最近なにかとルイガノを話題にしている。
2017年にサイクルベースあさひが日本での製造・販売ライセンスを取得してから勢いが増している気がするからだ。
あさひオリジナルの自転車はというと、街の自転車屋さんが作った適当なものだと思われがちだが、その多くは商品企画から開発、製造、品質管理まで自社で行っているという点に信頼を寄せたいと思った。
またリーマンショックの中でも利益を伸ばしてきた優良企業の一面もある。
近所のあさひの店員さんは入店しても素っ気ないが…
そんなアサヒから昨年、ルイガノとして子乗せ電動アシスト自転車ではじめての三人乗りが発売されていた。
ASCENT deluxe
価格は16万2000円。
前後のチャイルドシートは別売りオプション扱いとなる。それぞれフロント用が1万1880円、リア用が1万5012円。三人乗り仕様で合計が18万8892円になる。
この価格を知った時、「ちょっと高すぎるんじゃないの?」と感じた。
電動ユニットは日本製とあるので、日本電産あたりが組み込まれているだろうか。
補助走行距離も61kmあり、充電時間も3.5時間と短く高性能。
このスペックは、価格.comで子乗せ自転車カテゴリーのランキング上位を占める国内メーカーと比肩する機能性を誇っている。
だがしかし、それらと比較して5万円も高いのはいかがなものか?
ルイガノというブランド代(ライセンス料)なのか・・・
子供用自転車ではおすすめできるほど良いものになってきているなと感じていたが、この価格設定全体を見渡してみると、少し疑問がわき始めている。
国内メーカーの平均的な価格を上回るのは、ブランドの名に恥じない高い技術が詰め込まれているからなのかもしれない。
ただそのあたりは公式サイトの商品ページからはなかなかうかがい知ることができない。
まだ自分の中では『ルイガノ=ブランド=あさひ』がしっくり来ていないだからだろうか。
たぶん、理由は3つある。
- 性能は国内他メーカーのトップクラス商品と同等=抜きんでてはいない
- ルイガノらしい高いデザイン性をカラーリングを含め感じにくい
- あさひPBを買っているのかルイガノなのかスッキリしない
こんなことは、こじつけであり、私の見当違いとも言える。
そもそもこんな価格をしていなければ気にならなかったのだが。
そもそも、ブランドってなんなんだろうか?
そのメーカーによせた『ものづくりとサービスに対しての信頼』のことだと私は考えていた。
ただ単純に、それがライセンスされて販売されるものについての上手な消化方法を僕がまだ知らないだけなのかもしれない。
良い商品のはずなのに、なんか少しもったいない。なんとも形容しがたい。
他競合と比べて、この5万円の価格差。
ベビーカー1台、下手したら2台分だ。
なにを節約して、なにに奮発するのか。
ランキングを考えていく際も、もう一段階深く考えていこうと思った。