運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
2024.08.31
まとめ段落を追加
腰が座る前の生後5ヶ月前後。
離乳食初期のゴックン期がはじまる。
長男誕生時(12年前)はおさがりのベビーチェア(ハイチェア)とバンボ、テーブルチェア(イングリッシーナ ファスト)を上手に組み合わせながら使っていた。
自宅内ではダイニングでハイチェアが基本。
状況によってはバンボの場合もあり、
外出先(車でおでかけした先の駐車場ありのレストラン)ではテーブルチェアを店内に持ち込み装着させてもらうことも多々あった。
イングリッシーナ ファストは便利だった。
しかし、ショッピングモール内のフードコートの貧弱な天板の厚みが薄いテーブルにおいては使用を諦めざるをえず、代わりにチェアベルトを使うことも多かった。
あれから12年。
現在3歳9ヶ月になる三男はバガブーから発売のハイチェア『ジラフ』を利用しているところだ。
座面高さを細かく調節できるのと、ルンバがダイニングテーブルの下を通過できるようにテーブルに掛けても落ちないのが気に入っているところ。
ロボット掃除機がこれでは詰まるので、テーブルに椅子を掛けてしまう。
ジラフはストッケのトリップトラップやその他の海外ブランドのオシャレ系ハイチェアと較べても丸みがあり、ハイセンスなデザインが特長。
私も変態ベビーカーヲタクを気取っているだけでなく、やっぱりこだわりたいものにはとことん調査したいたちなので子ども椅子についても相当に調べ歩いた。
その他、大塚家具新宿ショールーム、天童木工、IKUSUSU、ひょうたん蔵、3rd たまプラーザ店などなど
いろいろ見てきて、使ってきた中で分かったことがある。
一台を長く使うのはもちろん良いこと。
けれどやっぱり子どもの成長ってものすごい変化をともなうので、乳児向けで座面が高く設定できることを良しとするハイチェア系と、その後の小学校高学年まで長く使える姿勢重視のチェア(デスクチェアに近いキッズチェア系)は分けて選べると一番いいはずだ。
ジラフは生後5ヶ月~3歳、4歳までが美味しい時期で、その後にあたる時期は長男(12)・次男(8)ともに豊橋木工のアップライトチェアを使っている。
三男も今後そうしていくだろう。
ただ、このアップライトチェア。
ジラフと較べても半端なく重い、、(ジラフ 5.3kg / アップライトチェア 8.3kg)
ルンバが通るエリアを空けようにも持ち上げてテーブルに掛けられない。。
しかし、座面は広く、なによりも踏み板の広さはとんでもない安心感がある。
美味しいところを同時に二つは取れないものだとつくづく思い知らされたが、まぁ満足している。
これから離乳食用のハイチェアを買う人には、
を強くおすすめしたい。
ハイチェアの中古市場がどれだけ充実しているのかは知らないけれど、浅く使って高く売れるなら、ベビーカーと同じく上手な乗り継ぎタイミングの判断がキモになるだろう。
ベビーチェアもベビーカーと同じくファーストのそれとセカンドのあわせ技で一本の時代なのかもしれない。
ロボット掃除機を使う想定でのセレクト。他メーカーでも良し
うちのわんぱく男三兄弟がガシガシ使ってもまったく壊れる気配がない
以上。
どうやってベビーカーの話につなげようかと考えたけど無理だった。
椅子は椅子だ。
現在はバガブーに限らず、サイベックスやヌナといった人気の海外ベビーカーメーカーもどんどんベビーチェアを発売し、リニューアルを重ねている。
最後はこまかい話になるけども、
子どもが大きくなったとき自分で昇り降りできる設計(椅子をテーブルから少し引いた状態で横から上がり下り)になっているか?
ここが個人的には重要なポイントで、それをないがしろにしているものも意外に多いので「長く使いたい」ならその視点を忘れずに選んでもらいたいと願う。
昨今のベビーアイテムは高くなりすぎ!
最高商品を買い揃えるなんて目指さなくていい。
最低商品を見極めて避けているだけできっと最高の親だから。
台所のそばに移動しやすい軽量タイプのベビーチェアと、4歳すぎてからダイニングで固定で使いたいデスクチェア兼キッズチェアを分けて考えている人もいるからね。
こちらのチャンネルは数ある育児グッズ紹介系YouTube動画の中でも「そうそう!」と私が心から共感できたもの。
一度通しで観ておくことをおすすめする。
わかりやすい~(*^^*)
そのうえで世間の評判とのズレを確認しておければ最強な
生後5ヶ月の乳児に適しているかの観点でピックアップ
商品リンク | メーカー | モデル名 | 発売 | 価格 | 対象年齢 | 重量 | 特長 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Bugaboo オランダ | ジラフチェア | 2022年 | 39,050円~ | 6ヶ月〜大人 | 6.7 kg | 高さ調整が簡単で、多用途に使える。スタイリッシュなデザインでインテリアにもマッチ。 | |
Cybex ドイツ | レモチェア 3-in-1 | 2019年 | 39,050円~ | 6ヶ月〜大人 | 8.3 kg | 3-in-1セットで、長期間使える。簡単な組み立てと調整が魅力。北欧デザインが特徴。 | |
Stokke ノルウェー | トリップトラップ | 1972年 | 27,000円~ | 6ヶ月〜大人 | 7 kg | 調整可能なデザインで、長期間使用可能。子どもとテーブルを同じ高さに調整でき、親子の絆を深める。 | |
Stokke ノルウェー | クリック | 2020年 | 21,780円~ | 6ヶ月〜3歳 | 3.75 kg | 工具不要の簡単組み立て、軽量で持ち運びが簡単。トレイとハーネスが付属し、安全性も高い。 | |
Stokke ノルウェー | ステップスチェア | 2014年 | 27,258円~ | 新生児〜3歳 | 5 kg | 新生児用セットやバウンサーと組み合わせて使える多機能チェア。 | |
Peg Perego イタリア | シエスタ | 2012年 | 30,000円~ | 新生児〜3歳 | 10.5 kg | 5つのリクライニングポジションと9つの高さ調整が可能。コンパクトに折りたためて収納が簡単。 | |
Graco アメリカ | ブロッサム 6-in-1 | 2014年 | 35,000円~ | 新生児〜大人 | 11 kg | 6つの異なる形態に変換可能。複数の子どもがいる家庭に最適で、成長に合わせて使い続けられる。 | |
Chicco イタリア | ポリープログレス | 2015年 | 28,000円~ | 新生児〜3歳 | 12 kg | リクライニング機能付きで、新生児から使用可能。取り外し可能なトレイと高さ調整が便利。 | |
IKEA スウェーデン | アンティロープ | 2007年 | 2,500円~ | 6ヶ月〜3歳 | 3 kg | シンプルで掃除がしやすいデザイン。コストパフォーマンスが非常に高い。 | |
Fisher-Price アメリカ | スペースセーバーハイチェア | 2010年 | 12,000円~ | 新生児〜3歳 | 5 kg | 小さなスペースでも使いやすい。取り外し可能なトレイとシートが洗いやすく、メンテナンスが簡単。 | |
Joie イギリス | ミムジーリクライニング | 2023年 | 30,580円~ | 6ヶ月〜3歳 | 6.1 kg | 軽量で持ち運びが簡単。コンパクトに折りたためて収納が便利。高さ調整とリクライニング機能が充実。 | |
BabyBjorn スウェーデン | ハイチェア | 2009年 | 25,000円~ | 6ヶ月〜3歳 | 5 kg | コンパクトで簡単に折りたためる。安全ベルト付きで安心。掃除がしやすいシンプルなデザイン。 | |
OXO Tot アメリカ | スプラウトチェア | 2013年 | 29,000円~ | 6ヶ月〜5歳 | 6.8 kg | 成長に合わせて高さと座席の深さを調整可能。簡単に掃除できる素材を使用。デザインが洗練されている。 | |
Inglesina イタリア | ファストテーブルチェア | 2011年 | 10,000円~ | 6ヶ月〜3歳 | 4.2 kg | 持ち運びが簡単なテーブルチェア。コンパクトに折りたためて外出先でも使用可能。洗濯機で洗えるシート。 | |
Nuna オランダ | ザズ | 2014年 | 35,000円~ | 6ヶ月〜大人 | 10.5 kg | モジュール式デザインで成長に合わせて調整可能。安全性と快適性を重視した設計。多機能で長期間使用可能。 | |
Keekaroo アメリカ | ハイトライトハイチェア | 2008年 | 32,000円~ | 6ヶ月〜大人 | 10 kg | 高さと深さを調整可能で、成長に合わせて使用可能。耐久性のある素材とデザイン。 | |
Ergobaby アメリカ | エボルブハイチェア | 2021年 | 35,000円~ | 新生児〜大人 | 8 kg | 成長に合わせて調整可能なデザイン。シンプルで機能的なデザインで、快適に使用できる。 | |
Farska 日本 | スクロールチェアOne | 2023年 | 45,650円~ | 新生児~大人 | 6.7kg | 成長に合わせて座面と足置きの高さを調整可能。安全性と快適性を兼ね備えたデザイン。 | |
Abiie アメリカ | ビヨンドジュニア | 2016年 | 28,600円 | 6ヶ月〜大人 | 8.5kg | 海外ブランドとしては比較的廉価。トリップトラップは高すぎるが無名メーカーは避けたい人の落とし所として人気。 |
結局はベビーカーにA型・B型があるように子どもにとって、そして親にとって使いやすいキッズチェアにも時期を分けた使い方があるはずだ。
実際私が使ってきた感想としては、バガブーのジラフは軽量で取り回しやすく、カウンターキッチンで目の前がダイニングテーブルの場合、キッチン側へひょいと移動させることも容易(5.3kg)。
これが他の6kgを超えるベビーチェアでは辛い作業になる。
一方、ベビーチェアとされているチェアは座面高さが様々調節可能なものが多いが、一般的なダイニングテーブルの天板面と乳児側の座面バランスが考えられて設計されているので、長く使おうとしても最低座面高が高く、成長の早い子だと4~5歳ごろで早くもサイズアウトするだろう。
大人が乗っても安心の耐荷重!と謳われていても、実際はテーブル・チェアとして使うには限界が来る。
使えてもキッチン用のママ用スツールみたいな使い方に限定されてしまう。
ということで、実際このジャンル商品をダイニングでデスクチェアとして使い続けることを私はおすすめしない。
4歳、5歳、そして卒園する頃にはぜひともダイニング用にデスクチェア兼用のキッズチェアを買ってあげると姿勢にも優しい(と思って、我が家ではアップライトチェアを購入し、長男(12)も、次男(8)も、もうすぐ4歳になる三男もベビーチェアから乗り換えて快適に使っている)。
まとめよう。
洗濯時には洗面所(バス・ランドリールーム)へ、
料理中はキッチン脇へ赤ちゃんごと移動させたいなら
バガブー ジラフ+ニューボーンセットが新生児から使えて軽量で最強
いやいや、そんな高額にする意味ないでしょう、、
手軽にそばに連れていけたらいいだけだから・・・の場合は
Joie ミムジーがコスパ良くてありがたい。が、10kgは重いな、、
もうすでにバウンサーがあるからベビーチェアに持ち運びやすさは求めていなくて、とにかく離乳食をあげ始める時期にしっかりとしたものが欲しい!なら
やっぱり王道のストッケ トリップトラップと、デザイン性を求めつつも適正価格ならビヨンドジュニアあたりが妥当な選だろう
外食も多いから外食用にはどうしたらいい?で困っているなら
月齢が浅いうちはチェアベルトを使いつつ、姿勢が安定しはじめたらイングリッシーナ ファストがおすすめだ(この組み合わせは我が家でもつかっていた)
ちなみにイングリッシーナ ファストはローテブル(ちゃぶ台)でも使用可能。
ちゃぶ台なら移動もさせやすいが、テーブルが軽すぎるとひっくり返るのが怖いのでそこだけは注意して欲しい。
あとはライフスタイル、インテリアにあわせて様々な正解があると思う。
けれどベビーカーでも大事にしている足置き場はやっぱりベビーチェアでも大事。
そこだけはしっかりしたものを選びたいね。
どんなものでもあなたが考えて選び抜いたものなら正解でしょう!
健闘を祈る。