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管理人パパ

執筆

ベビーカージャーナリスト

プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など

RISU

見習い

初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂

とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り

最新ベビーカーのおすすめ

ペグペレーゴ セルフィー 口コミ評価と失敗しない選び方

ペグペレーゴ セルフィーの口コミ(メリット・デメリット)
この記事の目次

持った印象はおそらく高身長カップル向け(180cm~)。
サイベックスのミオスが背面式になったようなおしゃれなベビーカー『セルフィー』が新発売。

ゴールドフレームをあしらったほのかな高級感が魅力
真の実力はいかに!?

イタリア生まれのベビーカーブランド『Peg-Perego(ペグペレーゴ)』から背面式ベビーカー『Selfie(セルフィー)』が新発売されています。

Peg-Perego ペグペレーゴ セルフィー

価格43,780円(税込)
対象新生児から15kgまで
重量6.4kg
横幅51.5cm
ハンドル高104cm
リクライニング110°~173°の無段階調整(紐式)
付属なし(レインカバーは付属しない)
公式サイトhttps://en.pegperego.com/store/pegen/en/strollers/selfie/p/IP22000000AB50RO01

下記の参考動画はどちらも英語ですが、PCで見る時は「字幕(英語)」→「自動翻訳」→「日本語」で日本語字幕表示が可能です。

国内での発売日は2021年5月19日
2021年発売の最新ベビーカー一覧について詳しくはこちら

取り扱いは日本総販売代理店のカトージ社。

100台押し比べパパの印象ノート

ペグペレーゴというブランドは代理店のカトージからほぼ1年間放置?されてきたブランド
取り扱いはほとんどなく、直営店舗でBook51をちょろちょろ見る程度だった。

ここに来てのリリース(世界的には2020年にすでに発売されている)は、このモデルの国内ベビーカー市場での優位性が「アリ」と見込んでのことだろう。

特徴は?

  • 生後1か月から3歳頃まで使えるA型ベビーカー(背面式)
  • 一応、トラベルシステムにも対応らしい
  • 全体的に横幅も51.5cmとコンパクト設計ではあるがハンドル高は104cmとやや高め
  • 価格はサイベックスのイージーSなどと競合する4万円台前半(いいところ突くね)
  • 特筆すべきはそのデザイン。サイベックスのミオスほどはギラギラした感じを出したくない人がこっそりゴールドフレームを楽しめるこった造りになっている。
  • 折りたたみ途中で手を話すと自動で最後までたたまれるギミックあり

どんな人が検討するべきか?

これはもう一言、「サイベックス イージーS2やS B2にするか、ベビーゼン YOYOにするかあたりで悩んでいる人」でしょう。

そのあたりのユーザー層を狙いたいモデルである。

管理人の独り言

イージーSシリーズでリクライニング角度がゆるい点を気にしている人には羨ましく見えるに違いない。
ベビーゼン YOYOと比較している人はバンパーバーが付属しているのを羨ましく見るに違いない。

おまけに重量も6.4kgだ。
重すぎず、軽すぎず、悪くないところ。

けれど、どこか不安を感じるところがある。

よく似ている他社モデルもある

非常に見た目、折りたたみの動作が似ているベビーカーが他に1台ある。

それは、Pali(パーリ)から発売の『Wizard(ウィザード)』というモデルがそれ。

ウィザード|WIZARD|パーリ|Pali Japanオフィシャルサイト
https://www.pali-japan.com/wizard

ちょっと比べてみよう。

セルフィー他社ウィザード
定価43,780円(税込)46,200円(税込)
重量6.4kg7.8kg
リクライニング110°~173°の無段階調整(紐式)3段階リクライニング(約110°から約170°)
オートクローズ機能ありあり

とまぁ、ウリ二つである。
同じイタリアのメーカーだし、ブランドを分けただけでOEM先は同じというパターンか?

どちらもリクライング角度が110°まで起こせる点に真の優位性を持つモデルである。

管理人パパ

でもまぁ、よくある話だけど、PV動画の中でベビーカーに座っている子どもの姿勢はどう見ても後傾しているから、「本当に110°もある?」は実機を試してみないと分からないところ・・・
イージーS2よりも起こせて羨ましい!は要確認が必要というところです。

実際はどうだったか?

シート角度はたしかに110°近くまで上がる。申し分ないように見える。フロントバーの取り外しには少しクセがあるように感じた。持って押した感じでは、シルバークロスのWing2のそれに近い。シートは固め。ストローラーマットがあると良いかもしれない。

しかし、ハンドルが高い以外は普段遣いにも利用しやすいように感じた。

そして、なんと言ってもハンドル高が高い。

これは体格の良いアスリート、185cm以上ある人が持ちやすい背面式ベビーカー。
印象としてはhugme ZやイージーS2、シルバークロス Wing2などよりも3cm以上ハンドルが高いイメージである。

ハンドルが高いおかげもあって、押し手の足元スペースは広々だ。

ペグペレーゴ セルフィーをhugmeと比べて
(左)hugme Z (右)セルフィー
ハンドルの高さ以外のスケール感は似ている。足置きも申し分ない
(左)hugme Z (右)セルフィー
セルフィーの方が折りたたみ後もわずかに背が高いが自立のバランスは良い
リクライニング角度はさすがEN規格。表記のとおりしっかりある

競合にあたるベビーカー

例えば以下のベビーカーがそれにあたる。

A型で長く乗れて、比較的コンパクトで、おしゃれなもの且つ海外ブランドだ。

¥36,800
イージーS2は廃盤。こちらは廉価なB型タイプの初代モデル(公式リンク
シルバークロス ベビーカー WING2

と、まぁこんな感じになるけれど、

サイベックスのイージーS2やベビーゼンのYOYO2を外してあえて選ぶのなら、「それらを選んで周りと被るのが嫌だから」が本音かもしれない。

試す前は上記を中心にデザイン的な競合を考えていたけれども、この使い勝手は本当に「背が高い人向け」と割り切ったモデルの印象を受けた。

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