この記事は購入相談実績100件以上、100台以上のベビーカーを押し比べた管理人パパがお届けしています。
【レビュー】バガブー ドラゴンフライの口コミ(メリット・デメリット)

※このモデルは一般人向けではないと感じます。玄関の大きさを気にせず、最高の性能の一台を子どもに選んであげたいと考えている人だけが読むでいいです。価格も13万円前後か?
バガブー ビー6がリモデル!
散歩の最高を目指しながら、電車改札をスルーするコンパクトさを実現
バガブーから新モデルの登場が発表されています。
その名は『Dragonfly(ドラゴンフライ)』。
ドラゴンフライとは日本語で「トンボ」の意味です。
ティザーサイト(予告サイト)で明らかにされた公式画像と、Instagram界隈で散々に漏れ出ている情報から、このベビーカーの登場の背景と価値を考察していきます。
- https://korea.postsen.com/technology/155244/Bugaboo-launches-%E2%80%98Dragon-Fly%E2%80%99-a-baby-car-with-patented-folding-technology.html
- https://korea.postsen.com/technology/155554/Bugaboo-launches-folding-stroller-%E2%80%98Bugaboo-Dragon-Fly%E2%80%99.html
ドラゴンフライに関する漏れ出ている情報まとめ
- 5月16日から予約受付開始(海外)
- コンパクトなサイズながらデラックスで全機能を備えた革新的で多用途なベビーカー
- 背中を曲げることなく立ったまま片手で折りたたみできる「スタンドアップフォールディング」機構を採用
- シートやベビーベッドを取り付けたままでスリムに畳める
- 全輪サスペンション
- フラットホイールデザイン
- 荷物かごの耐荷重は最大10kg
- ハンドルグリップは100%ベジタリアンレザー製
- 本体シャーシもバイオプラスチック製でエコフレンドリー

まっ!



ベビーカーにあまり詳しくない人からは「はっ!?」だろうね。
個々の機能の素晴らしさは、バガブーらしく「はいはい凄いですよ~」以外の何でもないけれど、今回一番驚かされたのが海外の公式サイトで明らかにされたこれ👇


翻訳すると、「もうBee6は販売しませんよ。これからはバタフライに注目ね!」ということらしい。



ここを今回のドラゴンフライが埋めてくれようということだね。
では、わざわざビーを廃盤にすることの「バガブー側にとってのメリットって何?」にどうしても注目してしまう。
それは例えばこんな理由からではないか?
デザインに統一感を持たせたかった。
日本や東アジア、そしてヨーロッパ各方面でも昨年(2022年)に発売されたコンパクトB型ベビーカー『バタフライ』への評価が高いみたい。
で、そのデザインに合わせるかのように最高級モデルの『フォックス5』が今年リニューアル。
ラインナップの中ではバタフライとフォックスの真ん中に位置する『ビー』がちょっと彼らにとっては時代遅れのデザインに映ったというか、ブランドとしての統一感をもたせたかったのかも知れない。
実は初代Bugaboo Beeの登場は2007年に遡る。
当時、俺たちオランダブランド基準で超絶コンパクトなベビーカーを作りました!」という触れ込みも、東アジアの住民にとっては「それでも大きめだわ。。」というのは否めなかった。
いや、個人的にはサイズ感はとても良いと思っているし夫婦で子育てするならちょうどいい感じ。
ただ、重さはワンオペにならざるを得ない細腕ママにはちょっと工夫が求められるレベルだった。
そこで考え直して、彼らなりの「さらに超絶軽くて、コンパクトなベビーカーを造ってみたぜ~い♪」がBugaboo Butterflyだったのだろう。
これがアジア方面ならずヨーロッパでもヒット!
確信を得たチームは、というかもともとその予定だったのだと思うけれど、バタフライのデザインマナーでラインナップを再構築しようと考えていたのではないかな。
その時、ビーのデザインだけが今の彼らの思想ではちょっと浮いたものになっていたのだろうね。
ビーは「かなり良い走行性と、まずまずの荷物かご、重量級の重さと工夫が必要な折りたたみ機構」。
3歩進んで2歩下がる。良いところがある一方で、軽さ最優先で考える人には受け入れられないデメリットもあった。
そこをもうバタフライに任せたのだとしたら(超絶コンパクトはお前に任せたで!)、我々の提案として中間モデルにあたるビー6の進化系はどんな形であるべきか?
その答えが「ドラゴンフライ」に見つけられるのだと思う。



実は私、もう触ってきているのだけどね。
その驚くべき特長のその他数々は公式サイトの発表を待ってからとしたい。
ドラゴンフライは革新的なベビーカーだ。ただし、「ビーの方が似合うユーザーもいる」と感じた。
ビーがドラゴンフライを上回る性能かと言われれば、それは人による。
ビーがお値打ち価格になるのなら、それを狙うのも手。私はビーが好きだし、フォルクスワーゲンの「ビートル」にも似た独特の可愛さを評価しているのだ。^^
ドラゴンフライの基本スペック
ふーん(近日公開)
ドラゴンフライのデメリット
いやーん!(近日公開)
ドラゴンフライの価値を一言で表すと
うひょ!(近日公開)
ドラゴンフライにおすすめの追加アイテム
へー(近日公開)
ドラゴンフライの兄弟モデル








ドラゴンフライの一般発売日は6月7日。
市場はどのような評価を下すだろうか?
個人的にもとても楽しみだ。
試して来た。ひとこと「とても良いベビーカー」だった。
安全性・走行性を兼ね備えた大型両対面式ベビーカーとしては今年の一番(カー・オブ・ザ・イヤー)になるはず。
ドラゴンフライの基本スペック


発売時期 | 2023年6月7日 |
価格 | 116,600円(通常シートモデル) 156,200円(キャリーコット付属) |
ブランド | バガブー(オランダ) |
タイプ | 両対面式(A型) |
対象年齢 | 生後6か月*推奨から約4歳まで使用可能 (最大 22 kg) *別売キャリーコット(36,300円)装着で新生児から *確認したところ通常シートでも生後1ヶ月から可能 つまり、 通常シート:推奨6ヶ月から/実用1ヶ月から約4歳まで キャリーコット:新生児から6ヶ月まで |
サイズ 幅×奥行×高さ | 展開時:52×106×104cm 折畳時:52×36×90cm |
重量 | 9.9kg |
荷物容量 | 耐荷重 最大10kgまで (バックポケット収納容量 2.5 kg) |
ハンドル高 | 98~105cm |
座面高 | 50cm |
リクライニング | 117.2°~167.2°(3段階) |
背もたれの長さ | 58cm |
レッグレスト | あり(水平/下方の2段階に加えて完全収納モードも) |
バンパーバー | あり |
車輪サイズ | 前輪:18cm 後輪:22cm |
サスペンション | 全輪 |
カラー | スカイラインブルー ミッドナイトブラック グレーメランジ ミスティホワイト モーニングピンク サンライズレッド(三越伊勢丹グループ/三越伊勢丹オンラインストア、バガブー直営EC店舗限定) アイランドコーラル(blossom39、バガブー直営EC店舗限定) |
付属 | パラソル専用クリップ |
オプション | レインカバー キャリーコット、ベビーコクーン コンフォートホイールボード、フットマフ、シートライナーなど チェンジングバッグ、チェンジングバックパック、オーガナイザー、チェンジングクラッチなど ブリージーサンキャノピー、パラソルなど |
トラベルシステム | 可 |
取得安全基準 | 欧州安全性規格EN1888-2適合 |
保証期間 | 2年間 |
公式HP | https://www.bugaboo.com/jp-ja/%E3%83%90%E3%82%AC%E3%83%96%E3%83%BC-%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4-%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%81%AE-%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC/ |
製品レビュー&公式動画(海外/英語)
ドラゴンフライの特長を実機検証
開梱して組み立て。
車輪とキャノピーを取り付けるだけなので30分程度で完成。


ドラゴンフライ専用のブリージーサンキャノピーも付けてみた。
通気孔が増えて、夏場の快適にヨシ。


カフェに連れて出かけた。
折り畳んだサイズは座席1つ分以下と意外にコンパクト。


27.5cmの革靴ほどの長さしかない。


展開するとこのとおり。
シートをMAX起こした状態では食事や前の景色を眺めるのに最適。


リクライニングの真ん中ポジションも使い勝手が良さそう。
授乳後は吐き戻し防止にこのぐらいの角度が落ち着く。


リクライニングを最大にした状態はこちら。
公式サイトでは生後6ヶ月以上からおすすめと書かれている。
しかし、問い合わせてみると生後1ヶ月から大丈夫とのこと。
キャリーコットを売るための口上に過ぎない。


前から捉えた様子。
大きそうに見えるのに(横幅は改札を通る)52cmと意外にスリム。


バガブーらしい質感の高さが感じられるハンドル。
レザーの切りっぱなしの処理が長く使える耐久性と使い勝手(ドリンクホルダーの位置決め)の良さが兼ね備えられている証になっている。


ドラゴンフライの折りたたみ操作は手元のハンドルで行う。
「dragonfly」の刺繍が入っている部分はリストストラップになっており、坂道や構内のヒヤリ・ハッとを防止。


今回はドラゴンフライ専用のブリージーサンキャノピー(幌)を選択した。
天井のジッパーフラップを開けると・・・


大きな通気ホールが出現。


子どもの顔がメッシュ越しにではなくそのまま見える。
子どもにとっても、親にとっても安心できる。


幌の背面上部に別のメッシュ通気孔が一つ。


サイドには左右2つずつ。
合計5箇所の通気孔と先程の通気穴?の全6箇所から籠もった熱を排熱。


次はシート部分をチェック。
バックレストの長さは58cmと超ロングで3歳が寝ても後頭部をサポートできる長さ。


背面(親の視点から見下ろした)から状態。


座面幅もゆったりでハーネスの立ち上がり位置と座面奥行きの関係もいい。


腰回り(ランバー)に手を抜かないメーカーは信頼できる。
他のブランドと見比べるといい。
「長時間乗車の快適」や「姿勢良く」のポイント。


フットレスト(レッグレスト)は乳児期に優しい造り。
厚みがあり、フットステップ(足置き場)を兼ねている。
内側に折り畳めるので幼児期後半(3・4歳頃)にも邪魔にならない。


厚みも十分。
荷重でよれたり、たわんだりしない。


足元の荷物かご前部。
大開口で荷物の出し入れがしやすい。
耐荷重10kgと業界No.1クラスなので、小型のペットならマットを敷けば乗るのでは?


背面から見たところ。
荷物かごの後部にオーガナイザーを取り付けられる。
なぜ必要??


両サイドにジッパーが付いており、それを開くと・・・


ガバっと開いて、スーパーの買物の品々だってONできる。
土物系とデリケートなアイテムをこうやって分けられるのは便利。


バックパック(ユニクロ)だってこのとおり入ります。
このリュックはA4サイズのノートPC(14インチ程度)が入るのでベビーカーと一緒のテレワークでも肩に背負わず安全に持ち運びが可能。


お次は足回り。
前輪は段差への対応力の高いプル型の車軸配置。
下方向に圧を加えると「カックン」とサスペンションがよく効いているのが分かる。


後輪は前輪よりも更に大径タイヤ。
今回のドラゴンフライから車輪中央部の突起(リム)がなくなった。
砂場でも足を取られない仕様に。


後輪をつなぐフレームには小さな穴が見える。
これはバギーボード取り付けのためのもの。
ベビーカーを卒業し、第二子ができたらボードに乗ってもらって二人乗りにできる。


フットブレーキは左側に配置されている。
当然リンクブレーキ(左右車輪に作用)でワンタッチ。
踏んでブレーキ(ロック)、もう一度踏んでロック解除の仕組み。





地味に靴(甲)が汚れなくていいんです。
あまり注目されることのない、サイドフレームのデザイン。
この部分が1本挿しのシンプルなデザインに剛性を与えている。


サイドフレームのハンドル側(伸長可能)。


左側フレームには「FOLD」の文字が見える。
この部分まで押し込めば(鞘に収納すれば)折り畳み可能のサイン。




カフェのテーブル高さと座面高(52cm)の関係。
十分にハイシート。





ちなみにメリオと同じ高さ
幌を外した状態にして、私物のビジネスリュックを乗せてみた。
それでも10cm以上高さが余る。
バックレストの長さ58cmはベビーカー業界を見渡しても随一。


なのに折り畳むと意外に薄いっていう。


多機能で高耐久、走行性も良い。
だけど、9.9kgでしょ?重いよ~(泣)
という人の最後の頼りどころのショルダーストラップ。


ステップワゴンのトランクスペースでも3列目シートを倒さずに収納できた。
大型機種なのに畳むと薄いメリットが生きている。


ドラゴンフライとフォックス(最高級モデル)の違い
ドラゴンフライはいつ?どこで?買える
一般販売開始は2023年6月7日(水)ですが、それに先駆けて
最速(5月31日)で手に入れるなら伊勢丹新宿店
5月31日(水)より6月6日(火)まで伊勢丹新宿店 本館6階 センターパーク/ザ・ステージ#6にて先行発売(6/7以降も引き続き販売)
>詳細はこちら(伊勢丹HP)
6月4日(日)よりバガブーオンライン公式ストアでも先行販売開始
【楽天市場】本体 >ドラゴンフライ:バガブー公式オンラインストア
ドラゴンフライの走行レビュー
バガブーより検証機をお借りできたので検証動画を撮ってきた。



高いから当たり前だけどかなりヨシ。
ドラゴンフライにおすすめのオプション品
動画で見えていた薄いブルーの幌はこちらの「シーサイドブルー」。
バガブーというブランドにしては珍しく、レインカバーは標準付属ではない。
通気性の向上とシートの洗い替え対策におすすめ。
ドラゴンフライにこんな人におすすめ
- 都心をくまなく移動する予定の人は各駅のEV位置を完全に把握している人(ピュア都会民)
- 子どもの快適に寄り添いたいが、「大型機」は流石に、、と尻込みしていた人
- 一緒に連れて出たい荷物や大事なものがたくさんある人



高級機だし、一般的とは言わない。産前から子どものいるライフスタイルのために働き方の部分から調整しきれた人ならきっとこの価値を味わい切れるはず。



隊長、表現わかりづら!



パワーフリーランサーとか、なにか独立した経済性(収入源)を確立できていて、平日の広間でもぐんぐん子どもと一緒のデートに出かけられるようなそんな羨ましくなるような強さがある前提でないとな。