2024年4月のタイプ別おすすめ 

【両対面式で3万円未満】Joie スマバギ4WD シグネチャー V.S. ピジョン ランフィ RA9の実際レビュー

【両対面式で3万円未満】Joie スマバギ4WD シグネチャー V.S. ピジョン ランフィ RA9の実際レビュー
目次

ベビーカー選びに失敗して何度も買い直している人がいて不安・・・な人へ贈る手頃な「両対面式ベビーカー」の候補

ベビーカーを8年間で100台以上押し較べてきて、適当に機能性や利便性が似通った2台を比較するシリーズ。

今回は、こちらの2台。
どちらも今なら(今だけ?)3万円で購入できます。
定価は4~5万円するものなので割安感があります。

Joie スマバギ4WD シグネチャー

価格39,800円 + 税
対象生後1ヶ月~3歳頃(体重15kg)
重量5.8kg
横幅45cm
ハンドル高98cm(背面時は101cm)
公式サイトhttps://jp.joiebaby.com/product/sma-baggi-4wd-signature%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%90%E3%82%AE4wd%E3%82%B7%E3%82%B0%E3%83%8D%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%EF%BC%89/
Joie スマバギ シグネチャー

ピジョン ランフィ RA9

価格54,000円 + 税
対象生後1ヵ月〜36ヵ月まで
重量5.5kg
横幅52.5cm
ハンドル高101cm
公式サイトhttps://pigeon-htravel.com/runfee/

管理人レビュー

元々の定価はピジョンのランフィの方が圧倒的に高く、基本性能も優位です。
ランフィ RA9(2019年モデル)の惜しいところは機能を詰めすぎたためか、ハイシートで大径タイヤの割にフレーム強度が物足りず、操舵感に若干のふらつきが出てしまっているところ。

ここはランフィ RB0(2020年モデル)では解消されています。
そういう訳があって、基本構造が見直されたこの1世代の差でランフィのRA9は3万円未満まで値を下げているともいえるでしょう。

あと、どうも赤色は人気がないのでしょうね。

一方、Joieのスマバギ4WD シグネチャーは私がコスパの高い両対面式ベビーカーとして何度かおすすめしてきた商品。

すべてにおいてそこそこ高い性能を持っていますが、シートリクライニングが125°までしか起こせないのが残念。(ランフィ RA9は100°まで起こせる)

結論(こんな人はこっち)

価格は同じなら、機能がモリモリのランフィを選ぶ?
そうしたいところですが、落ち着いて考えていきましょう。

私なら下記の点を重視して考えます。

  • ベビーカー本体のスケール感は?
  • シートのリクライニング角度は?

ベビーカーの全長はランフィの方が7cm短い
→ 取り回しは全長が短い方が楽。長いとベビーカーの先頭の視認性が悪くなる。

シートのリクライニング角度はランフィの方が25°分優位
→ 子どもが1歳を超えると周りの景色を追いかけたくて状態を起こして座ることも多いですが、それをシートでサポートしてあげられないと子は疲れます。ランフィの方がシート幅も広く、大きくなった幼児期も安心です。

ということで、

”同じ価格なら”という大前提で、3万円以内で変える両対面式ベビーカーのベストとして私がおすすめするのは、やっぱり

ピジョン ランフィ RA9

この性能が3万円未満で手に入るのはなかなかのものです。

一方、「ベビーカーに派手さは求めておらず、パパが持ってもスマートな印象で、レザー調ハンドルの高級感に触れたい」という人は、

スマバギ4WD シグネチャー

Joie スマバギ シグネチャー

という選択も全然ありだと思いますね。

特に、こちらの方は「両対面式は1歳~2歳まで」でさっさと乗り捨てて、手早く簡易なセカンドベビーカーに移りたい人に向いているでしょう。

最初の1~2年のネンネが多い時期、どうしても対面式が必要だけど、本当は楽なバギーでささっとお出かけしたい派にはスマバギ4WD シグネチャーとJ is for Jeepなどのセカンドベビーカー(バギー)の組み合わせが向いています。

要するに、スマバギ4WD シグネチャーは3歳まで長くひっぱって乗るというよりも、セカンドベビーカーの購入を念頭に置いていて、甘すぎないテイストの両対面式ベビーカーを探している人におすすめという訳ですね。

それで、じゃあランフィ RA9は?ということになりますが、

こちらは3歳まで長く乗れる代物なので、セカンドベビーカーは買わずに大切に乗り続けるのが良いですが、子の体重が重くなってくる2歳後半では多少ですがフレームのきしみが曲がりやすさ(曲がりにくい)に影響してくるはずです。

そこを心配する人は、フレーム強度の上がった2020年モデル(ランフィ RB0)を選ぶか、少し価格帯としてはワンランク上がってしまいますが、2020年に改良版が発売された「サイベックス イージーS Twist2」を4万円台半ばで購入するのがおすすめです。

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スマバギ4WDやランフィと較べて車体重量が8kg台と「重い」というデメリットはありますが、全長は80.5cmとランフィよりも更に短く取り回しが楽で、フレーム剛性&サスペンション性能も良いので「4歳まで長く乗ってもらう!」ことが確定している夫婦には良いでしょう。

どうしても重さが心配、、な人はさらに「サイベックス MELIO(メリオ)」という選択肢もありますが、それを言い始めると収拾がつかなくなるのでやめておきましょう・・・
→ 2021年現在では「イージーS Twist2よりもMELIOを全面的におすすめしています」

改めて、3万円以内で変える「サイコーかよ!」の両対面式ベビーカーは、Joie スマバギ4WD シグネチャーとピジョン ランフィRA9の紹介でした。

Joie スマバギ シグネチャー
管理人
管理人

コンビやアップリカなど国内メーカーのその他高級モデルも検討しましたが、Amazonのブラックフライデーも終わったことだし、しばらくの間は3万円未満でここまでの性能のものは出てこないと予想しています。

いろいろ欠点も書いたけど、そんなのどのベビーカーにだってあることだし、この二台はそれがあったとしてもコスパは良い!と断言できるものです。

管理人について

管理人パパのアバター 管理人パパ ベビーカージャーナリスト

東京ベビーカーとは、2012年7月にめでたく第一子(2015年11月に第二子、2020年9月に第三子)を授かった40代パパが息抜きでたまに本気出して書く、パパ目線でのモノ選びを中心に紹介するブログ。国内・海外のベビーカーを100台以上押し比べた実績が評価されて、晋遊舎から出版の『ベビー用品完全ガイド』をはじめメディア出演多数。
» 誰に向けて書いているのか?

管理人による旬の買い方紹介

2024年4月現在の旬な買い方はズバリこれかなと思います。

新生児に最適(最高だけど高額)
都会的な暮らしに最適
  • ミオス → リベル/オルフェオ(4月リニューアル)に乗り換えまたはコヤと二台持ち
  • メリオ → リベル/オルフェオに乗り換え
郊外型の車中心生活に最適
  • リベル+ベビーシートでトラベルシステム
軽さ重視&バス利用に最適
  • 国内メーカーのベビーカー → リベル/オルフェオに乗り換え
乗り換えたいが第二子への引き継ぎに最適
  • いまならバタフライ

※二台持ちとせず乗り換えを基本としているのは、途中で一台目を売却して二台目の予算にあてることがコストとしても玄関スペースとしても節約になるためです。

他にも有名ブランド・無名ブランド、国外のみ販売の世界的ブランドもあるけれどこれが基本です。

  • 14万円(ファースト)→売却して7万円回収して→7万円のB形を買うことも
  • 7万円(ファースト)→売却して4万円回収して→3万円のB形を買うことも
  • 7万円かけてB形をA形仕様にして1台で済ませることも

いろいろ方法はあるけれど、お金の余裕や投資に対する考え方・合理性、そして子どもと叶えたい理想の生活などみんなそれぞれ微妙に違うから、コレが正解!っていうのを本を読んだり限られた店舗をめぐって探しきるのは至難の技。

「高い買い物なのに何回も失敗したら数万円の損じゃ効かないかも??」で不安な人にはママ友コミュニティが一番かもしれないけれど、人付き合いが難しかったり、初子ならそもそも必要なタイミングでコミュニティに参加できていない場合も多いから大変なんよね。

私は私でできることをやっていきます。

基本はトータル7万円で卒業するのが理想

どれか一台だけと言われればコレ👇
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