運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
迷っている人多いみたいだから
もう言うわ(笑)
えっ、いまさらリベルの説明が必要かい?
そうかい、不安かい。
初子なら「リクライニング角度」が心配だろう。
経産婦さんで買い直しなら「いつから乗せても大丈夫か?」に神経質になっているだろう。
どんなシチュエーションでも、あったらあったで便利に使えるのがリベルの良さ。
それの可愛げあふれるダメっぷりをストレートに以下にまとめてみた。
結論:リベルは欠点をおぎなってあまるほどのメリットをお持ち
ということでいってみよう!
リベルは背もたれの角度を起こす方も、倒す方もちょっと足りないのがたまにキズ。
月齢の浅い時期(生後6ヶ月ごろまで)はそもそも使えないB形ベビーカー。
初子ママなら「とんでもない!」。
けれど第二子、第三子ママなら「いけるかな・・・」
「いけたらいいな・・・」
「いや、誰かイケるって言って!」になっていることでしょう。
リクライニングの最高角度は130°。
SG基準では生後1ヶ月の場合には無理(150度以上必要)でも、生後4ヶ月の要件(130度以上)は満たしている。
確かに公式の対象年齢は「1人すわりができる生後6ヶ月~」とあるので、腰ずわりがしっかりしているならOKでしょう!と早めに使うのは自己責任を承知の上で可能だろう。
そしてそれにあやかりたいのは経産婦ママたちなはず。
子育てに慣れないながらも一人の子どもにじっくりと向き合える第一子(初子)と違い、上の子(たち)をみながらベビーカーを時に片手で操作しなければならないような二人連れ、三人連れのお出かけは大変で。。
リベルの車輪アライメントは前輪幅が後輪幅よりも狭い台形タイプで、操舵感は三輪ベビーカーに近い。
つまりベビーカーの鼻先を進行方向側に曲げやすく、いざというときの片手の操作も楽。
手首も痛くなりづらい。
以上から、リクライニングのゆるさは子どもの発育具合と兄弟状況を鑑みて自分なりの答えを持っていいと考える。
それにソロソロと乗せてみて、やっぱり早い!と気づいたとしても、売らずに取っておけばいつかきっと使える日がやってくる。
たまに「乗せるとギャン泣きで・・・」という声を聞くけども、それはベビーカーいかんによらない問題。
いきなり密着状態だった抱っこ紐から離されると寂しい。。
つまりあなたを欲している。
寝かしつけにコツがあるように、ベビーカーの乗せ始めにもコツがある。
工夫で解決できている人を見習えばいい。
以下の記事が参考になるかもしれません。
公式にはA形用と紹介されていますがB形にも敷けました。
次は背もたれを起こす方の問題について。
背もたれを上げた方の角度は110°。
一見すると十分な角度に思える。
垂直は90°だから、それにかなり近いよね。
けれどここには2つのトリックがあるように思う。
それは、
1)の問題は当然ながら子どもを乗せると重さで背もたれがたわむ(沈み込む)。
カタログ上の角度だけを信じて、いざ使ってみるとなんだかゆるいような・・・とはじめて気づく。
結局、リベルはバギータイプのベビーカー。
おちょぼ足でソロソロと段差に前輪を持ち上げて使うようなデリケートな使い方ではなく、「背中に体重を預けておいてよ!いくでー!!」と豪快に段差もでこぼこ道もあれよあれよと越えていきたい幼児期に最適化されたベビーカー。
それゆえにバンパーバーを付けたままで折り畳めず、そもそもバンパーバーの必要を前提としていない(幼児なら自分で乗り降りできるしいらんでしょ!ってこと)。
それと、先程にも挙げたとおり体重を背中に預けておいて欲しいタイプのベビーカーなのは、万が一なにかの段差でベビーカーがつまづくようなことがあっても慣性の法則で子どもが前に投げ出されないように座面角度をドロップさせることで防いでいる。
つまり必要なゆるさと考えたい
以下の記事が参考になるかもしれません。
ただしこの裏技には注意が必要です。授乳後、食事後など子どもがリラックスを必要とする場面で不必要に角度を上げ続けると腹圧が高まり危険です。利用するとしても1歳過ぎてから、やむを得ず座らせた状態で離乳食など食事を取らせる必要があるような限定的な使い方にとどめましょう。
これ、SNSで多く聞く話。
「なんか姿勢が悪いんです!」ってね。
それ、ずり落ちてるだけですから。
よく聞いてくださいね。
そもそも赤ちゃんって、じぶんで、座り直せるのでしょうか?
できないですよねー!!
私だって二時間もある映画をソファに座って観ていたらずりずり落ちて、気がつけば「お風呂にでも浸かってるの?」状態になりますよ。
我々は腕力を使ったり、地面に足をついて腰を持ち上げたりして元の位置に座り直せているのです。
でもコレ、赤ちゃんは自力でできないですよね??
1歳未満だと多分できないと思います。
だから親が気づいてあげることが大事。
ただ先程も書きましたが、姿勢を悪くしているときはお腹のつまりだったり、うんちを出したかったり、子どもにとっても必要でそうなっていることもあると思うので座らせ直してあげるのもよく観ながらがいいですね。
こういった問題はリベルに限らず、国内メーカーのベビーカーでも見られるものです。
他の原因としてはまだ乳児期の子どもには座面の奥行きサイズほどの厚みがありません。
つまりハーネスベルトと背もたれ(の腰)部分までに隙間ができやすいのです。
それがスペック上の背もたれの角度と実際の子の様子にズレを生んでいる理由です。
必要な時期に隙間を埋めるだけの適度なサポートを考えればいい
ここまでおバカやる必要はありません👇️
はい、残念~。おわりー!!
と早まるのはもったいない。
よく考えてみてくれ、いや初子ママには考えるも何も幼児期後半まで今は見通すことができないはず。
だってはじめてなんだから・・・
三児(11、8、3)のパパとして、第三子までベビーカー卒業を終えたベビーカー親父として言わせてくれ。
幼児期後半向けのベビーカーにそもそも片手で折り畳めるものはない(少ない)!
乳児と幼児、体重も身長も倍以上違う生き物で、同じ快適さ・操作性を求めることなんてできない。
乳児には乳児期の幼児には活発時期の最高のカタチがある。
幼児期にフォーカスしたベビーカーの多くでは「体重が乗っても(~22kgの4歳頃まで)舵取りしやすいセパレートハンドル」が採用されている。
開いた両手から子どもが乗る荷重(中心)方向にコントロールするので力を入れやすい。
だって工事現場でよく見かける一輪車(ネコ)の持ち手が真ん中だったらふらついてしょうがないでしょ?
力が入るってことはそういうことです。
というわけで私がC形ベビーカーとうそぶく幼児期のベビーカー卒業までしっかり乗れるベビーカーにはセパレートハンドルタイプのものが多いというわけで、そういったタイプは片手で折り畳めない構造になっている。
なんだ、やっぱり両手かよ…
残念に思う人は多いだろうが、ちょっと考えてみて欲しい。
片手でサクッとたためるタイプのベビーカーだって、折りたたむ間際に荷物カゴの荷物を取り出す際には両手を使ってあれやこれやしていないだろうか?
加えて最近の子育てでは抱っこ紐とベビーカーの併せ持ちでの外出がほとんど。
片手で折り畳めるからといって、片手で子どもを抱えながらもう片手でベビーカーが通用する場面だって少ない。
いつかの時までの快適を見越すなら、両手折りたたみに不自由を感じている場合でない
だってゴールドブレンド(ネスカフェか!)ラインだからね。
プラチナムライン と比べて公式アクセサリー商品の豊富さで差別されるのは仕方がない。
でもそうとくれば、「どうデコれるか?」に工夫のしがいがあるってもんじゃない?
非純正品をいかに可愛く、便利に使いこなせるかが国民のB形ベビーカーと化したリベルでのセンスの見せ所だと思う。
たとえば私はこんな実験をしてきた👇️
これをショルダーベルトと呼ぶには厳しいので類似品をダイソーやセリアで見つければいいと思うよ。
地図アプリの表示や自撮りに◎
サイベックスのベビーカーに似合うベビーカーフックやクリップなどアクセサリーを厳選してみました。
ちなみに、リベルはベビーカーフックを使わずともリュックをそのままハンドルに掛けられるベビーカーです。
たくさんのオモチャやボール、そして買い出し後の食材なんかも一気に運べちゃいますね。
リベルはヘビーに使い倒すのがポイントな。
一見すると「買って後悔」するような問題点を羅列した。
はっきりいってリベルは万能なベビーカーには程遠い。
できない・足りないものが多いのだ。
では何故こんなにも売れているのか?
隊長、日本でいの一番に「良い」と言った口だからまさか『俺のレビューのおかげ』とか思ってないでしょうね!?
うぐっ、、
それは引き算のベビーカーだからだと思う。
リクライニング足りねーよ。
幌があせーよ(浅い)。
片手で畳めねーよ。
いろいろ聞こえてくる「ねーYO!」の嵐。
でも無いってことは無駄を削ぎ落としたと言い換えることもできないか。
かなりポジティブな思考で(笑)
つまりはトラベルやちょい乗りに全力で振ったシンプル~な一台。
けれど、
けれど、走行性だけはしっかり担保しましたよ~!!
というところに、サイベックスというブランドの気概を見る。
やっぱりアレですよ。
ベビーカーは「CAR(車)」だから押し心地の良さって大事。
ましてや、B形ベビーカー。
ずっと使える=卒業まで使える=4歳の大きな子を乗せていてもスイスイ押せるは大事。
わずか3年ほど前(リベル登場前夜)までは、このジャンルはJeepバギーの天下だったわけだけど、2台とも所有している私からは「もはやJeepバギーを買う理由無くなったな、、」としみじみ感じる今日このごろだ。
確かにA形ベビーカーさんと比べれば気になるところは多々あるけれど、それよりも走行性は抜群に高いし、他のB形と比べても日本で重宝される省スペースな玄関事情に折りたたみ後の大きさでマッチし過ぎている。
同カテゴリーのバギーと比べればもはや完全勝利で、幌の深さや荷物カゴの容量でかなう者はいないのだ。
リベルのお役立ち度は、一度ベビーカー卒業を経験した人にはっきりと
噂に聞く無視できない存在。
だから芸能人でも利用している人が多いのだと思う。
ここがポイント
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