この記事は購入相談実績100件以上、100台以上のベビーカーを押し比べた管理人パパがお届けしています。
[2022]失敗するA型ベビーカーの選び方&タイプ別おすすめ7選
![[2022]失敗するA型ベビーカーの選び方](https://tokyo-babycar.com/wp-content/uploads/ogp-how-to-choice-type-a-strollers.jpg)
管理人パパ更新:2022年4月24日
「ベビーカー選びって難しい。。」
このセリフがふと出るようになったら、とてもよく調べている証拠です。
あまたのメディアランキングや、メーカーのインスタはおろかユーザーの投稿、なんならハッシュタグ「#ベビーカー」だってフォローしているのでしょう。
そこで見えてくるのは、
「どれも良さそう。。」
「なのに失敗談もよく聞く。。」
ではありませんか?
心配性で慎重な人なら、いくつか店舗めぐりだった終えているでしょう。
けれど、店舗内の押し比べでは「うん、違いわかんないね!エヘッ(´ω`)ゞ」で終わりませんでしたか?(笑)
そこまで頑張って調べてきたアナタにとどめの一撃です。
以下の数字の意味がわかりますか?
私が意識している数字です。
「やってやろうじゃないの!」と腕試しをしたい方は、この数値が何の目安かを考えて右側の空白を埋めてみてください。
3cm | |
6kg | |
13cm | |
25cm(20cm) | |
30cm | |
59cm | |
95cm | |
105cm |
答えはこちら
3cm | 通常ベビーカーが越えられない段差の高さ |
6kg | ベビーカーの手運びで重さを感じる目安 |
13cm | 走りの良い車輪サイズはこれ以上 |
25cm(20cm) | 機内持ち込み可能な一辺の最小値 |
30cm | 折り畳んだ奥行きの幅の目安 |
59cm | 駅改札を通ることのできる幅の目安 |
95cm | 小柄な人が操作が難しくなる全長の目安 |
105cm | 小柄な人が操作が難しくなるハンドル高の目安 |
すみません。。
私の頭の中にあるアルゴリズムなので、分からなくて当たり前です。
「そんなの分かるかっ!」は承知のうえであえて紹介しました。
ですが、こういった計算をベビーカー選びの相談室では一人ひとりの生活環境を教えてもらいながら答えを導き出すためにしています。
そして、大切なのはこれらの数字だけではありません。
もうここを読んでいる人なら知っていると思いますが、自分にぴったりなベビーカーを選ぶためにはA型・B型・AB型の違い(下の段落へジャンプ)はもちろん、以下のようなベビーカー選びにまつわる因子分析がかかせません。
知っていないと特に一台目で失敗する!ベビーカー選びの影響因子リスト
ベビーカー選びで失敗しました~(T_T)という相談者の声を並べてみると、メーカーさんが謳う「良い部分」だけを信じすぎているように思います。
その良い部分をいくら豊富に知っていても「自分にとっての正解」を見つけることは難しいです。
私は断言します。
ベビーカー選びでは極論、この3つを満たすことが大前提です。
幸せなベビーカー選びの条件<3つの要素>
- サイズ感(自分にあった適正なバランス)
- 走行性(段差につまづく車なんて嫌だ!)
- デザイン性(ほしいものが、ほしいわ。)
この3つが叶えられていれば、そこからがスタートです。
しかし、先はまだまだ長いですよ。
以下をじっくりと考えて、取捨選択していきましょう。
親の安心・快適に影響する因子
- 折りたたみやすさ(片手/両手)
- 走行性(押しやすい/曲がりやすい<片手/両手>/段差を乗り越えやすい/音が静か)
- 重量(6kg以下だと軽い/10kg以上だと長い階段を諦める)
- サイズ感<ボディバランス>(身長/腕や脚の長さ)
- サイズ感<折り畳み後>(玄関スペース/車への収納先<座席足元/トランク>)
- ショルダーストラップの有無(6kg以上だとあると助かる)
- シートの高さ(ハイシート<お世話しやすい>/ローシート<子が自分で乗り降りしやすい>)
- ハンドルの高さ(固定/高さ調節可能(回転型/伸縮型)
- ハンドルの形状(スクエア型/ラウンド型/操作レバーの有無)
- ハンドルブレーキの有無(くだり坂道への対策)
- 幌天井ののぞき窓(あり/なし)
- 収納エリアの大きさとアクセス(荷物かごの大きさ/背面ポケットの有無/間口の広さ)
- 着脱パーツの操作性(フロントバー、ベルトハーネスの開閉の容易さ)
- 接触エリアの洗濯表記(取り外して洗えるか)
- 高級感(ハンドル、フロントバー、キャノピー、フレームの素材感/ホイールデザイン)
- デザイン性(自分らしさ/テンション/コーディネートのしやすさ)
- 公式オプションパーツの充実度(モデル専用/メーカー共通/消耗しやすい交換パーツの単品販売)
- メーカーの対応(アフターサポートの満足度/保証期間の長さ)
近場で長時間の散歩を楽しめる時期と機動力が必要になる時期は異なる
子の安心・快適に影響する因子
- シート構造(ハンモック式/チェア型/姿勢への影響)
- リクライニング角度調節機能(あり/なし)
- リクライニング角度調節方式(レバー型/無段階調節紐)
- 幌の深さ(日焼け防止/飛沫感染予防/プライバシー)
- 通気性の有無(シート構造/シートマット)
- クッション性能(肌触り/ホールド感<低月齢時の安心感>/痛くならない<座面の固さ>)
- フロントバーの有無(つかまって状態を起こせる<大きくなると邪魔>)
- 足置き場の有無(急ブレーキで踏ん張れる)
- フットレストの有無(大きい赤ちゃんが脚を伸ばして寝られる)
- 発育に追随できる拡張性(シートバックレストの高さ/座面奥行き)
何かが足りなくても買い足せば解決できることもある。ただし構造的に固定される部分の見極めは慎重に!
環境因子
- お世話が必要な兄弟の有無(二人乗り対応/バギーボードの取り付け)
- 利用する交通手段と頻度(電車/バス/自家用車/タクシー/飛行機/船)
- 周辺の道路事情(歩道幅/歩道形状/車道と歩道の境界ラインの有無/砂利道/坂道)
- 通園先でのベビーカー保管事情(置いたままOK/NG)
- 社交ステータス(ビジネスへの影響/ベビーカーマウント対策)
普通に考えたらベスト!も状況によっては正しくならず。悪いところに目をつむるか、バランスを取るか見極めを

なにかの罰ゲームですかこれ!
難しすぎるでリス(笑)



僕も10年前に量販店の売り場をみて「こんなはずはない!」と徹底調査に乗り出したのが運の尽き。。沼は深い。



で、わかったことは?



「自分で調べる労力よりも、中立な専門家がいるならその人に5,000円払っても失敗するより安いわ!」ということ。



はは~ん (≖ᴗ≖ );
結局何を買えばいいのか? A型ベビーカーのおすすめ7選
先程書いたとおり影響因子は多い。
一概に「○○なタイプのアナタにはこれ!」と言いきれないところがある。
しかしそれを承知の上でなら以下が参考になるはずです。タイプ別に選んでみました。(実際に屋外で検証しています)
- セカンドまでのつなぎ役
- 長く使える両対面式
- 軽さで選ぶNo.1ベビーカー
- 機動力で選ぶNo.1ベビーカー
- 悪路に強いベビーカーA型三輪ベビーカー
- モノの魅力溢れまくりのA型両対面式
- 人差し指でスイスイ押せる最高性能



ちなみに、管理人パパが自ら検証&撮影しています♪
YouTube動画もあるので笑ってやってください。



こら
セカンドまでのつなぎ役
カタチはラクーナにそっくり。
でも価格は半分…


- ベビーカーは1台で卒業したい
- ビッグベビーが予想される
- 悪路の走破性が高いものがよい



これらの条件に当てはまらなければ良い選択になりえます。
■ グレコ シティスター GB
米国発ブランドの『Graco』。しかし国内で発売されているモデルは実質アップリカのセカンド的扱い。これは親会社(外資)の影響によるものだ。シティスターのカタチはほぼ上位モデルのラクーナと同じ。足回りで付加価値の高い機能(オート4輪)は省かれており、対面式時の走行性は難がある。しかしその他の機能は充実。抱っこ紐メインで考えている人や、高級B型を本命に考えている人の乗り継ぎ用ファーストベビーカーとして選ぶ価値あり。
ブランド | Graco(米国) |
タイプ | 両対面式 |
対象年齢 | 生後1カ月~36カ月(体重約15kg)まで |
サイズ 幅×奥行×高さ | 展開時:約46×約93×101㎝ 折畳時:約46×約37×87cm |
重量 | 4.3kg |
ハンドル | 95cm~105cm(回転型) |
リクライニング | 117°~150° |
付属 | – |
保証期間 | 購入後1年 |
公式HP | https://www.gracobaby.jp/stroller/citistar_gb |



この場合、セカンドにおすすめなのはリベル!
長く使える両対面式
サイベックス ミオスでもメリオでもない
ちょうど真ん中のモデルがあったがな…


- ハイシートが絶対!な人
- 生活エリアが砂利道だらけ
- 重い荷物をシート下カゴに詰め込みたい



これらの条件に当てはまらなければ良い選択になりえます。
■ MaxiCosi LEONA
オランダ発のチャイルドシートブランド『MaxiCosi』。取り扱い代理店はGMPインターナショナル(エアバギー)であるが、本部厳選のベビーカーがこのレオナになる。日本人にも取り回しやすいサイズ感ながら、剛性は高く大きくなっても乗れるのが最大の特長。メリオよりも段差に強いが、やや重い。しかし、ミオスよりは軽くコンパクト。
ブランド | MaxiCosi(オランダ) |
タイプ | 両対面式 |
対象年齢 | 新生児から体重22kg |
サイズ 幅×奥行×高さ | 展開時:45×77×103㎝ 折畳時:45×32×55cm |
重量 | 7.9kg |
ハンドル | 103cm |
リクライニング | 102°~158°の間で3段階調節 |
付属 | – |
保証期間 | 購入後4年 |
公式HP | https://www.maxicosi.jp/leona/ |
■ トラベルシステム構築セット
軽さで選ぶNo.1!
軽さを基準に選んでいくと
絶対残る「優等生」!


- 段差にガンガン突っ込みたい人
- ビッグベビーが確定している
- 非純正のバギーボードをくっつけて将来は二人乗りも目論んでいる



これらの条件に当てはまらなければ良い選択になりえます。
■ CYBEX MELIO Carbon
ドイツ発ブランドの『CYBEX』。国内メーカーのようにシートクッションで衝撃を吸収するよりも構造(サスペンション)でそれを叶える能力に定評がある。メリオはシート下カゴも大きく、操舵性能も良いが軽い反面、大きな段差への衝突には弱いところがある。とは言え、新生児から使える両対面式。乳児期に明らかに越えられない段差に突っ込まなければ見栄えも良くバランスの良いモデル。
ブランド | CYBEX(ドイツ) |
タイプ | 両対面式 |
対象年齢 | 生後1か月~3歳(~15kg) |
サイズ 幅×奥行×高さ | 展開時:49×82-91×96.5-107㎝ 折畳時:49×54×69cm |
重量 | 5.8kg |
ハンドル | 96.5cm~107cmの間で3段階(回転型) |
リクライニング | 107°-139°-166°の3段階 |
付属 | – |
保証期間 | 購入後2年 |
公式HP | https://cybex-online.com/ja-jp/strollers/melio-carbon3-jp |



サイベックスのラインナップでは珍しい毎年更新されるモデル。型落ちでも性能十分なので、ここで節約してセカンドベビーカー予算を確保するのも正解。
■ CYBEX MELIO 2021(旧モデル)
機動力ならNo.1!
「いや、高すぎて誰も買えないやろ!」
けれど最高の押し心地。重くて軽い!?の不思議
![[BABYZEN] YOYO2](https://tokyo-babycar.com/wp-content/uploads/IMG_6271.jpg)
![[BABYZEN] YOYO2](https://tokyo-babycar.com/wp-content/uploads/IMG_6271.jpg)
- ハイシートが絶対!な人
- ズボラな人



これらの条件に当てはまらなければ良い選択になりえます。
■ BABYZEN YOYO2 0+6+
フランス発ブランドの『BABYZEN』。開発のルーツはRECARO(ドイツ)にあった。ブランドはこの『ヨーヨー』と呼ばれるコンパクトベビーカー1モデルで勝負しており、その性能の高さから世界中にファンが多い。もともとはB型ベビーカーとして立ち上がったモデルだが、新生児用オプション『0+(生後6ヶ月まで使えるコット)』を取り付ければA型ベビーカーとして機能。装着したままでもコンパクトに折り畳めるので移動の多い人にぴったり。
ブランド | BABYZEN(フランス) |
タイプ | 両対面式 |
対象年齢 | 新生児から体重22kg |
サイズ 幅×奥行×高さ | 展開時:44×86×106㎝ 折畳時:44×18×52~56cm |
重量 | (0+利用時) 6.6kg (6+利用時) 6.2kg |
ハンドル | 106cm |
リクライニング | (0+利用時) 170° (6+利用時) 110°~140° |
付属 | – |
保証期間 | 購入後2年 |
公式HP | https://www.babyzen.com/jp/ja/yoyo2-stroller-birth |



素敵なんだけどSTOKKEに買収されて、来年はリニューアルの見込み高し!今年6月にはライバルブランドから競合モデル発売予定。
悪路なら俺に任せろ!
第二子は乗せた。第一子はどうする?
この虫かごとボールも持っていくのか!?
![[GRACO] シティトレック GB](https://tokyo-babycar.com/wp-content/uploads/IMG_6214.jpg)
![[GRACO] シティトレック GB](https://tokyo-babycar.com/wp-content/uploads/IMG_6214.jpg)
- 手が小さい人
- ワイルドには程遠い華奢な人
- 長くて急な坂道の走行がマストな人



これらの条件に当てはまらなければ良い選択になりえます。
■ グレコ シティトレック GB
米国発ブランドの『Graco』から発売の三輪ベビーカー。名称に「トレック」と付くとおり山道や河原など険しい環境にもガンガン進んでいける。おまけにシート下荷物かごはスーパーの買物カゴだって入る大きさ。ただし、大きなエアタイヤをがっちり4つも付けているわけで重い。重さを了解した上で、その他の安心を優先したい人に。
ブランド | Graco(米国) |
タイプ | 三輪 |
対象年齢 | 生後1カ月~36カ月(体重約15kg)まで |
サイズ 幅×奥行×高さ | 展開時:約55×約90×約109㎝ 折畳時:約55×約37×約86cm |
重量 | 8.8kg |
ハンドル | 103cm |
リクライニング | 113°~155° |
付属 | レインカバー |
保証期間 | 購入後1年 |
公式HP | https://www.gracobaby.jp/stroller/cititrek_gb |



重いがガンガンいけるタイプの最大のメリットは二人乗りにしても走行性を落とさない点。バギーボードで第一子を運ぶのにも向いている。また、手の小さい人や華奢な人には上位ブランドの『スムーヴ』がある。


モノの魅力に溢れた玉座
産後なのにあくせくどこへ行く?
好きな地元でゆっくり子育てに
![[Bugaboo] Bee6](https://tokyo-babycar.com/wp-content/uploads/IMG_6278.jpg)
![[Bugaboo] Bee6](https://tokyo-babycar.com/wp-content/uploads/IMG_6278.jpg)
- 片手で5秒以内に折り畳めないと困る
- 電車・バス・タクシーなど公共交通機関の利用・乗り継ぎが多い
- 生活圏内に階段の利用が避けられない
- 長くて急な坂道の走行がマストな人



これらの条件に当てはまらなければ良い選択になりえます。
■ Bugaboo Bee6
もともとは車輪開発にルーツを持つオランダ発高級ベビーカーブランド『Bugaboo』。そのコンパクトベビーカーがこの「ビー6」で、サイズ感は日本人にも使いやすいが、なにせ高身長大国オランダの人が言うコンパクト。信用ならないのは重さに表れている。しかし、それ以外はパーフェクト!細部の質感はどれも高く、男性なら「俺はぜったいにこっち!」とベビーカーを知れば知るほど唸るだろう。パートナーに期待できる仲良し家族なら選んでヨシ。
ブランド | Bugaboo(オランダ) |
タイプ | 両対面式 |
対象年齢 | 生後1カ月~36カ月(体重約15kg)まで |
サイズ 幅×奥行×高さ | 展開時:53×51×91.5-109㎝ 折畳時:47×36×90cm |
重量 | 9.4kg |
ハンドル | 91cm~109cm(伸縮型) |
リクライニング | 95°/135°/155°の3段階調節 |
付属 | レインカバー |
保証期間 | 購入後2年+延長保証2年 |
公式HP | https://www.bugaboo.com/jp-ja/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC/%E3%83%90%E3%82%AC%E3%83%96%E3%83%BC-%E3%83%93%E3%83%BC-6/ |



ベビーカーに人間工学デザインをもたらしました。



ハンドルの高さ調整は伸縮するテレスコープ型。パートナーとの身長差が大きい場合にも最適です。
走行性能の最高峰
「いや、高すぎて誰も買えないやろ!」
けれど最高の押し心地。重くて軽い!?の不思議
![[Bugaboo] フォックス3](https://tokyo-babycar.com/wp-content/uploads/IMG_6521.jpg)
![[Bugaboo] フォックス3](https://tokyo-babycar.com/wp-content/uploads/IMG_6521.jpg)
- 玄関が狭い
- 片手で5秒以内に折り畳めないと困る
- 車で持ち運びたいがラッゲージスペースが狭い
- 電車・バス・タクシーなど公共交通機関の利用・乗り継ぎが多い
- 生活圏内に階段の利用が避けられない
- 生活圏内に長い坂道がある



これらの条件に当てはまらなければ良い選択になりえます。
■ Bugaboo Fox3
もともとは車輪開発にルーツを持つオランダ発高級ベビーカーブランド『Bugaboo』。その最高峰モデルがこのFox(二人乗りならDonkey)になる。本体重量は10kg超えで重いが、階段の上り下りが必須の環境を割けられるならこれほど押していて気分の良いベビーカーはない。
ブランド | Bugaboo(オランダ) |
タイプ | 両対面式 |
対象年齢 | 新生児から体重22kg |
サイズ 幅×奥行×高さ | 展開時:60×92×115㎝ 折畳時:88×46×88cm |
重量 | 12.2kg |
ハンドル | 88cm~108cm(伸縮型) |
リクライニング | 100°/150°/175°の3段階調節式 |
付属 | レインカバー キャリーコット |
保証期間 | 購入後3年+延長保証1年 |
公式HP | https://www.bugaboo.com/jp-ja/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC/%E3%83%90%E3%82%AC%E3%83%96%E3%83%BC-%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-3/ |
《基本編》3分解説「えっ!日本だけ?」ベビーカーのA型・B型・AB型のナゾを理解する
時間のない人、要点だけササっと知りたい人のために3分で解説します。
ポイントは3つです。
- 日本独自基準であること
- A型は新生児からOK、B型は7ヶ月からOK
- B型には赤ちゃんに必要な保護性能が省かれて気軽に使える
「マジで!」日本独自基準なり
SGマークを発行している団体が作りました。
海外製ベビーカーには適用されません。
詳しい基準内容はこちらにあります。
委員メンバーは、日本育児、ピジョン、コンビ、エアバギー、カトージ、アップリカという日本のベビーカーメーカーから満遍なく構成されていました。
ということは?
2)「どこを読んでも分かりにくいぞ!」それぞれの特徴は?
A形 | 生後1ヶ月から最長で48ヶ月(4歳)まで シートは150度以上倒れるもの=寝んねできる。 |
B形 | 生後7ヶ月から最長で48ヶ月(4歳)まで |
つまり、
- A型=ほぼ新生児から使えるように水平リクライニングできるもの
- B型=腰が据わって以降から使えるもの
という緩い基準しかありません。
重さやサイズ、両対面式とかは意外にも関係ありません。
では、「AB形っていうのも聞くけど?」ですが、同SG基準は改訂を繰り返しており、現在の基準ではA形に含まれて分類されています。
最近の人気は、生後1ヶ月から長く使えるA形ですが、「そんな小さいうちは外出を控えたい」と心配の方や「抱っこ紐で生後6ヶ月まではいける」と体力自慢の方は、生後7か月ごろまでベビーカーを買わずに、いきなりB形を購入というケースも多いと聞きます。
3)「勝手に鎖国しないで!」最後に注意点を
個人的にこのA・B・AB形という基準、「必要かな~?」と思ってしまいます。
だって、
- 海外ブランドのベビーカーはこの基準で分けてない
- できないのはなく、日本用にわざわざ作らない
- するとA・B・AB形で比較するリストに入らない
- 国内メーカーのものだけで独占されてしまう
- 結果、秀逸な海外製ベビーカーの情報が埋もれてしまう
と思うから。
ということで、ベビーカーを選ぶ際は、A形(AB形)・B形を基準に探すのは止めたほうがいいでしょう。
海外ブランドのベビーカーの安全性は、それぞれの国で認められた基準がありますし、日本でも有名なモデルはそれらの国で安全性を認められたものが多いです。
逆に言うと、それだけ性能面で世界に受け入れられているものだからこそ、日本でも代理店として手を挙げるところがあるのであり、国内で流通している海外ブランドに関しては安全性能を心配しすぎる必要はないかと思っています。



ただし、並行輸入品だけは注意。しっかりリコール対応ができるか購入前に確認しておきましょう。
A型=AB型ベビーカー選びのポイント


新生児の平均身長は約50cm、4歳の子どもの平均身長は約100cm。
新生児・生後1ヶ月から3歳・4歳ごろまで1台で卒業できるものと謳われるのがA型の特徴。
しかし考えてみて欲しい、新生児の平均身長は約50cm。
そして4歳の子どもの平均身長は約100cm。
2倍までサイズが変わるこの発育の変化にベビーカーは付いてこれると思う?
各社メーカーが長く乗れるという根拠は耐荷重性能の品質テストを完了しているだけ。
耐荷重性能には主に2タイプあり、3歳まで対応した15~18kgと、4歳までの22kgを上限とするものだよ。
そこまでの体重を乗せても大丈夫だけれども、乗せられた子どもはそこで快適なの?
A型のデメリットを知り、対策する
子どものサイズ感の見立てや、将来を見越したお出かけ環境を読み切ることがA型購入の大事になる。
「1台で二度美味しい(1歳未満の乳児期にも最高に安らかで、それ以上の幼児期にはガシガシ使えて)なんてことは本当にありえるのか?」
本気で探したい人は以下をチェック。
- シートの横幅は手狭にならないか?
- シートの頭上(幌の内部空間)に十分なスペースがあるか?
- 子どもの体重が増えても十分な操舵性能が期待できるか?
- 子どもは自発的に乗り降りしやすいか?
- ベルトの位置、バンパーバーの位置は幼児にも快適か?
はっきり言う。ここまで見通せている親は少ない。
いや、正確には何台も買い直した後に気づいたり、第二子、第三子と経験を積むにつれてこのあたりの知識が付いてくる。
しかしその間に無駄な買い物や後悔して理解の境地にたどり付く人が多いということ。
どちらの時期も最高を目指す本気タイプは論理和で重くなるのは避けられない。逆に軽ければ「長く使える」を疑え
失敗を避けるための大事な考え方
大事なのは大きな失敗を避けるということ。
小さな失敗は構わない。
では大きな失敗というのはどういうことだろう?
それは自分のライフスタイル・生活環境を理解しないままにデザインだけで決めてしまうこと。
軽さを期待して購入したのに、実際は周辺に悪路が多く、軽さよりも重量感・走行安定性が大事だった、、
走行性を期待してバギータイプを購入したのに、階段が多く、頻繁な持ち運びで腕がやられる、、
コンパクト性能を重視して考えたけど、良く考えたらわたしたち長身カップルだわ、、どうみても窮屈そう…
これらは非常にあるあるなので気をつけたい。
大きな失敗を避けるためのチェック項目をまとめてみた。
走行性
- 砂利道はどれぐらいある?
- 坂道はどれぐらいある?
- 歩道に車庫入口をつなぐ斜めの坂がある?
- 歩道に2cmを超える段差は多い?
アクセシビリティ
- 階段はどのぐらいある?上り下りは必須?
- 交通機関の利用頻度は?(バス/電車/タクシー/新幹線/飛行機)
- その時想定される走行スペースや駐車スペースはどのぐらい?
- 自宅玄関や出先の保管場所のスペースは考えた?(駐車しても70cmほどのスペースがあれば理想)
親のユーザビリティ
- ハンドルは持ちやすい?
- 片手で押しやすい?
- それって持ち運びやすい?
- ハンドルの高さはあっている?
- ベビーカーの鼻先は見やすい?
- ブレーキはかけやすい?
- 折りたたみやすい?(片手?両手?)
- 展開は容易にできる?(片手?両手?)
- もし雨が降っていたら親子はどうなる?
子のユーザビリティ
- 必要十分なクッション性能はある?(肌あたり/衝撃を吸収する構造)
- シートの通気性は十分ある?
- 起きたい時に上体を起こせる?
- 前を向く動作をサポートするものはある?(バンパーバーなど)
- 親が急発進したら子はどのようにシートに着地する?
- 親が急ブレーキをかけたら子はどのようにつんのめる?
- 成長したら窮屈になりそうな箇所はある?
アフター品質
- 製品の保証期間は利用を見込んでいる年数ある?(3歳なら3年。4歳なら4年)
- スペアパーツ・消耗品は単品でも販売されている?
まだまだ出てくるが一旦ここでやめておこう。。



わからなくなったら、ベビーカー選びの相談室の過去のアーカイブから自分によく似た事例を探して読んでみて♪



古い事例は最新の事情に合わなくなっているものも多いのでそこはご注意くださいね。
まとめ
私が考える幸せな(=後悔しない)ベビーカー選びの絶対基準はこの3つ。
- サイズ感(自分にあった適正なバランス)
- 走行性(段差につまづく車なんて嫌だ!)
- デザイン性(ほしいものが、ほしいわ。)
その他の機能はリカバーできることも多い。
何でも答えがネットに落ちていないことも多すぎるし、試しに行けても屋外に持ち出せないことが多い。
なら、周りの先輩ママ・パパに聞くか(Twitterとかもヨシ)、管理人パパに聞くなど上手にリアル情報を仕入れましょう。
楽して手に入る情報。
それを広告といいます。
トラップをくぐり抜けて、
良い一台が見つかりますように。