運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
ベビーカー100台押し較べの日々がはじまったきっかけ
僕のベビーカー選びがはじまったのは2012年6月
妻が里帰り出産を迎えるために実家へ送り届けたあと、一人の自宅へ帰ってからだった
当時は34歳
出産予定日まであと1ヶ月ある
この時間を使って出産準備品をまとめるのが自分の仕事だと思った
当時はまだ代官山にアップリカの直営店があって
エアバギーはカラフルで
撮影はiPhone 4Sだった
時代は進化しているのか?へのギモン
2010年代の前半はAmazonや楽天市場はあっても、まだまだベビーカー販売のEC化率は低く、足で探すのが基本だった
僕もみんなと同じように、アカチャンホンポやベビーザらスを巡ることにした
でも、あれ、、
大学卒業から長いあいだWEB業界を渡り歩いてきたからだろうか
漂うこれじゃない感
えっ、今の時代でもこんな感じなの・・・
その中でも当時、唯一ハンドルを握ってわくわくできたのがエアバギーだった
しかし、すぐに結論は出さず祐天寺(目黒区)で働いていた地の利を活かすべく、メッカであるお隣の代官山をはじめ都内各所で様々なベビーカーを押し較べするようになった
もちろんベビーカーだけではない
抱っこ紐(ベビーキャリア)も試しまくりの抱きまくりで
それで結局、我が家が購入した時期は産後から約2ヶ月を経過した9月だった
トータルで3ヶ月間の下調べをしたことになる
当時も海外ブランド・ベビーカーは黎明期のバガブーなどいろいろあったけど、まだそこまでの知名度はなく、ちょうどマクラーレン ジャパンも事務所を畳んで撤退するような時期(その跡地がいまのサイベックス 表参道)だったので、ちょっと恥ずかしいけどエアバギーに代わる候補はなくこれに決めたのだった
そう
恥ずかしい
今なら笑える話だけれど、当時はおしゃれ人界隈でエアバギーが盛り上がってきた最中
一般人であるわたし夫婦が押しているなんて「なんかイキってる」みたいに感じたものだった
そんな恥ずかしさは一週間もしないうちに消えるんだけどね。急に丸坊主にして学校にいったときのように
子どもを乗せてみたら、やっぱり可愛かった
浮かれてバウンサー(ベビービョルン)も買った
もしもの話だけれど、
いまの世の中(2024年)のベビーカーラインナップを連れて、当時のわたしになれるなら何を選んでいただろうか?って考えることがある
きっと、バガブー ビー6あたりが選択肢に入っただろうけど、「高くて買えんわ…」ってなっていたはず(笑)
さてエアバギーに話を戻そう
走りも軽快で、歩道を同じく押し歩く隣の両対面式ベビーカーが小さな段差でつんのめっているのを横目にこちらはつまづき知らずでドンドンいけた
こどもの国にいった
バーベキュー(キャンプ場)にもいった
ディズニーランドへも
しかし使用開始から1年半後、
浮気相手が突然家にやってきた
よく考えたら1歳を過ぎてから旅行が増えていた
徐々に歩くようになり
行動範囲がバスやクルマから電車になり、そして飛行機に
ときにはフェリーにも
そうなると行く先々でベビーカーをレンタルすることも増えていた
そして2歳近くにもなると足裏を泥だらけになるぐらい汚してくるのに、エアバギーのバンパーバーがカンタンには外れない構造だから重くなってきた子どもを持ち上げて脚を滑り入れる動作を辛く感じていた(靴を脱がすか、こうするしかシートを汚さない方法がない!)
なによりこの頃、戸建てに引っ越した
新居は玄関前に長い階段(1階分ほど)があって、とてもエアバギーを持ち上げて運べない
そんなこんなかがあっての
妻の単独行動だった
聞かされていなかったJeepバギーの購入
こんな頼りなさそうなベビーカーが使えるはずがない…と思った
なにより使ってきたのは天下の走行性のエアバギー様だぞ、、
つづく
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