運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
セカンドベビーカーを探している人が一度は目にするブランド。
それが、『エンドー』。
創業明治20年から続くベビー用品・介護用品問屋「株式会社エンドー」のオリジナルブランドである。
売れ筋は1万円以下のセカンドベビーカーで、このCOOL KIDSシリーズ。
最近はより高価格帯(3万円~)などもラインナップしているものの不評の様子で市場の隙間のセカンドバギーで低価格が安定の人気。
このセカンドバギーは中国製造ながらタフで軽量という点が評価されていて、一台目のベビーカーを意気込みすぎて重さを考えなかった人の救世主となっている。
セカンドベビーカーの競合としては、J is for Jeepのバギー(5kg)やカトージのかるいdeちゅ(4kg)など有名どころがあるが、こちらはそれよりも更に軽量(2.85kg)でコンパクトなところが魅力。
さらにハンドル位置も業界平均よりも随分と低くて、
・エアバギーよりも6cm低い
・J is for Jeep スポーツよりも3.5cm低い
・かるいdeちゅよりも2cm低い
という具合に、軽量B型ベビーカーのなかでも「ハンドル位置が低いよ~」と言われているものよりも更に低く、業界随一の低さとなっている。
きっと、各社ブランドベビーカーメーカーが付加価値をつけるために、「重く」なったり、「ハイシート化」の影響でハンドル位置まで上がってしまう裏を付いて、
実は上記では「使いづらい・・・」と感じていた身長のそれほど高くない親御さんをターゲットにした「2台目でもこの価格なら”予備に”持っておいてもいいかな~」のニーズを満たして売れているのだと思われる。
エンドー COOL KIDS CKバギー
価格 | 11,800円 + 税 |
対象 | 生後7ヶ月~24ヶ月 |
重量 | 2.85kg |
横幅 | 44cm |
ハンドル高 | 92cm |
公式サイト | http://www.kk-endoh.co.jp/service.html |
重たいベビーカーを奮発して買った人の羨望の眼差しを感じるでしょう。
いいんですよ。自分が良ければ。
メリットの裏返しは覚悟しましょう。
特に子どもの体重が増した2歳以降は、押し心地を重たく感じるようになるでしょう。
あくまでもこのバギーは非常用。
2歳には「歩く方が楽しい!」と感じてくれる我が子への方向づけが肝心。
フレームの剛性を高めれば、当然車重は重くなります。
このバギーは「重いものを乗せない(軽い子どものみ)」という前提で設計されているので、軽いけど少しの間しか使えないものと割り切りましょう。
より長くつかいたい人は、Jeepやカトージのかるいdeちゅのように重さは増すものの3歳ごろまで利用OKと謳っているものを選びたいところです。
安いからあってもいいかな~と思うはずですが、いつまで使うかしっかり相談して買いましょうね。
余計なお世話ですが、もし車を所有しているならJoieのツーリストとチャイルドシートを組み合わせて対面式が嬉しい6ヶ月ぐらいまでをやり過ごすという手もある。
1台目としてこのベビーカーを検討している人にはエアスキップやツーリストを。2台目としての人にはJeepやかるいdeちゅあたりが良いかもしれません。
単純にデザインや遊び心で簡易なベビーカーの方が楽しめるという人はマクラーレンも良いですね。
良いお買い物を^^
アイリスプラザ(アイリスオーヤマ)で販売されている改良モデル。
手を挟みにくい構造が安心できる。