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イクメン雑誌 FQ JAPAN(Vol.62)を買ってベビーカー特集記事を検証してみた2022年3月の夜

イクメン雑誌 FQ JAPAN(Vol.62)を買ってベビーカー特集記事を検証してみた2022年3月の夜

日本では数少ないイクメンのための雑誌『FQ JAPAN(エフキュージャパン)』。

スタイリッシュな育児アイテム、子育ての基礎知識など、あらゆる育児情報を“オトコの視点”で提案する、パパのための育児雑誌
出典:https://access-i.co.jp/media.html

毎年3月/6月/9月/12月と年に4回のみ発売される季刊誌で例年3月にベビーカーの特集が組まれる。

今回、気になって購入してみることにした。

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目次

最近、雑誌からベビーカーの情報を取り入れてる?

FQ JAPAN Volume62の特集は「ハズさない!ベビーカーの選び方」だった
この内容の真贋を確かめたかった

そういえば、最近雑誌って買わなくなったな~を実感している。
学生の頃はむさぼり読んでたけどね。

そう、あれはメンノン全盛期。
いまから20年以上も前だわ。

そんなことはどうでも良くて、雑誌はその昔唯一の情報源だった。
お洒落とはどんなことか、どこで買えるのかいろいろ教えてくれた。

それが最近は圧倒的にインターネットの方が早くて、情報源として参考になることも増えている。

ただやっぱり、きちんと編集された情報というのは読みやすくて、自分が見落としていた盲点に気づかせてくれたりもするのでまだまだ役に立つ。

で、今回はそういう観点から「私自身にも見落としがないか?ブログ読者をミスリードしていないか?」を自己検査するために読んだ。

感じたイクメン雑誌でベビーカーを訴求することの難しさ

FQ JAPAN 62号の厚み
1時間で読み切れるボリューム

この3月号では全66ページの中でベビーカーに関するページの割合は21ページで約32%にもなる。

ただそれだけあっても、ベビーカーのいろはを伝えるには不十分に見えた。

世の中にはいろんなタイプのイクメンがいる。

FQ JAPANはその中でも「モノ感度の高いイクメン」に読者を絞っているのだろう。

だからベビーカーの紹介されかたも、ママやパパによるコメントが反映されたものではなく、あくまでも「モノ」として純粋に魅力的に見えるか?へ傾倒気味に感じた。

車としての魅力でベビーカーを捉えている

しかし、誌面でも一部触れられているが結局パパが「これいいよ!」とベビーカーを見つけてきても、使うのはほどんどのケースではママになる。

女性は男性とは全く違う視点でモノを評価しているようで、パパによるアツいプレゼンも結局は無駄になりがちだ。

そういった意味で特集で紹介されているベビーカーの撮影スキルに感心をいただきながらも、結局これを「どう使えるものにしていくか?」が気になって仕方がなかった。

RISU

ごっごめんなさい!!

管理人パパ

なにを謝っとる。全然、編集を批判なんかしてないぞ。

RISU

いや、そう取られるでしょうが!
も~鈍感力100!

パパは黙って金だけ出す!は80点。本気のパパはリスクをあしきり

この雑誌を手にとって、パパ諸君はどれが最高なのか?わたしたち夫婦にとって最高なのか?ただひたすらにわからなくなると思う。

だって、デザイン的には海外ブランドの構成率が高く、各商品紹介に付けられたキャッチコピーだってその特徴を最大限に称えるものばかり。

つまり「全部が良く見えるのに、悪しが全く見えてこない」から良し悪しの判断がつかないということになる。

けれど、安心して。

雑誌ってそういうものだから。

メーカーさんから借りている商品に難癖つけてたら、次から借りられなくなるでしょう・・・

だから、ここを参考材料にネットで裏を取るっていう使い方がやっぱり正解です。

ここで3児のパパで、10年も前からベビーカー業界を追いかけている私からささやかなアドバイスを。

  1. パパはママに請われてから調査開始モードに入るで十分(ママを先取りしなくていい)
  2. けれどママは雰囲気に流されてデメリットを軽視して決めてしまう場合があるので、お金を出す前提で「最後は俺にも聞いて欲しい」と番頭さんになってあげて
  3. カタログだけを見比べても答えが見つからないケースも多いので実際の使用感は身軽なパパが現地に足を運んで確かめてきてあげて(その時はママのサイズ感を忘れずに。ハンドル高さ、全長、重さなど)

「ママが決めたら、最後俺にも確認させて。」がポイントです。

で、最後は黙って「お金は僕が出すから~」が一番かっこいいですな。

まぁ、両親や義理の両親が買ってくれる場合も少なくないと思うけどね。

誌面を振り返って

著作権の関係があって、ここで誌面を画像で紹介できなかったけれど、結局今回のFQ JAPANのベビーカー特集では海外ブランドを中心にお洒落げなベビーカーが数多く紹介されていました。

その九分九厘(くぶくりん)はこのブログで紹介済みのものか、スペックが私の求める基準を満たさずあえて取り上げることのなかったものでした。

ただ2台だけ、今回の購入をきっかけに実売を確認できた商品があったので補足がてらご紹介を。

■ マキシコシ レオナ(両対面式)

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■ ABCデザイン ザフエアー(背面式)

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管理人パパ

いずれも近く実機レビュー記事をお届けできる予定だよ。

RISU

あと一応、ママっぽい感覚で読んで楽しい雑誌には「ベビー用品完全ガイド」があります。

僕ならこんな特集を創りたい

一応雰囲気で見出しを書いてみたけれど、ここでタイプする手が止まった、、
ぐぅ、、(笑)

僕はですね。

思うんですよ。

女と男の脳の作りが違うんだから、いくらパパ向けの雑誌でパパに訴求しても結局使われないんでしょ?
通らないんでしょ?
その意見。

「これがいいと思うんだけど・・・」が。

だったらですよ。

ベビーカーの特集としては、夫婦でなにかを確かめ合うチェックシート大全にした方が断然面白い。

モノとしてベビーカーを考えるのではなく、二人の移動を支えてくれる必要な要素として考えていく。

その場面にふさわしい相棒を選びやすくするための工夫が特集になっていれば、その記事をきっかけにママもパパの口から聞ける言葉が「これが欲しいの~。だってマットブラックでなんちゃら●△×・・・」から「子どものいる生活をイメージしながらリスクを排除し、男性脳でロジカルに分析してくれた頼りになる言葉」に変わって嬉しいと思うから。

というわけで、一人FQ JAPANを気取ってなんか作ってみます(笑)

管理人パパ

メーカー商品を第三者機関(メディア)が魅力的に紹介するという役割も大事なんだけどね。実用的な雑誌だけが正義でないとして。

あらためて読むことで気づきが得られました。
ありがとうFQ。

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余談

ちなみに、FQ JAPANはイギリス発祥『FQ』の日本ローカライズ版。
本国の誌面はこちらから無料で読める。

管理人について

管理人パパのアバター 管理人パパ ベビーカージャーナリスト

東京ベビーカーとは、2012年7月にめでたく第一子(2015年11月に第二子、2020年9月に第三子)を授かった40代パパが息抜きでたまに本気出して書く、パパ目線でのモノ選びを中心に紹介するブログ。国内・海外のベビーカーを100台以上押し比べた実績が評価されて、晋遊舎から出版の『ベビー用品完全ガイド』をはじめメディア出演多数。
» 誰に向けて書いているのか?

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