2024年3月のタイプ別おすすめ 

サイベックス オルフェオとバガブー バタフライの決定的な違い

どちらも試してきて、バタフライは9ヶ月、オルフェオは一週間が経とうとしている。

両者を比べて感じた決定的な違いについて話したい。

結論から言いたい。

それは、『シートの構造』だろう。

本当の乗り心地は子どもに聞いてみないとわからないし、子どもの成長(発育状況)によって心配も杞憂(きゆう)に終わることもある。

だが、長時間乗せていても快適なのはブランドの立ち上げに医師も参加したバガブーで間違いない。

お出かけが1時間、2時間、3時間から半日程度ならオルフェオでも問題なさそうに思う。

しかし、それが丸一日。

1日の中で3度は寝ることも考えるとバタフライが子どもにとって優しい選択となる。

その差を生んでいるものはなにか?
どんな構造が違うのか?

一番は座面だろう。

バタフライの方が座面がしっかりしており、シート下部を支える構造も頑丈にできている。

バガブー バタフライのシート
バガブー バタフライ

一方、オルフェオの方は超コンパクトサイズのベビーカーの中にも子どもにとっての快適さを詰め込もうと(レッグレストやメッシュシート)工夫されているものの体重が増したときの荷重はやや中央によりがちな多少沈み込むタイプのシート構造となっている。

オルフェオ サイベックスのシート
サイベックス オルフェオ

例えが極端になるが、

バタフライはソファ、
オルフェオはハンモックチェア、

と見ることもできる。

「長く乗せるならバタフライじゃないと子どもが可哀想なの!?」
「もう買っちゃったわよ!」

心配する人もいるだろう。

大丈夫。

ここでシェアしたかったのは、「残念だったね~」ではない。

その選択、【半分間違いで半分正解。】ということだけだ。

オルフェオはたしかにバタフライと比べるとシートの質は確かに劣る。

一方、国内メーカーのA型両対面式でもフットレストさえないものや、リクライニング角度がまったく緩い(上体を起こせない)ものと比べた場合、新生児期の過剰な?クッションを除けばクッション性はほぼ同じである。

「対面式に憧れがあったの!」という人を除けば、走行性の高い背面式A型として十分な価値がある。

結局、バタフライの方がシート構造が立派だと分かっていても、オルフェオの方が安いということを申し訳なく感じてしまったとしても、この特長を上手に捉えて乗りこなし方でカバーするのがスマートな人である。

ベビーカーに「安いから悪い。高いから絶対いい。」が当てはまるのは50%。

オルフェオは長時間乗せ続けるタイプのシートではないことを理解して運用できれば、それがベストな選択になる人も多いはずだ。

先に、丸一日の外出には向かないような書き方をしたが、連続乗車時間が2時間を越えなければいいと思う。
例えばテーマパークへの1日の外出でも、移動中やアトラクション乗車中は度々抱っこ紐や、適宜抱っこ紐と併用して運用したり、車での移動が中心で出先でのちょこっと使いの場合は長時間に当てはまらない。

RISU

ちなみに、隊長は三男さん(2歳半)を乗せてどんな感じでした。

管理人パパ

うちは車移動が中心だし、地元で使う場合は片道30分圏内の公園が中心。体重も15kgを越えているから先程述べたシートの沈み込み(レッグレスト)も感じている。

RISU

やっぱそうですよね!

管理人パパ

で、子どもに聞いたんよ。
「どこか痛くないか?」って。

RISU

それでそれで!?

管理人パパ

「ぜんぜん大丈夫~」だってさ(笑)

見た目にレッグレストのあたりが多少窮屈に見えたけれど、そもそも2歳過ぎるとレッグレストの役割もほぼ終了時期に。

この頃のベビーカーの使い方として、「ちょっとそこまで!」を子どもの安全(車の通りが多いとか)と親の時間短縮のために歩かさずにザブンッ!と乗せて、ささっと一緒に移動するのがメインになる。

そんな時にめちゃ十分。
ただし、乳児期(1歳ごろまで)を見ると「上には上がいる」のでその他の選択肢(バタフライ含め)も気になることだと思う。

まとめると、シート構造をポイントとして見た場合こうなる。

【乳児期】
オルフェオ △
バタフライ ◯

【幼児期前半(1歳~2歳)】
オルフェオ ◯
バタフライ ◎

【幼児期後半(2歳~ベビーカー卒業)】
オルフェオ ◯
バタフライ ◯

誰かの参考になれば。

目次

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管理人による旬の買い方紹介

2024年3月現在の旬な買い方はズバリこれかなと思います。

新生児に最適(最高だけど高額)
都会的な暮らしに最適
  • ミオス → リベル/オルフェオ(4月発売見込み)に乗り換えまたはコヤと二台持ち
  • メリオ → リベル/オルフェオに乗り換え
郊外型の車中心生活に最適
  • リベル+ベビーシートでトラベルシステム
軽さ重視&バス利用に最適
  • 国内メーカーのベビーカー → リベル/オルフェオに乗り換え
乗り換えたいが第二子への引き継ぎに最適
  • いまならバタフライ

※二台持ちとせず乗り換えを基本としているのは、途中で一台目を売却して二台目の予算にあてることがコストとしても玄関スペースとしても節約になるためです。

他にも有名ブランド・無名ブランド、国外のみ販売の世界的ブランドもあるけれどこれが基本です。

  • 14万円(ファースト)→売却して7万円回収して→7万円のB形を買うことも
  • 7万円(ファースト)→売却して4万円回収して→3万円のB形を買うことも
  • 7万円かけてB形をA形仕様にして1台で済ませることも

いろいろ方法はあるけれど、お金の余裕や投資に対する考え方・合理性、そして子どもと叶えたい理想の生活などみんなそれぞれ微妙に違うから、コレが正解!っていうのを本を読んだり限られた店舗をめぐって探しきるのは至難の技。

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管理人について

管理人パパのアバター 管理人パパ ベビーカージャーナリスト

東京ベビーカーとは、2012年7月にめでたく第一子(2015年11月に第二子、2020年9月に第三子)を授かった40代パパが息抜きでたまに本気出して書く、パパ目線でのモノ選びを中心に紹介するブログ。国内・海外のベビーカーを100台以上押し比べた実績が評価されて、晋遊舎から出版の『ベビー用品完全ガイド』をはじめメディア出演多数。
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