運営者
執筆
- ベビーカージャーナリスト
プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など
見習い
- 初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂
とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り
久しぶりの登場の管理人です。
ただいま、子どもたちは7歳と3歳。
もう、ベビーカーを押し歩いた日々を懐かしむ現在です。
ちょっと、方向性を意識して書いていませんが(ディレクターなのに)、どうして私がエアバギーに決めたのかを当時の住まいや収入なんかも紹介しながら自分でも再確認したいと考えました。
西松屋とかベビーザらスとか、みんな行きますよね。
特に子どもが小さいうちは、仕事をしている旦那の方が仕事帰りにぷらっとみてこられたり自由に比較検討の時間が取れます。
それで下見したんですよ。
妻に「見てきたよ~」って言うために。
散々店内のベビーカーを押し比べているうちに、
「アカン、、満足できるものなんてありゃしまへんで。。」とある種の絶望と、「ほんまに?ほんまに?ベビーカーってこんなに押し心地の悪いものか!?」と解決策はきっとあるはずという確信を持っていたのでした。
それからは、このブログに書いてあるとおり代官山のショップまわりをはじめ、ベビーカー販売店をことごとくまわっては押し比べ続けてきたのです。
長男が2012年の夏に生まれたから秋口だったと思う。購入したのは。
妻が里帰り出産をしていたので、義理の両親とともに東京に戻ってきたついでに買っていただいたものでした。
だから、自分たち夫婦では買っていない…というのが実際のところ。
お義父さん、お義母さん、本当にありがとうございました。
当時、私の方は小さな会のウェブプロデューサーをしており手取りで毎月40万円ほどの収入。妻は産休に入っており、いくらか手当はもらっていたように思う。
東京都内の駅から徒歩10分程度の賃貸マンション(2LDK)の賃料は確か11万円ほどだったように思う。
当時の私達にとっては、それでも大奮発して2年間住んだ城でした。
なんといっても、オートロックのあるマンションに生まれて始めて住めたことと、分譲仕様のマンションに住めたことがその後の家さがしの大きなヒントにもなりました。
で、これどこまで話せばいいんだっけ?
あっ、そうだ。
だいたいの経済状況を話したかったんだった。
だから、世帯収入約40万円でやりくりしていたわけですよ。
ただ、二人ともあまり趣味とか交際費にお金をかける部類じゃないし、服飾費と言ってもいたって地味な使い方しかせず。
唯一、やっちゃってるかな~と思うのは二人共結婚してからは忙しかったので外食が多かったくらいで、そこだけ結構じゃぶじゃぶやっていたように思う。
服に関心は無かれども、
大学を2000年に卒業して、服バカ世代だった私は「自分が着るものにこだわりはなくても、良いものと悪いものぐらいわかる」ので、
妥協で商品を買うのが嫌なタイプ。
「とりあえず、この売場で売ってる中からなんか良さそうなもの買おうか~」と軽々しく決められないところが良くも悪くもある。
そんな自分なので、
それで選んだのが「エアバギー」だった。
でも、実際はこれ「消去法」ですよ。
自分が絶対に譲れないところ。
それは、「押し心地に満足できるか?」
確かにエアバギーは、というかGMPインターナショナルはマーケティングが上手。
だけど、そんな見てくれのかっこよさよりも、なによりも「これだ!」と感じたのは、その押し心地の良さ。難しい言葉では「操舵性が高い」とも言いますね。
あと、コンビやピジョンにあるようなブリブリしたキュートさが製品自体に「ない」ところも、自分が押している姿を想像する上で大事だったようにも思う。
そして、最後は京都に住む目利きで信頼している知人が先にエアバギーを買っており、その感想を押してくれたことも大きかった。
先にデメリットをあげておきたい。
重いから、ショッピングモールの階段が大変。エレベーターを探すのも(汗)
でかいし、おりたたみんでも分厚くて持ちにくいから混雑するバスなどの公共交通機関はまず控えたくなるし、なにより玄関のスペースを占領してしまうのが難点だった。
やっぱり、これに尽きるかな。
おしやすいのは、自分の気持の問題。
自分の歩くペースを邪魔されずにスイスイ押し歩けるのは快適だった。
一方、よけやすいというのも大切で、混んだ場所だと対抗する人々を細かくよけていかなければならない。
フレームがぎしぎしする思いのほか曲がろうにも曲がってくれない他社メーカーのベビーカーを押す自分を想像するとそれだけで変なところに汗を掻くぐらい嫌な気持ちになる。
そんなわかりきった状況に、みすみす突っ込んでいくワケないでしょう・・・
どんなに軽かろうが、
どんなに可愛らしかろうが、
思ったとおりの方向に曲がれない自転車を買いますか?って話です。
なにを選ぼうが「ママの自由」です。
私も、自分たち夫婦の問題として選択を主導しましたが、別にママが「いや~、これ可愛いい♪」と気分で選ぶのも否定したくありません。
でもですよ。
ベビーカーって一人で押すものですが、二人が押すものでもあります。
そのどちらにも「ストレスがない」ものが、きっといいベビーカーなんだと思います。
無駄なところで体力を消耗して、子どもに雑にあたるより、お互いが快適だと思えるものを計画的に選べたほうがいいに違いありません。
これから1~2年、その愛車とともに過ごす日々は長いです。
そのどの場面にも写っているかもしれない義足のように大切な存在。
だからこそ、選ぶ基準については気をつけてくださいね。
一応、エアバギーのことを褒めたつもりでおります。
しかし、ちょっとお値段高すぎませんかね?
主要モデルが「COCOブレーキ」と「プレミア」に絞られている割には。。
聞いた話によると、台湾でのフレームシャーシ製造コストもろもろの計算をしても、実売5万円ぐらいまでが妥当なのかなと思います。
GIANTやTrek、Meridaといったクロスバイクと同等またはそれ以上の構造がここにあるとは見えません。
ましてや他メーカーについては何をか言わんやですが…
このような市場の中で、僕は中古(リユース)と新品の二台持ちをおすすめしていこうと決めました。
エアバギーはおそらく躯体の頑強さからして、3年以上は持つしろものです。
一方、乗られている期間は2歳ぐらいまでだと思います。
その頃になると軽いB型が絶対に欲しくなっていますから。
メーカーから発売開始されてからはや10年以上が経っています。
そろそろタンスの肥やしになっているエアバギーが市場に溢れてもおかしくないはず。
程度の良いものを、リメイクする業者が現れて、それを1~2.5万円で販売されるか二年間ほどレンタルできると嬉しい。
そして、2歳がくるのを待たずに最初から軽いB型ストローラーを購入(新品)し、二台体制でベビーとの生活を考えていく。
これなら、
という風に、経済的にもやさしく、環境にもやさしい使い方ができそうに思います。
ベビーカーって、大切な第一子のために、真綿で包むもののように慎重に選ばれるべきものだと思いますが、それに対してもリメイク業者が特別な洗浄とクリエイティブなアレンジで、むしろセカンドユーズのものを押していることがかっこいい世の中になっても面白いと感じているのでした。
ここがポイント
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