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「結局、下かごの使い勝手が良くないとスマートに見えないでしょ!」に答えたB型ベビーカー
ベビー用品メーカーのリッチェルから2019年に発売のB型ベビーカー。
それが『リベラ ルーチェ』。ルーチェとは「光や輝き」を意味する言葉だそうです。
ぎりぎり4kg台の車体は重くもなく、劇的に軽くもなく。
サンキャノピーやシート各所の作り込みは割とあっさりめ。
どんどんハイスペック化する他の国内メーカーにくらべると余計な機能を削ぎ落として最低限の機能をシンプルに表現しようとした狙いを感じます。
レトロな印象も特徴の一つです。
リッチェル リベラ ルーチェ
価格 | 25,000円 + 税 |
対象 | 7カ月頃〜48カ月頃 |
重量 | 4.9kg |
横幅 | 47m |
ハンドル高 | 103cm |
公式サイト | https://www.richell.co.jp/shop/baby/detail/094434 |
メリット
- とにかく荷物カゴが大きい!(容量30L)
- 4歳まで乗れる(~18kg)
- 夏も涼しいメッシュシート対応
- ショルダーストラップ付きで背負える(バス乗車や階段上り下りに便利)
- ハンドル位置が高めで男性は押しやすい
デメリット
- サンキャノピー(日除け)は小さめ
- カラバリは「ネイビー」の一色のみ
- ブランドベビーカーっぽくないデザイン

軽くもなく、重くもなく、小さくもなく、大きくもなく。
けれどもそれが意外なメリットということも。
どんな人にぴったりか?
- 軽量バギーだと安定感に不安を感じていた人(一般的には3キロ台)
- ファーストベビーカーでデザイン重視し過ぎて、荷物が入らず困った人
コスパベビーカーを、お洒落に押し回せる人もいます。
いくら『かっこよくても』『高級でも』『多機能でも』『クッション性が高くても』、親子の外出が手ぶらで済むケースはほとんど無いのではないでしょうか?
結局、ベビーカーを卒業する2歳いっぱいまではお世話に必要になるグッズや親の持ち物あわせて収納できるスペースがベビーカーになければ押し手が苦労するだけです。
どれだけベビーカー本体がスタイリッシュに見えても、そこそこ多めの荷物を収納するスペースが本体になければ、パンパンに膨らんだマザーズバッグをハンドルにだら~とひっかけたり、暑い夏場はどうしても蒸してしまうリュックを背負って、、という羽目になります。
このベビーカーは派手なかっこよさこそありませんが、軽すぎず=安定感があり、実際的な使い勝手で意外に評価できる点が多いものになります。
こちらも検討したいライバル車種
生後7ヶ月以降から利用できて、子どものつかまりバンパーがないB型ベビーカーで、ほぼ同じ車重のものはJeepのベビーカーになります。
使い勝手はほぼ同じになるでしょうが、大きな違いが『荷物カゴ』の大きさ。
「Jeepでは小さすぎる!」という人には、倍ほど値段はしてしまいますが、助かる一台になる可能性も高いです。

簡易なB型ベビーカー、セカンドベビーカーとしてコンビのF2やApricaのマジカルエアーと競合するように一瞬感じましたが、それよりも1キロ以上重くなるので、実は同じカテゴリーではないでしょう。
両対面式ならグレコの『シティ ゴー』も◎。
やっぱり子どものためにフロントバンパーが欲しいならピジョンの『ビングル』やJoieの『エアスキップ メッシュ』も荷物カゴがそこそこ大きくて良いかもしれません。
J is for Jeep スポーツリミテッド
持ち運びの手軽さという点で似ているが、こちらは荷物カゴの収容能力はリベラの1/3程度と考えていい。
グレコ シティースター
荷物かごを重視するなら。ただしオート4輪でないので対面時の走行性能は少し悪くなる。
ピジョン ビングルBB0
ピジョンの背面式ベビーカーの雄は荷物かごも大きくて使いやすい。買い物ベビーカーとしての事実上の競合はこれになる。
Joie エアスキップ メッシュ
やはり価格は大事というコスパ派におすすめ。長く使えるA型、メッシュシート、荷物かごも20L前後とバランスの良い仕上がりになっている。