この記事は購入相談実績100件以上、100台以上のベビーカーを押し比べた管理人パパがお届けしています。
ハンドル高さ調整可能な両対面式ベビーカーの価格帯別比較まとめ

これまでもハンドルの高さがベビーカーの押しやすさに与える影響を様々に紹介してきました。(1)(2)(3)
ここでは両対面式ベビーカーの中で、ハンドルの高さを調整できるものに限定して個人的なレビューを元にランク付けを行いました。
ママが160cm、パパが185cmといった具合に、身長差が15cm以上あるカップルにこのようなハンドルの高さ調整機能をシビアに見てもらいたいです。
一般には、ベビーカーの予算の相場は「20,000円~50,000円」の価格帯にあると言われていますが、ここでは価格帯ごとに以下の3つに分類しています。
- 【低価格帯】・・・~2万円台
- 【中価格帯】・・・3万円~5万円台
- 【高価格帯】・・・6万円以上
ハンドル高さが変えられる低価格帯モデル
~2万円台までのベビーカー商品のことです。
【ピジョン】カルナス ライト
この価格帯に競合はありません。。
ピジョンのカルナスライト(2020年6月発売)はここに注目したのですね。
ハンドル高さが変えられる中価格帯モデル
3万円~5万円台までのベビーカー商品のことです。
【ピジョン】カルナス
ピジョンから2020年6月に発売されたハンドル高さ調整&オート4キャスが特徴の新作ベビーカー。これら機能の組み合わせでこの価格はいままでなかった。
【コンビ】スゴカル 4キャス compact エッグショック HH
2017年11月下旬発売の型落ちモデルではあるが、この価格帯で1年半前の「最新モデル」を購入することができるのはネット通販ならではのテクニック。コンビなのでもちろんオート4キャス対応。
【アップリカ】ラクーナエアー コンパクト(ベビーザらス限定モデル)
ハンドル位置の調整は可能だがオート4キャスには対応していない簡易モデル。私なら、これを買うなら先に挙げたコンビのスゴカル 4キャス compact エッグショック HHを選ぶ。
【アップリカ】ソフィア(西松屋限定モデル)実売価格 41,148 円
西松屋のみで販売中。オート4キャスに対応しており、ハンドル高さも調整可能で、カルナスの有力候補であるが廃盤または欠品中。
ハンドル高さが変えられる高価格帯モデル
6万円以上のベビーカー商品のことです。
【バガブー】ANT(アント)
コンパクトでスタイリッシュ。見た目にも男性的なベビーカー。大注目だったのだけれども、押して見るとこれまた以外にも押しづらく、、ちょっとデザインに翻弄されすぎちゃった印象。バガブーはビー5が圧倒的にオススメ。
【サイベックス】MIOS(ミオス)
「なく子も黙るミオス!」と思われがち!?だけれど、結局エアバギーだってあれこれ買い足せばこれぐらいする。見かけによらず重量がある点からこの順位。ただし、通気性は抜群に良い面もある。
【サイベックス】MELIO(メリオ)
MIOSよりも目立たないが、重量とのバランスがいい。目立ちすぎる高級感は育児に必要ないからね。
【ピジョン】フィーノ
ピジョンから2017年7月下旬発売の型落ちモデル。オート4キャス対応かつハンドル高さ調整可能。6万円を超える価格帯だったが、今なら随分と落ち着いた価格に。ピジョン ランフィ リノンがある中、この価格でいまこれを選ぶ理由はなくなりつつある。
【アップリカ】オプティア クッション プレミアム
落ち着いた印象のカラーリングが人気のアップリカのプレミアムモデル。先に紹介しているのは1世代前のモデルで、ここまで価格が落ちるなら手に入れやすい。通気性が高いシートを評価した。
【アップリカ】ラクーナ ビッテ クッション
芸能人にも人気のラクーナ ビッテ クッションの最新作はマグネット式ベルトにバージョンアップされて2020年9月1日に新発売。5キロ台で軽めなのとハンドル調整に加えてレザー調ハンドルが大人の印象。
【シルバークロス】Spirit(スピリット)
イギリス発祥 創業140年の英国王室御用達ブランドのシルバークロスから、最ベックスのMIOSと競合する使い勝手の両対面式ベビーカーがこちら。高い剛性と収納容量抜群のシート下かごがポイント。ただし子乗せは22kgまでと短め。
【ストッケ】Beat(ビート)
スタイリッシュで男性的。某YouTuberによりハンドル部分のきしみ音がしてきされているが全体的に日本の都会でも使いやすい仕様になっている。ママよりもパパの意見優先、またはパパがメインで押す家庭向け。
【ストッケ】Xplory V6(エクスプローリー)
一部の超ハイシート&高ハンドルを望むカップルには唯一無二の価値を持つモデル。体格の良い人が押すのだから、これぐらいの大きさも問題なし。ただし階段はちょっと苦手。タイヤが大きいので二輪にして転がして上り下りさせます。
【コンビ】スゴカルSwitch
2020年夏以降から「スゴカル」シリーズの最上位に位置するモデル。5kgと軽く衝撃吸収機能は充実。他のスゴカルモデルと比べて多少押しやすさが改善されている。
【コンビ】スゴカルα 4キャス compact エッグショック HT
スゴカルαは今後『スゴカルSwitch』に替えられていく方針の様子です。
【iCandy】Raspberry(ラズベリー)
篠田麻衣子さんが使っているベビーカー(勝手な予想だけれど)としてにわかに注目されているモデル。実は対面式になり、ハイシート化するので背の高い女性にもピッタリ。高いけどね、、
【Joolz】Hub(ハブ)
見た目の印象とは違って横幅は53cmと意外にもエアバギー程度に収まっている。ハンドルポジションの可動範囲も広く、身長差のあるカップルにぴったりだが、全体のスケール感からどちらかというと高身長カップルの中で身長差がある二人に向けたものになっている(例:ママ 170cm、パパ 185cm)。
選び方のポイント
国内メーカーのベビーカーは「行き過ぎた高機能」モデルも多いので、1年半程度前の型落ちをネット通販でお安く買うのも一つのテクニックです。
押し比べた印象では、走行性やハンドル剛性は上記にあげた高価格帯の海外ブランドのものが国内メーカーのどれをも上回っています。
国内メーカーの長所としては、日本人らしい細やかなシートサポート機能などにありますが、見方によっては「過剰で、それが価格を引き上げているならもっとシンプルでいい」場合もあるでしょう。
押し心地なら海外ブランドを、多機能性なら国内ブランドの中から選ぶといいかもしれません。
ハンドル高さにこだわらなければ、もっと安くて良いものも沢山あります。夫婦の身長差がそれほどなければ、選択肢はもっと増えてきます。
対面式にこだわりすぎると、子どもが1歳を超えて体重が増えてからの走行性が犠牲になる盲点に気づけませんので、対面式は使える期間が限定的であることを念頭に「これでいい。」を割り切って考えたいです。
子の乗り心地のベストも重要ですが、なにより押す人(あなた)がストレスなく笑顔でいられることが最高の宝物ですから。
良いものが見つかりますように。