運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
コンビの公式サイトに新作ベビーカーが追加されていました。
その名は『スゴカルSwitch エッグショック XL』と『スゴカルSwitch plus エッグショック XL』です。
発売日は2020年8月上旬が予定されています。
公式サイト:
https://www.combi.co.jp/products/stroller/sugocal_switch_xl/
https://www.combi.co.jp/products/stroller/sugocal_switch_plus/
先行して発売されているスゴカルの最高峰モデル『スゴカルα 4キャス エッグショック HT』と比べての大きな違いは、小さな点を除けばタイヤの形が異なるだけです。
スゴカルSwitch | 前輪:ダブルタイヤ 後輪:シングルタイヤ |
スゴカルα 4キャス | 全輪:ダブルタイヤ |
スゴカルSwitchは大径のダブルタイヤで障害物を乗り越えやすくしながらも、背面式利用時の操舵性を高めようとする狙いがあるのだと思います。
価格帯は「6万円前後」で「オート4キャス対応」、「ハンドルの高さ調整可能 or 大径タイヤ」といった軸で競合を定義してみると以下のものがあげられます。
コンビの衝撃吸収にかける情熱には凄いものがあると思います。
一方、コンビのベビーカーで「押しやすい」と思ったものがありません。
百歩譲って『F2』ぐらいかな。
そんな中で、男性目線ではやっぱり「走行性能(押しやすい)」「操舵性能(曲がりやすい)」に目が行くわけです。
そこを中心に考えた場合は『サイベックス メリオ』が競合の中では一番です。
一方、価格(予算)を考えた場合は、ピジョンから先日発売されたばかりの『ピジョン カルナス』がお財布には一番やさしいでしょう(3万円台で買えるハンドル角度調整機能付き両対面式ベビーカー 長い、、)。
その他の競合については、デザインやブランドに対する好みの違いで、差が大きくあるようには思いませんが、全長だけを見ると今回新発売のスゴカルSwitchは他よりもコンパクトに収められており、その点からアップリカやピジョンといった競合より押しやすくなっている可能性はあります。
ですが、ここも見方次第で、全長を詰めている(特に対面時)ということは、押す人の足元スペースが削られているというわけで、脚の長い人にはつっかかりやすくなるデメリットもあります。僕みたいに手が長くて、脚が短ければよいのですが、、
正直、コンビのラインナップ比較は私でも見極めが難しく、「そのように難しく見せているメーカーの姿勢」に疑問を感じるところです。
海外ブランドはもう少しラインナップもコンパクトだし、古い品番をしつこく残したりしません。
サイベックスしかり、バガブーしかり、ストッケしかり。
日本ブランドのそういったところに辟易している人は、選択肢がシンプルな海外ブランド一直線で検討してみても良いかと思います。メリオなら同じぐらいの価格だしね。
コンビやアップリカなどが嫌いなのではありません。
つまり分かりづらいのです。
たぶん、現場のデザイナーさんはわかっていてもハンドルする部署(MD?)や経営陣がこのやり方を踏襲したがるのでしょう。残念。
コンビの開発部の努力が海外メーカーと合体すれば、良いベビーカーになるとは思いますが。
ベビーカーの競争要因が「乗り心地」から新しい軸に転換する前に。なんの話や・・・
ここがポイント
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