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管理人パパ

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ベビーカージャーナリスト

プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など

RISU

見習い

初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂

とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り

知っ得ベビーカー『セールの正しい見極め方』

アップリカの新プレミアムベビーカー『マール』は正解か?

ステマや広告、メーカーへの忖度など商業的バイアスを一切排除しています。
この記事の目次

実は11月の段階でアップリカの広報事務局からプレス向けの案内が届いていたので知っていたのだけれども、いよいよ発表されたプレミアムモデルの『マール』。

どういう印象を受けただろうか?

ポイントは、

  • オプティアの後継モデルである
  • 海外ブランドのプレミアムモデルの刺客にすべく価格を大幅に上げた(税込79,200円→税込99,000円
  • 対面・背面の簡単切り替え/4輪フリー機能搭載/折り畳みが簡単

海外ブランドでこのクラスの大型機・プレミアムな高級モデルだと8kg~10kgは当たり前。

  • そこに7kg代前半という軽量さをウリにし
  • 日本ブランドらしい対面・背面切り替えの簡単さと開閉の容易さをウリにし
  • さらにはワンダーランドグループ(台湾)の専売特許である4輪フリー機能搭載で他ブランドに差をつける

という戦略である。

で、これどんな人が買うんだろう。。

  • 海外ブランドアレルギー(アップリカはもはや海外ブランドなんだけど…)
  • プレミアムな商品を店舗で買ってあげたい親
  • 広告イメージとして役割を着せられたインフルエンサー(というかモニター登録者)

デザインは広告の画像では洗練された印象を受ける。

伊ブランドの高級モデル『イングリッシーナ エレクタ』に寄せた感もある。

どれもピンとこないが、私が思うに

メーカーとしてもこのモデルが大量に売れることなど端から見込んでいないかもしれない。

それよりもアップリカブランドの顔(広告塔)として、ブランド自体のステージを海外ブランドの高級機と並べ較べられるよう、いわばディスプレイ商品として役割を着せたものと予想する。

機能性は?

たしかに『高い』といっていいかもしれない。

ただ、全体としてのバランスで見た場合、少しチグハグな印象がなきにしもあらず。

良い言い方をすれば、海外ブランドと日本ブランドの高級ベビーカーをジュージョン!させたモデルと言えようか。

それを中途半端と言うもヨシ、
いいとこ取りと言ってもヨシ。

でね、ここまで来たら分かる人は気づいているはずなんだ。コンビは『THE S GO』を発売、そしてアップリカが『マール』を発売予定。したらばピジョンが黙っているわけがない!ということに。そのピジョンが仕掛けてくるのは3月以降だと読みます。だから来年が予定日の人はその時期によって入念な見極めと発売周期のチェックが必要になるでしょう。国内メーカー派の人にとっては2025年は各メーカー勝負の年になるので出揃うのを待つまで一層の注意が必要になります。

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