運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
旅行シーズン到来!
お出かけ中のハッピーをトーンダウンさせないために気をつけたいこと
せっかく選びぬいて買った高価なベビーカー。
大丈夫だと思ったのに。。
盗られる人に責任はないけれど、「盗まれることもあるそうよ。」を知っていて対策をこうじてこなかった点は問われても仕方があるまい。
「じゃあ、高価なベビーカーなんて買わなければいいじゃん!」
確かにそうかもしれないけれど、そんな悪人の都合で私のライフスタイルをぶち壊されたくないわ。
そう思う人のために世の中便利なアイテムが増えている。
たとえばスマートトラッカー。
iPhoneやAndroid端末利用者のネットワークを通じて犯人の居場所を特定するあれ。
詳しく見ていくことにしよう。
1位 Buggygear(バギーギア)
「柔よく剛を制す」とは言ったもので、盗まれることを想定の上でアラームを鳴らしたり追跡できるタイプを選ぶか(iPhoneならAirTag、AndroidならTile Proが対応)、それともワイヤーロックで本体を公共物と固定して力強く持っていかれることを阻止するか。けれど一番は盗難対象から見過ごされることが良い(GPSステッカー。いわゆるブラフ)。1位には定評のあるバギーギアを選定した。テーマパークなどで安心。
調査によると高価なスポーツ自転車の「盗難確率は約4人に1人※」。最近は個人間売買系SNSの流行もあって転売が容易になった。ベビーカーでも場所によっては・・・
信頼のドイツブランド『ABUS』。
自転車乗りなら一度は聞いたことがあるはず。
長さは60cm。今回紹介するなかでは一番チェーンが太いモデル。
メリット | デメリット |
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太い・硬い | 重い(450g)、カギの携帯が必要 |
こんなの持って歩いてられるかい!って人には軽量のワイヤーロックがいい。こちらは盗難抑止効果が期待できる
台湾ブランドの『バギーギア』。
ベビーカーフックなどベビーカー周辺アイテムで人気。
こちらはダイヤル式のケーブルロック。最長120cmで電柱にもOK。
メリット | デメリット |
---|---|
ダイヤル式で簡単、しっかりしている | しっかりしているので小型巻取り型にしては重い(200g) |
ワイヤー系では国内・海外(nordstrom/amazon.com)問わず一番売れているのが本アイテム
防犯チャイムで有名なリーベックス商品が防犯アラートとしては有名かもしれないが、東京ディズニーランドなどで「ベビーカーから離れてアトラクションを楽しんでいるうちに盗まれたら追跡不能になってしまう。そんな時に、便利なのがTileのスマートタグ。子どもの見守りにも使える。
メリット | デメリット |
---|---|
近くにあるかを積極監視できて安心 | 60m以上持って逃げられたら追跡不能に(Tileユーザーは少ないので追跡精度がAirTagより劣る) |
ベビーカー本体を移動させられるとスマホに検知アラートが届く
メリット | デメリット |
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世界中のiPhoneユーザーを仲間にして盗難品を見つけやすい(追跡力の高さ) | 厚みが結構ある(8mm) |
こちらはアラートは鳴らせないけれど、強力に追跡することが可能。ハンドルなど目立つ位置にエアタグが付けられていれば強力な抑止力を発揮しそう
たとえばもう十分に歩ける3歳さんとスーパーにお買い物に行ったとしよう。
スーパーのカートを押しながら、ベビーカーも、、は無理。
だから店頭にベビーカーを駐車させておきたいときもある。
そんな時、さっとどこかへ移動させられたり、盗まれることがないようにするためには人目の多い場所だからこその利点を使うべきだと思う。
そう。
動かされたらアラートが鳴り、周囲に異常を知らせる&犯人に思いとどまらせるのだ。
この分野で一番商品は振動検知&GPSトラッカーのKNOG SCOUT TRAVEL(ノグ スカウト トラベル)。
KNOGはオーストラリアの自転車アクセサリーブランドで20年以上の高い評価を得ているブランド。
自転車に直接取り付けるタイプをベビーカーに流用することも考えたが、私はこのトラベル用GPSトラッカーをおすすめしたい。
メリット | デメリット |
---|---|
動きを感知すると大音量アラームを出す USB充電式で経済的 AirTagと同じ様にAppleの探すアプリに対応 | Android端末では使用できない 高価(7,920円) 発売から間もない(2023年11月)のでレビューが少ない |
高価なので、そもそも身の回りの持ち物の価値が高い人に向いているでしょう。「見つかればいいな。」程度のものではなく、何が何でも探し抜いてやるに掛けたい人に。
10万円以上するベビーカーの他に、車ほどの値段がする人気ブランドのロードバイクの盗難対策や、海外の空港で荷物の置き引き抑止にも使えます。
人気の盗難防止システムに新たな仲間が。 | KNOG ノグ
https://www.cog.inc/knog/archives/5984
一方で、そこまでコストをかけるほどでは、、という人はブラフ(はったり)の手法を用いるのも良し。
日本人、外国人問わず使えそうなものの要件としては、
この2点がある。
たとえばこちらのGPS追跡ステッカー。
ベビーカー本体のフレームに貼ってしまうと「貼りあと」が残ってしまうリスクもあるし、なによりブラフだということが丸見えなので自分なりの工夫で付け方を模索したい。
以上、簡単に4パターンの盗難対策について。
ちなみに海外では「水族館からサメを盗んで運ぶため」にベビーカーが使われた事例もある
ほぼ日刊イトイ新聞 – バブー&とのまりこのパリこれ!
https://www.1101.com/tonomariko/2019-09-24.html
パリっ子に人気なのがこちらのベビーカー。
パリも東京も階段だらけの都会。
背に腹は代えられないからショルダーストラップ付きが人気の秘訣なのだと思う。
【パリ五輪】遠いバリアフリー…道は段差だらけ・地下鉄エレベーター無しで車椅子・ベビーカーの移動困難「失望」パラリンピアン嘆き
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a3d0207fcb4f0e6d11c542ef3480552470aa0dd