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【レビュー】Joie エアドリフト フレックス シグネチャーの口コミ(メリット・デメリット)

Joieからベビーカー『エアドリフト フレックス シグネチャー』が新発売。兄弟機(OEM)?アップリカのラクーナクッションフリーとの比較レビュー!
イギリス生まれのベビーカー&チャイルドシートメーカーの『Joie(ジョイー)』から背面式ベビーカーが新発売。
その名は『エアドリフト フレックス シグネチャー』。
今年の2月に発売されていた『エアドリフト』の上位機種、そして、アップリカの『クルリー』や『ラクーナクッションフリー』といったハンドル操作でベビーカーを真横スライドさせられる機能を兼ね備えたモデルの兄弟機?と思わせるベビーカーになっています。
このあたりはゴシップ的な記事を以前コラムに書きましたが、JoieやNuna、グレコ(アップリカ)といったメーカーは本国ドイツ、製造工場をイギリスに持つAllison GmbHグループの一員なので、OEM商品として製品の機能が似てくるのは当然なのかもしれません。
とはいえ、東南・東アジアをマーケットにした限られた商品での話ですが。
話が逸れた、、
それではまずはじめに簡単なこのベビーカーの紹介から。
Joie エアドリフト フレックス シグネチャー(AireDrift Flex Signature)
発売時期 | 2021年5月18日 |
価格 | 34,980円 |
ブランド | ジョイー(イギリス) |
タイプ | 背面式(A型) |
対象年齢 | 生後1ヶ月から体重15kg(36ヶ月頃)まで |
サイズ 幅×奥行×高さ | 展開時:45.5×84×105cm 折畳時:45.5×38×95cm |
重量 | 4.9kg |
荷物容量 | 内寸:30×26×16cm |
ハンドル高 | 98cm |
リクライニング | 125~160°(無段階調節式) |
背もたれの長さ | 50cm |
レッグレスト | あり(2段階) |
バンパーバー | あり |
車輪サイズ | 前輪:14 cm 後輪:14 cm |
サスペンション | 全輪 |
カラー | オイスター エクリプス |
付属 | レインカバー |
オプション | - |
トラベルシステム | 不可 |
取得安全基準 | SG |
保証期間 | 購入後1年 |
公式HP | https://www.katoji.co.jp/products-detail_3665.html |
1分でワカル!本機の特徴について
- 4.9kgと片手で持てる軽量タイプの背面式ベビーカー
- アップリカのベビーカーとこちらにしかない真横スライド機能搭載(斜めにも進む)
- レザー調ハンドルで落ち着いた雰囲気&多少の高級感あり
- メッシュ素材のクッション&シートで通気性確保
- ベルトはマグネット式で楽々
- シート下にスプリングサスペンションを搭載し振動軽減
- レインカバーが付属
100台押し比べてきた私が、一言でこのベビーカーの価値を申し上げると、

定価4万円以下で購入できる割と高級感のある背面式ベビーカー。
欠点はシートリクライングの最大角度が125°ともう少しだけ欲しかったが良しとしよう。一般モデル(下位のフレックス表記なしモデル)と比べて400g重くなっている(=スプリングサスペンション機能搭載の影響か)が、軽さの印象はさほど変わらないだろう。
ということである。
エアドリフト(通常モデル)との違い
エアドリフト | エアドリフト フレックス | |
---|---|---|
定価 | 24,800円(税込) | 34,800円(税込) |
重量 | 4.5kg | 4.9kg |
シート下の スプリングサスペンション | なし | あり |
この価格帯で、スプリングサスペンションの有無だけで1万円の差は大きい。



見た目はとてもいい感じ。
フレックス無しモデルと比べて価格差ほどクッション性に違いを感じるかは微妙と感じた。あまり上体を起こせないタイプのベビーカーなのだから、1歳半までの利用と割り切って安く持てる方がおすすめ。


本当の競合機種は?
実は「真横スライド」を搭載した「高級感ありめ」なベビーカーとしての本当の競合はアップリカの『ラクーナクッションフリー』の方になります。
ラクーナ クッション フリー
価格 | 69,300円 |
対象 | 生後1カ月~36カ月 (体重15kg以下) |
重量 | 5.8kg |
横幅 | 45.6cm |
ハンドル高 | 99.6cm |
リクライニング角度 | 118°~167° |
カラー | ネイビー NV グレー GR |
付属品 | なし |
保証期間 | 購入後1年 |
公式サイト | https://www.aprica.jp/products/babycar/detail/reversible_lw/luxuna_cushion_free/ |
では、
「どちらを買うべきでしょうか?」
言わずもがな、価格が全然違いますね。
しかも、アップリカの方はレインカバーの付属も『なし』。
強気の価格設定です。
多少重量も価格もヘビーになってしまうけれども、アップリカというブランドに好意を抱いている人はラクーナクッションフリーでもいいと思いますが、個人的には中身が同じならJoieのベビーカーがいいなと思ってはいます。
ただ、総括的評価ですが、
「真横スライド機能、本当にいるんかい!?」は冷静に判断しなければならないところ。
ブログ界隈では、「意外に使わない」「我が家には必要なかったかも・・・」という少し残念な声も聞こえてくるので、それならばシンプルな軽量背面式ベビーカーを別に検討するというのも良さそうです。
割とざっくり使うために背面式ベビーカーを考えているという人、
- 例えば第二子、第三子向けに買い直すであったり、
- ファーストベビーカー選びに失敗した(重すぎた、、)人には、
上記やイオン限定モデルのような一見普通に見えるけど機能の割としっかりしたベビーカーを私ならおすすめします。
もうちょいデザイン性も予算もプラスするなら
サイベックスの背面式A型ベビーカーのイージーS2が有力候補になるでしょう。
実売44,000円ですが、ポイント還元が5,000ポイントほど付くタイミングを狙えば実質3万円台。
エアドリフト フレックスとの価格差も縮まります。
軽さと真横スライドの機能を相当に重視するなら『エアドリフト フレックス』を、
4歳まで長く乗る&剛性に支えられた確かな走行性なら『イージーS2』をといったところでしょう。