2024年3月のタイプ別おすすめ 

【購入相談】省スペースな玄関の隙間にINしたい。高級感も欲しい。そんな都合を叶えてくれるベビーカーなら

【購入相談】省スペースな玄関の隙間にINしたい。高級感も欲しい。そんな都合を叶えてくれるベビーカーなら

こんな状況ならどのベビーカーを選ぶ?
ベビーカーの選び方相談室に寄せられたご利用者の声から紹介します。

目次

ご依頼者のプロフィール

ご依頼者

Kさん(ママ)

住まいの環境

マンション4階エレベーターあり。

玄関の広さは都内の一般的なマンションくらいだと思います。

シューズクローゼットはなく、玄関外に置けるスペースもないので玄関かその付近に置くことになると思います

押す人

ママ(メイン)、パパ(サブ)

重視するポイント

操舵性、折りたたみ時のコンパクトさ、デザイン。

都内在住なのであまり砂利道を走らせる事はないかと思います。

基本アスファルトの平面な道で家の付近に大きな坂などはありませんが、毎日のように使うと思うので使いやすさ、乗り心地の良さは重視したいです。

60ちょいのコンパクトなマンションなので、収納で幅をとりすぎるのは避けたいです。

改札は最寄にワイド改札があります。

価格は問いません

使い方の想定シーン

近所のスーパーへの買い物、電車や車を使っての外出など。

車は持っていないので徒歩か電車、タクシーがメインです。

時々実家の車に乗せてもらったり旅行時のレンタカーを考えるとトラベルシステム対応のものが良いのかな?となんとなく考えています。

タクシーの時はトラベルシステムより、コンパクトに畳んで抱っこの方が良いのでしょうか…?

外出時の主な交通手段

徒歩+電車

ベビーカー購入のご予算

特に考えていない

候補に考えている商品やタイプ、ブランド

両対面式。

毎日使うものなのである程度高級感があるものが良い。

近所でよく見かけるサイベックスミオスをなんとなく想定していましたが、サイトでいろいろ解説頂いてるのを見てメリオカーボンの方が良い?とか並行走行できるアップリカ、乗り心地のバガブーなど候補が増えてきてしまいました

候補に考えていない商品やブランド

なし

懸念材料

なし

自由コメント

前項までである程度書いてしまいましたが
実際に使ったことがないので何を最重視すれば良いかよくわからない状態です

  • 都内マンション住み
  • 平日は基本自分が押すことになり、土日は夫が使う想定
  • 階段しか使えない場面はほぼ皆無
  • 車なし。移動は電車かタクシー
  • 外出時にベビーカーにも荷物を乗せられると助かる
  • 玄関は広くない。下記のリンクの統合の玄関と似ていて、同じように靴箱下のスペースに収納しようかと考えています
    https://www.instagram.com/p/CFr8hrIg-Fo/

気になっている点や欲しい要素は下記の通りです

  • そもそもの使いやすさ、快適性
    やはり使う機会が多いと思うので良いものがいいです。
  • 重さ、折りたたみしやすさ
    基本エレベーター使用になると思いますが、エレベーターが異様に混んでるなどどうしても階段を使わなければならなくなった際に、折り畳みや持ち運びが大変すぎると辛いのかなと。腕力はそれなりにあります。
    また、タクシーを使うことも多いのでその際の乗降のしやすさなども気になります。
  • 雨よけは欲しい
  • 自家用車はなく、タクシーやレンタカーや実家の車利用時にどう使うのが良いか(トラベルシステム必須なのか、たまに車を使う際はどうすればよいか…トラベルシステムがあるというのでもサイベックスを考えていましたが、タクシーで短距離なら抱っこ、もしトラベルシステムのないベビーカーが最適となった場合別でトラベルシステムを購入?)

どうぞよろしくお願いいたします。

管理人パパからのご提案

Kさま

こんにちは。管理人パパです。

問診票にご回答いただきましてありがとうございました。

内容を拝見していて、このように受け取りました。

いろいろ市場の変化もあり、総合的な条件を鑑みた結論を出すのに時間を要していました。

<前提条件>

  • 適度にコンパクト
  • 交通手段に対して可用性が高いもの
  • トラベルシステム対応(できれば)
  • 両対面式
  • そこまでの悪路はない前提
  • 生活行動にも使い勝手がいいもの
  • 腕力はあるがいざ階段場面でもたたみやすく持てるもの

それでは、早速提案させていただきます。

★ご提案したいモデル

1)マキシコシ レオナ(トラベルシステム対応)

【実機レビュー】マキシコシ レオナの後悔とおすすめポイント解説
MaxiCosi Leona(A型両対面式)

両対面式です。

2)ベビーゼン YOYO2(または6月発売予定のバガブー バタフライ)

[BABYZEN] YOYO2
BABYZEN YOYO2 6+(AB型背面式)

背面式ですがトラベルシステムで対面式を味わえます。

または、

バガブーからB型コンパクトベビーカー『バタフライ』が新発売
Bugaboo Butterfly(B型背面式)

3)サイベックス ミオス/メリオ/バガブー ビー6

[CYBEX] ミオス
CYBEX MIOS
サイベックス メリオを撮影
CYBEX MELIO Carbon(A型両対面式)
[Bugaboo] Bee6
Bugaboo Bee6(両対面式)

その他、海外ブランドには、シルバークロス、Joolz、doona、RECARO、easywalker、Inglesina、iCandy、nuna、Stokkeなど様々ありますが、ノミネートせずに上記の限りとさせていただきました。

また、国内メーカーの高級機も検討しました。

ピジョンのランフィ、ノートアール、アップリカ オプティア、ラクーナ、スムーヴ、コンビ スゴカルminimoなどです。

今回はご検討中のブランドにあげていただいたものを拝見して、海外ブランド志向を感じたことと、操舵性やデザインを重視するポイントに挙げていただいていましたので積極提案には至りませんでした。

並行走行(スライド機能)は、アップリカのラクーナ クッション フリーのことですね。

大きな段差の少ない場面ではこちらも良いと思っています。

P.S. 操舵性重視で考えるとアップリカのスムーヴも候補入候補でした。しかし、両対面式がご希望だったので外しています。トラベルシステムを前提にすれば候補入りさせても良いものと感じました。

★選んだ理由

1)マキシコシ レオナ

*デメリットは、ミオスと比べて地味(シック)な見た目

ハイシート系ベビーカーではありませんが、そこが逆に「長く使える(4歳まで)」を支えてくれます。

ミオスの場合、荷物かごが小さいという声を良く聞かれていると思いますが、レオナはミオスより大きく、メリオよりは小さい、ちょうど真ん中ほどに位置づけられる使い勝手です。

しかし、走りの性能はミオスと同等クラスで、ミオスかメリオで迷われる人には良い選択肢となっています。

折りたたみ後の大きさも対面式時での折りたたみではミオス、メリオとくらべても随分とコンパクト。

男性も押しやすいデザインで、ベビーカーにアクセサリー的なビジュアルを求めない人にはおすすめです。(重量は7.9kg)

2)ベビーゼン YOYO2(またはバガブー バタフライ)

*デメリットはどちらも両対面式ではない?点

飛行機(海外)の機内持ち込み可能サイズのコンパクトベビーカーです。

背面式で且つB型ベビーカーなので、生後7ヶ月頃からの利用になります。

ベビーシートを装着してトラベルシステムを構築すれば、生後7ヶ月までは実質対面式(A型ベビーカー)として使えますので、タクシー移動が頻繁なケースではおすすめしたいと考えました。

懸念点としては、ベビーゼンは昨年末にノルウェーのベビー用品ブランド「STOKKE」に買収され、国内での総輸入代理店が年内かけて入れ替わる見込みです。

その煽りを受けて現在在庫薄になっていますので、希望カラーがある場合は入手しづらくなっています。

ここを嫌気する場合は、代替候補として/YOYOを上回る可能性のある候補としてバガブーから新発売される背面式ベビーカーの「バタフライ」をおすすめします。

見た目はJoolzですでに販売されているAer(エア)に似ています。

こちらもトラベルシステムに対応していますので、実質A型ベビーカーとして利用することが可能です。

国内での販売価格は恐らくマキシコシ レオナと同程度。
5万円~6万円といったところになるはずです。

3)サイベックス ミオス/メリオ/バガブー ビー6

第三候補は選択が難しいところでした。

頑丈さや段差対応を重視するなら → ミオス

デメリットは荷物カゴが小さい。ベビーカーフックで対応ならOK

軽さや荷物かご容量を重視するなら → メリオ

デメリットは制限年齢の3歳には操舵性が車重の軽さ<子どもで悪くなる。その頃にはリベルに乗り継ぎならOK

走行性や子どもの成長の可用性を重視するなら → ビー6

デメリットはやっぱり重い&折り畳んでも小さくなりきらない。お出かけ先に応じて別にセカンドを用意できるならOK

以上となります。

上記で挙げたものの中で、もっとも操舵性・走行性に違いが感じられるモデルはバガブーのビー6です。

しかし、重さとその大きさからタクシーへの積み込みには少し慣れ&時間を要することかと思います。

最高の性能の裏返しで、後ろ髪ひかれるところです・・・

そこでバランスをとる考え方に移ります。

すると、

  1. ファースト時期の今を重視して、ハイシートで対面が楽しいミオスやメリオを選ぶか
  2. 幼児期後半(2歳半~4歳)を重視して乗り降りしやすいローシート系ベビーカーを選ぶか

どちらを重視するか決めなくてはなりません。

1)を選ぶ場合は、子どもは「赤ちゃん時期」と「幼児期(活発に歩き出す)」ではまったく行動パターンが変わりますので、セカンドベビーカーを視野に入れておいたほうが賢明です。(2台目を買う前提で選ぶということ)

例えば、予算が許すならここでのセカンドベビーカーはベビーゼン YOYO、またはサイベックス リベルを指します。

ハイシート系ベビーカーを選ぶ際は、セカンドベビーカーも予算に含めて計画できると幸せになれます。

一方、

1台で卒業まで見込める候補として2)があります。

マキシコシ レオナだと確かに対面時に子どもと距離を感じるかもしれません。

ですが、私は散々この時期は抱っこ紐を併用するのだから、声がけなどのテクニック次第で「ハイシートじゃないと寂しい、、」の壁は越えられると考えています。

レオナは背面式ベビーカーに近い両対面式。

バガブー ビー6の機能・走行性を部分的に削って日本向けにシャープになったものとして注目しています。(実機検証もしましたが、押し心地は本当に背面式ベビーカーに近いです)

そして、

ベビーカーは一般的に、6kgを超えると「重い」と感じられると言います。

女性なら段差での持ち運びで、「持とうという気になる限度」は7kg台までだと思います。

それ以上の重さになってくると、

  • 自己犠牲が必要か(もうトレーニングと思うしかない)
  • お出かけ先の経路を熟知しており階段を徹底的にさけられる(エレベーターの場所を把握しきっている)

場合のみ許される選択だと思います。

ベビーカーの不都合を運用で乗りきる案です。

生活スピードを子どもに合わせて落としてあげることをポジティブに捉えられる場合は、なににも増して走行性を重視するという選択も宜しいかと思っています。

上記の点を鑑みて、今回は第一候補をバランスを取った7kg台のレオナとさせていただきました。

★おすすめの購入先

◆ マキシコシ レオナ

¥63,800 (2024/03/27 21:55:29時点 楽天市場調べ-詳細)

◆ ベビーゼン YOYO2

◆ バガブー バタフライ

https://www.rakuten.ne.jp/gold/bugaboo-official/
※公式通販サイト(楽天)

◆ サイベックス ミオス

¥100,650 (2024/03/27 21:43:25時点 楽天市場調べ-詳細)

◆ サイベックス メリオ 2022

¥73,700 (2024/03/27 21:14:58時点 楽天市場調べ-詳細)

◆ バガブー ビー6

¥109,450 (2024/03/27 22:47:21時点 楽天市場調べ-詳細)
¥126,500 (2024/03/27 21:14:58時点 楽天市場調べ-詳細)

★注意点

注意点ではありませんが、問診票からいただいていたご質問にお答えします。

自家用車が無くても、実家の車やタクシー利用の場合はトラベルシステム対応のものが良い?

用意してあげられると最高ですね。

頻度次第になります。

タクシーに乗る頻度が週1~2以上であれば、「安全の観点」からベビーシートを取り外して車内に乗り込むのが良さそうです。

  • 法律ではこのとおりなのですが、実際は抱っこ紐で乗り込む方が多いとは思います。
  • 今回ご紹介の候補はすべてトラベルシステムに対応しています。

ポイントは予算、利用頻度と良く使う距離、移動先での折り畳みの必要性です。

マキシコシ レオナマキシコシのベビーシート互換
ベビーゼン YOYO2マキシコシ、サイベックスと互換
バガブー バタフライバガブー、マキシコシ、サイベックス、nunaと互換
サイベックス ミオス/メリオサイベックス互換
バガブー ビー6マキシコシ、サイベックス、nuna互換

このあたりは購入するモデルが決まられたら追加でお調べできます。

  • 予算的にはベビーカー本体+10万円ほど必要になります。
  • 利用頻度が低ければなくても、、距離も短いなら、、
  • トラベルシステムの大変な点は、折りたたみが必要になった場面で本体とベビーシート両方の持ち運び(手持ち)が必要になる点です。YOYOやバタフライなら肩がけできますが、それ以外だと両手が塞がり結構大変です。
  • 移動先の状況が読めない且つトラベルシステムを前提に考えるならYOYOやバタフライが有利です。

ご提案は以上となります。

どれも正解になりえますし、あとはデザイン性やサイズ感などの好みも影響してきます。

まずは一旦、「操舵性・走行性」を基準に一定のレベルをクリアしているもののなかで候補を絞らせていただきました。

またご不明な点や追加のご質問がございましたら相談を受け付けておりますので、ぜひお気軽にご連絡くださいませ。

東京ベビーカーDB
管理人パパ

追記:後日下記の提案を追加しました

ご提案内容を振り返ってみました。

K様の場合、

玄関の隙間に滑り入れられるものというのが一番大きな要素だったように感じました。

この場合、両対面式であの隙間にはいるものは存在しませんので、下記の選択肢に訂正させていただきます。

フレーム本体とカーシートを別々に収納する

つまり、

フレーム本体は玄関の隙間に。

カーシートはコットとして取り外してリビングへ。

つまりトラベルシステムを使うということです。

これであれば、タクシー、車諸々の心配も解決できる見込みです。(高額にはなります)

■ あらためて選んだものはこちら

・ベビーゼン YOYO2でトラベルシステムを構築する
https://youtu.be/Ncn0tw4UiJM?t=171
https://youtu.be/H1kf_oyByKQ

・Joolz Aerでトラベルシステムを構築する
https://www.youtube.com/watch?v=3rxwVIYUy-o

トラベルシステム以外にも、上記背面式ベビーカーに「コット」をオプションで付けて両対面式ベビーカーとして機能させる案もありました。

ただ、この場合はいくらコンパクトサイズのベビーカーでも玄関の隙間には入りませんので中途半端になってしまうと感じました。

・ベビーゼン YOYO2なら0+6+の組み合わせで実現を模索

¥70,840 (2024/03/27 23:47:32時点 楽天市場調べ-詳細)

・Joolz Aerならコットを追加購入。ただし国内未発売です(Amazon.comで個人輸入など)
https://www.joolz.com/lu/en/sets/joolz-aer-set.html
https://www.amazon.com/stores/page/2F108BC1-AF24-4423-B6E3-3AC304F5D3F1
https://www.amazon.com/Joolz-AER-Bassinet-Accessory-Repellent/dp/B09167RTVP

先日ご提案さしあげたレオナから、最終的なご提案第一候補を揺らしてしまってすみません。

レオナはInstagramで拝見した玄関サイズだと、下記のサイズ感でもやはり厳しいかと感じました。

(左)メリオ (中)レオナ (右)ミオス
(左)メリオ (中)レオナ (右)ミオス

徹底的にサイズに拘る場合は上記が参考になるかと思い訂正させていただきました。

管理人パパ

管理人による旬の買い方紹介

2024年3月現在の旬な買い方はズバリこれかなと思います。

新生児に最適(最高だけど高額)
都会的な暮らしに最適
  • ミオス → リベル/オルフェオ(4月発売見込み)に乗り換えまたはコヤと二台持ち
  • メリオ → リベル/オルフェオに乗り換え
郊外型の車中心生活に最適
  • リベル+ベビーシートでトラベルシステム
軽さ重視&バス利用に最適
  • 国内メーカーのベビーカー → リベル/オルフェオに乗り換え
乗り換えたいが第二子への引き継ぎに最適
  • いまならバタフライ

※二台持ちとせず乗り換えを基本としているのは、途中で一台目を売却して二台目の予算にあてることがコストとしても玄関スペースとしても節約になるためです。

他にも有名ブランド・無名ブランド、国外のみ販売の世界的ブランドもあるけれどこれが基本です。

  • 14万円(ファースト)→売却して7万円回収して→7万円のB形を買うことも
  • 7万円(ファースト)→売却して4万円回収して→3万円のB形を買うことも
  • 7万円かけてB形をA形仕様にして1台で済ませることも

いろいろ方法はあるけれど、お金の余裕や投資に対する考え方・合理性、そして子どもと叶えたい理想の生活などみんなそれぞれ微妙に違うから、コレが正解!っていうのを本を読んだり限られた店舗をめぐって探しきるのは至難の技。

「高い買い物なのに何回も失敗したら数万円の損じゃ効かないかも??」で不安な人にはママ友コミュニティが一番かもしれないけれど、人付き合いが難しかったり、初子ならそもそも必要なタイミングでコミュニティに参加できていない場合も多いから大変なんよね。

私は私でできることをやっていきます。

基本はトータル7万円で卒業するのが理想

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2023年のベスト評価

管理人について

管理人パパのアバター 管理人パパ ベビーカージャーナリスト

東京ベビーカーとは、2012年7月にめでたく第一子(2015年11月に第二子、2020年9月に第三子)を授かった40代パパが息抜きでたまに本気出して書く、パパ目線でのモノ選びを中心に紹介するブログ。国内・海外のベビーカーを100台以上押し比べた実績が評価されて、晋遊舎から出版の『ベビー用品完全ガイド』をはじめメディア出演多数。
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