運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
この記事は以下の記事の続編です。
以前、上のとおりサイベックス リベルを例に背もたれ角度をメーカーのカタログ値以上に起こす裏技を紹介した。
だが、この裏技は一部のベビーカーにしか通用しない。
フレームにシートが吊るされて、腰部分が深く落ち込んだタイプのベビーカーにしか通用しないのだ。
わかりにくいので、例を挙げよう。
例えばピジョンのランフィ。
■ ピジョン ランフィ RB2(2022年最新モデル)
こちらはシングルタイヤで両対面式がウリの乳児期にやさしいベビーカー。
しかし、シートリクライニングを起こしても角度が甘いので、前を向きたがるお年頃(1歳半~)には背中のサポートが欲しくなるという課題があった。
ランフィのリクライング角度の上限(起こした場合)は、ベビーカーのサイドフレームの角度と等しくなるように調整されている。
このタイプは、記事で紹介している『荷締め(にしめ)ベルト』をサイドフレームに巻き付けて締め上げてもリクライニング角度に影響できない。
では、どうすればいいか?
考えてみた。
いや、もうこれは「技」というには恥ずかしいぐらいの当たり前。
ベビーカーに乗せられている子どもが自分で上体を起こすもシートの方がそれに付いてこれないのなら、その隙間をクッションで埋めて、それが背中を支えるサポートになればいいというものだ。
では、どんなもの(クッション)が適当なのだろうか?
・・・
・・・
・・・
ずっと考え続けていて、
ハリ感があって硬めなのが良いだろう(もたれかかっても沈まないから)
使わない時は小さくなるものがいいだろう
無駄にならないものがいいろう
とここまではまとめられた。
ネットで調べ尽くして*、以下の商品を候補にまとめた。
*Amazonのベストセラーランキングもチェックした。「寝袋・シュラフ用ピロー(枕) – Amazon.co.jp」
価格にして100円~2,500円程度。
一番高価な2,480円のロゴスのものはアウトドアシーンでもばっちり使えて良いのだと思うけれど、もし使用感が今回の目的に合わなかった場合はもったいない。。
まずはカインズに出かけてみることにした。
恥ずかしい話だが、自宅のお風呂が壊れて修理業者さんに見積もりに来てもらう。
それまでの間に、どうにも時間を持て余したのでカインズへ。
まずはお目当てのネックピローコーナーを探す。
ふ~、疲れた。。💦
どんだけ種類あんねん、、
なんというか、
はっきりと分かったことは、
ネットで調べただけで購入していたら確実に失敗していたな、、と。
サイズ感、厚み、押し込んだ際の反発力、手触りや質感など。
実際に見て確かめなければたどり着けなかった感1000%である。
そして、私が選んだのは・・・
この2つを買いました。
選んだ理由ですが、
1)はとても軽く、2)は重さがそれなりにあるがしっかりしている。
サイズ感はどちらもちょうどいい感じ。
カインズに出かける前にピジョン ランフィのシート横幅とバックレストの長さを記憶済みだったから間違いない。
ということで、さっそく自宅に戻り検証してみた。
ちなみに下記画像のくまさんクッションの腰は曲がりません(笑)
それを割り引いて想像してくださいね。
よし!みんなカインズに行こう!
・・・??
とか、そういう話ではありません。
カインズというブランド品質がどうとかは言えません。
でもまぁ、園芸用品とかよく買い物をするけれど、私はまずまず満足(納得)できるレベルですが。。
今回は課題を解決してくれるアイテムを発掘するという目的のために品数豊富で安定したブランドのカインズを選びました。
とりあえず私が購入した商品は2つともうまく機能しました。
気になる人はこのカタチを参考に好きなブランドのクッションを選んだり、まずは家の中にあるクッションなどで試してみるのがオススメです。
同じものが読者の環境に合うかどうかは知りません。
ベビーカーのシートデザインは様々。今回隊長がベストと見立てたものでも合わない可能性があります。
多分、ランフィなら同じだから大丈夫。あとは検討を祈る!
P.S. ベビーカーに慣れてきた頃なら、もう使い方もざっくりしていると思う。その時、抱っこ紐をぐるりと裏返して、くるくる丸めて背中にあててあげるだけでもなんとかなる可能性を感じました。試してませんが、、やってみて。