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【購入相談】軽量ベビーカーの段差の弱さに我慢の限界!1歳用に選び直す”自転車”に乗るベビーカーなら

【購入相談】軽量ベビーカーの段差の弱さに我慢の限界!1歳用に選び直す"自転車"に乗るベビーカーなら

こんな状況ならどのベビーカーを選ぶ?
ベビーカーの選び方相談室に寄せられたご利用者の声から紹介します。

目次

ご依頼者のプロフィール

2022/11/15 受付

ご依頼者

Hさん

住まいの環境

戸建て(門から玄関まで10メートルほど石畳&砂利、玄関前に段差あり)
玄関には後述のf2plusを畳んで置いていますが、広げたままでも置けるスペースはあります。

押す人

ママ(メイン)、パパ(メイン)

重視するポイント

操舵性>重さ≧サイズ>価格>デザイン

使い方の想定シーン

砂利&段差のある広い公園での散歩、繁華街での買い物。現在、一番多いのは徒歩+バスですが、電車や車で移動することも時々あります。
今後は自転車にベビーカーを乗せて移動したり、遠方に電車(新幹線)や車、飛行機などで遊びに出かける機会も増えそうです。

外出時の主な交通手段

徒歩+バス

ベビーカー購入のご予算

特に考えていない

候補に考えている商品やタイプ、ブランド

YOYO 6+を押してみて、かなり動かしやすく段差に強そうだったので候補に入れていますが、折りたたんで自転車に乗せられないのが難点かなと思います。
第二子のことを見据え、新生児から使えるものをお勧めいただける場合は、できれば両対面式を希望です。
デザインもかっこいいに越したことはないのですが、どちらかというと機能性を重視したいです。

候補に考えていない商品やブランド

コンビf2plus(現在所有)

懸念材料
  • 玄関から門まで少々距離があり、石畳と砂利でかなりガタガタしています。この場合、どの車種でも乗せたまま門まで押すことは諦めたほうがよいでしょうか?現在はベビーカーだけ先に門まで持っていくか、子供を乗せたまま持ち上げて運んでいます。歩けるようになれば解決する問題かもしれませんが、第二子のことを考慮すると、買い替えで何とかできると助かるなと考えています。
  • 現在のコンビf2plusだと夫の足が後輪にぶつかりやすいです。夫の身長は173cm、私は160cmです。
  • だっこの頻度が多かった時期は、肘の疲労が手首にきたせいか、ベビーカーを押していて手首が痺れてくることがありました。(手首の角度が悪かったせいかもしれませんが…)
自由コメント

お下がりでいただいたコンビf2plusを新生児から1歳前まで使用してきました。譲っていただいた方はこれを第二子まで使っていたとのことだったので、ならば間違いないだろうと思い、他の車種のことはまったく調べずにきました。
軽い・新生児から使える・車(コンパクトカー)に乗せられる・片手で簡単に畳める点は気に入っているのですが、上記の敷地内の問題と、砂利と段差のある公園で散歩することが増えたため、段差に弱い・振動を拾いやすい点が気になってきました。また、肩ベルトを嫌がるようになってきたのでウエストのベルトのみ着用していると、発進時に後ろに倒れてしまう(背もたれの角度が緩い)ことも気がかりです。
さらに、歩けるようになったら夫が自転車にベビーカーを乗せて移動→移動先で徒歩・ベビーカーで歩き回ることも増えるのではないかとのことで、夫からは折りたたんで自転車で持ち運びできるサイズがいいという要望を受けています。
①f2plus+自転車に乗せられるタイプを買い足す
②f2plusのメイン使用をやめ、操舵性のよいものと自転車用の2台を新規導入
のどちらかになると思いますが、よいご提案をいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

管理人パパからの提案

H様

こんにちは。

東京ベビーカーDBの管理人パパです。

お時間いただきましてありがとうございます。

私の頭の中がまとまりましたのでご提案させていただきます。

★ご提案したいモデル

  • 現在お子様が1歳を過ぎており、
  • 旦那様のご希望としては自転車に積み込んで移動できるタイプ
  • 玄関前の砂利道も気になり、
  • 移動は徒歩+バスが一番多い
  • そして今後は遠方まで新幹線、車、飛行機の利用も見込まれる

ということで、

これはまず、

1)サイベックス リベル

サイベックス リベル
サイベックス リベル(B型)

を買ってしまうでいいと思います。
この場合、F2Plusの乗り換えです。

リベルはバギータイプなので姿勢で気になるところが出る場合もありますが、長時間(2時間以上)のライディングとかでなければ簡易ながら得られるメリットの方が大きいです。

軽い砂利道も超えていける走行性があり、自転車カゴに積める限界レベル(もう一つに「gb ポキット」がありますが走行性は弱め)。

この線は旦那様がご希望ということでキープしたいところですね。

さて次です。

おそらくH様の中では、旦那様のご希望も叶えつつメイン機を第二子も見据えて・・・という狙いがあったかと思います。

そして、「自転車に積める」という部分を考慮しない場合の選択肢は?についても。

現在のご利用状況から自転車という部分を除いて純粋にご提案できるのは、

2)バガブー バタフライ または ベビーゼン YOYO2 6+

バガブー バタフライ 展開イメージ
バガブー バタフライ(B型)

1歳を過ぎていて、広い公園での買い物や繁華街での買い物というキーワードから、多少ラフで長時間の利用が見込まれます私は「バタフライ」を優位に考えます。

一方、バスでの利便性を重視して考えるならより軽く、肩がけしやすい「YOYO2」の方を推します。

ベビーゼン ヨーヨー2
ベビーゼン ヨーヨー2(B型)

ここは目的地までの楽と、目的地からの楽の比率の違いがあるだけなので、どちらもオススメではありますが、こういうことを話しても迷われると思うので、それならデザイン的に好きな方に決める&合計金額に無理のない方に決めるが良いかと思います。

ちなみに、

バタフライ(本体+レインカバー付き)+バンパーバー
→ 合計7万円程度

YOYO2(本体)+レインカバー+バンパーバー
→ 合計7万円程度

で並んでいるような状況でして、YOYO2には公式のバンパーバーが発売されていませんが非公式にはあるみたいです。

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両者の違いは既にご存知かと思いますが、

バタフライ重い(7.3kg)けど剛性高くて長く使える。荷物カゴも大きい
YOYO2軽い(6.2kg)わりに造りはしっかりで長く使える。荷物カゴは小さめ

走行性はバタフライ>YOYO2ですがほぼ同じ。
サイベックス メリオを1.0に据えたとき、
バタフライ(1.2)>YOYO2(1.1)です。(ちなみにリベルは1.3)

以上、

現在の状況からより子どもの成長に則したいもの(バタフライ)や、移動の便利を支えてくれるもの(YOYO2)の最適はそれぞれあるものの、これらとリベルは使い方の80%は被るものです。
2台併用して持つのは「もったいない」と思うところです。

ということで、この場合はまず「リベル」を買っておくだけでいいかな、、と考えました。

念のための話ですが、バタフライはどう転んでも自転車で運ぶのは難しいですが(重さ、サイズ的に)、YOYO2なら専用のトラベルバッグが販売されているので、子どもを自転車に前乗せしている間はこちらが使えるかもしれません。

偽物も堂々と売られていますが、オススメしません。

偽物を買うぐらいならメルカリで良い条件のものが見つかればで中古の方がいいです。

しかしあくまでもトラベル用。
自転車用というよりは、長距離のバスや山道・階段・桟橋?などでの安全な持ち運びのためのリュックですからあまり期待し過ぎると辛いところはあります。(ママの肩が◯にます。)

ここまでで「今のシチュエーション」における最適をご提案しました。

最後に第二子を見据えた「冒険」部分も紹介しておきます。

3)バガブー ビー6 + サイベックス リベル

[Bugaboo] Bee6
バガブー ビー6(A型)

ママさんの中で、「実は対面式も憧れだった」というお気持ちがあるなら玄関前の砂利道も超えていける走行性(1.5)を評価してビー6をおすすめします。

しかしながら、自転車カゴには積めないですし、バス移動が多く、今後は車もという状況を聞いたなかでは自信を持って提案したい気持ちがすくんでしまいます。。

メイン機としてどっしり構えて近所の散歩が楽しいベビーカーとして、そしてバスの状況(混雑具合やステップの高さ、通路幅)や、お車の状況(小型だと乗せるの大変ですがミニバンクラス以上ならOK)次第では、問題のない可能性も見えたのでご紹介まででした。

ただ旦那様の「コンパクトカーに積める」という要望は満たせないので別にリベルを用意する必要があります。

合計すると12万円は下らないはずですが、先にビー6を購入して(オトクな時期は10,000ポイント還元+5,000円クーポンが出ます)、そのポイントを上手に使って後からリベルを購入すればいいので、その場合は11万円前後に抑えられます。

確実に二人目が見えている場合は長く使うことで元が取れる価値があるものですから、今から買っても決してやり過ぎとは思いません。

一方、「第二子は授かった時に決めればいい」という考え方もあります。

その場合は「今回はリベルをまず買って、それが第二子のベビーカー選びにどう影響するのか?」を考えておきます。

この時は、優先順位の2番めにも挙げていただいていた「重さ=重量」を重視して考えていいです。

ビー6の走行性は抜群ですが、結果的にそれが重さ(約10kg)に影響しています。
軽い押し心地ではありますが、持ち上げるのは重い。

逆に国内メーカーのものをはじめとする持ち上げて軽いベビーカーは総じて砂利道などの悪路では躓くことも多く、走行は重く(負担に)感じることも。

ですが対面式時期はそもそも積極的に砂利道を走らないし、乳児のためにそろそろと走行するに注意できるという人なら、

デザイン性うんぬんだけでなく、ハイシートベビーカーとして適当に機能を装備しているサイベックス メリオを手頃な価格で揃えるのが良いかなと思っています。

サイベックス メリオを撮影
サイベックス メリオ(A型)

ということで、

  • リベルを相棒として構えている状態の中で
  • 第二子にファーストを用意してあげるなら
  • その時に型落ちになっているモデル(現行販売モデル?)を
  • 4万円前後で手頃に入手してベビーカー2台体制で過ごす

というのがオススメです。

一言でメリオを選ぶならリベルと2台体制なら安心ですということです。
この場合、合計金額も4万円台+2万円台=約7万円で先に挙げたバタフライやYOYO2に並びます。

メリオの走行性は先に挙げた中では一番低い、1.0。
しかし、1.3のリベルを脇に構えていることで、

乳児期はメリオでそろそろと走行。
幼児期はリベルでどんどん走る。

発育のステージにあわせて求めたい走行性も変わっていいという考え方です。
もちろんビー6なら最初から様々に段差の場面でも安心ですが、軽さがなにより大事という場面もありますからね。

ここはどちらの道も正解だと考えていますから、あえて結論をつけずに持ち方のテクニックとしてのご紹介に留めます。

以上、下記の3パターンをご紹介いたしました。

  1. サイベックス リベルのみ購入(第二子は授かった時に決めたらいい。候補は型落ちメリオ)
  2. バガブー バタフライ または ベビーゼン YOYO2(第一子で抱っこ紐に慣れているなら第二子も同じ運用を前提に。しかしリベルを別に用意しないといけないとなると割高に)
  3. バガブー ビー6 + サイベックス リベル(今からの2台持ちはお出かけ場所に応じて使い分ける)

この他にも世界には様々なベビーカーがあり、国内で販売されているもの・そうでないものがあります。

私は海外レビュアーの情報もつぶさにチェックしながらメジャーなモデルは各種体験もしていますが、上記の候補以外のものはH様にとっての使い勝手で見て一段落ちるレベルの印象です。

その中でも第二レベルの候補としてありえるものとしては、

※どちらも形がよく似ているので同じOEMメーカーだと思います。

をビー6やメリオと入れ替えて考えてみることもできます。
これらは先のコンパクト背面式と2台持ちを前提にできると面白い候補ではあります。

参考になれば幸いです。

★おすすめの購入先

■ サイベックス リベル(レビュー

■ サイベックス メリオ(レビュー

■ バガブー バタフライ(レビュー

■ バガブー ビー6(レビュー

■ ベビーゼン YOYO2(レビュー

■ マキシコシ レオナ(レビュー

¥63,800 (2024/04/25 11:10:27時点 楽天市場調べ-詳細)

■ レカロ レクサエリート(レビュー

Recaro
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ご提案は以上となります。

ポイントとしてはリベルは確かに自転車カゴに積めます。

ただ、それをすると今度は自転車カゴに買い物の荷物を入れられずそこを諦めなければなりません。

公園への遠征が楽しい年頃だと1歳後半~2歳。
その時、自転車でベビーカーも持っていけると確かに便利ですね。

難しいですが自転車を大前提とする場合はリベルは決定として、+αのメイン候補をそれ以外の環境要素のどれを重視するかがポイントになるかと思います。

  • メインの方を操舵性・走行性、長く使える重視なら「ビー6(1.5)」で、
  • 手頃な価格と軽さなら「メリオ(1.0)」で、
  • 折衷案なら「レオナやレクサ(どちらも走行性1.2)」。

メリオは軽さが魅力ですが、メリオ→リベルだと走行性の意外なアップグレードに驚きと満足感はあっても、今回その逆パターンで進むと押し心地の点でメリオにストレスを感じてしまうかもしれません。

またご不明な点や追加のご質問がございましたら追加の相談を受け付けておりますので、お気軽にご連絡くださいね。

この度の回答がもし期待に応えられていたら幸いです。
ご利用ありがとうございました。

東京ベビーカーDB
管理人パパ

管理人について

管理人パパのアバター 管理人パパ ベビーカージャーナリスト

東京ベビーカーとは、2012年7月にめでたく第一子(2015年11月に第二子、2020年9月に第三子)を授かった40代パパが息抜きでたまに本気出して書く、パパ目線でのモノ選びを中心に紹介するブログ。国内・海外のベビーカーを100台以上押し比べた実績が評価されて、晋遊舎から出版の『ベビー用品完全ガイド』をはじめメディア出演多数。
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