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管理人パパ
ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。2022年からは年間100件の購入相談に応える。業界のトレンドや売り手の心理を先読みしたレビューが得意。雑誌のベビーカー特集監修等

エールベベ フラコットの後悔とおすすめポイント

エールベベ フラコットFS
この記事の目次

カーシートメーカーが作った安全志向なベビーカー。対面式は乳児期のうちだけで良いと割り切れる人に◎

誕生は1999年。日本のカー用品メーカー「カーメイト」のチャイルドシートブランドが『エールベベ』。自動車用品のプロフェッショナル視点を武器に安全な商品の開発に努めている。

おそらくベビーカーメーカーとしてはマイナーな印象を持たれるだろう。しかし、実際はカーシートの方はアカチャンホンポやベビーザらス、西松屋など結構な量販店に並んでいる。ベビーカーのラインナップは『フラコット』シリーズ1つのみ。

ベビーベッドの乗り心地を日常に。
標準でコットが付属し、新生児からの移動が安心。

新生児から生後6ヶ月までの街歩きが多く、特に0ヶ月の外出をデリケートに保護してあげたい親のコット利用ニーズを叶えている商品。
ベビーベッドのような快適さが◎。

エールベベ フラコット FS

フラコット エフエス(FLACOT FS)

価格60,000円 + 税
対象新生児~3歳頃(体重15kg)
重量7.55kg
横幅47.5cm
ハンドル高100.5cm
リクライニング角度125°~174°(178° コット装着時)
公式サイトhttps://flacot.jp/
¥38,000 (2024/07/26 17:20:14時点 楽天市場調べ-詳細)

メリット

  • 生後6ヶ月までのコットスタイルと腰が据わってからのチェアスタイルの切り替えが可能。(コットが付属&コットを装着したままでも折り畳める!)
  • フットカバーが付属で寒い冬の冷たい風をシャットアウト
  • 大型タイヤとフロントタイヤはスプリングサスペンションで段差乗り換えがスムーズ
  • サンキャノピーが深く、全方位からの直射日光や強風を遮断
  • 標準でネットスクリーン(蚊帳)を内蔵。蚊など害虫を遮断
  • 荷物を入れたまま折りたたみが可能。そして自立はもちろんOK
  • シートは取り外して洗濯機で丸洗いOK

なんといってもその最大の特徴は、『コットが付いている』『安全性が高い造り』というところ。

シート座面は地上60cmとハイシートであるため子どもとの距離感も近く感じられ、しかしながら全長80cmは他のベビーカーと比べて10cmも短めに設計されており、取り回し(旋回性能)の良さを保つことに成功している。

チャイルドシートメーカーの強みとブランド力を生かしたベビーカー。

デメリット

  • レインカバーが付属しない
  • サスペンション(スプリング)は前方タイヤのみ。走行性は◎より◯レベル
  • ベビーカーメーカーとしてはマイナーな割にピジョンのランフィ並みの値段
  • 対面式はほぼ生後6ヶ月まで。その後の背面式ベビーカーとしての性能は普通

『ベビーコットを取付けられる』というちょっと欲張った機能を付けている分、6ヶ月以降の全体的なバランス・機能性は少し食われているかな?という印象でした。

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管理人VOICE

コット使用時の重量は7.55kgながら、6ヶ月を過ぎてからコットを外すと6キロ未満の軽量の部類に入ってくる。すると『5~6kg台の片手でなんとか持てるオシャレな・・・』にも書いているベビーカーたちと肩を並べるクラスにランクアップ。

管理人パパ

見た目の印象としても、デニム調生地の落ち着いた色味のキャノピーやシートとブラックフレームが子どもっぽさを打ち消して大人な雰囲気を演出している。

どんな人にぴったりか?

  • 対面式でずっと行こうとは思っていないが、生まれてすぐはやっぱり向き合って、顔を見られる幸せを噛み締めたい!
  • 虫刺されや害虫対策にはデリケートでありたい。もちろん日焼け対策も!
  • ハンドル位置が高すぎるベビーカーは苦手。私は平均身長かやや下。
  • カラフルなベビーカーが苦手!
  • 折りたたむのにいろいろ取り外したりは面倒御免です!

新生児、乳幼児期の楽しみが十分にあり、その後のベビーカーライフにおいても目立った機能性よりも平均的なバランスの良さを良しとする人向けですな。

押してみた感想

エールベベ フラコットFS
エールベベ (左)フラコットFS (右)フラコット

ベビーザらスで一番試せて良かったのがこのエールベベから発売されているベビーカー2種。

フラコットFSの方が発売日が新しく、一応改良モデル(前輪タイヤが大きい)とされているがFS無しでも押し心地はそれほど変わらなかった。

このベビーカー、ネットでは定価よりも結構安く売られている。
コットのインナークッションの質感(ふわふわ)は赤ちゃんに良さそうで、新生児期からすぐに使いたいという人には一番オススメかもしれない。

管理人パパ

なんというか安定感があるよね。
ベビーベッドを持ち歩いているような

「おしゃれなベビーカーが欲しい!」と思っていた人も、産んでみたら「なんて、ちっちゃくてか弱いのよ❣」となり、ナイロン系のシートに寝かせるのを不安がる人も実は多いと思う。

そんな絶対安眠!主義の両親の心を満たしてくれる「フツーの安心感」がこのモデルにはある。

エールベベ フラコット
エールベベ フラコット
エールベベ フラコット
エールベベ フラコット
エールベベ フラコット
エールベベ フラコット

モタっとした印象ながら、安定感あり。
全長(ホイールベース)がコンパクトなので、操舵性も意外に高い。

エールベベ フラコット
エールベベ フラコットFS(前輪が大きい)
エールベベ車輪比較 (奥)フラコット (手前)フラコットFS

ほぼフラットに寝かせられるベビーカーという意味では操舵性も良いし、検討の価値ある一台だと思う。

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こちらも検討したいライバル車種

価格帯ではピジョンのランフィやアップリカのラクーナクッションと競合するでしょう。

走行性では、
ピジョン > エールベベ > アップリカ

6ヶ月までの幸せでは、
エールベベ > ピジョン = アップリカ

デザイン性はどちらも互角

といったところでしょうか。

アップリカはいろんな意味で無難でしょうが、新生児から使うならなにかに尖った機能性の方が満足感は高くなるはずです。

そこまで予算は無い人はスマバギ4WDがコスパ良く、予算がある人はベビーゼンやサイベックス、バガブーあたりがカッコいいですが、機能性としてはエールベベも負けていないと個人的に考えています。

良いお買い物を^^

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