運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
30台試した中での10位ではなく、300台試してきた中でのトップ10は他サイトとは大きく異なっているでしょう…
私だったらコレを買う!を忖度なくリストアップ
ベビーカーの主要メーカーは国内なら3社、海外なら5社といったところかな。
そのそれぞれのラインナップから、各種モデルが1~3年周期でリニューアルがかかるのがベビーカー業界。
全部で8社あるとして、各メーカーのラインナップが3モデルで構成されているとして、少なく見積もっても1ヶ月半に1台はリリースされていくわけだから、新発売モデルの影響を鑑みて市場の中でのベストを検証し直さなくてはいけない。
というわけで、最新の状況をまずはしっかり知っておいてもらいたいから「今並びなおしたらこんな感じよ。」を管理人パパの独断と実機検証で鍛えられた眼力でお届け。
最新のリリース状況はこちらのページでキャッチアップできるから、合わせてフォローしておくといいよ。
それも加味しての結果が以下です。
ネット系メディアのランキングなど世間が作った人気ランキングは完全無視で、走行テストと実際の育児シーンで感じた使い勝手で評価しています。
A型選びの正解はライフスタイルと環境次第!
うかつにランキングなんか信じたらえらい目にあう。
軽く挙げただけでも8つ。
それぞれの掛け合わせで256通りの正解がある。
だから悩むもの。
毎年平均して100件の購入相談に乗ってきた私ですら回答を出すのに悩む。
そりゃ、依頼者の「悩みすぎてハゲそうです!(笑)」にも共感しまくりです。
ということで、A型のおすすめランキングはタイプ別でまとめることにした。
巷の「メリオおすすめだよ♪」の評判は完全無視。だって私がメリオの走破性(段差アプローチの強さ)に満足したことは一度もない。それでも都心(地方でも駅前10分圏内の都会エリア)なら十分かもしれない。段差も浅めだしなんとかなる。それよりも使い勝手として求めたいのは軽さ・持ち運びやすさ。都心だからこそ電車・バス利用も便利だから、持ち上げや通路幅なんて問題にしたくないよね。だったらコレだ。
リベルなどセカンドベビーカーとの合わせ持ちが条件で
メリオよりも段差をヌルっと越えられて、個人的には乳児期の走破性はこれぐらい欲しいと考えているベビーカー。
もうすぐリニューアルが来る予感、、
三輪ベビーカーだからといって必ずしも四輪タイプよりも曲がりやすさが上とは言いきれないが、エアバギーにはちょっと別格の操舵性の良さを感じている。10年も前から「持ち運びの地獄と押す天国」は変わらない。
とはいえ重さに耐えられなくなったらA形時期の前期だけ使って、操舵性能の劣らないB形の代表格「リベル」に乗り換えるプランもいい。
B形=掴みどころのないカテゴリー
B形って、掴みどころのないカテゴリーだなって最近思う。
その原因はSG基準が仕様書の中で明らかにしているA形とB形の境界線が「リクライニング角度のみの違い」だけにあるところ。
「150度以上倒せるならA形だよ。」なんて馬鹿げている。
それは必要最低限の条件であって十分条件ではない。
リクライニング要件を満たしていても「それで本当に最高なの?」を疑わずにはいられない。
だから私はこう考えることにした。
B形ベビーカーの本質はママの都合で選びはじめて良いベビーカー、「散歩」のみならず急を要する「移動」の楽を叶えるものであると。
ということで、私はこのカテゴリーに一石を投じたい。
世間一般ではA形と定められており、公式のスペックシートにもそう書かれてあるものの中でも月齢の浅い赤ちゃんよりもママ都合で移動楽を叶えるに特化したものをあえてこのB形へ組み入れることにした。
そして驚くことなかれ。
このブログ独自の新基準=TB基準では「C形」も提案したい。
B形ベビーカー(生後6ヶ月ごろから~生後18ヶ月までに機能価値大)
C形ベビーカー(生後18ヶ月以上からベビーカー卒業までに機能価値大)
もっと軽いコンパクトタイプがいい。B形なら確かに他社のものと比べて重い。そんな意見は多いし、私もそう感じる。けれどバタフライはどちらかというと非常にA形に近いB形ベビーカーだと私は思う。シートの性能・リクライニング角度はベビーシート級だと言いたい。大事なものを支えるコンパクトは堅牢であるべきだ。
バタフライは軽快さよりも安定感。2歳超えたら軽々と雑にも扱えるリベル(C形)に乗り換えていいとも思っている。
コヤの車輪はミオスよりも断然小ぶりだ。けれど走破性はどうだったか?3cm以下の段差ならヌルヌルポンッ!と越えていく。その力はミオスに負けじと劣らずだった。子どもの体重がまだ軽い2歳までの軽量タイプなら断然候補にいれていいコンパクトだ。
2~3歳頃の押しやすさではリベルやオルフェオが有利に逆転するからその時はコンパクト to コンパクトで乗り換えちゃってもいい。
YOYOで後悔しないためのポイントは、本体に無い機能(公式バンパーバーや小ぶりな荷物かご)は時期や場面に応じたアクセサリー使いでカバーしようという柔軟な思考。YOYOは「ママの階段移動ストレス」を最小限に抑えてくれる。
欧州だとコット(バシネット)利用が基本!
しかし、コットが装着できるタイプは折り畳みで困ります。
かさばるし、小さくならないのです。
日本の交通事情では周りに迷惑がかからないよう小さく(薄く)折り畳めることが暗黙の了解としてあったと思われます。
それを理由にこれまで普及してきませんでした。
しかし、これからはどうでしょう?
国土交通省のお達しの元、鉄道・バス会社も「折り畳まずに乗ってええよ~」を公にうたっています。
なら、それに甘えましょう。
次の子育て世代の下地となる文化を作ってあげましょう。
月齢の浅い、とくに生後6ヶ月までの赤ちゃんの乗車ではこちらのタイプを強くおすすめします。
国内ベビーカーの製品安全基準がSG基準。
SG基準では新生児OKは謳われていない。
生後28日(新生児期)以降からとある。
コンビやアップリカやピジョンのベビーカーを見てみるとA形はどれも「生後1ヶ月~」と書かれであるのだ。
けれど、「新生児~」と書かれてあるものも我々はよく目にする。
おかしくないか?
調べてみたら以下の理由によるみたい。
もしくは裏技的に「ベビーシートを装着すれば(トラベルシステム)、新生児にも対応しているんだけどもね、、」を当たり前に売り文句にしているような商品ぐらいだろう。
ややこしい話はこれぐらいにして、この2つだけ覚えておくことにする。
日本では少ないフラットに寝かせられるコットの利用。
それを条件に生後28日未満(新生児)でもベビーカーに乗せられるちゅうことやね。
それだけ新生児というものはデリケートだし、ママも赤ちゃんも安静が一番ということ。
「どうしても・・・」という場合は特に欧州系のブランド商品に頼りたい。
というわけで、私は新生児から「どうしても・・・」のベビーカー利用を叶えたいならコットが装着できるタイプがいい。
機能性の面からバガブーを高く評価しているけれど他メーカーに対して相対的に大きめだし、高価で悔しい以外にこれがベストマッチとなる人も少ないとは思っている。バガブーは何がなんでも最高を目指す一握りの人のためのブランドかもなと最近は思っているよ。
横幅60cmで大きい改札しか通れない。重量も10kgを超えるので地下鉄など階段が多い場面では苦労必至。しかし生後6ヶ月までの最高の話をしているのだ。そこまで広い行動半径を前提にしなくてよいのだろう。
フォックスのコットは最高性能。コットからシートに変更したあとも高いシート座面高とソフトな乗り心地に子どもが「ニヤッ」としてくれた。あ~、子どもってわかるんだなって感じたよ。かけがいのない時間を目一杯あじわいつくしたい人に。
横幅52cmで改札余裕
座面高は52cmでハイシートタイプ
こちらはフォックスよりもずっとスリムで都心部でも使いやすくなったタイプ。フォックスと違ってコットが標準装備ではないので、合計すると結局フォックスと同じ…というマジックはあるけど、移動のバリエーションはぐっと増える。
そんなことはない。国内で流通しているベビーカーの中でコット装着可のものは26機種ほどある。世界全体でみると少なくとも41機種を確認できている。その全てを比較調査した結果、英国王室にも御用達となったバガブーを選ぶのが正解だと確信しているのだ。ここでその他のセレブの名前を出すのは野暮なのでやめておきたい。
コットを装着できるからOK!ではない。
この時期の最高のサポートを母子両面から叶えてくれるのが、医師も共同創業者として名を連ねたバガブーの魅力。
C形=持っていこうか迷う時期にもあると嬉しい
C形とはつまり幼児期後半の2歳から卒業にかけての、体重が増し増し、乗り降りも増し増し、「ベビーカー必要?一応持っていこうか?」に応えてくれるベビーカーたちのことだ。
つまり念の為持って出かけても邪魔にならない&負担が少ない or 空で押すは羽目になってもそれなりに機能する(キャリーワゴンがわり、、)ものたち。
いろいろあるけれど、いまは一択でいいでしょう。
数年前までこのカテゴリーはJ is for Jeepのバギーが独占していた。そこに割って入るどころか今やAB形としても期待されているビッグなコンパクト。説明は野暮になります。
生後6ヶ月から使ってももちろん良いけどね。幼児期後半にもパワフルを強調したかった。
4万円以下で買えるベビーカー選びのポイント
昨今の平均的なA形ベビーカー購入予算は5~7万円だと見るが、以下のキーワードを外して考えれば意外にも4万円以下で普通に使えてしまうものもある。
初子だとすべてのアイテムをまんべんなく買い揃えなければならないよね。
チリツモで巨額の出費に悲鳴をあげたくなる産後すぐの時期。
そんな境遇に懐に優しく、レンタルするよりも安いとくればチェックしないわけにはいくまい。
親戚をかき集めましょう。
ご友人へ。出産祝いはあげた感の高いベビーカーなど現物よりも現金かギフト券が嬉しいみたいですよ!
安ければ安いほどいい。
そんな基準で安易にベビーカーを選ぶ親をわたしは(幸運にも)まだ知らない。
けれど性善説で生きているのか、あまりにもメーカーの売り文句を信じすぎる人は結果的に安易なベビーカー選びで子どもをリスクにさらしてしまうので以下に注意して欲しい。
怪しい国の怪しいモデルは独自の安全基準を記載していたり(意味あるのか??)、初心者には見分けがつきにくい表記が紛れていることが多いので注意して(気をつけていても分からんかも)。
ということで、私が実際に見て押して確かめて、この値段で買えるならこれもまた正解かっ(あっさり)、と思えたものを以下にまとめておいた。
A形両対面式タイプで考えていて、でもレンタルだと今っぽく見えなかったり、新製品は割高で・・・と心配な人におすすめのモデルがある。それが2年前の最新モデルを手に入れるということ。つまり型落ち商品。発売周期が1年足らずの国内メーカーのものは、最新モデルと比べても機能面で遜色ないものも多い。「対面式は絶対!」な人で、でもセカンドベビーカー(リベルとか)もきっと必要になるはず!と多台持ちを賢く見据えている人にも対面式を叶えてくれる一台
ラクーナはどの年代も良く似ているから「二年前の商品じゃん!」なんて誰も気が付かないし、思わないだろう
こちらは座面下のコイルクッションを省いて軽さが追求されたモデル
リクライニング角度は緩めだけれど対面式を叶えてくれるコスパ度の高い商品
Joie パクト、Joie ライトトラックス、グレコ シティトレック GB、グレコ シティスター GB、イングリッシーナ スケッチ、国内メーカーなら二世代前の型落ち品(4万円台)
子どもの段階的な成長を考えると、そして押し手と歩む行動半径の広がりを考えると、発育や親子の成長ステージに合わせたベビーカーの乗り換えが双方にもっとも楽になる。
AB形という後付で「これ一台でずっと大丈夫!」の謳い文句を半ば信じていない。
どちらにも効くというものはなく、それぞれの時期にちょっとずつなにかを我慢している。
さらにAとBの境界は「月齢の浅い赤ちゃん」か「背に腹は変えられない親子の移動」のどちらを優先するか程度の違いしかないため、ここではっきりとラインを引くと後で困ったことになりかねない。
子ども靴でもどんどん変わる靴のサイズ。
もったいないと感じちゃうけれど、安くてもベストなサイズを都度選んであげたい。
それが歩くの楽しいね!につながるなら。
そんな歩くの楽しいね!はママ・パパにとっても同じで、それぞれも大事なはずだから。
それは子どもにとってからしても。
親の笑顔は子どもの幸せ。
2024年9月4日更新
\ 乳児期(1歳まで)に特にうれしい /
1位 コンビ スゴカル エッグショック LA
初子を授かったら「ハイシート」で「対面式」の構図に憧れる人は多い。素敵な光景だし、なにより赤ちゃんにとっても安心だろう。しかし、俗に言うA形は乳児期のサイズ感に特化したものの方が売れる。私の経験上、それでも段差で衝撃の少ない走破性の高いものがおすすめだが走破性と本体重量はトレードオフ。走破性が上がることで重さの心配から離れられないなら、いっそエントリー商品の国内メーカーの両対面式を選んで、より長く使うことになる幼児期(B形)に本命をにらんでもいい
\ 新生児からベビーカー卒業までカバー /
1位 バガブー ビー6
以前は存在したこのカテゴリー。現在は「A形ベビーカー」のカテゴリーに内包される。しかしAB形と記載する場合は特に「B形時期(幼児期)」にもタフに使える剛性の高いモデルを指したい。ビー6はバガブーのラインナップの中でもコンパクトサイズで日本人にも扱いやすい一台。持って重い、押して軽いベビーカーの代名詞。卒業まで使うなら乗り降りしやすい(低重心)は最大のメリットになる。
\ ライフスタイルや兄弟関係によって正解が様々の /
1位 バガブー バタフライ
SG基準では「安心しておすわりができる時期」とされる生後7ヶ月からの利用が目安だが、それはあくまでも乗せはじめてもいい時期(ベストではないがOK程度)。B形の本分はベビーカー卒業まで安心して任せられること。乳児期後半の不安定な姿勢をサポートし、幼児期の自発的な乗り降りにもちょうど良い足置きが備わったバタフライなら安心だ。
\ 細腕の妻を想う気持ちから重視されがちな /
1位 サイベックス メリオ カーボン
ベビーカーに「軽さ」を求める人は両親や義理の親戚家族などから「重いのはやめとけ!」と散々に脅されてきた人だろう。それは間違ってはいない。ただし軽さだけを理由に選ぶと「押し心地」を見過ごしやすくなる。メリオは操舵感よくデザインにも満足できる一台だが、このカテゴリーを真面目に探した人なら当然行き着く結論なので都会では特にかぶりやすくなる。
\ 側に構えてうっとりしたい毎日に /
ハイファッション部門
1位 ストッケ YOYO® Bonpoint ベージュ
おしゃれなベビーカーという言葉は暴力的だと思う。昨今、おしゃれじゃないベビーカーを狙って探すほうが難しい。つまり大体はおしゃれってわけだ。ならここでのお洒落は周りにインパクトを与える「ハイファッションな一台」を挙げたい。YOYOがタイアップしたラグジュアリーメゾン「ボンポワン」モデルが面白い。
都会的部門
1位 サイベックス ミオス
何をもって都会的とするかは難しい。都心の複雑な地下鉄構内(階段多し)でも困らない?段差はない前提で考える?いろいろあるが今回は見た目にこだわった。つまり都会的な景色に似合うか?の視点である。本当の都会人は人混みや階段との付き合い方を知っている。エレベーターの位置も賢く把握している。アプリにも頼る。ミオスは対面式モードでは折り畳めない。出先で困る?いや、北青山に住んでいるから大丈夫。
コンパクト部門
1位 サイベックス コヤ
「お洒落でコンパクト」にも様々あるが、コンパクトの真髄は「長い階段でも困らない」にあると思っている。そんな時、肩がけできるショルダーストラップがあると便利。そして肩に食い込まないほどの軽さとソフトパッドの工夫が備わっているといい。バランスならバタフライ、都心ならコヤやYOYO、ユーティリティ度の高いオルフェオとクイッド2α
\ メインと極端に違う「サブ機」選びがおすすめ /
1位 サイベックス リベル 2024
セカンドベビーカーの本分は「脇に構えて良し」だと思う。ファーストベビーカーがあってこそのセカンドベビーカー。ならば一台目とは違う機動力にこだわりたい。価格帯は様々。一台目のそれと同等で選んでもいいし、サブ機として価格をぐっと抑えたものでも正解。メリオならリベルが、プリアム/ミオスならコヤがいい。
\ サブ機の購入や乗り換えを視野にいれるなら /
1位 ラクーナ クッション AF(2023)
A形・B形を玉石混交としたランキングを掲載しているメディアはハッキリ言ってモグリだと思う。機能が削ぎ落とされたB形がA形より安くなる傾向にあるのは当たり前。ここでは「安くても使えるA形ベビーカー」を選んだ。主なポイントは2つ。「型落ちを狙う(1年前の最新作)」「東南アジア市場に強いブランド(Joie)を選ぶ」だ。気をつけないといけないのは廃番商品はスルーすること。処分価格に飛びつくなかれ。
\ 半年借りて3万円なら買ったほうがお得 /
1位 アップリカ ラクーナ エアー AD
「出産までバタバタで結局ベビーカー決められなかった~!」と産後大慌てになっていませんか(笑)?大丈夫です。それ普通です。なにも悪くないのですが、そこで焦って「レンタル=節約」と前のめりにならないで欲しいのです。レンタルサービスは数多くあります。ですが「せめて腰づわりまで借りたい(B型時期まで)」としても3万円は下りません。しかも古い型番商品も多いです。ならば3万円程度で買えてしまうレンタル相当の商品を買ってしまうのがおすすめです
\ カテゴリー別プレステージブランド /
1位 バガブー フォックス 5
ここは正直迷った。ハイファッション系の高級は別のランキングにまとめたのでここでは「ブランドの格」を優先して並べた。また価格帯として本来は8万円超えからを高級としたかったが、「コンパクトタイプなのに6万円相当(coya)」も高級の一分としてのバラエティを重視して配置した。「8万円は高級じゃない?」問題が世間を賑わせたがブランドは価格ではなくサポート力で評価すべき。交換パーツを単品売りしているブランドなら信頼できる。
\ 平らに寝かせられるコットが基本 /
両対面式部門
1位 バガブー ドラゴンフライ
コンパクト部門
1位 ストッケ YOYO2 + バシネット
平らに寝かせるのが一番。とはいえお出かけの際はコンパクトになるものがよかったり、車での移動でまごつかないものがいい。その時、完全フラットを叶えるのが難しくなるがせめて子宮の中にいた時と同じ「Cカーブ」姿勢の角度を確保してあげたい。主にベビーシートと組み合わせて実現するそれをトラベルシステムと呼ぶがYOYO2ならフラット寝ができるコットでトラベルシステムが実現可能だ。
\ 対面・背面の切替タイプにあわせて選ぶ /
ハンドル切替タイプ
1位 アップリカ ラクーナ クッション AG
国内メーカーのお家芸であるハンドルで対面・背面を切り替えるタイプ。ここではオート4輪機能が付いた対面式でも背面式でも押し心地が変わらないものに限定してセレクトした。できるだけ予算に余裕を持ち、卒業用ベビーカー(C型)に備えたい
シート切替タイプ
1位 マキシコシ レオナ2
海外ブランドに多いシート付け替えで切り替えるタイプ。このタイプの最大のメリットは前輪と後輪の関係が固定されているため走行性を高めるためのフレーム設計が最適化されやすいこと。また両対面式というからには対面・両面のどちらからでも折り畳める必要性を求めた。次に折りたたみ後のコンパクトさと軽さと走行性といった価値のバラエティを用意した。レオナ2は折りたたみ後はコンパクトでありながらも走行性はパワフル。男性でも満足できるタイプになる。
\ はじまりが良ければその後も上手くいくかも /
1位 ドゥーナ i(アイ)
トラベルシステムはチャイルドシート(乳幼児兼用)を使う車移動の多い家庭にとってオプション的な贅沢品である。チャイルドシートがあれば本来は事足るのにあえて正味生後7ヶ月頃までしか使えない(腰すわり後は子どもが起き上がって嫌がるようになる)ベビーシートを別に用意する必要があろうか?その本分は、はじめての育児に取り組むママを育休を取得して支えられるパパとの仲睦まじきスタートダッシュ体制を取れることにあるように思う。月齢が浅いうちは特に大変だ。しかしこの時期は一番赤ちゃんが寝ている時間も長いので、パートナーをいたわりながらたまにはデートも♪を叶えたいなら車からレストランへの移動も容易なこのシステムの利用価値は高い
\ ハンドル高さと足元空間を確保せよ /
1位 サイベックス ガゼル S
\ 小柄でも華奢と腕力自慢で正解が異なる /
1位 コンビ スゴカルminimo plus
小柄なママって可愛いよね。男性でも筋肉質なアスリートや経営者に小柄な方が多い。国内メーカーのベビーカーの多くが日本人女性の平均身長をモデルに設計されていると思われる。軽くて、華奢で、線が細いイメージの。けれどその枠に収まらない人もいる。良く聞くのが「腕力に自信があります!」なママたち。小柄を侮るなかれ。どんなタイプでも押しやすいバラエティを用意した。
\ 剛性が高く長く乗れるベビーカーなら /
1位 Bugaboo Butterfly/Bugaboo Bee6
確かにここにコスパの高いリベルやバギータイプのJeep アドベンチャーを入れることもできた。しかし私はこのランキングを求める別の層のニーズにも応えたい。それは5歳が乗っていても大丈夫に見えるもの。または福祉バギーとして利用したい人に向けて。耐久性が高く、丈夫な押し心地を前提に、幌天井が高く、背もたれも十分な長さがあり、膝下が窮屈になりづらいものだ。
\ 上の子がよちよち歩きの中で命を守るが最優先の /
1位 サイベックス オルフェオ
年子なら「もう二人乗りに乗せてしまおう!」と決断することもできるけど、第一子が2歳少しで5秒も目を離せないなら「片手運転」に「ワンタッチブレーキ」はマストになるだろう。階段では第二子を抱っこ紐に、第一子と手をつないでを考えて肩がけできるものを評価した。最高のモノはいろいろあるけど、「二人(以上)の命」を守るためだ。背に腹は代えられない。後半は買い直しにいいコスパ商品をセレクト。
\ 双子も年子も2歳差・3歳差も /
双子部門
1位 バガブー ドンキー5 ツイン
私は双子用のベビーカーこそハイシートで対面式をマストで考えるべきではないかと思う。お世話の回数も一人と較べて2倍。立ったり座ったりの頻度も高くなる。そして基本は横並びがお世話もしやすい。不公平感もない。しかしその構造では横幅を取ってしまう。狭い歩道の道を塞ぐ。緊張が走る。「それは遠慮したい…」と思うだろうが世間に気を遣っているヒマはない。助けは来る!堂々と行こう。
年子部門
1位 カトージ 2-Seater
「またベビーカー買い直すの…」。そうだ。一人目よりは慣れた育児になるかもしれない。しかし外出は別次元で大変になっていく。年子は「双子と較べて格段に楽!」とはお世辞にも言い難い。しっかり歩ける子もいるけれど、「数十メートルも歩けたね♪」は自立には程遠い。だから欲しい時には乗っていて欲しい。そんな時、買い直すというよりは第一子卒業までのコスパ商品に期待したい。ドンキー5が最高だが、世間の期待を背負って2-Seaterをチョイス。ただし実際に二人乗りとして使えるのは早くても第二子が生後7ヶ月頃からリアシート(別売)を購入して。ベビーカーは年子が一番むずかしい。
2歳差部門
1位 カトージ 二人でゴーDX
5秒も目を離すことのできない第一子を横目に「ゆっくりと第二子をベビーカーに乗せて行く♪」なんてなかなか難しい。歩くのも上手になってきたけれど、丸一日の体力はまだない。寝た時に困る。やはり2人乗りが必要だ。二歳差ともなると第一子の体重が重くのしかかる。縦型がスリムで良かったとしても全長が長いタイプは舵取りで手首の負担が大きい。ゆえに前席に乗せるのは避けたい。長くて、デカくて、嵩張るが、パワフルで長く使えるなら二人でゴーDXで我慢してこの時期を切り抜けたい。