運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
時間のない人のために駆け足で紹介しよう。
詳しくはメーカーや代理店(カトージ)のホームページやブログをチェックすれば十分な情報が得られるのだから。
隊長、たんに出勤前で忙しくて手短に終わらせたいだけでしょ?
バレた?エヘッw
最後が一番肝心なのです。
わざわざヌナを選ぶ意味があるところです。
正直ブランドの知名度ならサイベックスやバガブーに負けているだろう。
じゃあなぜ選ぶ必要が!?
それは先のとおりだけれど、一番はnunaはカーシートブランドとしてヨーロッパでは地位を確立してきた。しかしベビーカーの足回り・走行性能はサイベックスやバガブーと比べて同じレベルの高さには無い。
ふむふむ。
ベビーカーのデザインが「落ち着いていて素敵」で「カーシートブランドとしての信頼性」、この掛け合わせが商品になっているもの。それがすなわちトラベルシステム(ベビーカー本体にカーシートを装着して車利用を快適にするコンボ)だ。
つまり?
ヌナはトラベルシステムを売りたいメーカーなのだと思っている。ベビーカーも、カーシートも買ってもらいたい。だからそれぞれ微妙に日本のトップブランドよりも若干低めの値段設定になっているのだろう。2 in 1で利益を出せればいいと。実際トラベルシステムの利用経験者からの評判はいいからね。
ではどこに問題が?
やっぱりよく聞くのは、子どもの体重が増えてきた後に「押しづらくなってきた」という声だ。耐荷重性能は十分あるけれど、車輪開発をブランドの出発点としてきたバガブーとは差がある。
じゃあバガブーを選べばいいじゃないですか?
まったくそうなんだけど、バガブーは自社ブランドのカーシートをほとんど出していない。出ているのはヌナからOEMを供給してもらっているぐらいだから。
つまりトラベルシステムとして使うなら「バガブーよりええぞ!」ということですね。
そやな(急に関西弁)!
じゃあ、サイベックスもカーシートブランド発祥ですがそれとの選び分けは?
そこはな、スタイルの好みの問題だけよ。どちらを選んでもいい。
発売時期 | 2022年10月28日 |
価格 | 94,380円 |
ブランド | ヌナ(オランダ) |
タイプ | 背面式(A型) |
対象年齢 | 新生児~22kg(4歳頃)まで |
サイズ 幅×奥行×高さ | 展開時:53×92.5×103cm 折畳時:53×27/40×61cm |
重量 | 9.1kg |
荷物容量 | 耐荷重 最大4.5kgまで(39リットル) |
ハンドル高 | 97cm/99.5cm/102cm/104.5cm/107cm(5段階) |
座面高 | 55cm |
リクライニング | 115°/130°/150°/170°(4段階) |
背もたれの長さ | 50cm |
レッグレスト | あり(3段階) |
バンパーバー | あり |
車輪サイズ | 前輪:17.5cm 後輪:18.5cm |
サスペンション | 全輪 |
カラー | キャビア ヘーゼルウッド リベテッド(公式限定) |
付属 | レインカバー ポストアダプター |
オプション | カップホルダー クッション インセクトネット |
トラベルシステム | 可 |
取得安全基準 | 欧州安全性規格EN1888-2適合 |
保証期間 | メーカー保証1年 |
公式HP | https://nuna-baby.jp/item/4120541205/ |
■ トラベルシステムセット
さて代官山のフラッグシップストアまで足を運んでみたので印象をまとめておく。
販売代理店の鉄板動画
海外の辛口ベビーカーレビュアーの比較動画(ビー6 VS ミオス VS トリヴ Next)
トラベルシステムで使うなら、時にサイベックスやバガブーよりコスト抑えめで実現&快適
車利用が無い、少ないのなら利用価値は半減するだろう。
あと、なんかシートの幅も長さも広くないですか?
おっ!よく気づいたね。そこはオランダブランドだけあって、他メーカーと比べても抜きん出た広さを感じられるはず。ただ乳児で月齢浅いうちはその広さが「遊び幅」になってしまい、ホールド感が足らずにシート内で横滑りしてしまう場合も。
ええ、、そんな時にはどうすれば!?
だから最近発売されたんだろうな。インファントシートを装着してホールド感アップ!が狙いだろう。
なお、トラベルシステムを構築すれば約14万円です。
高いっ!!
ように見えるけど、サイベックスやバガブーでトラベルシステムを組むとこれの1.2~1.5倍するからね。これでも高級ベビーカーカテゴリーの中では比較的買いやすい方なんだよ。
ということで、
幼児期後半には子どもの体重増加 × ハイシートである構造が災いして、ちょっと乗り換えたくなるだろうけれど、そのときにはB型ベビーカーやバギーに乗り継ぐのが賢い買い方。
このベビーカーでトラベルシステムを組むと、本体にカーシートの重量も増し増しになって約12kgのヘビー級ベビーカーになってしまう。
だからどちらかというと、生後6ヶ月目ぐらいまではパートナーも育休が取れて、腕力が必要な場面では頼ることができて、かつ車での外出も多く、赤ちゃんがトラベルシステムの中ですやすやと眠っている間に夫婦でランチでもしようよ!というような、
パートナーが育休中の貴重な期間を赤ちゃんのためにも、夫婦のためにも大事にしたいという相思相愛夫婦マンたちに向いているだろう。
ここがポイント
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