メニュー
カテゴリー

運営者

管理人パパ

執筆

ベビーカージャーナリスト

プロ・ベビーカーレビュアー。ベビーカーを10年間で100台以上押し比べてきた体験談を紹介。年間100件の購入相談に応える。講談社や晋遊舎の記事監修など

RISU

見習い

初産の妻のためにベビーカーを勉強中♂

とあるリス園の出身。妻メーサが少し早めの里帰り出産で実家へ帰ったため時間ができたのでベビーカー調査に乗り出す。代官山を練り歩いていたところ隊長(管理人パパ)と出逢い、話を聞くうちに感銘を受けて弟子入り

ベビーカーの問診サービスを公開

【メリオ!?】海外ブランドベビーカーの販売収益メカニズムを図解してみた

仮説にすぎない(CTPはサイベックスジャパンみたいなもん)ECディレクターをしていた頃から随分と月日が経っているので、素人の意見を承知していただきたい。楽天市場やYahoo!ショッピングといった大手ECモールで日本一サイベックスを売っているであろうテナントの下記のニュースが先日発表されたばかり。参考:ユーコンスカイ、2025年3月期売上52%増の66億円に運営代行事業も好調|日本流通産業新聞オンライン補足:https://netkeizai.com/articles/detail/15055このニュースから読み取れるユーコンスカイのエグいところをまとめておく。リベルをはじめ、メリオをあわせたサイベックスの販売台数は年間6万台以上かもその他ブランドのベビーカーをあわせた合計販売台数は年間13万台程度かも日本の出生児は年間60万人強。お古の利用を割り引いて考えても年間の国内流通は50万台はあるはずでそのうちの10万台以上(26%)の販売をこの店舗が担っている気になるのはベビーカー

のEC化率。最近の調べだと35%前後(17万台)。10年前は数%程度だったいまや地方でもあたりまえに手に入るサイベックスユーコンスカイはベビーカーのEC流通市場の75%を占めている可能性も見えてきたそして、ユーコンスカイの流通取引総額は72億9400万円(EC運営代行を含む)これはダッドウェイの年間売上高と同じ規模ここから今の時代のECでは販売管理・EC物流サービスに明るい担当者がいないとハードモードは明らか商品の価格構造をユーザーメリットから逆方向で計算してメーカーと足並みを揃えて販売戦略に落とし込むユーコンスカイが33億円も売上を伸ばしたニュースの裏で店頭販売の6万台強の販売機会が消えたはず現場は一流のECコンサルタントと戦っているという自覚がないと店頭販売のパイも奪われていくだろう注目のこもれ話ベビー用品のEC単体としては、年商100億円が限度だと思っている。需要が、リアルからECに大きく流れるとも考えにくい。現在は、少子化による単価増の傾向が続いているが、これ以上の単価増は厳しいのではないだろうか。最近は、リアルイベントに注力しており、直近1年間で約200回開催した。ECという、直接的な接点がない事業だからこそ、顧客との接点を作れるイベントは重要な存在だ。今後は年間700回の開催を目指している。出典:【連続大幅増収の要因は】ベビー用品EC「ナチュラルベビー」のユーコンスカイ佐藤和歩取締役「ECと運営代行で成長」海外ブランドベビーカー販売収益メカニズム販売価格:80,000円(税込)メーカー(CTP)→5掛け40,000円一次卸(かつ販売店)→6掛け48,000円二次卸(かつ販売店)→7掛け56,000円小売専門店価格構成の内訳(80,000円)製造原価(30%)24,000円CTP利益(10%)8,000円CTP販促商品(10%)8,000円一次卸利益(5%)4,000円一次卸送料(5%)4,000円二次卸利益(10%)8,000円二次卸送料(10%)8,000円二次卸広告宣伝費(20%)(ポイント還元・ASP支払い等)16,000円特記事項CTP販促商品(8,000円相当)は、大手卸業者の買い取り金額に応じて無料ギフトとして提供一次卸と二次卸は販売店機能も兼ねており、直接消費者への販売も可能二次卸の広告宣伝費にはポイント還元やアフィリエイトASPへの支払いが含まれる各段階での利益と経費により、最終的に消費者価格80,000円が形成されるこの記事の目次私たちが感じる「オトク」の無駄「だから何なん!?」という話になるだろう。私が思うのは、サイベックスで常時ポイント還元率20%をつけられるモデルの製造原価は極めて販売価格よりも低いだろうということ。逆に言うと、「楽天市場で勝つ!(他のライバルメーカーと比べても)」ための逆算の価格構造が出来上がっている。これは常時6万円台前半で販売するよりも賢い戦略だと感じる。楽天市場やYahoo!ショッピングが展開する数々の名前を変えたセールは消費者に「今が買い時ですよ~!」の合図をわかりやすく送ってくれる。販売店側からすると「買い気」をつくってくれるのでありがたい。そういった中で集まった潜在顧客の中から選ぶには強固な「お得感」がまた必要になってくる。他社が10%還元なら、こちらは20%還元だ。他社が20%還元なら、こちらはノベルティをプレゼント!神戸の人気アパレルEC『イーザッカマニアストアーズ』で楽天市場の人気店も破産してしまうぐらいの激しい競争と為替変動から上海ショックなどもあった中で、安定的に勝ち続けるのは本当に大変なことかと思う。管理人パパもう、ぜったいEC担当やりたくねー。寝られんわRISU隊長、女性スタッフさん苦手ですもんねw管理人パパそこじゃない…(汗)こういったチキンレースに終わりはくるのだろうか?楽天で勝つための販売店側の都合はわかったけれど、それなら卸売会社をすっ飛ばしてCTPから直接買えるなら6万円台で買えたのではないか?RISUいや、まったくソレ!ですよそうなんだ。今回は一つお勉強も兼ねた説明で読みにくかったと思うけれど、そもそもそもそもそもな話として、私たちが楽天を通して感じる「お得」はまったく余計なコスト構造の上に成り立っているのではないか!?ということを吐き出したかった。管理人パパ今回はただただそんな回であるでは私はどんなものがいいと思うのか?例えば以下がある。取引先を無駄に広げすぎていないメーカーできればダイレクト販売にも力を入れているメーカーいつ見てもポイント還元率が渋い、、メーカーアンバサダー(提灯インフルエンサー)をSNSであまり見ないメーカー初期保証年数が長い(2年以上の)メーカーただ、製造原価の割合がいかほどに違うのかについては外野から判断することができない。しかし、それはメーカーの保証年数に現れているはずだと思っている。それが一年なら、一年で壊れてもおかしくない代物だということだ。さて、今回は、もう分かっていると思うけれど、サイベックスメリオの価格構造をイメージして妄想を最大限に膨らませて考察してきたけれど、私はべつに「サイベックスは原価率が低いぞ!やめおこうね!」を伝えたいわけじゃなかった。サイベックスの売れ筋モデルは、楽天市場の販売戦略に則って価格構造が設計されており、そのための販売店エコシステムができあがっている。その中枢にいるのが今やアカチャンホンポでもダッドウェイでもベビーザらス、西松屋、イオンでもなくユーコンスカイではないか!?ということである。このような会社はきっと楽天が潰れても生き残っていくだろう。だから切れ者のEC担当者は大事に考えないといけないのだ。RISUはい!脱線~!!管理人パパおあとがよろしいようで

ここから先は
2,398文字
この先の内容を閲覧するにはパスワードが必要です

パスワードを入手して全ページを完全版を見る

匿名での購入はnoteから

この記事の目次