\ 10年間で100台以上押し比べた /
管理人パパ流の選び方
いつか父になる息子へ
お嫁さんのタイプにもよると思うけど、しっかり話し合って決めたらいいよ。
ベビーカーの使用期間って正味どれくらいだと思う?
毎日使う人もいればそうでない人もいる。
パパがこれまで250人以上の親御さんたちの購入相談に応じてきた経験から見えてきたのは、実質の稼働期間は平均すれば2年分程度ということ。
365日✖️2年🟰730日
1日あたりで考えると、
10万円のものなら約137円
5万円のものなら約68円
3万円のものなら約41円
自分にとってその価値が1日あたりいくらなのか?
そこが大事。
ベビーカーの機能のちょっとした差。
どれだけストレスがかかっていると思う?
「あぁ、この長い階段で誰か他の人が持って上がってくれるなら●●円払えるわ…」
「折りたたみに時間がかかるけど子どもから一瞬目を話すのが心配。誰か見てくれるなら●●円払えるのに…」
もしそれに100円払ってでも「便利を買いたい」「安全を買いたい」と思ったら、
1日1回、そんな場面があるとすれば利用期間で合計73,000円の差になるね。
初期費用よりも生涯価値で選びたいもの。
予算や玄関スペースの問題、そしてデザインに惹かれてなどいろいろ手を出したくなると思うけれどパパの個人的な感想としては「後で買い直したくなる」または「隣の芝生が青く見える」ようなプチ後悔が生じやすいから気をつけて。
育児がはじまった後、パパ友やママ友ができたらたくさんの情報が入ってくる。
ベビーカーの使い心地なんかも特に。
それらの情報を得ながら賢くなるのもいいけど、できるなら無駄な出費を抑えて嫁さんと子どもに遣ってあげて欲しい。
ベビーカーの価格帯について
ベビーカーの価格はタイプ別におおよそ以下の区分があります。
タイプ | 価格帯 |
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A形ベビーカー(ファースト) | 2万円~25万円 |
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B形ベビーカー(セカンド) | 1万円~10万円 |
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バギー(ベビーカー卒業間近) | 5千円~3万円 |
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価格はもちろん機能(付加価値)によって様々だけれども、産後すぐから使えるタイプの方がよりプレミアムな値段が付きやすいので、一概にA形がB形よりも高性能だから高いというわけではありません。
出産費用をのぞいた出産準備品にかかる費用の総額は20万円近くとも言われていますが*産後マジックで頭がのぼせてないかをよく考えながら無理のない買い物を心がけてくださいね。
*参考:
https://jp.moony.com/ja/tips/pregnancy/birth/preparation-article/pt0033.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000039379.html
https://esse-online.jp/articles/-/25237
ベビーカーの平均購入価格について
実はネットを検索してもはっきりと見つけることができないのがベビーカーの平均購入価格。
ここ3年以内の記憶では、第一子を迎えるママ・パパたちの希望購入価格は4万円台にも関わらず実際は5万円を超えたという記事を読んだ気がします。
それではっきり知りたいと思い、調査してみました。
情報の出所 | ベビーカーの平均価格帯 |
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株式会社矢野経済研究所 | 39,500円 |
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楽天市場ベビーカーランキング平均 | 36,200円 |
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アカチャンホンポ売れ筋ランキング平均 | 41,000円 |
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以上から、平均購入価格は今も4万円と考えていいでしょう。
ファーストベビーカーの平均購入価格の実際
ただ、先程の「当初の予算を超えて5万円になってしまった、、」という声と矛盾しますね。
そうです。
この平均購入価格はベビーカーのタイプをまたいだ総合的なものです。
つまりファーストベビーカーもセカンドベビーカーも追い出しベビーカー(バギー)もすべて含んでの平均です。
高いものと安いものをごちゃまぜにしたら平均が下がるのは当たり前ですが、実際のところファーストベビーカーに絞って考えると1.5倍のプレミアム係数を掛けておいた方が無難でしょう。
その場合の平均購入価格は6万円です。
実際は1台では済まないから
以前はAB形と呼ばれた生後1ヶ月から3歳頃(ベビーカー卒業時期の目安)まで長く使えるA形ベビーカー。
高くてもこれ1台で済ませられるなら「これで行こう!」の決心も虚しく、ベビーカーを複数所有または乗り替える人がほとんどです。
なぜか?
赤ちゃんは平均3kgを少し下回る体重で生まれてから、幼児として成長してベビーカーを卒業する時期には15kgまで成長しています。
5倍です!
子ども靴でも成長にあわせたピッタリのサイズが良いとされているのに、この5倍の体格差を1台で吸収しようということに無理があります。
メーカーが「万全です!」と謳ったベビーカーは虚しくも体重10kgを超えたあたりから耐え難いものとなり、、
幼児期には幼児期にあった重心位置が低く、子どもが自発的に乗り降りしやすいタイプへの乗り換えまで試行錯誤は続くでしょう。
ということで、実際の平均出費額は6万円を超えることになっているはずです。
だからこその計画的な選択が必要になっているのです。
では息子への語りへ戻ります。
適正予算7万円について
パパの経験上、ベビーカーにかけるお金として7万円ぐらいみておいた方が安全。
典型的なのは5万円前後でファーストベビーカー(1台目)を買って、1歳半~2歳前後で1万円前後のセカンドベビーカー(2台目)を追加購入するというパターン。
もし夫婦のどちらかがオークションや個人間売買SNSが得意なら1台目を適当な時期に売却して、それを元手に2台目に乗り替えるなんてこともできる。その時はファーストベビーカーで7万円台の投資ポッキリで卒業も叶えられる。
ベビーカーでのお出かけ時には、ベビーカーフックやカップホルダー、急な雨に備えるレインカバーとか他にもちょこまか欲しくなるオプション品があって、その購入にお金がかかるから、1万円程度予算をあてておくといいよ。
で、結局合計7万円かな。
もちろんファーストベビーカーとセカンドベビーカーを兼用したようなベビーカー(例:バタフライ)を買って、1台で済ませるというのも悪くないな。
初子の場合はなかなか気付けないことだけど、月齢が浅い時期の抱っこの時間はとても貴重な経験になる。
新生児から抱いていると生後4ヶ月ごろからずしりと重さを感じるはずだけど、いやまだまだ(笑)
その後も抱っこ紐で1歳半(約10kg)を抱いている未来から遡れば全然余裕のはずなんだけど、なにぶん初めての場合は慌てて早くベビーカーに降ろしたい(乗せたい)と感じることかと思う。
そんな時は「B形時期(生後7ヶ月)までベビーカーを我慢する!」のではなく、B形でも首座りあとぐらいから携帯しておいて、抱っこ紐に疲れたときには「そっと置く」程度の使い方がいいよ。
この場合はリクライニングは最大角度まで下げて、45度以上にならないように気をつけてあげて。
大丈夫かどうかの基準は子どもの側で様子を見続けている自分次第。
心配になったら雑誌やネットの情報だけで判断せずに信頼できる助産師さんに尋ねるといいから。
それからこれ以上の金額となると、
- ファッションの一部の要素をあげていく=気分の問題<でも大事やな>
または、
- 双子・年子のための二人乗り、三人乗りなど特殊用途を追い求めた結果
ということになる。
その場合は、7万円以上の予算を正当化できる場合もあるよ。
あと7万円以下でベビーカー卒業までの予算を考える場合は、
- 押しやすさ(押しづらさ)と
- 子どもの姿勢&好奇心への寄り添い
に少し工夫が必要になるとパパは思っている。
ちょっと押すのが大変だったり、荷物があまり入らなかったり、背もたれを起こしきれなかったり、いろいろ「う~ん」と悩まされることも出てくるとは思うけど、そこはパパの子どもだから工作と同じように工夫して解決して欲しいな。
それもまたベビーカーづかいの楽しみなんだ。
ただまぁ、メインで押すのがお嫁さんならシンプルに、
- 単純に良いもの
- お嫁さんのテンションが上がるもの(自分も大切に)
を選ぶほうがいろいろ考えずに楽だけどな(笑)
産後はいろいろ出費もかさむから、節約したい気持ちはイタいほどパパにもわかる。
家族の将来を思うからこその「節約の方向で…」はあるよな。
ただベビーカーは消耗品と違って、長ければ4年間も使う常用車(乗用車)。
しっかり考えてな。