2024年4月のタイプ別おすすめ 

【購入相談】1歳でB形に乗り換える人が多いのはなぜ?国内メーカーの両対面式から買い換えの理由

【購入相談】1歳でB形に乗り換える人が多いのはなぜ?国内メーカーの両対面式から買い換えの理由

こんな状況ならどのベビーカーを選ぶ?
ベビーカーの選び方相談室に寄せられたご利用者の声から紹介します。

目次

ご依頼者のプロフィール

この相談は2023/10/19に受け付けたものです。

ご依頼者

うにさん

住まいの環境
  • マンション13階、エレベーター有り
  • 玄関130㎝×130㎝の正方形
  • 玄関にシューズインクローゼット有
  • マンションの共用スペースに石畳あり
押す人

ママ (メイン)、パパ (サブ)

お子様の月齢

生後9ヶ月(初子)

重視するポイント
  • 子どもが成長しても使いやすい
  • 操舵性
  • 姿勢の良さ
  • リクライニングの角度
使い方の想定シーン
  • 近所の散歩
  • スーパーへの買い物
  • 電車移動(30分程度)
  • 飲食店で横付けして食事
  • 保育園送り迎え
外出時の主な交通手段

徒歩+電車

ベビーカー購入のご予算

5万円以上

候補に考えている商品やタイプ、ブランド
候補に考えていない商品やブランド
懸念材料
  • 玄関ドア幅90㎝(外開き) 
  • 外の廊下(幅120㎝)に出る際に直角に曲がっらないといけないのが難点
  • 私は160㎝、夫が182㎝で夫が首ヘルニアを患っており、ハンドルが低いベビーカーだと首や背中が痛くなるそうです
  • 近所は横断歩道の段差がそれなりにある、橋を渡る時にゆるい坂道になっているところが1箇所ある
自由コメント

ベビーカーの買い換えのご相談です。
よろしくお願いします。
現在子供は9ヶ月になります。
置き場所の問題から1台で卒業までマルチに使えるベビーカーを買いたいと思っています。
新生児のときに買ったランフィRB2を使用していますが、リクライニング角度がゆるく、お尻が沈み込むためどんなに上げても寝ているような角度で常に左右どちらかに傾いており姿勢が悪いのが気になり、このまま長く使い続けるのは不可能と判断し、買い換えを決意しました。(元々は卒業までランフィでいきたかったのですが泣)
都心に住んでおり車は所持していない為、ちょっとそこまでの近距離のお出かけでもベビーカーは使っています。遠くに行く時は電車移動ですがアクセスの悪いところはタクシーもたまに使用します。バスはあまり乗りません。
9ヶ月間でベビーカーを折り畳んで持ち運んだのは来客時(玄関を広くとるために収納した)、新幹線での帰省時、タクシー乗車時くらいなので軽くて小さくなるベビーカーの必要性は未だ感じていないので重量や折り畳んだときのサイズ感はあまりこだわりはありません。(これから先子どもが大きくなると違うのかもしれませんがどうでしょう?)
1歳近くなるとB型ベビーカーに乗り換える方もいると聞きますが、なぜB型がいいのかの想像がつかず、候補もA型のものばかりになっていますが、B型の方が使い勝手が良いのであればご紹介いただければと思います。
候補にバガブービー6とバタフライをあげているのは3軒まわった百貨店全てでバガブーをおすすめされた為です。実際、押した感じや子供の姿勢も良かったのでこれでもいいのかなぁとおもったのですがビー6とバタフライどちらも一長一短で決め手に欠けています。。
サイベックスを候補に挙げているのは単純に友人のおすすめである事と、すれ違うママさんの8割がミオスかメリオ、リベルなので余程良いのかな?と思ったためです(笑)正直、アカホンなどの販売店で聞いても「デザイン性が高い」というところ以外に特長がある感じでは無かったのですが友人が使いやすい!押しやすい!と言っていたので気になっています。
ちなみに2人目の予定は無いのでこれから先大きくなる子どもの成長をカバーできるものが理想です。

管理人パパからのご提案

うに様

こんにちは。

東京ベビーカーDBの管理人パパです。

問診票にご回答いただきましてありがとうございました。

ちょっと前置きの説明(ご質問への回答)を考えていたら遅くなってしましました、、

それでは以下、本回答とさせていただきます。

★ご提案したいモデル

  1. バガブー バタフライ
  2. バガブー ビー6バガブー ドラゴンフライ
  3. その他(後述)

まず、問診票最後の部分の感想についてお返事させてください。

街中のサイベックス比率が高い理由、本当に良いのか?

ブランドPRが良く、シングルタイヤ&サスペンション性能、そしてデザイン性が高いのは評価できる点です。

ブランドの立ち上がりからカーシート、そしてベビーカー専業メーカーとして確かな走行性を確立させてきており、国内メーカーにベビー用品総合商社的なブランドが多いなか、ベビー・モビリティの専業メーカーとしての力の入れ方が質の高さに繋がっている感じです。

香港・ドイツで立ち上げられたブランドですが、中国企業による買収を経て同価格帯の国内メーカーと比較すると質感の高さが評価されています。

デザイン以外の良い点としては、

メリオを除くプラチナムラインとバギーシリーズのサスペンション性能は良いです。

プリアム、ミオスは乳児期の段差乗り越え性能のスタンダードと考えますし、コヤ、オルフェオ、リベルなどバギーシリーズは1歳過ぎの荷重がかかった状態でも段差をものともしません。

こういった点が、

軽さを評価して、つまづきまくってきたママさんたちの不満を解消し、デザイン性の高さとも相まって、「ここしかない!」の光明を差し、人気が偏っているふしがあると考えます。

でも、どうしてサイベックスだけが、、?

こちらについては私の想像になりますが、サイベックス以外にもヨーロッパ、北米で人気のブランドは数多くあります。

ですが、そこはまだまだ日本人。
「重さ」へのアレルギーがあるのでしょうね。

ヨーロッパからのブランドの中でも特に子育て大国のオランダ発のベビーカーは機能性も高く、造りの良いものが多いです。

社会的にも子どもに寛容で、バリアフリー化が進んでいると聞きます。

でも、

だからこそ、

だからこそになりますが、

そんな乳児・幼児・子育てに気前の良い社会環境があるからこそ、それを前提に「より子ども側に寄り添ったデザインのベビーカー」が生まれることとなり、結果的にそれは押し手となる親よりも、子ども至上主義の構造となりがちではないか?

つまり、

軽さを捨ててでも、子どもにとって快適が優先される=重いということです。

ということで、オランダ発ブランドの中でも最上位ブランドと私が考える『バガブー』は、日本人にとって「良いのはわかるけど、ちょっと重くね…」となり、サイベックスほどの共感を得難い状況があるではないかと考えています。

とはいえ、昨年発売のバタフライ(コンパクトベビーカー)はアジアマーケットを意識したつくりとも考えられ、ここをきっかけに東アジアでの存在感を発揮しつつあるのが現状でした。

ですが、庶民からセレブまで買いやすい価格帯でラインナップをカバーしているサイベックスに比べれば、店頭展示品に触れる機会もまだまだ少ないので本当に「知る人ぞ知る」から抜け出せていないのだと思います。

まとめると、当初から東アジアに開発の拠点があり東洋人のサイズ感も考慮して市場展開してきたサイベックスに比べて、他の欧米ブランドが追いついていないことから人気が偏っているものだと考えています。

しかし、ここ1~2年、特に昨年の上海ショックが落ち着いてからは海外の人気ブランドでもコンパクトモデルの展開が加速してきているので、あと2年もすればサイベックス一強時代も終わりを告げている可能性は高いと感じています。

それまでまだ少しかかるかなというところです。

なぜ1歳近くになるとB型に乗り換える人が多い?

これは単純に以下の2つの理由によるものかと思います。

  1. 腰づわりがしっかりして対面時期が終わりを迎えたら子どもは前を向きたがる
  2. ”対面式にもできる”ハンドル切り替えタイプを使っていた人はその構造がゆえの欠点(ハンドルフレームのきしみ。特に子の体重が増した2歳前後で)に気づき始める

両対面式というのは2 in 1のように見えてお得な印象ですが、新生児には新生児の、乳児には乳児の、そして体重が増した幼児には幼児の求めたい機能性の最適があります。

体重だって、2倍、3倍に増えていくのですから・・・
そりゃそうですよね(笑)

乳児期は「かいがいしく見守れる=ハイシートでホールド感のあるクッション性」

幼児期前半(2歳ごろまで)は「姿勢サポートがやさしいタイプ」

幼児期後半(4歳ごろまで)は「もう卒業してくれ~を願ったざっくりタイプ」

が良いです。

乳児期のハイシートからだんだんと乗り降りが激しくなる後期に向けて、足つきの良いフットステップがしっかりしているローシートタイプの方がおすすめになっていきます。

「ハイシートだと地表の輻射熱が~~」はメーカーの謳い文句ですが、皮膚がデリケートな乳児期が過ぎたら、ハイシートにはデメリットもあるというのが私の感想です。

足置き場がベビーカーに備わっていることは、すなわち「姿勢の取りやすさ=安定・安全」につながりますが、ハイシートタイプでこれを備えているモデルは本当にわずかで高級機に限られます。

国内メーカーのモデルにそのようなものが少ないのは、A型は旧来のAB型と同じです~長く使えますといいながら、実際は多くのママさんの行動パターンを見込んでB型に卒業してね=B型も買ってね!が織り込まれた戦略になっているためA型にフットステップを配置しないのか、または親のブレーキ操作で子どもが踏み込める足元の確かさが必要だという点を設計時点で前提としていないのかもしれません。

話が大きく逸れているように思いますが💦

まとめますと、B型乗り換えの理由は体重が倍増して成長する生き物の最適を考えると「乗客はいずれ自分で乗り降りする」「2倍以上になった体重の変化を受け止められる」の観点から、まったく違う乗り物(B型)に乗り換えた方がA型(セミの幼虫)時期のベストを考えてつくられたものよりも「扱いやすくて楽!」があるからです。

そしてこの観点からB型を考えた場合で、かつ旦那様の首のヘルニアを辛くさせない候補の選び方のポイントを考えた場合、以下が挙げられます。

  1. ハンドル位置が高くて猫背にならないこと
  2. 首を曲げずにしゃがみこむ動作程度で折りたたみ・展開できること

逆に難しいと感じるのは、

メリオなど海外ブランドの両対面式のように折りたたむ際に一度シートを前や後ろに倒してからレバー操作をするタイプです。

この場合は展開時にシートの背面レバーを探すのに首をもたげて、覗き込む動作を必要としそうなので注意が必要かと思いました。

B型の場合は背面式が基本でシートを前後にたたむようなタイプはありませんから、ハンドルの高さだけを意識できているとよろしいかと思います。

さて、いよいよ候補についてのまとめになります。

(前置きが長かった・・・)

★候補について

候補は今回の用途に相応しいと可能性を感じたものを幅広く選択しています。
太字箇所はその中でもおすすめのものになります。

A型(両対面式)

B型(背面式)

その他:イングリッシーナ スケッチ(廉価)

まず、一番のおすすめは『バガブー バタフライ』になります。

なぜなら、子どもの居住空間と姿勢が考えられた作りになっており、子どもの成長に寄り添える機能性が高いこととコンパクトベビーカーとして、公共交通機関を使った移動の制約を受けづらいものになるからです。

重量は正直軽くはありませんが、
ママさんだけなら10段程度の階段ならなんとか、
パパがいれば30段程度の階段でも大丈夫でしょう。

いまは生後9ヶ月ですし、乗せはじめの時期としてもちょうどよいと考えます。

そして洗い替え用にデュアルコンフォートシート(ライナー)はクッション増しの効果もありあると便利です(9ヶ月なら無くてもOK。冬は着せこみますしね)。

冬用も出ていますが、ある程度ベビー側で着せこんだりするなら通年モデルでも◯です。

次におすすめは『バガブー ビー6』と『バガブー ドラゴンフライ』。
価格も10万円前後で並びます。

一応、ドラゴンフライはバージョン6で終了となるビー6(廃盤)の後継にあたるモデル。
ですが、ビーにはビーの良さがあります。

ビーはハイシートではないものの、背面式での利用においては走行性が特段良く、押していて気持ちがいいものです。

それでいてバガブーの最高機種(Fox:横幅60cm)ほども大きくなく、折りたたみや展開動作で腰をかがめることもないので、旦那様都合の観点からも選べるものです。

近所使いが楽しいお散歩に向いているベビーカーだと思っています。

一方、ドラゴンフライも同様に折りたたみと展開操作が容易で旦那様に向いています。

  • ビー6との違いはハイシート(50cm以上の座面高)であること
  • 荷物かごの収容性が高く買い物に便利であること
  • ビー6の座席幅よりちょっとばかりスリムなため大きめ・太めの子どもには2歳半すぎから少しだけ窮屈に感じられるかも

という点です。

折りたたみと展開操作については、

  • ビー6が「運動神経の良さ(折りたたみと展開はわりとワイルド)」を求められる一方、
  • ドラゴンフライは「背の高さ(ベストは165cm以上)」が求められるように感じています。

以上から、両対面式で走りの良いベビーカーとしてビー6とドラゴンフライもおすすめしたいところではありましたが、今回はバタフライをやや有利に考えて挙げました。

あとで述べます他の候補についても共通する見解ですが、

両対面式を選ぶのであれば、将来子どもが「歩く!」と乗り降りが活発になる時期には重たいベビーカー(8kg以上)は「子どもを乗せていない状態」が長くなりますから、軽くて華奢なタイプに乗り換えたくなる可能性が高いです。

その時は、これらを売却して「バギーに乗り換え」られることをオススメします。
Jeepやリベルといった2万円前後で買える簡易なタイプです。

高かったから、、想い出が、、と長く手元に置きすぎると価値も下がりますし、「今」の使い勝手の良さの幸せを享受できる機会を失います。

初子さんなのでなかなかスパッとわりきれるものではないと思いますが、とにかく「今の楽」を最重視して乗り継がれていくのがおすすめです。

さて、候補について話を戻します。

その他、ノミネートまでしましたが推奨とまではいかず今回は落としたそれぞれの理由についてです。

A型(両対面式)

  • マキシコシ レオナ2
    → バタフライとビー6の真ん中ぐらいの使い勝手。展開に両手が必要なためバガブーを有利に考えた。しかし7万円以内予算で両対面式なら走行性抜群の候補
  • Thule シャイン(2023年10月発売)
    → ドラゴンフライのライバル。横幅52cm。剛性の高いスウェーデン発ベビーカー。デザインが気に入れば飛びつくのも良し。こちらもバガブーのブランドを有利に考えて。
  • ヌナ トリヴネクスト
    → トラベルシステムを使う人にはおすすめ。カーシートブランド。トラベルシステムを使わないのであれば剛性はバガブーが上のため、次点扱いに。
  • イングリッシーナ エレクタ
    → クッション性の高さが自慢。生後9ヶ月ならそれが一番美味しい時期を過ぎ始めていてもったいない。まんべんなく機能は良いが折りたたみ方が独特のため。
  • サイベックス ミオス
    → 新生児からノコノコと都心を押し歩くには良いベビーカー。対面式時に折り畳めないため、抱っこ紐利用がマスト。デザインに惹かれたら選んでも◎
  • サイベックス メリオ
    → 剛性は物足りなく、段差にも特別強くないが段差の少ない都心や車移動が中心のセレブには問題なし。あまり荷物を積みすぎると操舵性は悪くなる。軽さを優先するなら◎

B型(背面式)

  • ヌナ トラベル
    → ほぼ自動的に折り畳める。ハイシートで子との距離も近いと感じる。しかしそれ以外の部分ではバタフライに勝る点は少なく、全高が111cmと高いため平均身長ママは体が隠れ気味になる点を懸念して。
  • アッパベビー ミヌ V2(海外でのみ販売)
    → バタフライより少し大きいコンパクトベビーカーながら、ビー6と肩を並べるぐらいパワルフルに段差を越えていく力を持つ。しかし、国内に代理店がなく、個人輸入すると割高になるため。
  • イングリッシーナ スケッチ(廉価)
    → 予算が5万円以上あるなら、バタフライと比べて機能・質感は劣る。しかしながら3万円でも表参道を闊歩できるデザイン性は魅力。走りも確か。公式ストア限定販売。

ということで、

今回候補に挙げたバガブー以外においては、デザイン性などなにかそれ特有の魅力を感じた場合にはバガブーを上回ると考えてもよいものになります。

2023年10月現在では、バガブーはいろいろ重くてちょっと大変ですが、国内で販売されているベビーカーの中でもっとも子どもに寄り添ったデザインを目指しているブランドであると考えています。

最後に、逆にバガブーを「選べない・選ぶ必要のない」対象をもし考えるとするならの話です。

これは以下の方が当てはまるように思います。

都心で地下鉄利用も多く、EVを目指してなるべく迂回したくない(階段でいきたい。30段以上)

こういう方には、子どもの成長や姿勢に多少目をつぶったとしても、自分のライフスタイルにスムーズについてきてくれる軽くて便利なタイプを選ばれても良いでしょう。

車利用が多くて、出先で本当にちょこっとづかいばかりなら国内の軽量モデルで十分な場合もありますから。

そういえば、先日Googleマップが更に進化してバリアフリーにより対応したとニュースにありました

行けると思ったいつもの道がベビーカーを理由に「閉ざされる」とストレスに感じますが、こうやって時間の読みやすいルート検索の中で段差・階段の少ない道を選んでいけるなら少しは気持ち的にもおだやかになれそうです。

参考になれば幸いです。

最後にまとめますと、

  • 子どもの成長に寄り添えるのはバガブー
  • ランフィで不満だった走行性や姿勢の裏返しになる希望は「ビー6」(運動神経必要)
  • ちょっと重くて心配なら「バタフライ」(段差乗り越えはビーが圧倒)
  • パパの首ヘルニアの負担が少ないのは「ドラゴンフライ」(でもママには大きいかも)
  • 一長一短あるので、2歳ごろまでビーで遊んでバタフライや他メーカーのバギーに乗り換える(売り替える)もアリ

です。

確かにバタフライなら、しっかりした押し心地と成長へのサポート、そして持ち運びでも便利に感じられるはずですが、

「お~、これは散歩が楽しいな!公園のワダチにも突入だ!」とアクティビティ重視の走破性を楽しめるのはビー6の方になります。

  • あと1台で卒業するならバタフライを、
  • お散歩の楽しさを追求する都会型ベビーカーとしてはビー6やドラゴンフライが、

良い選択になると考えました。

ご提案は以上となります。

またご不明な点や追加のご質問がございましたらお気軽にご連絡くださいませ。

ご利用ありがとうございました!

東京ベビーカーDB
管理人パパ

U様から追加のご質問

管理人パパ様

大変丁寧な回答をありがとうございます。
前提部分のお話、とても勉強になりました。
皆サイベックスに乗ってるのはそういうことか…!
B型ベビーカーというのが存在している理由はなるほどなるほど…と。
ベビーカー選びの際に真に知っておくべき基礎知識はサスペンション云々、シングルタイヤ云々などよりもベビーカーの歴史と販売戦略のトレンドであると感じました。奥が深いです。
何故かベビーカーは軽い方が使い勝手が良い!という日本人の志向性を疑う事なく軽さ正義と思い込んでしまっていましたが東京ベビーカーDB様の記事と今回の相談で私たちがベビーカー求めていることが明確になった気がします。

勧めていただいたバタフライとビー6を夫を伴い試乗しに行ってきました。
悩みましたが、管理人パパさんのおすすめでもあるし、荷物入れの容量の大きいバタフライが一歩リードかな、新色トープも可愛いしという感じです。

2点質問なのですが、

  1. デュアルコンフォートシートはクッション増しになるとのことですが、体重重くなってくるとお尻痛いからクッション増した方がいいという事でしょうか?
    ランフィがクッション性が高いが故に姿勢が悪くなってしまっていたのでクッション性を上げることの必要性がわからずにおります。
  2. バンパーバーは9ヶ月から必要でしょうか?
    買い時がわからず…

お忙しいところ恐縮ですが、教えていただけると幸いです。

管理人パパからの回答

うに様

ご確認いただきましてありがとうございました!
管理人パパです。

さっそくの試乗、素晴らしいです(_)
ビーとバタフライ悩みますよね。

特にビーは屋外でも軽々と段差を乗り越えますから重いけれども走行がスイスイなので散歩がすすみます。

ランフィで段差にフレームのぐにゃり感を感じてつまづいたことがもしあるなら、バタフライではそういった場面でフレームの剛性でふにゃっと感を感じることはありません。

ただタイヤの径があまりにもビーと違うのと、そこに重きを置いていないタイプなので総合的にみてバタフライは環境を選ばないという価値を評価してマルチ性能を称えているところがあります。

さて、ご質問にお答えします。

①デュアルコンフォートシートはクッション増しになるとのことですが、体重重くなってくるとお尻痛いからクッション増した方がいいという事でしょうか?ランフィがクッション性が高いが故に姿勢が悪くなってしまっていたのでクッション性を上げることの必要性がわからずにおります。

デュアルコンフォートシートは特に無くても大丈夫です。
まだ1歳未満の乳児さんだからクッション性に気を遣われるかなと思い、念のための紹介でしたから。

もう冬場に突入し、衣類も含めてクッション性は取れるはずですし、この冬を越えて春になればお子様もますます成長し、本体に内蔵のシートクッション性だけで十分に感じられるでしょう。

  • シートマットを買うのは基本乳児未満でクッション性を足してやりたい親心か(夏場)
  • 本体シートが汚れたら嫌だわ、、なデリケートな親御さん

が選ぶのみで宜しいかと思います。

コンフォートシートを付けますと、シートに厚みが出ますから折りたたみにくくもなります。

良い点もありますが、ちょっと重くなったり、閉めづらく感じるもありますから「必須」というものではありません。

②バンパーバーは9ヶ月から必要でしょうか?買い時がわからず…

バンパーバーはそうですね~

子どもがムクムクと腰を起こして前を向きたい!と座り姿勢を安定できる頃にあればいいというものかと思います。

1歳半ぐらいはまだバンパーバーが必要な印象で、1歳~2歳時期はとくにある方が姿勢が安定すると感じます。

新生児~生後6ヶ月でまだまだ腰ずわりもしてなくてバンパーバーの必要性を感じないうちは付けても乗せにくいし面倒なだけなので、上記のように子どもが腰をじゃっきりと立てて前の景色をどんどんと追いかけたがるようになったら購入が良いと感じています。

注意点として、

バガブーのバンパーバーは子どもにとって美味しい?らしく、ビーフジャーキーのごとく齧(かじ)られることもあるらしいので、そこだけ様子を見てあげてください。

子どもは安全な素材のものをちゃんと嗅ぎ分けるみたいですね(笑)

以上になります。

またご質問、お気軽にどうぞです!

管理人パパ

U様から購入ベビーカー決定のご連絡

管理人パパ様

質問の回答ありがとうございます!
悩みに悩んでバタフライになりました!
ビーの走行性とハンドル調整ができる点はかなり捨てがたかったですが、ランフィで走行性にめちゃくちゃ不満をかかえていたわけではないのでおそらく周辺環境は割といいと判断し、バタフライのマルチな使い勝手を優先しました。
デュアルコンフォートシートは一旦見送り、バンパーバーは購入しました。
試乗の段階でバンパーバーをはむはむしていたので余程美味しいのでしょうね笑

たくさん相談に乗っていただいてありがとうございました。
ベビーカー届いて使ってみたら感想送らせていただきますね。

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管理人について

管理人パパのアバター 管理人パパ ベビーカージャーナリスト

東京ベビーカーとは、2012年7月にめでたく第一子(2015年11月に第二子、2020年9月に第三子)を授かった40代パパが息抜きでたまに本気出して書く、パパ目線でのモノ選びを中心に紹介するブログ。国内・海外のベビーカーを100台以上押し比べた実績が評価されて、晋遊舎から出版の『ベビー用品完全ガイド』をはじめメディア出演多数。
» 誰に向けて書いているのか?

管理人による旬の買い方紹介

2024年4月現在の旬な買い方はズバリこれかなと思います。

新生児に最適(最高だけど高額)
都会的な暮らしに最適
  • ミオス → リベル/オルフェオ(4月リニューアル)に乗り換えまたはコヤと二台持ち
  • メリオ → リベル/オルフェオに乗り換え
郊外型の車中心生活に最適
  • リベル+ベビーシートでトラベルシステム
軽さ重視&バス利用に最適
  • 国内メーカーのベビーカー → リベル/オルフェオに乗り換え
乗り換えたいが第二子への引き継ぎに最適
  • いまならバタフライ

※二台持ちとせず乗り換えを基本としているのは、途中で一台目を売却して二台目の予算にあてることがコストとしても玄関スペースとしても節約になるためです。

他にも有名ブランド・無名ブランド、国外のみ販売の世界的ブランドもあるけれどこれが基本です。

  • 14万円(ファースト)→売却して7万円回収して→7万円のB形を買うことも
  • 7万円(ファースト)→売却して4万円回収して→3万円のB形を買うことも
  • 7万円かけてB形をA形仕様にして1台で済ませることも

いろいろ方法はあるけれど、お金の余裕や投資に対する考え方・合理性、そして子どもと叶えたい理想の生活などみんなそれぞれ微妙に違うから、コレが正解!っていうのを本を読んだり限られた店舗をめぐって探しきるのは至難の技。

「高い買い物なのに何回も失敗したら数万円の損じゃ効かないかも??」で不安な人にはママ友コミュニティが一番かもしれないけれど、人付き合いが難しかったり、初子ならそもそも必要なタイミングでコミュニティに参加できていない場合も多いから大変なんよね。

私は私でできることをやっていきます。

基本はトータル7万円で卒業するのが理想

どれか一台だけと言われればコレ👇
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