運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
ベビーカーのシート部分に敷くことのできるベビーカーマット(ストローラーマット・ベビーカーシート)。
ベビーカーを100台押し比べてきた視点で、蒸し暑い夏も快適で、赤ちゃんの背中がベチョベチョ→汗疹にならない夏用のベビーカーシートカテゴリー商品の中から「これは良い!」と選びぬいたものだけを紹介します。
さまざま試してきましたが接触冷感シートだけはおすすめしません。屋外では無闇に暑いだけです。
木陰で使う分にはいいけれど、35℃を超す猛暑環境では吹き付ける風から暑いのは単純に熱中症リスクを上げるだけだからね。気休めになれば…と簡単に判断するなかれ。
\ 見た目より吸湿・通気(汗の放散)が大事 /
夏用ベビーカーマッランキング
1位 テクノファイン クールマット
夏用ベビーカーマットの勘所は3つ。通気性、速乾性、そして洗いやすさだろう。通気層がたっぷりとられたものがベスト。ただし、あまりの猛暑では通気とか生ぬるいことを言っていられなくなる。アイスジェルで保冷タイプのものや、ファン付きシートで強制的に背中裏の蒸れを換気できるものも検討したい。1位は2024年5月に発売されたばかりの新作を選んだ。ポイントは付けやすさ。またレビュー記事を公開予定だ。
ポイントは以上ですが、本格的な夏到来時は結構売り切れが続きやすいので、6月中には買い揃えておくことをおすすめします。
クリスマスのおもちゃと同じです。
それでは、以下詳細に解説します。
まず、一番重要なポイントとしては「自分が使っているベビーカーにそのマット(シート)が対応しているか?」がある。
5点式ベルトの位置を確認しながら、使えそうなものを選びたい。
しかし、ここの見極めは素人には困難。
わかり辛ければ、一緒その商品を販売する会社に電話・問い合わせして聞いてみるのが一番早い。いくつか候補を絞り込んだらまとめて聞いてみよう。
必要なのは「通気性」か?それとも掻いた汗を拭き取る「吸湿性」なのか?
高価な商品にはそれだけの理由があり、通気性にプラスの価値をもたせているものも多い。
一番は、
そんな素材があれば最高だ。
各社メーカーごとに打ち出している強みの程度に差はあれ、主にはメッシュ機能を打ち出した商品、ガーゼ素材など肌当たりの優しさに強い商品、厚めのパイル素材で通気性・吸湿性を打ち出した商品、オーガニックコットンなど有害な物質を含まず敏感肌に対応した商品などがある。
こちらはエアバギーから発売されているストローラーマットの最上級モデル。
中材には体圧分散素材が採用されていて、まるで最高のベットマットレスにふわふわ浮いているような心地よさ。
一方、表地にはコットン生地に吸水・速乾性にすぐれた「セオアルファ®」糸が編み込まれており掻いた汗も素早く放出。
我が家はこれの一代前のモデルを使っていました。
夏場は保冷ジェルを入れられるベビーカーシートが人気になる。
赤ちゃんの発熱に脇アイスが効果的なことは、以前どこかで記事にした気がする。
ただし、ずっと横で見ていられればいいが、「どこまで冷えているか?」「冷えすぎていないか?」はちゃんと見てあげないといけない。冷やし過ぎも怖い。
あと、あまりに暑い日に期待するのはいいけれど、やっぱり外は暑いもんだからその保冷高効果も長くて2~3時間。長丁場の移動では荷物が増えて困るだけだ。その場合は、メッシュシートなど簡易な対策のみとして荷物を減らすの吉。
また、保冷ジェルでは冷却効果が続かない・・・なら、冷感素材のものも使い方によっては利用価値がある。我が家では枕用に使っていた冷感素材の敷きパッドをシートに敷くなどして使っていた時期もある。ただ、これもまた敷きっぱなしでは冷感効果が無くなってしまうので、あくまでも寝入りを助ける程度のアイテムだと理解すべきです。
そもそもベビーカー自体、あまり汚れるものではないとは思うけれども、せめてベビーカーマットやシートぐらいは丸洗いできて清潔に保てるようにしてあげたい。洗剤はできるだけナチュラルなものをおすすめします。
こちらは通気性はあるけれど、夏用に特化した商品ではないからあくまでも洗い替え用としてや、クッション性を増すためのアイテムとして検討するといいよ。
ちなみにちゃんとデリケート洗モードで洗濯しましょう。
私は、3Dメッシュ素材の洗濯で一度失敗したことがあります。
ちゃんと洗濯ネットに入れて丁寧に洗わないと洗濯機にこねくり回されてグデングデンになって出てきます(笑)
Amazonやベストランキング系のサイトを見ると、安いものは本当にお安くて、レビューも高く、レビュー数も十分に多ければ安心して思わず買ってしまいそうになります。
ですが、知ってましたか?
Amazonは「やらせレビュー」も多く(特に外国製の知名度の低いメーカー)、レビュー評価が不正に操作されてプロモーションされている温床になっていることを。
参考:アマゾンで偽レビュー作りまくる不届者の正体
https://toyokeizai.net/articles/-/308926
例えば、ベビーカーシートのベストセラーをAmazonで調べます。
Amazon.co.jp 売れ筋ランキング: ベビーカーシート・クッション の中で最も人気のある商品https://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/baby/10395289051
気になるのが二番目に表示されている「Linkax」というメーカーの1,000円程度のベビーカーマット。聞いたことの無いメーカーです。。
「でも、レビュー数は11あるみたいだし、星も★★★★☆程度なら安心できそうだな~。
で、安心してはいけません。
販売元の情報までしっかり確認して、ショップレビューが間違いないところから買いましょう。
使い勝手は人によって様々。
私の決めつけではいけませんが、選び方の参考にはなるかもしれません。
私も使っていました。
理由は、昔のエアバギーはシート部分がメッシュではなく、「夏場は背中下が絶対に蒸れる!」と直感したためです。
せめて、背中とシート部分に空気層を作ってあげられると感じ、これを選びました。結果は良好で背中にひどい汗を掻いたことは無かったと思います。
結果としては満足していますが、手軽さには欠けます。
ただ、かなりのクッション性なのでそもそもベビーカー自体に車軸サスペンションが無かったり、弱かったり振動吸収性が心配なものに敷く一枚として、ここにお金をはたけば解決してくれるところもあると思います。
ファン付きベビーカーシートの代名詞的存在のエアラブ。
最新モデルは2024年発売のエアラブ4。
過去モデルと較べて送風性能も取り付け易さもバージョンアップ。
「電源で強制的に風なんか吹き付けて大丈夫なんか!?」の心配を他所に赤ちゃんは気持ちよく寝てくれると評判の商品。
ベビーカーに軽量やコンパクトタイプを選ぶ人も多いでしょう。
そして、そもそもシート部分に相当な通気性を持っている(またはメッシュタイプ)ベビーカーでは、余計なシートクッションは不要。
そういうケースでは、ただひたすらに冷却効果をアシストしてくれたり、クッション性をちょい足しできる程度のものを選ぶで十分です。
おすすめはこのあたり。デザインや価格を見て検討しましょう。
「さすがにエアバギーのマットは高すぎると思うし、でも心配だからなにか一つ持っていたい。。」
という人には、コンビのこちらの商品が良さそうに感じました。
楽天のレビューをチェックして回ったところ、コンビのベビーカーに対応しているだけでなく、「Jeep」「ピジョン ランフィ」「Joie エアスキップやチャイルドシート」など他のベビーカーでも「使えた!」という声が多く、汎用性は高いのかもしれません。
コンビから他に似たような商品として汗の吸水性にフォーカスした以下の商品も気になるかと思いますが、私の経験上「掻いた汗の吸収」はシートパッドでおこなうものではなく、親がこまめにチェックしたり拭いてあげるべきだと考えているので、選外としました。あと、タオル生地はやっぱり夏本番には暑すぎると思います。風呂上がりには良さそうですが、、
以上。
どこにも忖度していないピュアレビュー(夏用ベビーカーシート編)でした。
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