この記事は購入相談実績100件以上、100台以上のベビーカーを押し比べた管理人パパがお届けしています。
【レビュー】サイベックス コヤの口コミ(メリット・デメリット)

乳児を連れてコンパクトに軽々と都会へ
デザインにワクワクは機能性の一部
最終段落を更新(2023/09/20)
サイベックスから発売されたバギーの新モデルに間髪入れず出てきたのが、高級バギーの『Coya(コヤ)』
こちらも6kg台と軽く、肩がけできるので公共交通機関では心強い味方となるはず。
サイベックスの上位レーベル(プラチナム)にラインナップされる唯一のバギーとあって、高級感は他と引け劣らない。
海外ブランドのコンパクトベビーカー・カテゴリーにおいても随一のエレガント感を漂わせている。
これでサイベックスのコンパクトベビーカー(バギー)は以下の3モデルとなった。
- サイベックス コヤ(A型)
- サイベックス オルフェオ(A型)
- サイベックス リベル(B型)
どれを選べばいいの?
いつ買うのがいいの?
ラインナップの充実とともに選び分けも複雑になってきている。
迷ったときは以下の言葉を覚えておいて欲しい。
- 高級感がマストで必要(自分へご褒美) → コヤ
- とにかく片手で畳めてお手頃なもの → オルフェオ
- 駅までが遠く、自転車移動も見込んでいる → リベル
- 飛行機での移動が多く機内持ち込みが必要 → リベル(オルフェオもエアによってはOKそう)
- 長く乗れて段差をスイスイ超えられるもの → オルフェオ/リベル
コヤは高級感もあり、ミオスと同じ足回りの良さが期待できるから2cm前後の段差を超えるのはヌルヌルと気持ちいいはずだ。一方、3cmを超えると急に苦しくなるに違いない。
あくまでも都会的なエリア(激しい段差の少ない大都市・駅周辺)での限定的な利用に強みがある。
段差が少なく、都会の地下鉄利用から出口を上がるまでの階段→走行→階段の繰り返しといった複雑なルートを小気味よく走らせるのに向いているだろう。
その点では国内メーカーの軽いベビーカーでも別に良いのだが、デザインの好みとして、一生残る我が子とのフォトジェニックな写真としてこだわりたい人におすすめだろう。
コヤの基本スペック

発売時期 | 2023年9月13日 |
価格 | ローズゴールド フレーム(77,000円) クロームフレーム/マットブラック フレーム(73,700円) |
ブランド | サイベックス(ドイツ発 中国) |
タイプ | 背面式(A型) |
対象年齢 | 生後1ヶ月〜4歳頃(22kg)まで |
サイズ 幅×奥行×高さ | 展開時:44×79×105cm 折畳時:44×18×52cm |
重量 | 6.6kg |
荷物容量 | 耐荷重最大5kgまで |
ハンドル高 | 105cm |
座面高 | 42cm |
リクライニング | 110°/125°/140°/175°(4段階) |
背もたれの長さ | 46cm |
レッグレスト | あり(2段階) |
バンパーバー | なし(オプション) |
車輪サイズ | 前輪:13 cm 後輪:13 cm |
サスペンション | 前輪 |
カラー | セピアブラック(フレーム:ローズゴールド/マットブラック/クローム) ミラージュグレー (フレーム:ローズゴールド/マットブラック/クローム) ピーチピンク(フレーム:ローズゴールド) リーフグリーン(フレーム:ローズゴールド) オフホワイト*(フレーム:ローズゴールド、マットブラック) *オフホワイト(ローズゴールドフレーム)は三越伊勢丹グループ限定販売 |
付属 | - |
オプション | サイベックス ストローラー専用 カップホルダー 専用バンパーバー バンブーシートライナー 専用レインカバー 専用インセクトネット コヤ・オルフェオ シリーズ専用 トラベルバッグ プラチナム フットマフ 専用カーシートアダプター |
トラベルシステム | 可 |
取得安全基準 | 欧州安全性規格EN1888 |
保証期間 | 2年間 |
公式HP | https://cybex-japan.com/pages/new-stroller-coya |
■ 本体
■ オプション
■ トラベルシステムセット

コヤの価値を一言で表すと
YOYOの可愛さにセクシーをプラスした公共交通機関に強いファーストベビーカー
コヤはどこで買える?
日本でも販売が決定!
2023年9月13日より一般販売開始。
三越伊勢丹限定カラーが買える通販サイト

オフホワイトとローズゴールドのフラームカラーは三越伊勢丹で限定販売中です♪
ちなみに伊勢丹限定カラーは公式オンラインストアにも取り扱いはないので注意。
三越伊勢丹限定カラーが買える店舗



関東圏内なら三越伊勢丹新宿店へ見に行くのも良し。
本館6階 | フロアガイド | 伊勢丹 新宿店
> Google地図
https://www.mistore.jp/store/shinjuku/shops/mainfloor6.html
電話番号(代表)は03-3352-1111
つながったら「6Fのサイベックス ベビーカー売り場へ繋いでくださいませんか?」と伝えよう。
店舗に足を運ぶ前に電話で事前に展示在庫をチェックしておくのは常識。身重のママと一緒なら特にね!
コヤの走行レビュー
9月中旬ごろ予定。
→この記事の後半に特集しています。
でもまあ、段差乗り越えはミオス並(メリオ以上)にあるでしょう。
しかし、オルフェオ/リベルには叶いません。
段差乗り越えを性能はバタフライと同等程度ありました。
見掛け倒しではなかったので安心。
都会使いなら十分な性能です。



タイヤを泥まみれにして押すものではないですね!
屋外走行の様子(動画)は後半で
コヤのライバル
同じ6kg台で、デザインもキマる!というカテゴリーでは以下のあたり。
YOYOも素敵だけど、ちょっと私には甘すぎるような・・・
Joolzね~、なんかワタシ的にはオカタイのよね~
シルバークロス?なんだか聞いたこと無いわね。気になるわ。けどキラキラならコヤよね~
Anex??ますます聞いたことがないわ(笑)なんだかリクライニングが緩そうね、、



ここはデザインの好みで決めていいところ。
もう1kg重くてもOKならば、このあたりまで広がる。
- シルバークロス Rise by Tinie(国内未発売)
- バガブー バタフライ(管理人パパのお気に入り)
マルチ性能だが重めのバタフライに比して、軽さで有利なコヤ。
長く乗るならコヤだけど、2台使い分けならコヤにも軍配が上がる場面は少なくない。



コヤはプリアム/ミオスユーザーをセカンドベビーカー難民にしないためにフォローアップされた商品に見えます!
コヤはこんな人にぴったり
ベビーカーをTPOに合わせて使い分けたい人(対面式ではないことで男性にも似合いそうだった)


9月13日追記:見てきた・折ってきた・走らせてきた
一言付け加えよう。
走行性は心配してたより随分良く、むしろ良かった。
本レビューのスコア評価を本日から発表している。
段差乗り越え性能はミオスと同程度あり、サイベックスのバギーシリーズ(オルフェオ、リベル)にも肉薄する。
気になる姿勢についてだが、サイドフレームの傾斜角度よりも実際は起き上がった構造をしており、子どもの年齢にもよるがバンパーバーを付ける前提なら十分だとも感じた。
良くも悪くもYOYO2と似た使い方ができるベビーカー。
ベビーカーの購入相談に219件乗ってきた私は知っている。デザイン(可愛い)はもはや機能性の一部であることを。
いやいや、デザインは機能じゃないだろ?
装飾であり、ファッションだろが!?
いや、言いたいことはわかるよ。
でも、私は常日頃から言っているが、ベビーカーの燃費というものがあるとすれば、それはママの体力である。
押しやすい・持ちやすい、押し手に負担が少ないものが「燃費がいい」といえる。
そして、その燃費を上げる役割を果たすもの。
それはワクワクではないか?
きらきらママ、VERYママだって、男を意識してモテたいと思ってゴールド調のベビーフックにこだわっているわけではないだろう。
そこにある女性らしさ、美意識、自分らしくありたい。自己愛である。
そんなアクセサリーを身につけるかのようなワクワクを思い出させてくれるもの。
それは燃費を上げるのである。
そしてそれはもはや機能なのである。
だから誰が何を心配しようとも、自分に自信が持てるなら、それは誰が否定することもできない正解だと言える。
コヤの実機レビュー














背もたれ裏の不思議なメッシュはフルリクライニング時の通気孔になっている






























姉妹機ミオスとの比較


ハンドルサイズ比較。コヤのハンドル形状・幅ともに同サイズのベビーゼン YOYO2に似ている。ミオスと比べてハンドルの全幅は狭めな造り


ホイールベース比較。全長はミオスの85cm~111cmに対してコヤは79cmと、操舵感はミオスに勝る


サイベックス ミオス(左)とサイベックス コヤ(右)
前輪を俯瞰して捉えた画像。コヤの方がやや横幅が狭いが座面幅はコヤの方がゆったりな印象


車輪サイズ比較。コヤは1インチ以上小さいタイヤ径でミオス並の段差乗り越え性能を実現


車軸比較。サスペンションの入り方はミオスと同じ。タイヤ幅もほぼ同じだった
それでは特別に許可を頂いて、屋外へ持ち出してみた。
【実機動画も】コヤの走行インプレッション!




あっ、そうそう!
コヤのシートリクライニングについて「あまり起こせない?」を心配している人は少なくないだろう。
こちらはMAX起こしたところ。


サイドフレームの入射角度よりも起き上がっている様子が見て取れる
実際の様子は動画で。
結局買いなの!?私に合いそうなの?
コヤに関する私の一番の懸念事項は「小さすぎないか?」だった。
これに対して、「日本人なら」を前置きにOKと言えそうだ。
しかし、コヤは主(あるじ)を選ぶだろう
不適合者を挙げるよりもポジティブに締めくくっておきたい。
以下に該当する人はコヤに選ばれる権利がある。
両対面式のA型ベビーカー(例:ミオス)のサブ機として使いたいの
器デカすぎ。たしかに階段移動や公共交通機関の利用は小ささが正義のときがあるよね。ミオスは対面式では折り畳めないしうまく補完の関係が成り立ってるよね。
第二子用にベビーカーを買い直す予定。上の子は3歳過ぎ。もう対面式はいいから今の気分を感じたい
ベビーカーのはじまりから終わりまで一度味わい尽くした経験者なら、コヤの不自由を自由にしてあげられる。ちょっと折りたたみにクセがあっても向き合い方に余裕が見える。上の子がベビーカーから手を離れていれば尚更のこと。
週末のお出かけはパパも参戦。上の子はまだベビーカーから離れたがらず。ミオスもあるけど・・・
この場合、上の子がまだ2歳前後なら潔くコヤに乗り換えていい。その時、下の子はミオスやトラベルシステムを使ってもいい。つまり二台でパラレル行進である。車で保育園送迎なら平日でも上手くのりきれるだろう。



実用性も大事だけれど、気分も大事。しかし、実用性に戻って考えてみても高度なレベルでのコスパはちゃんとあるベビーカーだと私は思う。



バガブーのバタフライと比べてどうでしたか?



1台でベビーカー卒業を目論むならバタフライを推すかな。コヤは良くも悪くも相棒を必要としたいベビーカー。経験値かお金が必要な。



隊長、はっきり言いますね!!
いつが買い時?次のセールまで待つ!?
この価格帯になれば「いつでもええやん。。」が本音。
発売日当日でも楽天市場の人気テナントではポイント還元率が10%と大盤振る舞いだ。
しかも、6,000円相当のカップホルダーまで付けてくるとは・・・
相当にバガブー バタフライ(約70,000円)を意識してるよね。。
で、このポイント還元率10%というのはベビーカーのSALE攻略記事にも書いているけれど、「購入を判断していい目安」である。
加えて今のタイミングは「カップホルダー」がプレゼントされるという美味しい時期。
「そんなこと言って、いつまでも付くんでしょ?」とウカウカしていたらあっという間に終了するのが過去のパターン。
目安としては発売日の今日から2週間ぐらい、つまり10月のはじめぐらいには枯渇しているのではなかろうか。
そんなこと言って、私はあなたにコヤを今すぐに買わせたいわけではない。
こんな高価なもの、十分に吟味して、家族に相談して、納得してから決めたほうが良いに決まっている。
無邪気にプレゼントされるなら別だけど。。
で、もし待つことの意味があるとしたら、それはダッドウェイオンラインストアのパパの日(8が付く日はポイント2倍)だろうか。
ただ同ストアの平常ポイント還元率は5%。
仮に最速の18日(パパの日)が来たとしてもポイント還元率は10%で楽天市場と並ぶに過ぎない。
一応、あちらでもカップホルダープレゼントはあるみたい。
しかし、ダッドウェイオンラインストアに限定したポイントを上手く消化できるだろうかの不安もよぎる・・・



ポイントを何に替えたらいいですかね?



私ならバンパーバーを選ぶな。ちょうど7,000ポイント消化で買えそうだし。あったら便利なのは生後7ヶ月~2歳半だろう。逆に言うと新生児から乗り始めるなら最初は無くても大丈夫。



購入時期を分けて、成長に合わせてということですね。
オプション品は要る?要らない?要るならいつ??



付けたままギリギリ改札を通れそう。



プレゼントされるなら、それはもう大歓迎です!



新生児のうちは必要ないんですよね?



折りたたみのスムーズさを優先するなら必要時期まで買わなくていいんじゃない?目安は生後6ヶ月頃、腰づわり以降だろう。



ここまで来たら汎用品を選べない雰囲気だから、、



まだ虫対策必要ですかね?



虫以外にも役立つことがあるからな。。俺の口からはとても言えないけれど、、



( ゚д゚)ハッ!
プッ、ぷぷ、プライバシー・・・



対面式の代わりになりそうです!



と言いたいところだと思うけど、移動の足が本当に車中心の人にしかおすすめしない。



どうしてですか?



夏場は蒸すし、ベビーカーが本来の機能(走行性)を発揮するボディバランスとは言い難いからな。でも、駐車場から玄関まで距離がある家庭なら大活躍だろう。



こちらは15万円コースの無敵セット。クラウドTのベースメントを軸にトラベルシステムを組んでおけば、ベビーシート→チャイルドシート(4歳ごろまで)への移行がスムーズになる。



このあたりは元々はカーシートブランドとしてのサイベックスの強みですね。
結論:コヤは比較検討して買うものではない
好きと決めたら、買うでいい。
ファッション!オシャレ志向だけのもの!というわけでもなく、ちゃんと基本性能は高く保たれていたので好印象。
ライバルの本命は、ベビーゼン YOYO2 6+とジュールズ エアプラスになるだろう。
YOYO2:個性
エアプラス:知性
コヤ:モダン
どれも前輪の足回りの良さは高いレベルにあるが、今回の屋外走行でコヤの段差乗り越え時の特有のヌルっと感は特に安心できる材料だった。
■ 限定カラー(オフホワイト × ローズゴールド)