この記事は購入相談実績100件以上、100台以上のベビーカーを押し比べた管理人パパがお届けしています。
【レビュー】グレコ シティトレック GBの口コミ(メリット・デメリット)
![[GRACO] シティトレック GB](https://tokyo-babycar.com/wp-content/uploads/IMG_6214.jpg)
エアバギーと違って片手・片肘で畳める。
買い物カゴもそのまま積めてお値段半額はお値打ち。
ベビーカー界のN-BOXか。
米国発のベビー用品ブランドが『GRACO(グレコ)』。
親会社はベビージョガー・ブランドなども所有する『ニューウェル・ブランズグループ』で、過去には国内メーカーの『アップリカ』を買収し、現在はアップリカも取り込んだ一大企業グループとなっています。
さて、そんな米国発世界に覇権を握る企業から三輪ベビーカーがリニューアル発売されました。
■ グレコ シティトレック GB / CitiTrek GB
価格 | 35,200円 |
対象 | 生後1カ月~36カ月(体重15kg)まで |
重量 | 8.8kg |
横幅 | 50cm |
ハンドル高 | 103cm(公表されていません。推測です) |
リクライニング | 113°~155° |
付属品 | レインカバー |
公式サイト | https://www.gracobaby.jp/stroller/cititrek_gb |
2021.09.29より発売開始されています。
すぐれた特徴(メリット)
あらためてエアバギーと比較せずにシンプルにまとめます。
- 値段が手頃(3万円台)
- 片手でスイスイ押せる
- 片手で折り畳める(最後ちょっともう片手か片肘必要ですが、、)
- エアタイヤとサスペンションで段差やでこぼこ道に強い
- スーパーの買い物かご相当がそのままシート下カゴに積める!
三輪ベビーカーの欠点としては、重心が後輪側に偏っていることもあり、ハンドルに荷物をかけすぎると後転してしまうリスクが高いことがありました。
それを補うためにはシート下カゴにわざと重量のあるものを置いたりと無駄がありました。
それがシティトレック GBの場合は、出発時にはお出かけ用の荷物をバックパックにたっぷり詰め込んで、それをシート下カゴに入れておく(走行の安定)、帰りの途でスーパーに寄ったなら、カゴの荷物をひょいと背中に背負って、今度は下カゴにスーパーの買い出し品を積んで帰れる。
そんな車でいうと、N-BOX(ホンダ)のような使える乗用車になっている印象です。



ちなみに荷物カゴに積まれているカメラリュックはこちらです。

これならパパカメラマンも安心ですね(笑)
懸念点(デメリット)
ハンドル位置は足元空間の確保のためか若干高め(103cm~104cm程度に見えます。サイベックスのイージーS2ぐらいですね。)だと思います。
しかし、全長がエアバギーよりも6cmも短く、ベビーカーの鼻先の視認性は悪くないです。
「じゃあ、エアバギーと比べての走行性はどうなの?」が気になる人は多いはずです。
それに対する答えは、安定性はシティトレックの方が高い(前輪がダブルなので)ですが、直進性(押し出しの滑らかさ)はエアバギーに軍配があがります。(エアバギーを10とするなら8か8.5でしょう。)
こんな人におすすめ
- 近所にどうしても通らなければならない砂利道やでこぼこ道がある
- エアバギーの押し心地に感動した経験がある。しかし、重く・高価で諦めていた
- エアバギーの利用者の親から「フロントバンパーが取り外しにくい!」と不満を聞いていた
- 新生児から乗せるにはエアバギーのシートクッションの薄さに不安を感じていた
- 三輪ベビーカーはいろいろあるけれどエアバギーと同じエアタイヤだと嬉しい
- 片手で畳める三輪ベビーカーを探していた
- 荷物は割と多い方だ
- 散歩に良く行く・行きたい
- 出かけた帰りにはスーパーで買物もしたい
- 玄関は大きくないので国内メーカーのベビーカーと同じ程度サイズだと嬉しい
- 自宅は戸建てもしくはエレベーターのあるマンションか、エレベーターの無い2階までの集合住宅に住んでいる



単に「買い物かごが積める三輪ベビーカー!」というだけがウリではありません。新生児から使えて、悪路にも強く、買い物にも便利、そしてなにより安い! これからの流れが変わりそうなニュースタンダードなベビーカーですね。
旧モデル『GB表記なしモデル』との違い
シティトレック(旧モデル) | シティトレックGB(新発売) | |
---|---|---|
重量 | 8.8kg | 8.8kg |
走行性 | 同じ | 同じ |
リクライニング角度 | 113°~155° | 113°~155° |
カラー | ■ レッド ■ ネイビー | ■ ブルーリバー ■ リーフグリーン |
キャノピーリフレクター | なし | あり |
公式サイト | https://www.gracobaby.jp/stroller/cititrek | https://www.gracobaby.jp/stroller/cititrek_gb |
実は大きな改良点というものは『夜道も安心の反射素材のライナーが日除け部分に付いた』程度で、カラーが大人っぽくリニューアルされた向きが大きいところです。



大幅に変わってないなら旧モデルを安く買えばいいんじゃないでしょうか・・・



そうだよね。僕も最初そう思ったんだよね。それで、旧モデルが主に販売されていた「楽天」や「Amazon」をチェックしたわけさ。



で、、どうだったんですか?



流石だよね。ものの見事にどちらの販売チェネルでも旧モデルは撤収されていたよ。



最近、旧モデルは安かったですもんね。2万円台とか。。



そうだね。発売(2014年)から7年も経っていたからね。流石に市場価格は下落して当然。ちょっとの変化で焼き直して、ポジションを回復させるのはさすがの上手さ、大企業だよね。



でも、こんなに長いあいだ発売され続けるってことはある一定のニーズがあるってことなんですよね?



まさにそれだよね。カゴが大きくて、荷物を沢山積むと走行性が「落ちる」ベビーカーは少なくないんだよ。



あっ!荷物をたくさん積んで重くすると車輪に負担がかかるからでは!?



そうそう。軽量で、ハイシートで、荷物をたくさん積めます!というベビーカーもなかにはあるけれど、そういったタイプのベビーカーって、子どもの体重が増えたり、荷物を積みすぎて「前は感じなかったのに、なんか最近扱いずらいわ・・・」と感じられている人は



だから「荷物をたくさん」と「タイヤ周りの構造が頑丈」はセットで考えたほうがいいんですね!?



そういうこっちゃね。
ライバル候補について
ライバル候補は三輪ベビーカーカテゴリーの面々になるでしょう。
- エアバギー
- アップリカ スムーヴ
- Joie ライトトラックス/ライトトラックス エア
- マウンテンバギー Swift(スイフト)
など
しかし、『買い物に便利なベビーカー』という価値で選ぶとなるともはや三輪ベビーカーというカテゴリーを超越した候補になるでしょう。
決め手はコレ!(管理人VOICE)
三輪ベビーカーというと玄関での収納性の低さが問題だった。
いくら悪路の走行性が高くても、狭い玄関に「デーン!」と鎮座されては日々の出発・帰宅がうんざりするほど気分が重たくなってしまう。
その点、このシティトレック GBは畳んでも奥行きがわずか35cm程度(≒ラクーナ)と優秀だ。
これは一般的な国内メーカーの折り畳みサイズとほぼ変わらない。
玄関に遠慮なく畳んで置いておける三輪ベビーカー。
そして、たっぷりおもちゃやスコップを積んでの公園遊びや、帰りの買い出しが便利なベビーカー。
もはや、三輪ベビーカーだから走行性がいい、三輪だと恥ずかしい、三輪だと大きすぎる、などいろんな「けど、だけど」を超越した使い勝手の良さを盛り込んだ一台でしょう。
■ グレコ シティトレック GB / CitiTrek GB(2021年9月29日発売)
読者からの口コミ


- レビュワー
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MAさん
- 購入されたモデル名
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グレコ シティトレックGB
- このベビーカーを購入した理由
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- 家の周りに悪路が多いため、操舵性、走破性に優れた物が欲しかったから。特に購入相談をした際の、『段差にグイグイ突入できる』というメリットは大変魅力的だった。
- 狭い玄関に置け、何とか2階まで階段で運べるサイズと重さだから。
- このベビーカーの良かった点
-
【操舵性】動かしたい方向にストレスなく動かせる。バックもスムーズ。
【走破性】揺れがかなり少ない。段差に突っ込んだ時はやや揺れるがガクンとならない。
【走行音】どんな道でもガタン!とかガラガラという音がしない。スーツケースのガラガラ音が気になる自分としてはとてもポイントが高かった。
【大容量のカゴ 】 選考時は重視していなかったけれど、レジカゴがそのまま入るのはやはり便利だった。いろいろ詰めたマザーズバッグでもすっぽり。 - このベビーカーで改善を期待する点
-
【肩ベルトの高さ調整】
シート内の固い板の穴から肩ベルトを出し入れしなければならないが、信じられないぐらい通しにくく(穴にほぼ余裕がないのにプラスチックのベルト調整具も通す必要がある)、固すぎてペンチで引っ張った。これだけは絶対に改善が必要と感じた。
【重さ】
3輪では軽い方だが、平均より少し力がある自分でも重たいと感じた。持ち上げての運搬は華奢・小柄な人はきついと思う。
折りたたみ:慣れが必要。ハンドルが下になるので、荷物フックをかけていると地面についてしまう。
【幌】
赤ちゃんの様子が見られると謳っているメッシュ窓が後方についているが、身長150台後半の自分がフルリクライニングした時に丁度見えるぐらいで、シートを起こすとハンドルとかぶってよく見えなくなる。身長170台後半の夫からは完全に死角になりどうやっても見えない。
【大容量のカゴ】
レジカゴを入れた場合、フルリクライニングしていると上部の隙間があまりできないため商品を滑りこませるようにしてカゴに入れることになる。シートを起こすにつれ使いやすくなる。〈気になる点に対しての工夫〉
持ち運び→
自宅は2階・エレベーターなしのアパートのため、先に1階玄関にベビーカーだけ出しに行き、後から子どもを連れて行く(帰りは先に子どもだけ家に置きに行く)ようにしている。重い物を持ち慣れている人の場合階段程度の時間なら肩に掛けられなくもない(外側になるフットレストを持つと安定する)。ただ、この場合固いバンパーがダイレクトに肩に刺さる。ジェルトロンのショルダーパッドLを丁度バンパーに巻くことができるので、こうすると肩の痛みは幾分マシになる。もちろん両メーカー非推奨、自己責任ではある。子どもはポルバン(+ショルダー)に載せて左手で支え、右肩にベビーカーをかけ、買い物をした場合はレジカゴリュックを背負って階段を上がることは自分の場合一応できた(安全面からオススメはできない
が…)。ハンドルの高さ→
身長150台後半だとハンドルはみぞおちとへその中間ぐらいの位置に来るため、やや高いと感じる。体に引きつけて押すと手首が上に曲がるためだんだん痛くなってくる。少し体から離して遠めに押すか、ハンドルの脇を持って押すかという工夫が必要。身長170台後半の場合は丁度良いよう。 - このベビーカーと迷った他の候補
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- ベビーゼン YOYO2
- エアバギー
- サイベックス イージーS+ 2
ベビーゼンは一番迷ったがハンドルが高いのが普段使いとして気になった。サイベックスは特に気になる所はなかったが、最終的に悪路に強いを重視して安定のエアタイア・3輪(4輪でも大丈夫だったかもしれないが、家の周りで試す機会がないため賭けになるのが心配だった)にした。エアバギーはシティトレックより重くて厚いため選外に。