バガブー バタフライ2はどんな人におすすめか?

早速だけど屋外でレビューしてきた。このスプーンが後で役に立つとは…この記事の目次【限定公開】バタフライ2の開封動画・組み立て方(ハマるポイント)公式動画に正解の角度を発見!(こちら)【限定公開】バタフライ2の屋外検証結果・成績■バガブーバタフライ2のサスペンション前輪も後輪も最高■うまく折り畳めないときのコツ指を離せば、救われん!■車に積み込んだときの奥行き感ステップワゴン(ミニバン)の二列目でも余裕■バガブーバタフライ2を折り畳んだあとの荷物カゴの様子・余裕荷物カゴの意外な使い道■直進性能(細い目のアスファルト)バガブー製品は転がり摩擦係数が低くて滑らか181cmの私でも後輪フレームに足が突っかからないホロ天井ののぞき窓からも子の様子を見やすくなった。バタフライ1ではもっと前方側にメッシュウィンドウがあったので覗き込むには近寄る必要があった■直進性能(粗い目のアスファルト)ラバーコーディング仕様のバガブーでもこれだから他社のEVAなら「ガラガラ」鳴るのは当たり前■走行テスト
(S字クランク)全長は長めではあるもののホイールベースは一般的な長さで旋回しやすい■走行安定性(側溝の蓋)これはこういうもんです。他社と比較しないとわからないか…■段差乗り上げ性能(1寸高さ=約3.03cm)この高さを一般的なベビーカー(9割)では超えられない。管理人パパ段差につっこむことを推奨しているわけではないことに注意ねRISU1歳後半とかフットレストにしっかり足裏が接地していて、バンパーバーを握りしめてゴーゴー!モードが楽しい時期にスムーズに走行できていいよ!ってことが言いたいのですバタフライ2に4歳・5歳を乗せてプレ・福祉バギーとして使えるか?をレビュー4歳9ヶ月を乗せて走行してみた。すると5分も経たないうちに寝たw。いや、バタフライ2のせいではないかもしれない。テレビの観すぎ、直前のYouTubeの観すぎも影響してのこと。ただそれにしても適度な振動が心地よかったというのはあると思う。バガブーというメーカーは振動が子に与える影響も計算済みなのかもしれない。参考資料: ベビーカーとエルゴノミクス(バガブー公式プレスリリース資料)話が多少脱線した。それで問題は「結構発育のいい4歳9ヶ月が乗った状態で運転して問題なかったか?」である。問題あるわけね~w子どもの体重増から来るフレームのきしみも、旋回性、走行性能の落ちも、手狭になる室内空間の不満(幌天井に頭が擦る、シートが狭い!など)も、いっさいなく、私は他のベビーカーと比べてもカテゴリー随一の操作感の滑らかさを実感したし、これまで30台以上ベビーカーを乗り継いできた(笑)、乗客の感想も「イイ~」だった。様子を見ていて「なるほどな~」と感じたのは、年頃の子どもであってもあえて幌を下ろしたがって自分のマイスペースを堪能しようとすることだった。眠りに付く前にカーテンを下ろすような感覚なのだろう。あ~、ここはちゃんと居場所・部屋として成立しているのだなと感じた。プレ・福祉バギーってなんじゃい!?プレ・福祉バギーという言葉、定義として確固たるものがあるわけではない。私が勝手に作った造語である。ハンデのある子どもが福祉バギーを使い始める前の4~6歳ぐらいに適当なベビーカーを指して言う。というのも私が提供しているベビーカー選びの購入相談室でも、300件を超えると依頼の中で5%程度はハンディキャップを抱えているお子さんのベビーカー選びの相談だった。そんな相談ケースに少しでも応えたいと、先日は『キッズフェスタ2025第24回子どもの福祉用具展』を見学に回ったりもしてきた。別に私はPTでもないし、身体の専門家でも、福祉の専門家でもない。発言には責任が伴うことを重々承知でも、ベビーカー分野のプロ・消費者の一人として答えられることもあるだろうと信じている。なんでも専門家が語ることばかりが正解じゃないとも考えている。さて、そんな想いで生きている中で、最近増えている問い合わせに「その子達が成長して小学生に入学して福祉バギーに乗り換えるまでの期間をどうやり抜くか?」があった。先の展覧会でもメリオやピジョンビングルなど、比較的軽量で華奢なベビーカーに乗せている親御さんも多数見てきたが、3歳、4歳、5歳、6歳と通常ならベビーカーを卒業するぐらいの年頃に差し掛かっても、卒業できない事情があり、しかしベビーカーは名前のとおりそのぐらいの幼児・キッズを支えるようにはできていない。もう少しベビーカーでありたいのに、使えない。きしむ、剛性が足らずふらつく、、という問題があった。最近はシート耐荷重22kgの海外ブランドに代表される頑丈なベビーカーも増えては来ている。耐荷重は要件を満たしても(22kgなら小学校入学の6歳の平均体重を満たす)、座席幅・背もたれの長さ・幌天井の高さなどの居室空間の方に限界が来る製品が多い。管理人パパなんども書くけど、ベビーカーはそれ用には造られていないからねけれども、満たせるものがあるなら紹介差し上げたいと考え続けてきた。十分な耐荷重性能十分な居室空間を満たし、且つ身体的に不自由(麻痺)などがあるのなら脚はぶらりと垂れ下がってしまうだろうから、それを抱えるだけの十分なフットステップ(踏み板)の幅や長さや角度が考えられている必要がある。頑丈さだけで考えると、海外ブランドのいかついベビーカーは欧州にも米国にもたくさんある。ただ、それだと横幅は60cmを超えて車椅子と変わらないし、重量感も10kgを超えるものがほとんど。いままでのベビーカー使いとは程遠くなる。しかし、まだ5歳足らずで、福祉バギーに乗り換えるには心理的にも経済的にも負担が大きいという親御さんは確実に存在する。なんとか適当に思うものを見出してあげたい。そんな風に考え続けてきた中で、いま我が子がベビーカー卒業適齢期をゆうに過ぎているはずの4歳9ヶ月という年齢は単なる偶然であったのだろうか?まさに今頃の年齢から悩み始めるのではないか?そういう意味でも私はバタフライ2の検証を楽しみにしていたのである。で、結果。な~んの問題もなかったわ(笑)幌天井もなんならまだ余裕があったし、ピーカブーウィンドウ(のぞき窓)も「赤ちゃんじゃないんだしいらないわ~」と思っていたものの、ハンディキャップがあるお子さんの場合は親の方が心配なのであるとやっぱり便利。しかも見やすい。シートの幅感、長さが十分でかつ座面の底付き感もなく、それが上質であることは前から知っていたものの、本体のフットステップの位置が脚が垂れ落ちる前方の自然な位置に配置されているのは再発見であった。ここが常に膝を90度曲げた位置でないと足裏が設置できないベビーカーは他社に多くある。その点、バタフライは脚の筋肉を意識して足裏で踏ん張ることを意識しなくても自然な位置でそれを受け止められる構造になっていた。しかし、バタフライをプレ・福祉バギーとして使うには一つ大きな問題があった。以前のモデル(バタフライ1)では前輪タイヤが同コンパクトベビーカークラスの中でも小さめで、サスペンションストロークも浅め。「トラベルに特化した設計」で段差をどんどん超えていくような造りにはなっていなかった。あくまでもメインはこれよりもゴツいモデルに任せている印象。それを買ってくれてのサブ機としての位置づけで立てつけられていたのだろう。だからバタフライ1では、4歳以上を豪快に乗せ走らせるにはやや物足りないと感じていた。そんなこともあって、その走破性だけがネックだったのだけど、そこが大きく改善されていた。段差?2cm程度の段差ならむしろ気持ちええわ、ぐらいに。デザインよし見た目にもちょっと長く乗せているのね~レベルで主張も強くなく剛性十分で取り回しよくコンパクトになるので車での移動も楽居室空間も姿勢サポートも基本ベースがしっかりしているなのでハンデの度合いにもよるだろうけれど、ここをベースにしてクッションや必要機材の取り付けを考えれば、プレ・福祉バギーとしての谷間の期間を上手に乗り越えられるだけのポテンシャルがあると感じた。何度も言うが、この点について私はその道の専門家ではない。ただ、ここで書くことは机上の空論ではなく、体験に基づく事実だけだ。それを求める人が、それをわかったうえで、参考にな