運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
2024年-2025年にまたぐ冬を乗りきる防寒アイテム。
その代表例がベビーカー用フットマフ。
背面式なら空っ風を真正面に受けるが、これがあれば防空壕ならぬ防風壕で極上のぬくもりに包まれる。
幌が深くまで下ろせるタイプのベビーカーを使っているならきっと外は極寒でも「室内」は安心できる空間=長く寝られる居場所になっているだろう。
そして、自分で体温調整が難しい月齢の浅い子どもは首、手首、足首と首の付くところから冷えやすい。
フットマフやシェルブランケットはその防寒グッズの代表格。
最大で首元までカバーできる子どものための寝袋のようなもの。ベビーカーのシートベルトに固定して使う。熱を逃がす隙間を徹底的に防いでいるので極上の温かさに包まれる。
防寒ケープとも呼ばれる。子どもの表面を覆う掛け布団のようなもの。ベビーカーとはサイドフレームやバンパーバーに固定して留めるタイプのものが多い。ベビーカーだけでなく抱っこ紐の上から子どもを覆う活用法もある。
フットマフ | シャルブランケット | |
---|---|---|
保温性能 | ||
使い勝手 |
そんなありがたいフットマフにも注意点がある。
フットマフに入れてしまえば温かいが着込んだままでは暑すぎるだろう
決して薄いものではないので特に三つ折りタイプのものでは注意が必要
着込みすぎには注意が必要ということである。
逆にこの季節は室内へのお出かけが明確に見えているならやや薄着めで出かけることもできるだろう。
冬ぐらいはどこもベビーカーを畳まなくていいよって温かい目で見てもらいたいですね!
エロディ | ||
---|---|---|
発祥国 | ドイツ | スウェーデン |
商品名 | プラチナム フットマフ | フットマフ |
価格 | ¥15,950 | ¥24,200 |
サイズ | 全長 93cm 幅 38cm | 全長 97cm 幅 52cm |
カラー | セピアブラック | Pure Khaki Pebble Green Free Bird Meadow Blossom Blushing Pink Pink Boucle Blue Carden Autumn Rose |
重量 | 700g | 不明 |
撥水加工 | ||
表面取り外し シートライナー仕様 | ||
取付ベルトタイプ | 3点式 5点式 | 3点式 5点式 |
公式サイト | CYBEX | Elodie |
バガブー | エアバギー | エアバギー | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
発祥国 | スウェーデン | オランダ | オランダ | オランダ | 日本 | 日本 |
商品名 | コンバーチブルフットマフ | フットマフ | コンバーチブルフットマフ | ウィンターストローラーセット | ダウンフットマフ ベーシックライン | ダウンフットマフ トップライン |
価格 | ¥19,800 | ¥24,750 | ¥33,000 | ¥15,180 | ¥11,000 | ¥16,500 |
サイズ | 全長 95cm 幅 50cm | 全長 96cm 幅 42cm | 全長 102cm 幅 45cm | 全長 102cm 幅 48cm | 全長 93cm 幅 42cm | 全長 93cm 幅 42cm |
カラー | Free Bird Pebble Green Meadow Blossom | デューントープ ミッドナイトブラック グレーメランジ フレッシュホワイト シーサイドブルー パイングリーン キャラメルブラウン サンセットレッド イブニングピンク | ミッドナイトブラック ミスティグレー シーサイドブルー パイングリーン デューンピンク | ブラック | アースサンド ベージュウッド アースグレー | スウェードグレイ スウェードバニラ |
重量 | 不明 | 不明 | 不明 | 1.07kg | 815g | 990g |
撥水加工 | 不明 | 不明 | ||||
表面取り外し シートライナー仕様 | 不明 | 不明 | 不明 | |||
取付ベルトタイプ | 5点式のみ | 5点式のみ | 5点式のみ | 5点式のみ | 5点式のみ | 5点式のみ |
公式サイト | Elodie | Bugaboo | Bugaboo | nuna | AIRBUGGY | AIRBUGGY |
コンビは乳児向けな印象
アップリカもコンビに近い
スリムで長いJoieのフットマフ
3点式って、5点より少ないから5点式にはつかない残念な商品なんですよね?
いや、どちらかというと互換性の観点ではその逆やな。3点式のタイプは肩と腰のベルトループが完全に独立していないのでざっくりとした装着が可能。5点式ベルトのベビーカーにも取り付けられる。逆に5点式タイプだとベルトのループ位置が完全に固定されているので3点式との互換性はない。
サイベックスの公式商品は肩腰ベルト一体型の3点式に対応
かわいい柄が魅力的のエロディ
実際に店舗にも足を運び、そのうちのいくつかについては実機で検証を重ねました。
私もフットマフに頼りきった子育てを経験してきてなかったので、このNEWアイテムを真摯に理解するのに時間がかかりました。
そんな私が気づいたこと。
ポイントは以下の3つでした。
要するに、自分が持っているベビーカーに正しく付けられるのか?
そして見栄えが素敵か?
の順に考えていくべきですね。
ではタイプ別におすすめのフットマフを紹介するので、さらに考え方を学習してください。
バガブーのフットマフはバガブーのベビーカーにジャストフィットさせられる構造をしています。
具体的にはシート上端を巻き込むようにフットマフを固定します。
そのためのフットマフの構造が他社ベビーカーに取り付ける際には余分になります。
同じようにエアバギーや、他国内ベビーカー各社にも公式商品のフットマフが発売されていますが、これらは横幅とシートの全長をジャストフィットでカバーする設計で造られているので公式商品が安心です。
バガブーやエアバギーを選ぶなら公式フットマフがおすすめ。
でも、「それだけじゃなんかつまらないし、もっと工夫したい!」という方は以下へおすすみください。
サイベックスの公式商品は他社ベビーカーとの互換性が最も高かったです。
というか、サイベックスのベビーカーは東アジアのマーケットをたくみに研究し、サイズ感が考えられているように思います。
狙って合わせているのだなと感じました。
ということで、国内の代表的なベビーカーであるラクーナやランフィや、ビングルなんかにも付けやすかったです。
国内メーカーとの互換性(サイズ感)は抜群ですが、バガブーは海外ブランドの中でもシート長が抜群に余裕のあるベビーカーを展開しているので、それにはジャストフィットとはいかず、丈が合わない印象でした。
最も汎用性が高いフットマフはサイベックスのプラチナムフットマフ
サイベックスに確認しましたが、他社ベビーカーとの互換性についてはお答えできないということです。ここまで書いといてあれですが自己責任でお願いします。不安な人は検証記事をチェックしてくださいね。
本当はここにバガブーを入れても良かったのですが、「バガブーはバガブーにのみ相性良し」の方針なのでエロディとヌナのみをランクイン。
エロディで横幅52cm、ヌナで横幅48cm。
他社と比べて10cm近く横幅が広いのです。
広いがゆえにベビーカーのシート横幅を完全に凌駕することが多く、国内メーカーのベビーカーなら必ず端が余って折り返すことになります。
しかし、その余分もジャンバーを着せたまま子どもを入れることで無くなりますし、なによりもフットマフに子どもを入れやすい。
最もダボダボではあるものの、最も内部空間に余裕があると言いかえることもできます。
着せこんだままフットマフに乗り込みたいなら幅広タイプがおすすめ。
以上ですが、
このどれかで迷う、、
どれにもフィットしないかもしれないという人は「シェルブランケット(以下)向きな人」なのでしょう。
次をご覧ください。
エアバギー | ダッドウェイ | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
発祥国 | 日本 | アメリカ | アメリカ/日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 | 日本 |
価格 | ¥13,200 | ¥13,200 | ¥13,200 | ¥5,990 | ¥9,880 | ¥4,380 | ¥5,940 | ¥2,990 |
カラー | サンド ブラック | ブラック ブラウン カーキ | カーキ ブラック | アイボリー グレー ネイビー | チャコール グレー | ベージュ ネイビー グレー ホワイト カーキキルト ブラックキルト | ブラック ネイビー | ナチュラル オリーブ ネイビー |
保温性能 | ||||||||
撥水加工 | ||||||||
洗濯 |
内側にファー素材があしらわれた保湿性の高い一枚。ベビーカーにも子乗せ自転車にも◎
お出かけ先で雪や雨に濡れてしまった際におむつ台での全部替え時にファー素材の本領が発揮される。この上で着替えても良さそう
VERYでも取り上げられていて、パパ・ママともにユニセックスなデザインが人気。
お洒落さんたちの間でかぶりやすいです。VERYママに人気。いくつかラインナップがあるけれど、サイズ間的にこれが一番使いやすい
アメリカの人気アウトドアブランド『ワイルドシングス』とダッドウェイ・オリジナルブランドの『ベビーホッパー』とのコラボ商品。
性能重視はならこれ。もはやフットマフだね
実は日本ブランドのプッパプーポ。かわいいフードと手頃な価格が人気を呼んで品薄です。
今年のうちは再入荷はないでしょう。だから言ったのに。。
ベビーカークッションでも人気のスモルビ。インナーのボアを取り外せるのが特徴。
機能的にいろいろ頑張ったからちょっと高くなっちゃったね
詳しくは知りませんが楽天で売れているそうなので取り上げました。
洗濯表記が商品紹介ページ内になかったので困りました
モンベルなので性能は文句なし。畳むと両手のひらサイズまで小さくなる。携帯性で選ぶならコレ。
シンプルであることは良いけれど、ちょっと取り付けづらそうではある。
過去記事で日除け対策グッズとしても取り上げたことがありました。性能はこのカテゴリーの中では最も低いけれど、防風対策にはお手軽でいいんです。
我が家ではベビーカーで使い終えてからも、子乗せ電動アシスト自転車の座席で使っていました。
ということで、他にもいろいろ各社商品はありますが、メジャーどころは以上のとおりです。
「もう少しで春が来る!」というところで、寒の戻りで凍えるんですよね。。
こういう季節商品は使用期間が短くても、キレイに使い終えれば1度クリーニングに出して翌年のシーズンイン時に良い値段で売れるものなので売却も視野に入れつつ考えましょうね。
幸運を祈る!
はよ、春こい♪