運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
オランダ発のベビーブランド『Nuna/ヌナ』からA型背面式ベビーカーが国内でも販売開始。
モデル名は『Nuna TRVL(ヌナ トラベル)』。
発売日は2022年2月28日*。
*本国では先行して2021年11月15日に発売
■ Nuna TRVL(ヌナ トラベル)
発売時期 | 2022年2月28日 |
価格 | 71,280円 |
ブランド | ヌナ(オランダ) |
タイプ | 背面式(A型) |
対象年齢 | 新生児~体重22kgまで |
サイズ 幅×奥行×高さ | 展開時:52.5×88×111cm 折畳時:52.5×35×72cm |
座面高 | 49cm |
重量 | 7.1kg |
荷物容量 | 耐荷重最大4.5kgまで |
ハンドル高 | 105cm |
リクライニング | 130°~160°(無段階調節) |
レッグレスト | あり(2段階) |
バンパーバー | あり |
車輪サイズ | 前輪:14.5cm 後輪:17cm |
サスペンション | 全輪 |
カラー | パイン ヘーゼルウッド キャビア |
付属 | レインカバー キャリーバッグ |
トラベルシステム | 可 |
取得安全基準 | EN (EN1888) |
保証期間 | 購入後1年 |
公式HP | https://nuna-baby.jp/item/4122441225/ |
■ 本体
■ オプション
■ トラベルシステム(ベビーシート&ISOFIXベース)
まずは隊長のゲリラ動画をご覧あれ!
いや、ちゃんと許可もらってるから。店員さんに、、(本部から怒られたらごめんなさい)
カテゴリーとしては以下の2つ。
A型として最大のライバルは「サイベックス イージーS2」ながら、こちらは廃盤予定。
予想では廃盤の筋は認識しながらも、リニューアルモデルが4・5月頃発売を予想する。
また、B型として考える最大のライバルは「ベビーゼン YOYO2 6+」。
こちらは発売周期を考えると2024年頃リニューアルか?とまだまだ購入は安全圏内のはずが、昨年末のSTOKKEによるベビーゼン買収劇の影響を受けて、年内のモデルチェンジが無いともいえない状況になっている。
つまり、A型背面式も、B型背面式もライバルたちが「購入の決定打を欠く」状況で、鬼の居ぬ間の勝機がTRVLにやってきた。
また、B型としてもう一つライバルを挙げておくと、コンパクトバギーの「サイベックス リベル 2022」も要チェックだ。
すでにファーストベビーカーを持っていて、今後手軽に持てるセカンド(サブ)ベビーカーを期待している人には新発売(2022/3/11)のリベル 2022がおすすめ。
ただし、リベルのハンドルがセパレートタイプであることと折りたたみが両手になってしまうことに懸念のある人は、片手で簡単に折り畳めるこのTRVLをセカンドとして利用するのも悪くない。
それだけの用途なら高すぎると思うけどね。。
TRVL | イージーS2 | YOYO2 | |
---|---|---|---|
価格 | 51,700円 | 44,000円 | 69,300円 |
タイプ | A型背面式 | A型背面式 | B型背面式 |
対象年齢 | 新生児~体重22kgまで | 生後1ヶ月~体重22kgまで | 6ヶ月~体重22kgまで |
重量 | 7.1kg | 7.3kg | 6.2kg |
バンパーバー | 付属 | 付属 | なし |
折りたたみ | 片手 | 片手 | 両手 |
メリット | 周りとかぶりにくい | 手頃なサイベックス | ショルダーストラップ付 |
デメリット | ブランド知名度低い | 折りたたみ後幌が地面接地 | 折りたたみ後シートが接地 |
長い階段の上り下りが避けられない人はショルダーストラップ付きのYOYO2がいい。
それ以外なら、決め手は折りたたみと展開のしやすさですね!
先程書いたとおり、迷うべきは以下の3台。
一台目(ファーストベビーカー)として購入するなら、今年中盤(5~6月)までは買ってよし。
その頃にはイージーS2のリニューアルや他社の新モデル投入の状況がはっきりしているからだ。
その時期までは一台完結型のA型背面式ベビーカーとして最高のものと言える。
YOYO2が欲しいが片手で折りたたみできなくて迷っている人や、YOYO2の荷物カゴの大きさに不安を感じていた人は多かったから。
結論:長く使えるA型背面式ベビーカーとして使うならTRVLは買ってヨシ!
次に、B型ベビーカーとして、サブ機としての利用はどうだろうか?
この場合はおすすめしない。
B型ベビーカー、セカンドベビーカーとして使うなら圧倒的に価格メリットの高い『サイベックス リベル 2022』が便利だ。
結論:セカンドベビーカー用途ならおすすめしない
ただし、である。
これが「買い直し・・・」だった場合は話がかわる。
買い直しとはつまり、すでに先に購入してしまったファーストベビーカー(A型)を売却・処分して新しく用意することだ。
「いまをもっと快適に!」を目的に買い直す人もいれば、「将来二人目も考えているし、今必要なのはB型だけどA型またはそれに近いものだったら奮発して考えてみてもいいかな~」という買い直しもある。
この場合は、初回の回答と同じになるが、
結論:買い直し用のA型ベビーカーとしてなら2022年5月までは買ってヨシ!
ひとつ注意点があるんですよね?
それは身長を割と選ぶタイプのベビーカーだということだな。
といいますと?
ハンドル高がやや高めなのは書いていたけれど、全長も111cmとかなり高い方だ。ハンドルの高さよりも幌の天井が上にくるのでジャンボベビーや高身長夫婦には嬉しいけれども、平均身長ぐらいだと「うげっ!ちょっと高いな・・・」と感じるはずだ。
なるほど!
オランダ体型の人じゃないと合わないぞ!と言いたいんですね?
オランダ体型・・・
少なくとも「ハンドル位置は高めの方がいい!」とそれを好んで、分かっていて買うなら良いと思うぞ。
P.S. 海外ではやっぱりベビーゼン YOYO2と比較して取り上げられることが多いね。
海外で人気のベビーカー紹介サイト『Strolleria』からTRVL VS YOYO2の記事を意訳して表にまとめてみました。
TRVL | YOYO2 | |
---|---|---|
ベビーシート装着 (トラベルシステム) | アダプター不要 | アダプター必要 → 楽天市場 |
全長 | 111cm | 106cm |
折りたたみサイズ | W52.5 D35 H72cm | W44 D18 H52cm |
車輪サイズ | 前輪:15.2cm 後輪:16.5cm | 全輪:13.5cm |
ハンドル素材 | フェイクレザー | フェイクレザー |
バンパーバー | 付属 | なし |
フットレスト | あり | なし |
折りたたみ | 片手 | 両手 |
付加機能 | マグネット式ベルト 半自動折りたたみ | シート背面ポケット ショルダーストラップ |
コット装着 | 不可 | オプションあり → 楽天市場 |
オプション商品 | なし | 専用バッグ 子乗せボード フットマフ スキー仕様 ハンドマフ パラソル 専用リュック カップホルダー レッグレスト レインカバー 虫よけカバー 交換部品(ハンドル/車輪/シート) → 楽天市場 |
注目してもらいたいのは、YOYOは「両手で折りたたみか~」と残念がるのではなくて、その両手が必要になる作業は「子を乗せたまま完了できる」ので、実際は「半片手折りたたみ」ということ。
ちなみにこのハンドルを折り曲げられる機能は、外食時に子どもとの距離が近くなって便利。
あと、やっぱりYOYOはオプション品が豊富ですね!
そう。初代モデルの販売開始から10年以上もの歳月をかけて熟成させてきたYOYOと比べて、Nuna TRVLはまだ2021年がスタートの一年目。YOYOに追いつけ!追い越せの今後の拡充に期待だな。
レビュワー:ABCさん
購入されたモデル名:
ヌナ トラベル
このベビーカーを購入した理由:
いろいろおすすめしてもらい、実際に旦那と店舗で操作をしてみた。旦那が不器用すぎておすすめしてもらった商品の操作が思ったより出来なかった。重要視する項目として旦那が使えることが最重要しなくては行けないと気が付き、旦那が畳んだりするのにスムーズにできたもので操作性のいいものを選びました。
このベビーカーの良かった点:
折りたたみなど展開のしやすさ、操作性の良さが気に入ってます。また、他の人と被らない点もいいです。
このベビーカーで改善を期待する点:
シートを外して洗濯できると嬉しい。
このベビーカーと迷った他の候補:
特になし
ここがポイント
下記はいずれもショップレビュー検査済み店舗
管理人がお得&安全と判断したショップ