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ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。2022年からは年間100件の購入相談に応える。業界のトレンドや売り手の心理を先読みしたレビューが得意。雑誌のベビーカー特集監修等

どこが変わった⁉サイベックスから新発売のイージーS2とS B2の違いを完全理解(新旧モデル比較)

サイベックス イージーS B2
この記事の目次

イージーS2はイージーSツイストを検討していた人にこそおすすめしたいモデル

先日、「サイベックスのグローバルサイトには『イージーSS Twist』の最新モデル(+プラスモデル)が紹介されて久しいのに日本のマーケットが置いてけぼりにされている!」という記事を書いていました。

そしたら、

それから一週間もしないうちに日本でも新モデルが発売されるようになったではありませんか‼

どないやねん!・ω・

新旧モデルの違い

早速新モデルと旧モデルを比較してみましょう。

旧モデル(イージーS)

バンパーバー付属しない
レッグレスト付属しない
シートクッションどこか物足りない感じ
キャノピー2段階
キャノピー小窓ファスナー式
リクライニング125°〜150°
対象生後6カ月頃~4歳頃
耐荷重17kgまで
本体重量5.9kg
価格36,300円

新モデル(イージーS2)

バンパーバー標準装備
レッグレスト標準装備
シートクッションクッション性アップ
キャノピー3段階
キャノピー小窓フラップ開閉式
リクライニング121°〜160°
対象生後1カ月頃~4歳頃
耐荷重22kgまで
本体重量7.3kg
価格44,000円
¥36,800 (2024/07/27 06:35:58時点 楽天市場調べ-詳細)
イージーS2は廃盤。こちらは廉価なB型タイプの初代モデル(公式リンク
¥36,800 (2024/07/27 12:36:41時点 楽天市場調べ-詳細)
イージーS2は廃盤。こちらは廉価なB型タイプの初代モデル(公式リンク
  • 旧モデルではオプション扱いだったパンパーバー(子どもが掴まるバー)とレッグレストが標準装備になった
  • シートクッションの厚みが増し、より座り心地よくなった
  • キャノピーの帆が1段分大きくなった
  • キャノピーから覗ける小窓が絡む心配のファスナータイプからフリップ開閉タイプに変更された
  • リクライニング角度が拡張され新生児もOK(10°後傾)に。さらに前にも起こせるように(4°前傾拡張)なった
  • 耐荷重が5kg拡張され22kgまでOKに(4歳ごろまで)
  • 上記の標準仕様アップにともない本体重量も5kgから遂に7kg台ヘ(涙)

そして、良いことづくめの後には、

価格が約8,000円アップ!で4万円台半ばに、、

割と本体重量も、お財布にも《軽め》だったベビーカーが、いいとこどり⁉して改良された結果少し特徴を失った中堅クラスベビーカーになった印象です。

う~ん、あの手軽さが良かったのに、、

ちなみに、この新モデルにはS2の他に、S B2という姉妹モデルが存在します。

イージーS2とS B2の違い

イージーS2

リクライニング121°〜160°
対象生後1カ月頃~4歳頃
価格44,000円

イージーS B2

リクライニング121°〜136°
対象生後6カ月頃~4歳頃
価格39,600円

はっきりした違いは、

  • リクライニング角度のみで『S B2』は旧モデルから更にリクライニング角度の調整範囲を狭めたような6ヶ月からのB型に特化した作り

ということです。

ややこしすぎるでしょ、、・ω・

より詳しい情報を写真付きで知りたい人はこちらのショップブログがおすすめです。(写真入りで解説されています)

100台パパのおすすめは?

新モデルのイージーS2とイージーS B2のどちらを買えばいいのかで迷うかもしれませんね。ここは単純に、生後1ヶ月から乗せたい場合はS2です。価格差は確かに4,000円ほどありますが、いざというときに抱っこひもだけでは自身がないという人は安心ですね。

ただし、B2を選ぶのも間違いではありません。
新生児から使えるA型ではありませんが、B型ベビーカーとして長く使える性能の高いモデルです。S2かB2のどちらにするかで迷ったら、希望する色が残っている方で決めるという手もあります。

さて、それで冒頭の『+(プラス)』モデルの話はどこにいった?

そこに気づいたアナタはかな~り調べてますね。
流石です。

実は今回紹介した新モデルの『イージS2とS B2』とグローバルモデルの『イージーS+(本家サイト)』の違いはほとんどありません。

ですが、よーく見るとわかるんですが、

サイベックス イージーSプラス
こちらが噂のイージーSプラス(海外での展開のみ)
  • 新モデルには車輪の改良(大径になって段差を超えやすく)が無い!
  • 新モデルにはバンパーバーがある!

ことに気づくでしょう。

イージーS2(国内モデル)

バンパーバー標準装備
リクライニング121°〜160°
対象旧モデルまま
ハンドル高103cm

イージーS+(海外モデル)

バンパーバー付属しない
リクライニング121°〜フルフラット
車輪大型ホイール
ハンドル高105cm

なぜこうしたのでしょう?

実は今回新発売のS2(エスツー)とS B2(エス ビーツー)モデルは日本限定発売モデルです。

日本の市場ニーズにあわせたモデルと言えます。

日本の市場ニーズってなんだ?を振り返ると、やっぱり凸凹道や段差を乗り越えられる走行性は欲しいものの、やっぱり身体的な特徴として平均身長を大前提に考えなければならないということだったのかもしれません。

となるとハンドル高を、「車輪のサイズアップにあわせて高くなってもOK~」と軽々許してしまうとやっぱりいけないと考えたのでしょう。

もともと103cmというのは身長160cm以上でないと高すぎると感じる高さ。
さらに上げるのは心配だったのかもしれませんね。

結局、丸くおさめたということで。

結論

さて、まとめます。

新モデルは旧モデルの不満点をいろいろ吸収・改善したものであるものの、そのため価格や重量もアップしてしまい、別カテゴリー商品化(初代イージーSは持ち運びも軽快な6ヶ月以上から買う人のB型ベビーカーから、新モデルイージーS2はイージーS Twistに成り代わるポジションとして、走行性はまずまずながら長く乗れるA型ベビーカーへ)しているので、これはつまり、

対面式にはこだわらない人のための、おしゃれで長く乗れる背面式A型ベビーカー

といことでご理解いただきたく、さらにサイベックスのイージーS Twistをやめて、こちらを選ぶメリット(バンパーバー付属)もあることから、

イージーS2はイージーSツイストを検討していた人にこそおすすめしたいモデル

だと考えています。

旧モデルは価格が隨分と安くなっています。
価格を理由にだけでなく、デザイン性や新モデルよりも軽量という点からあえて旧モデルを買う意味もあるので、新しいものばかりが絶対良いというわけではなさそうです。

自分たちにあった、使いやすそうなものを選んでくださいね。

サイベックスの最安値·安心の購入術

ここがポイント

  • 店舗での購入は公式サイトの『取扱店舗検索』にて住所を入力して最寄りのお店を探せばいい。2024年現在でも直営店は表参道のフラッグシップストアのみ。正規販売代理店として全国のDADWAYがある
  • 通販サイトは3タイプあり、公式ストアとECモール系(Amazon・楽天市場)、およびDADWAYなど小売販売店系EC
  • 公式ストアは定価販売。Amazonが最安値になるケースはプライムデーやブラックフライデー、サイバーマンデーといったごく限られた期間でイベント的に値下がりする場合のみ。通常は楽天市場内の下記人気テナントが最安値を付けることが多い

下記はいずれもショップレビュー検査済み店舗

管理人がお得&安全と判断したショップ

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