この記事は購入相談実績100件以上、100台以上のベビーカーを押し比べた管理人パパがお届けしています。
【レビュー】ヌナ トリヴ ネクストの口コミ(メリット・デメリット)

トラベルシステムを考えているならば、使い勝手の本領発揮
時間のない人のために駆け足で紹介しよう。
詳しくはメーカーや代理店(カトージ)のホームページやブログをチェックすれば十分な情報が得られるのだから。

隊長、たんに出勤前で忙しくて手短に終わらせたいだけでしょ?



バレた?エヘッw
こんな人だけ買ってよし!
- サイベックスでは周りとかぶる!避けたい!
- 両対面式、ハイシートじゃなきゃ嫌だ
- 落ち着いた感じのデザインで洗練された印象のものが好み
- 夫婦で身長差がある。できればパパの身長でも押しやすいものがいい
- 車を使ってのお出かけが多い。トラベルシステムが気になっている
最後が一番肝心なのです。
わざわざヌナを選ぶ意味があるところです。



正直ブランドの知名度ならサイベックスやバガブーに負けているだろう。



じゃあなぜ選ぶ必要が!?



それは先のとおりだけれど、一番はnunaはカーシートブランドとしてヨーロッパでは地位を確立してきた。しかしベビーカーの足回り・走行性能はサイベックスやバガブーと比べて同じレベルの高さには無い。



ふむふむ。



ベビーカーのデザインが「落ち着いていて素敵」で「カーシートブランドとしての信頼性」、この掛け合わせが商品になっているもの。それがすなわちトラベルシステム(ベビーカー本体にカーシートを装着して車利用を快適にするコンボ)だ。



つまり?



ヌナはトラベルシステムを売りたいメーカーなのだと思っている。ベビーカーも、カーシートも買ってもらいたい。だからそれぞれ微妙に日本のトップブランドよりも若干低めの値段設定になっているのだろう。2 in 1で利益を出せればいいと。実際トラベルシステムの利用経験者からの評判はいいからね。



ではどこに問題が?



やっぱりよく聞くのは、子どもの体重が増えてきた後に「押しづらくなってきた」という声だ。耐荷重性能は十分あるけれど、車輪開発をブランドの出発点としてきたバガブーとは差がある。



じゃあバガブーを選べばいいじゃないですか?



まったくそうなんだけど、バガブーは自社ブランドのカーシートをほとんど出していない。出ているのはヌナからOEMを供給してもらっているぐらいだから。



つまりトラベルシステムとして使うなら「バガブーよりええぞ!」ということですね。



そやな(急に関西弁)!



じゃあ、サイベックスもカーシートブランド発祥ですがそれとの選び分けは?



そこはな、スタイルの好みの問題だけよ。どちらを選んでもいい。
トリヴ ネクストの基本スペック
発売時期 | 2022年10月28日 |
価格 | 85,800円 |
ブランド | ヌナ(オランダ) |
タイプ | 背面式(A型) |
対象年齢 | 新生児~22kg(4歳頃)まで |
サイズ 幅×奥行×高さ | 展開時:53×92.5×103cm 折畳時:53×27/40×61cm |
重量 | 9.1kg |
荷物容量 | 耐荷重 最大4.5kgまで(39リットル) |
ハンドル高 | 97cm/99.5cm/102cm/104.5cm/107cm(5段階) |
座面高 | 55cm |
リクライニング | 115°/130°/150°/170°(4段階) |
背もたれの長さ | 50cm |
レッグレスト | あり(3段階) |
バンパーバー | あり |
車輪サイズ | 前輪:17.5cm 後輪:18.5cm |
サスペンション | 全輪 |
カラー | キャビア ヘーゼルウッド リベテッド(公式限定) |
付属 | レインカバー ポストアダプター |
オプション | カップホルダー クッション インセクトネット |
トラベルシステム | 可 |
取得安全基準 | 欧州安全性規格EN1888-2適合 |
保証期間 | メーカー保証1年 |
公式HP | https://nuna-baby.jp/item/4120541205/ |
■ トラベルシステムセット
トリヴ ネクストの実機レビュー
さて代官山のフラッグシップストアまで足を運んでみたので印象をまとめておく。




nuna 代官山店(国内唯一のフラッグシップストア)


バンザイ寝もらくらく


新モデルのNext(左)はハンドルがラウンド形状になった
旧モデルのスクエア形状と比べて持ちやすい


車輪の幅を観て欲しい、前輪と後輪の間幅が逆になっている
Nextでは前輪幅が狭く、後輪幅が広い(台形配置)
進行方向に鼻先を入れやすく操舵性が高まった




Nextの方が大きく見えるが、車幅はNextの方がコンパクト


素材もラバー製で見た目もよい(イクサはEVA)


後発ながらイクサの方が5cmほど背が高い(74cm)
トリヴ Nextの方が折りたたみ後はコンパクトだ
トリヴ ネクストを買う前に見ておきたい動画
販売代理店の鉄板動画
海外の辛口ベビーカーレビュアーの比較動画(ビー6 VS ミオス VS トリヴ Next)
トリヴ ネクストの価値を一言で表すと
トラベルシステムで使うなら、時にサイベックスやバガブーよりコスト抑えめで実現&快適



車利用が無い、少ないのなら利用価値は半減するだろう。



あと、なんかシートの幅も長さも広くないですか?



おっ!よく気づいたね。そこはオランダブランドだけあって、他メーカーと比べても抜きん出た広さを感じられるはず。ただ乳児で月齢浅いうちはその広さが「遊び幅」になってしまい、ホールド感が足らずにシート内で横滑りしてしまう場合も。



ええ、、そんな時にはどうすれば!?



だから最近発売されたんだろうな。インファントシートを装着してホールド感アップ!が狙いだろう。
なお、トラベルシステムを構築すれば約14万円です。



高いっ!!



ように見えるけど、サイベックスやバガブーでトラベルシステムを組むとこれの1.2~1.5倍するからね。これでも高級ベビーカーカテゴリーの中では比較的買いやすい方なんだよ。
ということで、
幼児期後半には子どもの体重増加 × ハイシートである構造が災いして、ちょっと乗り換えたくなるだろうけれど、そのときにはB型ベビーカーやバギーに乗り継ぐのが賢い買い方。
このベビーカーでトラベルシステムを組むと、本体にカーシートの重量も増し増しになって約12kgのヘビー級ベビーカーになってしまう。
だからどちらかというと、生後6ヶ月目ぐらいまではパートナーも育休が取れて、腕力が必要な場面では頼ることができて、かつ車での外出も多く、赤ちゃんがトラベルシステムの中ですやすやと眠っている間に夫婦でランチでもしようよ!というような、
パートナーが育休中の貴重な期間を赤ちゃんのためにも、夫婦のためにも大事にしたいという相思相愛夫婦マンたちに向いているだろう。