください。
決め手はコレ!(管理人VOICE)
このベビーカーを「気に入ってしまう」人は、おそらく相当変態かRECAROブランド信者かもしれない。
なかなかこのチョイスは、赤ちゃん雑誌を読んでいるだけでは見つけられないはずだから。
RECAROというブランドの、僕の勝手な印象は日本人にちっとも歩み寄らない孤高な性格。
サイズ感だって、ちょっと大きめのアジア人がようやくフィットする印象です。
「カッコいいから」と手を出すと火傷する。
そんな火中の栗を拾う覚悟のある人にだけおすすめしたい。
あとメッシュシートには対応していないけれど、この冬から新生児を迎える夫婦には背中がスースーしなくて逆にいいかもね。
■ レカロ サデナ / RECARO SADENA(2021年9月15日発売)
Recaro
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■ トラベルシステムを構築するには下記が必要
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