この記事は購入相談実績100件以上、100台以上のベビーカーを押し比べた管理人パパがお届けしています。
まだ椅子なの?ベビーカーにベビーワゴン(ゆりかご)という選択肢を

株式会社東京乳母車(とうきょううばぐるま)から『ふしぎの国のアリス』をテーマにしたディズニーデザインの乳母車が発売される。



ベビーカーが椅子型なのに対して、乳母車はベッド型。
私も以前アウトレットモールで買い物をしている最中、このタイプのベビーカーを何度か見かけたことがある。
一言でいうと優雅。
しっかりとした作りのベビーカーにねんねしている様子を見つめる親子の姿は遠巻きに見て「これぞ、赤ちゃんのいる今のしあわせ」を放つオーラがある。
それで、このタイプのベビーカーの使い勝手についての疑問をさらりとまとめると
・デザイン
・大きくなったらどうすんの?
・移動に困らない?
多分、この3つが気になってくるはず。
1. デザインについて
おそらくだけども、ここへの心配はしなくていい。
自分も、周りも、1週間もすれば慣れるだろう。
そして、この形は珍しく、ショッピングモールなどでは注目されるかもしれないが、それこそが「赤ちゃんと常に一緒にいるわたしのしあわせ」を実感できるメリットでもある。
自分が良ければそれでいいと割り切りたい。
2. 子どもが大きくなったら?
子どもの腰がしっかりと発育し、座れるぐらいの月齢になったとき、これでは逆に乗せられている子どもが落ち着かないのでは?という心配があると思う。
まさしくそこが私の一番心配するところ。
安心できる材料を探そうとメーカーの宣伝動画を視聴してみるも、
「・・・」
正直メリットも感じられるけども、一番心配している点について心配どおりに見えるシーンもあったりと、、
ただ、このベッド移動方式に価値を感じているユーザーもいるみたいなので、本当にここは人それぞれなんだと思う。
その人(親)の子どもと過ごす時間価値がなによりも高いと感じる人には、この175,000円~という価格設定は決して高すぎることはないのだと思うし、ここは口出し無用な点だと感じる。
「あと、そもそもベッド型って?」や「発育にとってどうなの?」は最後に書いておく。
3. 移動に困らない?
移動に困らないわけがないとは思う。
車幅こそ改札を通れるだけのコンパクト設計だけれども、バスや電車などの公共機関の利用はやはり不安。
● もっぱら家の敷地内だけだったり(どんだけ~!)、
● 荷室の大きな車を所有していて車移動がメイン
という人が対象になるはず。
ここはメーカーも「こんな人には向きません!」とあえて発言する意味もないところだと思うので言わずもがなで察っしたいところ。
どんな人におススメか?
・かけがえのない赤ちゃんとの時間を大切にしたい
・子連れで電車・バスで移動しない
・他人と被らないベビーカーがいい
・新生児から使いたい
・自宅での座り仕事が多く近い視点でみたい
東京ベビーカーDBはどう考えるか?
個人的には、
子どもは1人と決めていてこのあっという間の1年間をまぶたに焼き付けたい方
そんな人に向いているんじゃないかな?と思う。
やっと出会えた私のベベちゃん。愛しくてたまらないと。
そして、これはベビーカーと言うよりもベビーワゴンである。
いやむしろベビーカーの方こそ、ベビーシートカーいったほうがいいのかもしれない。
そもそも、ベビーカーはなぜ座らせてなければいけないのか?
そんなことさえ気になり始めてきた始末。
その方が子供もいろんな景色を楽しめて、くつろげるから?
しかし、昔から赤ちゃんを「早くから無理に座らせたり歩かせたりしないほうがいい。」と言われているように、子供は自然な時期に適当に発達しすわり始め、そして立つ。
それは座るというよりも坐る。
腰掛けて乗るという動作ではなく、仙骨からスゥーと伸びて坐る自立的なもの。
うちも使っていたけれど、バンボか何かに”座らせ”たり、人生の先輩側から座り方や立ち方を無理矢理型にはめ込んでしまうと、本当はそこで段階的につけるべきはずだった筋肉や骨格形成の邪魔をすることになるんじゃないかな?と最近は思っている。
親は楽だけど・・・
そういった発育につきあう時間を削って、
ただ、いつも寝てくれるから、とか、静かにしてくれるから、ってみる側の便利によっかかり過ぎる育児がかならずしも本人のためになっていないかもしれないことを少しだけ考えてみたくもある。
ちなみに以前読んだ本に藤田一照さんが書かれた『現代坐禅講義』というものがあって、正しい坐り方について調べていたことがある。
それによると、
「子ども(幼児)の坐り姿勢がそもそもの一番自然できれいなカタチ」とあったし、それを親が知らない間にシートに乗るを座ると混同させないことが大事かと思う。
そういった意味では、ベビーカーに座らせる前に、ベビーカーを選ぶ前に、もっともっと親が知っておくべきことってあるんじゃないかと思う。
それは抱っこの仕方だったりマッサージだったり、声かけだったり、子守歌だったり・・・
このベビーワゴンはいろんなことを考えさせてくれる良いきっかけになった。
※ちなみに育児中の親が大変なのは、週に三日間、仕事しながら乳児期の子どもを完全育児していた私は身に染みて感じているので、親の努力が足りないと言っているのではない。あまりに大変すぎて、その端々にある本当は大切な発育の邪魔を知らず知らずにしているかもしれない怖さについて書きたかった。
結論
たぶんこの記事に運悪くアクセスした人には思いっきり脱線した内容だったとは思うけど、僕はこのベビーワゴンを悪くは思っていない。
籐(とう<ラタン>)の感じとか、すごく個人的には好きだし、こういった落ち着いた子育てができるのが理想でもある。
ただ、やっぱり共働きで忙しすぎるよね。
出勤しなければいけないならば。
今後、もっとたくさんホームオフィスワーカーが増えたり、地域で様々な企業のリモートワークを支えるオフィスコンプレックス施設が立ち上がってきた際は、活躍の場所を大きく広げていける可能性を感じた。