運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
アップリカの両対面式ベビーカーの中では最高峰ランクに位置づけられるのがこのオプティア。
では最高峰以外に魅力は無いのかといえばそんなことはなく、他のラクーナなどとの違いは対面時を重視している点にあります。
車輪側のサスペンションのみならず、シートサスペンション、そしてソファーサスペンションまで搭載されており、この3重の振動吸収構造で赤ちゃんの背中へ伝わる振動を最小限に抑える設計になっています。
ベビーカーと言うよりもベッド、現代の乳母車と言ったほうが伝わりやすいかな。
横風にあおられない地に足ついた安定のダブルタイヤも乳児期にこだわるからこその選択の理由ですね。
現行モデルは「グレイス/プレミアム/スペシャル/通常モデル」の4機種になっています。
選び分けが難しいので表にしてみました。
グレイス | スペシャル(AB) | プレミアム(AB) | 通常モデル(AB) | |
---|---|---|---|---|
発売時期 | 2021年9月 | 2021年1月 | 2020年6月 | 2020年6月 |
価格 | ¥74,800円 | ¥74,800 | ¥80,300 | ¥70,950 |
姿勢サポートシステム | ○ | なし | ○ | なし |
飛沫シールド | なし | ○ | なし | なし |
フットガード | ○ | なし | ○ | なし |
ワイドシート | ○ | ○ | ○ | なし |
Bigサンシェード | ○ | なし | なし | なし |
3層メッシュシート | ○ | なし | なし | なし |
荷物カゴ容量 | 37.9L | 34.7L | 34.7L | 34.7L |
重量 | 7.1kg | 6.9kg(7.1kg) | 7.1kg | 6.9kg |
横幅 | 52.5cm | 51.7cm | 51.7cm | 51.7cm |
リクライング | 107°~152° | 111°~156° | 118°~151° | 111°~156° |
シート高 | 55cm | 54cm | 54cm | 54cm |
ハンドル高 | 最低101cm~最高104cm | 最低101cm~最高104cm | 最低101cm~最高104cm | 最低101cm~最高104cm |
対象月齢 | 生後1カ月~36カ月 | 生後1カ月~36カ月 | 生後1カ月~36カ月 | 生後1カ月~36カ月 |
商品詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
これ、、オプティアが気になって見に来た初心者の人がぱっと見て読み解けますかね・・・
時間が無い人のために、ひとことだけ言うと『2022年現在ではグレイス一本で考えていい』。最終的な進化系がそれにあたるから、そこにすべての機能が取り込まれているよ。
それでは、
とはいえ、「細かい機能の違いをちゃんと知りたいの!」という人向けに細かく説明もしておきましょう。
まずラインナップの中での格付けはこうなります。
グレイス > プレミアムAB > スペシャルAB > 通常モデル(AB)
発売日はプレミアムよりもスペシャルの方が新しいですが、スペシャルはどちらかというと通常モデルよりの、しかしコロナ禍で試験的に飛沫シールド(スペシャルウィンドウと呼ばれます)が付加されたモデルです。
このようなニーズがあるのか実験的な意味合いが強かったように思いますが、おそらく内部でも「飛沫用のシールドを付けるよりもそもそも幌(サンシェード)を高く・大きく拡張すればよいのでは?」と気づかれたのでしょう。
そのアイデアが結果的に最上級モデルの『グレイス』に生かされる結果に結びついています。
2020年に発売されたプレミアムからグレイスがバージョンアップされた点をまとめます。
なお、プレミアムにあってグレイスに無い機能はありません。
グレイスがすべての機能を包括またはアップグレードしています。
ということで、2022年の段階では圧倒的にグレイスの選択が有利な状況です。
こちらの違いはよりシンプルです。
最上位モデル「グレイス」と通常モデルに近いが飛沫シールドだけ試験的に搭載された「スペシャル」との違い。
スペシャルと通常モデル(オプティア クッション AB)の違いが飛沫シールドの有無だけなので、ここでは逆にグレイスにはあって通常モデルにはない機能だけをあげていきます。
通常モデルは、
ということで、上位モデルと比べて残念な部分もありますが、他のラクーナなど他の両対面式ベビーカーと比べればそれでも対面式走行時の機能性は十分。
タイミングよく魅力的な価格になっていれば、数年前の最新モデルとして評価してお安く手に入れるのは理にかなっています。
同時期(2020年)に発売されたラクーナ クッションが5万円弱で販売されているから5万円台前半またはポイント還元込みで4万円台まで値下がりしたタイミングが狙い目です。
先程説明したように、オプティアを選びたい人は『対面時期にこだわり』を持っている方です。
この時期を「ん~、もう最高!に可愛いんだから~~♪」と赤ちゃんから目を離さずにはいられないママ・パパ・じじばばにとって安心できる乗り物としての価値があります。
同じように対面式時期により満足度が高い乗り物としては、
国内メーカーでは「ピジョン ノートアール」「ピジョン ランフィ」「コンビ スゴカルminimo」、
海外メーカーでは「バガブー フォックス3」「バガブー ビー6」「サイベックス プリアム」「サイベックス ミオス」「ストッケ エクスプローリーX」、
あたりが挙げられます。
一般的にヨーロッパにブランドの出自を持つベビーカーの方が、石畳環境を想定されていることもあって段差に強い傾向がありますが、このオプティアは日本ならではの細やかな振動吸収構造をもちいてベビーカー本体全体(海外や車輪部分のサスペンションのみ)で衝撃を抑えようとするタイプになります。
段差に挑戦しまくる走行には向きませんが、寝る子をできるだけ起こさずにとろとろお散歩が向いている一台です。
全体的に落ち着いたテイストだし、核家族の夫婦だけでなく、二世帯・三世帯で両親や義理の両親が同居していてみんなで協力しながら子どもをみられるような環境だとさらに向いていそうです。
両親が押すことを想像すると「ちょっと派手かな、、」という場合ありますもんね(笑)
「絶対に横転させないでよ!」を祈る場合はダブルタイヤの路面抵抗の大きさもポジティブに評価できるってワケですね!
オプティアを選ぶなら、
穴があくほど子を見つめて、
元を取ったらセカンドへGO!が吉なり
ここがポイント
下記はいずれもショップレビュー検査済み店舗
管理人がお得&安全と判断したショップ