GIANTは世界一の生産台数を誇る台湾の自転車製造メーカー。
質はしっかりしていながらも価格が他の海外ブランドと比較して安い。
日本では、クロスバイク乗り、ロードバイク乗りに、「はじめて乗るならGIANTがいいんじゃない?」とすすめられることも多い。
ちなみに我が家もあの3.11の大地震の後、クロスバイクを一台購入している。
そんな馴染みのGIANTから16インチのキッズバイクに2019年の新色カラーが追加発表されていた。
2016モデル、2017モデル、2018モデル、そして2019モデルと微妙にカラーリングは変化し、微妙に価格も年々上がっていく…
そして、こちらがライバルのTREK。
TREKの子供用自転車については、以前書いたこちらの記事が参考になると思う。
TREKもGIANTもどちらを買うにしても、ロードレースで実績の高いブランドだから信頼性は疑うまでもない。
あとは他の候補として、昔ながらの三輪車を彷彿させないカジュアルクロスバイクブランドの中で、MARINやルイガノ、そしてブリヂストンなどがあるが、これらとの比較はランキングページに任せて、ここでは両ブランドの一騎打ちにフォーカスしてみたい。
ANIMATOR 16
適応身長 | 95~120cm |
重量 | 10kg |
価格 | ¥ 30,000(税抜) |
Precaliber 16 Boy’s
適応身長 | 99~117cm |
重量 | 9.14 kg |
価格 | ¥ 26,500 (税抜) |
極論はどちらのブランドのファンか?
結論としては、機能性は圧倒的にTREKの方に面白みを感じるけども、カラーリングも含めて価値だと思うので、最終的には自分が気に入った・応援したいブランドの方を選べばいいと思う。
「台湾本のGIANTの方が本来は安いはずじゃないの?」と疑問が残ると思うが、最近はどこの欧米ブランドでも実際の製造は台湾・中国・ベトナムあたりになっている。
ハイエンドフレームは本のあるウィスコンシン州ウォータールーで製造され、ウィスコンシン州ホワイトウォーターで組み立てられる。ミドルレンジから下の大部分のモデルは台湾、中国にある工場でTREK USAのエンジニアによる設計、クオリティコントロールの元で製造される。
トレック・バイシクル『ウィキペディア』
そして、以下の記事。
結局、どこで作られていても本社がきちんと品質管理を行ってくれていればどこで作られているとかは構わないのだけども、価格に差が付いてくるのはブランド代か。
そして入手の容易さについて
GIANT正規販売店でもANIMATOR 16が展示されていることは少なく、取り寄せになるケースが多いはず。そこまでしてもらっては断りづらくもなってしまう。
事前にお店に展示かあるか確認してから下見に行きたい。
また、TREKについても同じことが言えるが、こちらはさらに取り扱い店舗は少ない。
実際、地方だと販売店が無いので選択肢から消えてしまうかもしれない。
試せる場所が増えるのを願うばかり。
メーカーの取り組みから
GIANTのANIMATOR 16は10年以上前から販売されている定番のモデル。一方、Precaliber 16はそれよりも後発ながら、下は2歳からのバランスバイク(Kickster)や3~4歳をターゲットにしたPrecaliber 12があるなどラインナップがGIANTよりも充実している印象を受けた。
子どもを授かってから、あまりに忙しくて「ゆっくりとモノも吟味してられない!」という親御さんも多いことかと思うが、5年前の自分にこれがわかっていれば、最初からストライダーは買わずに全部TREKにしていたな、、と少し残念な気分にもなる。
それぐらい、幼少からに対するTREKの取り組みに温度感を感じた。
結論
この二社でどちらを選ぶかならTREKにする。
ただし、試せる場所が近くにあれば。
卑怯な手があるとするならば、近くの自転車屋さんでスポーツタイプの子供用自転車に乗らせてみて、それを気に入ってくれたなら、確信をもってネット通販にトライしてみてもいいかもしれない。
もうその時点で、ルイガノやレベナやあさひのオリジナルに乗って満足してくれているならそれでいいことだし。悪びれなくてよい。
また、より『軽さ』を求めるなら、前回記事に取り上げたようなルイガノやレベナもおすすめだ。