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管理人パパ

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ベビーカージャーナリスト

プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。ECディレクター/エンジニアの経験から業界のトレンドや売り手の心理を先読みしたレビューが得意。講談社や晋遊舎の記事監修など

RISU

見習い

初産の妻のためにベビーカーを勉強中のリス♂

とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ってしまったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出した。羽振りよく代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受け弟子入り。メーサが大好き

最新ベビーカーのおすすめ

ベビージョガー シティツアー2 口コミ評価と失敗しない選び方

【レビュー】ベビージョガー シティツアー/シティツアー2の口コミ(メリット・デメリット)
この記事の目次

エアバギーの先祖的ブランド
設計の古さが気になる軽量コンパクトベビーカー

コンパクトベビーカーを探していて、日本で買えるものではまわりと被るのが心配になったかな?

ベビーゼン YOYO2やバガブー バタフライといった6万円オーバーの高級機ばかりが目立つ状況に嫌気して、海外で売れ筋のベビーカーをヒントにこちらのベビーカーにたどり着いたかな?

デザインに納得できて、走行性も機能性も高いベビーカーを探していて。

その考え方に共感するよ。
このベビーカーが米国で人気なのはワケがある。

実機でテスト走行を終えてみた結果を一言でいうと、ざっくりと使うだけなら十分なベビーカーだった。

ただ、国内での販売が終売になった現実がある。

なぜ、終売?

それはどうしてだっただろうか?
今回、その理由を考察するためにも検証機を準備してテストに臨んだので以下を詳しく見てもらいたい。

10年前、エアバギーでさえまだまだ珍しかった時代と較べて、いまは国内で買えるベビーカーのバラエティが格段に増えた。
理由としては、SNSの影響が一番大きいように思う。

以前まではアカチャンホンポやベビーザらスなど大型量販店で実際に押し試しにいかないとミスマッチが怖くて買えないという状況から、現在は買って使ったことのあるユーザーがブログやTwitter、Instagramにたくさん感想を上げてくれていて、ずいぶんと購入後のイメージをつかみやすくなっている。

試しにいかずとも十分な内容のレビューがあれば、それを信じてネット通販で買える文化が培われた。

そんな背景もあって、海外ブランドがわんさか国内市場に参入してきているわけ。
ここ3年では特にサイベックスに勢いがあるよ。

このベビージョガーの『シティツアー(現在はシティツアー2)』というモデルは、

  • 軽量6kg台で
  • 折りたたむと超コンパクト
  • 4歳、5歳ごろまで長く使えて
  • 機能性も十分なのに
  • 価格は3万円台

という部分をウリにして2017年後半から国内で販売開始されたものの、翌年にはサイベックス イージーS(同じく背面式コンパクトベビーカー)が発売。

サイベックスのブランディングと、シティツアーを凌駕するコストパフォーマンスから一気に市場のポジションを失い、終売間近では1万円近くで投げ売りされてきた現実があった。

しかし、いまでも海外のベストベビーカーランキングの多くでは旅行部門、軽量部門でこの後継モデルを多く見かける。

それはなぜか?

理由は冒頭に戻るが、その買いやすい価格にある。
約3万円で長く乗れて、そこそこ走る、軽量でコンパクトなベビーカー。

これはありそうで少ない。

では「安いのだから、もうそれでいいじゃん!」といきたいところだが、リアルに試してみて分かったこととしては、海外ブランドで人気の同カテゴリーのベビーカーたちと比べるといささか設計に古さを感じた。

最新モデルのベビージョガー シティツアー2でも発売年は2019年。
3年経っている。

そろそろリニューアルの時期。
そこが期待でもあり、まだ買わなくていいんじゃない!?と思う理由だった。

それでは以下、暇なときに見てみてよ。

メリット
デメリット・後悔
  • 小さく折りたためる
  • 深いリクライニング
  • 4歳まで長く使える
  • 背もたれはあまり起こせない
  • 後継はスムーヴ。先祖を選ぶ理由がない
  • 最新2019年モデルは国内未発売
管理人パパ

見た目に珍しく、たしかにかっこいいけれど、本国アメリカの最新モデルは『City Tour2(2019)』。ライバルの多いこのカテゴリーで3年も経てば設計が古く感じるので『City Tour3』が発売されるまで今は待ちでいい。

買うなら今ではない、早まるな。

基本スペック

Baby Jogger City Tour(国内終売)

発売時期2017年10月
価格36,300円
ブランドベビージョガー(米国)
タイプ背面式(B型)
対象年齢生後6カ月〜5歳頃 (体重20.5kgまで)
サイズ
幅×奥行×高さ
展開時:45.5×93×108.5㎝
折畳時:45×24.2×55.6cm
重量6.4kg
荷物容量10L/5kg
ハンドル高96.52cm
リクライニング135°~162°
レッグレストなし
バンパーバーオプション(別売)
車輪サイズ前輪:5インチ(12.7cm)
後輪:6インチ(15.24cm)
サスペンション前輪のみ
カラーオニキス
コバルト
付属専用キャリーバッグ
トラベルシステム不可
取得安全基準生産物賠償責任保険、ASTM基準
保証期間正規販売店メーカー保証1年
公式HPhttps://www.babyjogger.jp/product/city-tour

Baby Jogger City Tour 2(国内未発売)

機能の特徴

【コンパクト】折り畳んだ後の高さは膝上程度
バンパーバーを取り付けると高さがでるけど
持ち運ぶときは便利
本体の全高は膝下程度
奥行きコンパクトなので玄関のあのスペースに!がありえる
専用キャリーバッグに収納
バッグに入れてもキャリーハンドルはあるし
担げるリュックタイプ
※シティツアー2からショルダータイプに変更になった
【寝かせやすい】リクライニングは深め
背もたれをしっかり倒せるけれどレッグレストがないので乳児にはちょっとキツイ
【段差乗り越え性能】都会エリアなら十分。タフな道は苦手
前輪サスペンションはリベルに似た動き
後輪にサスペンションは搭載されておらず
【その他】
フットステップは踏み込んで上がるには狭いが十分と感じるサイズ
スタンダードな5点式固定ベルト
横幅は45cm程度と一般的な駅改札も余裕で通過
幌の奥行きが深い=天井スペースに余裕
背もたれ角度は可もなく不可もなく
幌の頭上空間を確保したあまり日除けは不十分な印象
後輪の膨らみ部分にはジッパーポケット
レインカバーが格納されている(シティツアー2では撤廃されている)
シート下荷物カゴは必要十分な大きさ
オムツは50枚入りのサイズが少しはみ出るが運べる
シート背面部にはメッシュポケット
スマホやオムツ、ウェットティッシュなどが入る
バンパーバーは別売り
幌天井にのぞき窓
子の様子を見るには十分な大きさ
ハンドルの太さは太すぎず細すぎず
シティツアー初代モデルはゴム巻でグリップ力が高い

全体的に安っぽさは感じないが、価格相応ではある。誰が持つかによって印象が変わりそうなベビーカー

こんな人にぴったり

ファーストベビーカーに国内メーカーの高級機を選択。
しかし、車利用が思っていたよりも多く、チャイルドシートの足元にサッと滑り入れられる簡易なB型が気になっている。

今からベビーゼン YOYO2やバガブー バタフライはもったいない選択だと思うけれど、サイベックス リベルは人気すぎてママ友とかぶるのが心配。。

なら私が率先して本流からちょっと逸れた変わり種の選択をしてみようかな?

という冒険心あふれる勇者

こんな不満・不安も解消してくれる
  • 専用キャリーバッグがついてくるので長い階段は肩がけして楽々運べる
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