運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
2024.11.11
国内で流通している耐荷重25kgベビーカーを追加
\ 剛性が高く長く乗れるベビーカーなら /
1位 Bugaboo Butterfly/Bugaboo Bee6
確かにここにコスパの高いリベルやバギータイプのJeep アドベンチャーを入れることもできた。しかし私はこのランキングを求める別の層のニーズにも応えたい。それは5歳が乗っていても大丈夫に見えるもの。または福祉バギーとして利用したい人に向けて。耐久性が高く、丈夫な押し心地を前提に、幌天井が高く、背もたれも十分な長さがあり、膝下が窮屈になりづらいものだ。
エアバギーはやっとフロントバーが開閉式に対応されて(2024年10月下旬)、真に4歳まで乗せられる進化を遂げた
ここがいわゆるベビーカーとしてのMAXライン
現在はAmazon.comから直接個人輸入ができないが、いつかできるようになった日のための予備リスト
【耐荷重:34kgまで】BOB Gear Revolution Flex 3.0(利用イメージ)
【耐荷重:34kgまで】Joovy Zoom360(利用イメージ)
【耐荷重:25kgまで】UPPAbaby G-LUXE(利用イメージ)
【耐荷重:23kgまで】UPPAbaby MINU V2(利用イメージ)
【耐荷重:22kgまで】CYBEX BEEZY(利用イメージ)
【耐荷重:22kgまで】Summer Infant 3Dlite+(利用イメージ)
または国内で調達が容易な
【耐荷重:22kgまで】バガブー バタフライ(利用イメージ)(利用イメージ)
【耐荷重:22kgまで】バガブー ビー6(利用イメージ)
【耐荷重:22kgまで】エアバギー フロムバース(利用イメージ)
YouTubeで海外ベビーカーも含めて調べたい場合のおすすめの検索ワードは「stroller weight capacity heavy kids Big kids」。でもかなり熟達した見極めが必要になる
Bugaboo ButterflyとUPPAbaby MINUの比較記事はこちらで~す
どちらも素晴らしいけれど、走破性能ならMINU、コンパクトさならバタフライだよ
ここは目的によってかなり正解が変わるところなので購入相談室を利用してもらったほうが安全かと思います。
福祉用なのか、ジャンボキッズなのか、ただのベビーカー好きのお子の延長乗せなのかで正解は様々なところ。
しかし、福祉用なら足を投げ出せるタイプ(Ridge)がおすすめ。
足先が車輪に巻き込まれないようなものを選びたい。
長く乗れるということはそれだけ頑丈ということです。
頑丈さ=耐久性を求めると堅くて重くなります。
移動手段や利用シーンを読みながら、どこまでのサイズ・重量が許容範囲なのかを明らかにしておきましょう。
子どもの成長スピードは様々です。
大きめの子もいれば、小さめの子もいる。
小さめの子でも活発なら肉付きがよくなり(筋肉)、体重は重くなる。
そんな様々なお客様のタイプに一概に「長く乗れる」とはメーカーも言えません。
メーカーが長く乗れるベビーカーであることをうたえる唯一の方法はシートの耐荷重能力を説明することです。
例えば、ベビーカーを探し始めたアナタはこんな表記を目にしたことでしょう。
生後1カ月~36カ月 (体重15kg以下)
国内メーカーのベビーカーに多いですね。
一方、こんな表記も見かけます。
生後1ヶ月〜22kg(4歳ごろまで)
前者は国内メーカーのベビーカーに多く、後者は海外ブランドのものに多く見られます。
ベビーカー選びのほとんどがこの2パターンのいずれかになります。(B型なら生後6, 7ヶ月~)
つまり、
体重(耐荷重) | 対象年齢 | |
---|---|---|
国内ブランドに多い | 15kgまで | 3歳まで |
海外ブランドに多い | 22kgまで | 4歳まで |
これが基本中の基本です。
そしてここからが応用編になりますが、海外ブランドの場合(グローバル市場でたたかっているメーカー)、各国の子どもの年齢別身長は様々になるので「●歳まで」という表記をしないことがあります。
それに対して、私たちができることは、我々の子どもの年齢別標準体重とベビーカーの耐荷重を照らし合わせて期待できる利用年齢の限界を知ることだけです。
例えば医学博士など専門家がサポートする成長の専門サイト「スクスクのっぽくん」から年齢別身長データを引用し、年齢別に求めたい耐荷重能力を計算してみました。
■ ベビーカーの耐荷重と年齢の関係表(引用元データより算出)
平均体重(男女) | メーカー年齢表記 | |
---|---|---|
3歳 | 15.2kg | 15kg以下 |
4歳 | 17.3kg | 18kg以下(国内) 22kg以下(海外) |
5歳 実質的な限界ゾーン | 19.7kg | – |
6歳 | 22.6kg | – |
7歳 | 25.4kg | 25kgまで |
8歳 | 28.8kg | – |
9歳 | 32.6kg | – |
表をよく観察すると、メーカーが表記している重量に余裕を持たせていることがわかります。
これはシートの下カゴ(荷物かご)の積載可能重量を含めた考え方によるものです。
参考までに。
ベビーカーを長く使いたい?
長く乗る・使うということは付き合いが長くなるわけです。
そうなると一度ぐらいは不具合(故障)に見舞われることもないとは言えません。
そんな時に安心なのが、製品保証の長さと販売店のサポート品質。
できることなら、2年以上の製品保証期間と高いショップ評価の付いたお店から買うべきです。
また、長く乗れるベビーカーの多くが海外メーカーのモデルになりますが、国内市場においては需要の小さなマーケットです。
有名ブランドがあまりカバーしない分野ですから、どうしても取り扱い点数も少ない。
海外には沢山のモデルがあることを知っているのに悔しい!と思うでしょう。
そんな人でもおすすめは国内に正規販売代理店があるところから買うことです。
販売後製品のアフター窓口を引き受けている会社です。
確かに楽天市場やAmazonでもベビーカーの並行輸入品を取り扱うお店は少なくないですが、できる限り総輸入代理店が明確なブランドからおすすめします。
また、Amazon.comに代表される海外のECサイトから個人輸入する手もありますが、送料や関税などにかかる支払い手数料と本体価格の合計で比較検討すると良いでしょう。
この手数料がばかにならない!
今は便利な時代で、世界各国のAmazonから海外ブランド商品を注文することが可能になりつつありますが、個人輸入するとおおよそ製品本体価格の30%ほどの手数料がかかることを覚悟しておいてください。
またお金の問題を解決できたとしても、勝手系個人輸入では製品保証を受けるにも一苦労。
やはりできる限り正規店からの購入をおすすめします。(海外で直接買い付ける場合も同じです。)
さて、それではいよいよ年齢別のベビーカーを紹介していきます。
下記の年齢別ベビーカーの一覧では、メーカー公式サイトの制限年齢と耐荷重(平均体重)に差があった場合にメーカーがうたう制限年齢を優先*してリストしています。
*逆に「15kg(4歳ぐらい)」という基準を無視するような表記のものはリストから対象外にしています。
以下はメーカーの表記から。
しかし参考程度に留めて置かなければならないだろう。
実際はこどもの脚の長さや座高、下肢の強さなど考えなければならない要素は耐荷重以外にも多い。
以下は見直し予定です(参考にしなくていい)
障害をお持ちの方(お子様)に福祉バギーとして使われるケースがあります。
4歳以降というとベビーカーから降りて歩き回り、疲れたから戻ってくるという断続的な使い方が多くなっていると思う。
しかし、子どもの成長や環境を十把一絡げに決めつけることはできない。
ベビーカーに長く乗り続けたい・乗らせてあげたい理由は様々だから。
この情報を出発点にして、理想のベビーカーに上手くたどり着かれることを祈ってます。