この記事は購入相談実績100件以上、100台以上のベビーカーを押し比べた管理人パパがお届けしています。
【レビュー】ピジョン ノートアールの口コミ(メリット・デメリット)
![[ピジョン] ノートアール](https://tokyo-babycar.com/wp-content/uploads/IMG_5844.jpg)
押し出しが少し重い。大きい。多機能。
そう。これは「外国からやってきたベビーカー(例えばnuna)」だと思えば、なかなかやるぞ!に変わるが…
ピジョンから鳴り物入りで発売された最上位クラスのベビーカー『ノートアール nautR NB0』。
商品名に型番(NB0)を付けているということは毎年リニューアルされていくのだろう。
特徴は、
- 「最上級の押しごこち」と
- 「最上級の乗りごこち」を追求した …
と謳うように、「お金をかけてしっかりと贅沢な仕様にしましたよ!」ということが言いたいらしい。
たしかに試し押して見るとその存在感たるや、ランフィのそれを一枚も二枚も上回る。
つまりゴツい。
このゴツさはサイベックスのプリアムや、コンビのラベリタ並みである。
そして、このモデルの登場によってピジョンの両対面式ベビーカーの代名詞であった『ピジョン ランフィ』は中級クラスという位置づけに格下げになった感がある。
ランフィとの棲み分けは、
- 軽くて日本人サイズ感でジャストフィットを目指すなら『ランフィ』
- 親が欧米人並みのサイズで子もビッグベビーが予想されているなら『ノートアール』
だろう。
結局、このモデル登場の真意は、外国ブランドに押されがちになってきた国内ブランドの対抗心につきる。
サイベックスの『プリアム』や『ミオス』。※『メリオ』はどちらかと言えば『ランフィ』がライバル
バガブーの『ビー6』
このあたりじゃないだろうか。
ピジョン ノートアール nautR
価格 | 79,750円 |
対象 | 生後1ヵ月〜36ヵ月まで |
重量 | 7.9kg |
横幅 | 53cm |
ハンドル高 | 88cm~115cm |
リクライニング角度 | 115°〜170° |
公式サイト | https://pigeon-htravel.com/nautr/ |
特徴は?

- 大径タイヤ(18cm~)で段差の衝撃に強い
- シートサスペンション搭載でガタガタ軽減
- 通気性のあるシート構造
- 座面は地上から高さ62cmのハイシート設計
- 大容量のシート下カゴ(28㍑)
- ハンドルは長さと角度調整が可能で身長差のある夫婦にも◎
- 車輪にコイルサスペンションを搭載
こんな人に向いていると思う
- 60cm以上のハイシートが希望で、海外ブランドのベビーカーだとシートのクッション薄くて新生児から乗るには心配に思っていた夫婦

押し出しは重めでしたが、進み始めるとサイベックスのミオスと同じで軽快な走りに変わるでしょう。海外ブランドの高級品は価格の高いものでもそれほど過保護なインサートクッションでないものや、通気性が取れていないシートが装着されているメーカーのものもありますので、そういった意味では日本メーカーらしいかゆいところに手が届く(うるさい日本人のニーズを叶えてくれる)ベビーカーと言えるかもしれません。
ここがポイント
サスペンション機能などとにかく衝撃をなくすにこだわったモデル。
いろいろ付けて重くなっているんだったら「ここまで必要ない!」と考えてもいいかもしれない。
このベビーカーはあくまでも赤ちゃんの視点から最高(対面式時期)の乗り心地にこだわったベビーカーである。
そこにどれだけ投資してあげる価値があるかは、ご夫婦の育児ポリシーによるだろう。
すべてのアイテムを高級品でそろえるか、
ベビーカーだけでも一点高級志向でいくのか、
車や電車・バスでの移動は少なめで、主に近所のお散歩や買物が中心になる場合。
充実した時間を過ごせそうな一台である。
ランフィとの比較
一応、同ブランド内で探している人向けに比較しておきましょう。
ノートアール | ランフィ | |
---|---|---|
価格 | 7万円台後半 | 6万円台前半 |
重量 | 7.9kg | 5.6kg |
リクライング | 115度〜170度 | 100~175度 |
対象年齢 | 3歳頃まで | 3歳頃まで |
質感 | 高い | やや高い |
付属品 | レインカバーは付属しない | レインカバーは付属しない |
どちらを買うべきかは人それぞれ好みがあると思います。
こちらの基本レビュー以上の深い内容については有料note記事内にまとめていますので、「最高の一台選びにこだわりたい&ベビーカー探しで0から100まで調査・分析するよりも手早く確かに意見を元に確度の高い結論を出したい!」という人はこちらを参考にしてみてください。
ライバル候補は?
対面式時にシートクッションが最高なものか、高級モデルの両対面式ベビーカーになるでしょう。
サイベックス ミオス
スタイリッシュさではミオスが上ですが、クッションサポート性能はノートアールに軍配でしょうね。
エールベベ フラコット
対面式にこだわるならコットタイプのこちらもおすすめ。ただし背面式走行時期には使い勝手は落ちます。
今回紹介したモデルはこちら



赤ちゃんのことを一番に考えるママ・パパに、上手く安く買えるタイミングに当たれば購入を検討するのも良いですね。
ただし、狭い玄関、階段の持ち運びが多い人には向きません。
完全にのんびり近所を快適にお散歩した人向けです。