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管理人パパ

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ベビーカージャーナリスト

プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など

RISU

見習い

初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂

とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り

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【教訓】機械式立体駐車場でのベビーカー転落事故について

ステマや広告、メーカーへの忖度など商業的バイアスを一切排除しています。
この記事の目次

ベビーカーの安全運転講習会については、伊勢丹新宿店あたりでいつかやりたいとは考えていたけれど、少し急いだほうがいいかもしれない。

管理人パパ

自転車やバイクなど身近な乗り物とは違って、人生で初めて経験する自分以外の大事を人を乗せるベビーカーの操作方法には注意したい点がたくさんあります

その講習会のトピックに今日、機械式立体駐車場での注意点が追加されることになった。

この事故については以下のニュース動画をまずご覧いただきたい。

ネットやSNS界隈でよく呟かれているのが、

「状況がよく見えん!」

「なんで隙間なんかできる?」

「そもそもターンテーブルとは言わない」

などなど。

そこで私なりにニュース動画と簡単なネットリサーチから得られた情報をまとめてみることにした。

まずこの事故について私はアクセス数を稼ぐようなネタとして取り上げようと思ったのでないことを宣言したい。

赤ちゃんは重症。後遺障害が残らないことを第一に祈っている。

その上で、これはちゃんと知っていないと(知っているかいないかだけで防げる可能性のある)次の犠牲者を出してしまいかねない問題としてここで取り上げることに決めた。

どうしてシャッターが閉まったのか?

「母親が車を入庫した歳、なんらかの理由で入口のシャッタがー閉まり・・・」

「係員が開けようとしたところ台が動いたか・・・」

ニュースで説明がつづくが

これだけではなんのことかよくわからない。

しかし、

  1. 係員が操作を誤って中に人がいたのにシャッターを閉めてしまった
  2. 機器の誤動作でシャッターが閉まった

この2つのどちらかにしか事実はないだろう。

(いや、AI判定システムみたいな第三者?判断があったなら別だが)

①だったら、いくら後から閉まったシャッターを開けようと奔走してくれたとしても「ごめんなさいじゃ済まない問題ですよ!」で終わりの話。

②だったら、機器メンテナンス会社の保守・管理状況を問われるか、または機械式立体駐車システムを提供しているメーカーの製品品質が問われようか(リコール)。

なぜ隙間ができたのか?

機械式立体駐車場には、そもそも安全上の理由から隙間を発生させないものもある。

しかし、今回は隙間ができるタイプだったのだろう。

おそらくはこの手のタイプ(以下に映像)。

ニュース映像からメーカーはわからないものの、こちらのメーカーの製品紹介ページで構造がわかりやすく説明されていた(今回の事故とメーカーの関連性は不明なので問い合わせないように)。

そもそも人がシャッター外に出てから旋回する前提だろうし、これだけ大きな穴(隙間)ができる仕組みを問うのは間違いだと思う。

ここから学べる大事なことがあるとするなら、もし機械式立体駐車場で内部に閉じ込められたなら「どこなら安全だったか?」の理解に努めるほかない。

となると、

地面の切込みが示した直径の円周から遠ざかる閉じられたシャッター付近で待機

が正解だったように見える。

がっ!

こんなこと、プレママ・パパセミナー(母親学級)では教えてくれない。

さて、大事なことを付け加えよう。

母親を責められない

ネットの書き込みには「なぜ赤ちゃんから目を離した?」なんてのもあった。

気が動転した?

管理人パパ

オイオイ、ちょっと待ってもらいたい

先にも書いたけど、機械式立体駐車場にベビーカー連れで閉じ込められた際のマニュアルなんてお目にかかったことがない。

「赤ちゃん(ベビーカー)から目を離してはいけないでしょう!」と言いたくなる気持ちもわかるが、もし子どもと一緒だったなら赤ちゃんもろとも母親も落下して(最悪は切断事故)いた可能性だってある。

それでも、いま母親は「私と代わってあげたい」ぐらいの後悔の気持ちでいるかもしれない。

まずは母親が無事であったこと、無事でいてくれて良かったことを認めようじゃないか。

そのうえで、お子さんの後遺症が残らないことを祈るばかりです。

管理会社・メーカーに望むこと

最後は予防について。

シャッターが閉まっている中での人の存在を感知できる仕組みと、その際には機器の完全停止をお願いしたい。

私は今回の事故でエンジニアさんたちを悪者にしたくありません。

狭小空間を有効活用するためにこんな素晴らしいアイデア製品を生み出してくださっているのですから。

今回の事故を教訓として皆で活かさせてもらいましょう。

教訓があるとするならば

地面が動くタイプの構造物の上にベビーカーを置く場合、その欠込み・切込み・重なり部分に注意しよう。

そこが旋回する・落ちる・盛り上がる・ズレる可能性を想像し、そこから遠ざかった場所にベビーカーを着地させたい。

RISU

お子の月齢が低い場合は、構造物から離れるまでは抱っこ紐での移動も視野に入れていいかもです

管理人パパ

エアバッグを搭載したベビーカーが登場することのないように。機器の進化でベビーカーがデブになっていくより、意識の進化で防いであげたい

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