2024年3月のタイプ別おすすめ 

どこが変わった⁉サイベックスから新発売のイージーS2とS B2の違いを完全理解(新旧モデル比較)

サイベックス イージーS B2
目次

イージーS2はイージーSツイストを検討していた人にこそおすすめしたいモデル

先日、「サイベックスのグローバルサイトには『イージーSS Twist』の最新モデル(+プラスモデル)が紹介されて久しいのに日本のマーケットが置いてけぼりにされている!」という記事を書いていました。

そしたら、

それから一週間もしないうちに日本でも新モデルが発売されるようになったではありませんか‼

どないやねん!・ω・

新旧モデルの違い

早速新モデルと旧モデルを比較してみましょう。

旧モデル(イージーS)

バンパーバー付属しない
レッグレスト付属しない
シートクッションどこか物足りない感じ
キャノピー2段階
キャノピー小窓ファスナー式
リクライニング125°〜150°
対象生後6カ月頃~4歳頃
耐荷重17kgまで
本体重量5.9kg
価格36,300円

新モデル(イージーS2)

バンパーバー標準装備
レッグレスト標準装備
シートクッションクッション性アップ
キャノピー3段階
キャノピー小窓フラップ開閉式
リクライニング121°〜160°
対象生後1カ月頃~4歳頃
耐荷重22kgまで
本体重量7.3kg
価格44,000円
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イージーS2は廃盤。こちらは廉価なB型タイプの初代モデル(公式リンク
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イージーS2は廃盤。こちらは廉価なB型タイプの初代モデル(公式リンク
  • 旧モデルではオプション扱いだったパンパーバー(子どもが掴まるバー)とレッグレストが標準装備になった
  • シートクッションの厚みが増し、より座り心地よくなった
  • キャノピーの帆が1段分大きくなった
  • キャノピーから覗ける小窓が絡む心配のファスナータイプからフリップ開閉タイプに変更された
  • リクライニング角度が拡張され新生児もOK(10°後傾)に。さらに前にも起こせるように(4°前傾拡張)なった
  • 耐荷重が5kg拡張され22kgまでOKに(4歳ごろまで)
  • 上記の標準仕様アップにともない本体重量も5kgから遂に7kg台ヘ(涙)

そして、良いことづくめの後には、

価格が約8,000円アップ!で4万円台半ばに、、

割と本体重量も、お財布にも《軽め》だったベビーカーが、いいとこどり⁉して改良された結果少し特徴を失った中堅クラスベビーカーになった印象です。

う~ん、あの手軽さが良かったのに、、

ちなみに、この新モデルにはS2の他に、S B2という姉妹モデルが存在します。

イージーS2とS B2の違い

イージーS2

リクライニング121°〜160°
対象生後1カ月頃~4歳頃
価格44,000円

イージーS B2

リクライニング121°〜136°
対象生後6カ月頃~4歳頃
価格39,600円

はっきりした違いは、

  • リクライニング角度のみで『S B2』は旧モデルから更にリクライニング角度の調整範囲を狭めたような6ヶ月からのB型に特化した作り

ということです。

ややこしすぎるでしょ、、・ω・

より詳しい情報を写真付きで知りたい人はこちらのショップブログがおすすめです。(写真入りで解説されています)

100台パパのおすすめは?

新モデルのイージーS2とイージーS B2のどちらを買えばいいのかで迷うかもしれませんね。ここは単純に、生後1ヶ月から乗せたい場合はS2です。価格差は確かに4,000円ほどありますが、いざというときに抱っこひもだけでは自身がないという人は安心ですね。

ただし、B2を選ぶのも間違いではありません。
新生児から使えるA型ではありませんが、B型ベビーカーとして長く使える性能の高いモデルです。S2かB2のどちらにするかで迷ったら、希望する色が残っている方で決めるという手もあります。

さて、それで冒頭の『+(プラス)』モデルの話はどこにいった?

そこに気づいたアナタはかな~り調べてますね。
流石です。

実は今回紹介した新モデルの『イージS2とS B2』とグローバルモデルの『イージーS+(本家サイト)』の違いはほとんどありません。

ですが、よーく見るとわかるんですが、

サイベックス イージーSプラス
こちらが噂のイージーSプラス(海外での展開のみ)
  • 新モデルには車輪の改良(大径になって段差を超えやすく)が無い!
  • 新モデルにはバンパーバーがある!

ことに気づくでしょう。

イージーS2(国内モデル)

バンパーバー標準装備
リクライニング121°〜160°
対象旧モデルまま
ハンドル高103cm

イージーS+(海外モデル)

バンパーバー付属しない
リクライニング121°〜フルフラット
車輪大型ホイール
ハンドル高105cm

なぜこうしたのでしょう?

実は今回新発売のS2(エスツー)とS B2(エス ビーツー)モデルは日本限定発売モデルです。

日本の市場ニーズにあわせたモデルと言えます。

日本の市場ニーズってなんだ?を振り返ると、やっぱり凸凹道や段差を乗り越えられる走行性は欲しいものの、やっぱり身体的な特徴として平均身長を大前提に考えなければならないということだったのかもしれません。

となるとハンドル高を、「車輪のサイズアップにあわせて高くなってもOK~」と軽々許してしまうとやっぱりいけないと考えたのでしょう。

もともと103cmというのは身長160cm以上でないと高すぎると感じる高さ。
さらに上げるのは心配だったのかもしれませんね。

結局、丸くおさめたということで。

結論

さて、まとめます。

新モデルは旧モデルの不満点をいろいろ吸収・改善したものであるものの、そのため価格や重量もアップしてしまい、別カテゴリー商品化(初代イージーSは持ち運びも軽快な6ヶ月以上から買う人のB型ベビーカーから、新モデルイージーS2はイージーS Twistに成り代わるポジションとして、走行性はまずまずながら長く乗れるA型ベビーカーへ)しているので、これはつまり、

対面式にはこだわらない人のための、おしゃれで長く乗れる背面式A型ベビーカー

といことでご理解いただきたく、さらにサイベックスのイージーS Twistをやめて、こちらを選ぶメリット(バンパーバー付属)もあることから、

イージーS2はイージーSツイストを検討していた人にこそおすすめしたいモデル

だと考えています。

旧モデルは価格が隨分と安くなっています。
価格を理由にだけでなく、デザイン性や新モデルよりも軽量という点からあえて旧モデルを買う意味もあるので、新しいものばかりが絶対良いというわけではなさそうです。

自分たちにあった、使いやすそうなものを選んでくださいね。

管理人による旬の買い方紹介

2024年3月現在の旬な買い方はズバリこれかなと思います。

新生児に最適(最高だけど高額)
都会的な暮らしに最適
  • ミオス → リベル/オルフェオ(4月発売見込み)に乗り換えまたはコヤと二台持ち
  • メリオ → リベル/オルフェオに乗り換え
郊外型の車中心生活に最適
  • リベル+ベビーシートでトラベルシステム
軽さ重視&バス利用に最適
  • 国内メーカーのベビーカー → リベル/オルフェオに乗り換え
乗り換えたいが第二子への引き継ぎに最適
  • いまならバタフライ

※二台持ちとせず乗り換えを基本としているのは、途中で一台目を売却して二台目の予算にあてることがコストとしても玄関スペースとしても節約になるためです。

他にも有名ブランド・無名ブランド、国外のみ販売の世界的ブランドもあるけれどこれが基本です。

  • 14万円(ファースト)→売却して7万円回収して→7万円のB形を買うことも
  • 7万円(ファースト)→売却して4万円回収して→3万円のB形を買うことも
  • 7万円かけてB形をA形仕様にして1台で済ませることも

いろいろ方法はあるけれど、お金の余裕や投資に対する考え方・合理性、そして子どもと叶えたい理想の生活などみんなそれぞれ微妙に違うから、コレが正解!っていうのを本を読んだり限られた店舗をめぐって探しきるのは至難の技。

「高い買い物なのに何回も失敗したら数万円の損じゃ効かないかも??」で不安な人にはママ友コミュニティが一番かもしれないけれど、人付き合いが難しかったり、初子ならそもそも必要なタイミングでコミュニティに参加できていない場合も多いから大変なんよね。

私は私でできることをやっていきます。

基本はトータル7万円で卒業するのが理想

どれか一台だけと言われればコレ👇
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2023年のベスト評価

管理人について

管理人パパのアバター 管理人パパ ベビーカージャーナリスト

東京ベビーカーとは、2012年7月にめでたく第一子(2015年11月に第二子、2020年9月に第三子)を授かった40代パパが息抜きでたまに本気出して書く、パパ目線でのモノ選びを中心に紹介するブログ。国内・海外のベビーカーを100台以上押し比べた実績が評価されて、晋遊舎から出版の『ベビー用品完全ガイド』をはじめメディア出演多数。
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