運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
今年もこの時期がやって来ました。
『LDK ベビー用品完全ガイド』の発売日です。
最新号のナンバーは『337』。
Kindle版も発売されていますが、私はムック本を買いました。
こちらをベビーカー購入の参考にすべく買うべきかどうかについて考察してみたいと思います。
ずばり育児用品初心者が対象になっています。
まわりに信頼できるママ友・パパ友がまだいないか、実家とは距離が遠いか縁遠いか、、
いろいろ買い揃えないといけないものがあるのだろうけれど、「なにをポイントに選んだらいいかわからない!」にずばり応えてくれる情報誌がコレです。
私も過去に三年(三冊)ほど出演させていただいたことがありましたネ、、
で、今年のものを読んだらですよ、
一般の方や有識者から直接コメントをとるようなスタイルを今はやめられているみたいでした。
ここが信頼できる情報の分け目だと感じました。
だって、うまく編集されているけれど、結局「この結論(評価)を下したのはどこのドイツなのか!ワカラナイ」からです。
それがわからないと、読者としてはその判断を信じていいかどうかわからないわけです。
しかし、ざっと読み込んだ感じでは、初心者ママ・パパには必要十分な情報が網羅されていました。
ここは版元の晋遊舎でも10年近く出版が続けられているムックシリーズの定番なだけあります。
どんなジャンルの商品が、どういう場面で役に立ち、主要なメーカーと性能の見極めポイントをざっくり掴むのに向いています。
それはですね。
私みたいな調べものオタクでしょうね。
なんでも自分で調べないと済まない性分、、
「ベビーカーを調べまくっていたらなんだか沼にハマっている気がする!!」
「街中ですれ違う親子のベビーカーのモデル名が気になってしまう!!」
「見かけたベビーカーをパートナーに向かって『あれ、□□□(メーカー名)の△△△(モデル名)っていうベビーカーよ!』と言わずにはいられない。」
ここまでキてしまった人は完全にオタク。。
ようこそ、われわれの世界へ!!(笑)
この本を購入する必要のない人は、
「モノ選びに自分なりのポリシーがあるぜ!」&「ロジカル」な人
でしょうね。
いらっしゃるんですよね。。
ベビーカーの相談者の中に、パーフェクトな分析結果を書いてくれるママさん。^^
多分、本職は元マーケターかリサーチャーですよね。
いわゆる仕事できる系の方。
このムックは育児用品(全182製品)を12のジャンルに分けて解説しています。
12のジャンルとは、
です。
お気づきでしょうか?
ヤッホー!やっぱりベビーカーは冒頭で紹介されているぐらいアツいジャンルなんですね。
毎年買って読んでいるけれど、常にベビーカーがトップ企画だ。
で、今回私もワクワクしながら読んでみました。
・・・
“φ(・ω・。)フムフム…
フム((¯ω¯*))フム
…|・ω・`)フムフム
( ˘•ω•˘ ).。oஇうむ・・・・・・
こりゃ、ベビーカーに詳しくない一般の人が読んだらちょっと誤解しやすい箇所があるかな・・・
例えば、誌面のレビュー項目は
で各ベビーカーを評価していますが、
私の試乗(押し較べ)体験では「絶対的に押しにくい!」というものが★5評価だったり、逆に「絶対に持ち運びやすい!」と感じたものが★3評価(ノミネートの中では最低)だったりしていました。
いや、私の経験に基づくジャッジこそが絶対!とは言わないけれど、ベビーゼン YOYO2よりも国内メーカーのB型ベビーカーの方が遥かに高い評価は明らかにおかしいし、それを見た瞬間に萎えた。
あと、「押しやすさ」の評価でサイベックス メリオとグレコ シティスターGBが同じ★評価なのは不思議ですよね。
きっと、室内でしか試せていないからだろうな・・・。芝生やあぜ道、粗いアスファルト、側溝、歩道の段差など外に持ち出してテスト走行すれば全然評価に差をつけるべきと感じるポイントが見えたはずだ。
ということで、私が下した結論は、
信頼度 40%!
ということで締めたいと思います。
ただ、先にも書きましたが全体的に構成はしっかり考えられており読みやすいです。
読んでいてワクワク・楽しムックです。
それぞれを深堀りして本質にたどり着くにはちょっと紙面が足りなかったかな、、というだけです。
きり口が良いだけに、今後に期待します。
まっ、隊長が真実を知りすぎているだけなんですけどね・・・
メーカーに忖度してる風に見せておいてしていないという(笑)
それは言わない・・・
営業妨害!
今回の『ベビーカー編』では「移動手段や住環境によって必要な機能は全然違う!」をテーマに、ライフスタイル別のおすすめを5つに分けて紹介をされていました。
それでは以下、管理人パパバージョンのベストバイのご紹介です。
予算に違いもあると思ったので5万円以上と未満でそれぞれ2つ候補を出しておきました。
持ち上げると重いけど、走行性は最高!押していてワクワク楽しい。子どもも姿勢良く乗れるよ。4歳までのロングユースに。
三輪ベビーカーだと走行性の良さは当たり前。それに加えてスーパーの買い物かごだって積めてしまう巨大アンダーバスケット!荷物がどうしても多くなっちゃう兄弟がいる家庭にも◎
新生児から使うにはバシネット(下記)を購入できると最高です。
世界的に評価されているブランド(プロダクト)。B型背面式ベビーカーとしてプロデュースされたが、後にコット(バシネット)などがオプションで追加され、今や新生児から楽しめるA型コンパクトベビーカーの最高峰に。
イージーS2は今お買い得だけれど、2022年のどこかでリニューアルされると予想しています。それを見越しての判断が必要。走行性に満足できる&これ一台でベビーカー卒業までの耐久性&乗り降りの便利良さを評価。
結局「どんな車に積むか?」がはっきりしていなければ、このカテゴリーの最高は決められないけれど、どれだけ小さな車でも最高の一台を乗せていくならYOYO2がそれになるだろう。
YOYO2からさらにコンパクトさを追求していけば、自転車の前カゴにだって積めるリベルは外せない。車のラゲッジスペースはもとよりチャイルドシート足元のスペースにスッと滑り入れておける安心感と便利。
エアバギーと違って折りたたみは片手でOK。操舵性・走行性・機能性すべてにこだわった三輪ベビーカーが今年ようやく出来た。フロントバーとハンドルの太さが細く、女性的(ニュートラル)な印象。男女問わず持ちやすい。
5万円以内に抑えるためにあえて2020年発売の旧モデルを選択。最新モデルの型番は「AD」として発売中。違いは座面クッションと下カゴの前からの荷物出し入れのしやすさ改良。型落ちでも機能性の良いものとして。
ここはサイベックス リベルを入れても良かったけれど、B型ベビーカーの最高と言えばやはりYOYO2は外せなかった。しかし、YOYO2のハンドル位置は割と高めなので、小柄なママさんはリベル(ハンドル位置が普通)の方をおすすめしたい。
ビングルの注意点が「段差乗り越え性能はそこまで高くない」ということ。旧モデルと較べて性能アップしていますが、段差乗り越え性能を謳えるのは同じ3kg台の他社製B型ベビーカーと比較してというだけの話。段差を超える時はしっかりと後輪前のフレームに足をかけて前輪を浮かしてあげるのが使いこなしのポイントです。ピジョン公式通販サイトなら旧モデル(2020年)が半額で買えます。
以上。
本気で押し較べ(現在、自宅にベビーカーが18台あります…)を実践している私のガチンコレビューでした。
また、ベビーカーについては初心者だけれども「この子には最高のものを選んであげたい」または「我が家のシチュエーションが特殊過ぎてどんなベビーカーを選んだら良いか皆目検討がつかない!」とお悩みの方は、あなたの1時間の時給よりも安い金額で忖度の無いおすすめのベビーカーを提案する有料サービス(フォームから問診票を送って、2日程度でメールで回答を送信)を用意しています。
よろしければ利用をご検討ください。
ここ1年間ですでに86件の相談依頼があり、あまりに大変なのでやめようか、、と何度も思いましたが、「おすすめされたものを買いました!」「良かったです!」「自分たち(夫婦)では想像の付かなかった結論でした!」といった声が届く度に受付延長を繰り返しています。。
とりあえず、年内いっぱいまでは続ける予定なので、ベビーカー選びで失敗したくない!に本気の方はお早めにどうぞ。
P.S. お正月に入れば少しレスポンスが遅れる可能性があります。(三人の)子どもが・・・(笑)
ご容赦くださいませ。m(__)m
今回取り上げたムック本。
とりあえず発売されたばかりですし、最新事情をさらっと掴むには良いでしょう。
ただ、ここに掲載されていない商品(ベビーカー)にも、ライフスタイルによっては玉の存在価値を発揮するものがいくつもあることを付け加えておきます。
斜に構えて読みながら、知識量のベースアップにおすすめです。
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