ミズノのランドセル・バッグ『エレメンタリーバッグ』をレビュー。メリット・デメリットを解説

目次

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ペルテックとは?

人と違うものが欲しかったわけじゃない。
ランドセル選びにサードウェーブがやってきた!❣

何を隠そう来年は次男の小学校入学である。
ということはランドセルを選ばなければならない、注文しなければならない。
いや、本格派の人気メーカーの物を注文するにはもう遅すぎるような時期である。

しかし、私は落ち着いている。

なぜか?

長男のために選んだランドセルは『鞄工房山本』のものだった。
自分でランキング記事が書けるくらいに徹底的に調べ尽くして、カタチ・素材・値段とのバランスなど多方面から信頼できるブランドだと感じて購入した。

しかしである。

注文は一年前。
届くのは入学直前。
たっぷりと期待させておきながら届いたものには、レターすら入っていなかった。

のしは別にいいんです・・・

いや、商品というのはそういうものだというのは頭では分かっている。

けれども、なんというか四角い本格革製品を僕は欲しかったわけじゃないんだ。
もっと、なんというか、一緒に子どもの入学を喜んでくれるような小さな感動が箱を開けた瞬間に届くことを期待していた。

モノは良い。
高級ランドセルブランドメーカーのものはエントリーレベルであっても仕立てが違う。
きっちりと6年間、その頑丈さで役割を果たしてくれることだろう。

ただ、そんなこんなもあって、
次男に購入の際は、自分の自己満足(「高いモノを買ってあげられた」)は脇に置き、

  • 本当に必要だと思う耐久性
  • 適当だと思う価格
  • そして子どもの意向(趣向)

をもっとよく見て購入を決意したいと考えた。
つまり、6年間持てば十分なのだからもっと自由に選びたいということである。

すると、2021年現在ではおもしろいトレンドが起きていることに気づく。

革製品の本格派メーカーが作るものでもなく、
リテール系の大手メーカーが作るオリジナルブランドでもなく、

「まず安いこと(買いやすい価格)」を第一に
プロデュース力でカバーしているランドセル風バッグ

の潮流があることに。

例えば、

NuLAND<ニューランド>新時代のランドセル誕生!
https://nuland.jp/

ミズノのエレメンタリーバッグ | ミズノキッズ
https://www.mizuno.jp/kids/randoseru/

あたりがそれである。
どちらも3万円台。
5万円~が多いランドセル市場では異色の価格帯だ。

今回気になって、NuLAND(ニューランド)とミズノの2つのメーカーにサンプル品の貸し出しを申し出てみた。

結果、ニューランドは「問い合わせ受け付けました」の自動返信メールから約束の3営業日を2か月過ぎてもなしのつぶて、、

ミズノの方は、広報ご担当の方からわざわざ丁寧にもサンプル品を手配いただけたので、ここにレビューしたい。

※後日、この記事の公開後ちゃんと返却している。つまり提灯記事ではない。

ミズノのランドセルバッグ(エレメンタリーバッグ)
なぜ気になったか?

上述のとおり、「冷静な目」でランドセル選びを見られるようになった。
その時、価格と素材・機能のバランスとして「3万円台で買えてもいいもの」だと思ったのだ。

3万円台で買える商品は、量販店オリジナルの人工皮革素材で相当に安いモデルか、ちょっと素材から変わり種の企画型商品が多い。

そんな中でも信頼のブランド*『ミズノ』がこの価格で出したとあって注目していた。

*我が家のミズノ率は高い。

第一印象はどうだったか?

サンプル品が収められている箱を空けてびっくり(ー_ー)!!

「白、、ありえない!」と思ったが、

意外にも次男は大はしゃぎ。

「かっけー!!」の連続だった。
確かに背負ってみると可愛い。

後は実際にこんな色のランドセルを背負っていったら、周りからどんな風に思われるか、、
そこだけが気になった。

ヤクザの親分の子息か、清原ぐらいしかオールホワイトは似合わないのでは!?と…

ちなみに、背負った感じであるが、

長男は「軽いね!(いや、軽くない<1460グラム>んだけどね。)」で、次男は「いい感じ!」ということだった。
背負った感じは一般的なランドセルとあまり変わらないらしい。

で、実際に長男が学校に背負っていったら・・・の一週間

「次男に・・・」と考えても、実際に入学前の年長さんがレビューする機会なんてなかなか無い。
外出する際に、わざわざ5歳に背負わせていく機会なんて無い。
体格もまだまだ背負うには早すぎる。

ということで、ここは長男にお願いして、「ちょっと試して♪」みてもらうことにした。

突如として、今までの鞄工房山本のランドセルからミズノのエレメンタリーバッグへのスイッチである(笑)

初日(一日目)

周りに言われたことは?:

  • 前のランドセル捨てたの?
  • なんでいつものランドセルと違うの?
  • 僕もそのランドセル欲しい。
  • どこで買ったの?

良かったところ:

  • 外は白なのに、中が黄色で不思議。
  • いろんなところに入れられる。
  • 軽いし、いっぱい入る。
  • カラダにぴったり。
  • 中がミズノでかっこいい。
  • 中が黄色でおしゃれ。

こうなったらいいのにな:

  • 開けるところがもう少し開いて欲しい。

ちなみに、ランドセルの白について本人は、

管理人
管理人パパ

最初は恥ずかしかった。

とのこと。

そりゃそうだろ。(笑)

二日目以降~(1週間テスト)

ランドセルの白色について:

  • 最初は、あんまり白いランドセルの子がいなかったから恥ずかしかったけど、よく見るとミズノの黒色が付いていてなんだか好きになってきた。

実際に使ってみてランドセルが白いのはどうだったか?:

  • なんだかサッカーの合宿に行っているみたいで好きになった。
  • あまり恥ずかしいとは感じなくなった。

気づいたこと:

  • 給食袋がブラブラにならないポケットが付いている。
  • 中にいっぱい入れたり、分けたりできる。
  • 手をかけるところに隠しポケットを付けたい。鍵をすぐに取り出せるように。

背負っていて感じたこと。いつものランドセルと比べて:

  • いつもと違って素材が柔らかいからいい。
  • 持つところが太くて背負いやすい。
  • 背負うところにあるポケットに鍵を入れて取るのが難しいからどうすればいいか、、

色を選べるとしたら何色がいいか?:

  • 僕はサッカーぽくて白がいいです。

一週間使ってみて一番良かったところ:

  • ポケットがいっぱいでいろいろ入るところ。

今のランドセルに+1したいところ(未来のランドセルに期待するもの):

  • ランドセルに「これが持ち物だよ」と覚えさせて、忘れ物をしていたら「ピーピー」と鳴るようになればいいな。

検証を終えて

どんな子に向いていない?:

  • 一年生の子は、まだあんま友達ができてないから白いランドセルでリュックぽかったら仲間はずれみたいになるかもしれない。でも兄が背負って行ってたら別に気にしないと思う。

どんな子にオススメ?:

  • 二年、三年、四年生はほとんど友達がいるから別に背負っていってもおかしくなくて、むしろサッカーぽくていいと思う。と思うかもしれない。

以上。

我が子ながら可愛い回答でした。

むろん、長男がサッカークラブ所属なのは言うまでもありません。
サッカー好きには、このホワイト✕ブラックのコンビネーションがキャプテン翼よろしくサッカーボールに見えてしまうのでしょう(笑)

私なりの結論としては、

喉元すぎれば熱さを忘れる。

ちょっと変わったランドセルだとしても、みんな初日を過ぎれば二日目には驚かないみたい。

ましてや行くのは小学校である。
毎日、新たな誰かとの出会いを期待して持つバッグではない。

いつも同じメンバー、仲間たち。
どんなにシンプルや奇抜でも、どんな素材であっても、慣れてしまえばあとは気にならないのだ。

うちの子どもみたいに男の子で、かつスポーツ好きな活発な子の場合は、こういうタイプも良いということがわかった。

ただし、本人も自覚しているように、小学校入学時点でこれを背負っていくには「場違い感がある」ことは明白なようだ。

現段階では、なにかの理由があって、

  • 小学校入学時点ではいわゆる黒・赤の普通のランドセルを持たせるが、
  • 買い替えで選択したり(入学後や二年生以降から)、
  • 体格の都合(成長)などで買い替えを希望する場合において、

この選択肢の本領が発揮されるように思う。

一方、普通のランドセルというのはどういうものを指すのだろうか?

  • 軽さを追求するもの、
  • 職人がつくる鞄工房のもの、

いろんなものがあるが、

一般的には、革小物の真髄を知る親の自己満足が「選ぶものの価格」を左右するのだと思う。

私は長男の際に購入した一流の鞄工房ブランドを否定するわけではない。

しかし、子どもを思う気持ちに一生懸命になりすぎなくても世の中に良いモノはたくさんある。

でも、子どもに寄り添うっていうのもいちいち難しいのは分かっている。

例えば、何気に子どもとデパートに出かけて、そこに陳列されているランドセルの中から、「好きなの選んでみな?」と言うとする。

すると、

  • キンキラ(✨)が付いているからだとか、
  • 剣が描かれているからとか、
  • 炭治郎の色だからとか、、

革製品としてのクオリティにこだわる親としては「むぅ~~」とうなりたくような選択をするもの。

そこから引き剥がすように、「モノのわからない子のために選んであげる」わけなのだけれども、どこまでが正しくて、どこからがやりすぎなのかは判断に悩むところだった。

今回、実際学校に新タイプのランドセルバッグで通ってみてもらい、意外に意外なものも選択肢足り得ることを息子に教えてもらった。

選択肢が増えるのはいいことだ。

そして、適切な時期に、適切なランドセルというものをもう少し考えてみたいと思った。

それは私が、ファーストベビーカーとセカンドベビーカーの使い分けを提唱しているように、

ファーストランドセルと、
セカンドランドセルという組み合わせ

もあっていいだろう。という未来。

このランドセルは、そんな風に、
親が買うタイミングを選ばせてくれる選択肢なのであった。

(おしまい)

例えば、
小学校入学時期(低学年)のための『軽くて安いランドセル』。
身長が伸びてランドセルが似合わない時期には『ランドセルバッグ(エレメンタリーバッグ)』。
といった風に。

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