2024年3月のタイプ別おすすめ 

環境意識の高い人が選ぶベビーカー。オランダ発の『GreenTom(グリーントム)』

オランダのベビーカーメーカーといえば、bugabooJoolzeasywalkerと日本以上にたくさんのブランドがあるけども、加えて100%リサイクル素材で構成されたベビーカーを開発する環境想いのベビーカーブランドを今日は取り上げたい。

そのブランドの名は、

目次

GREENTOM(グリーントム)

2014年にオランダで誕生。

メインフレームは植物由来のバイオプラスティックなどで構成され、シート生地もペットボトルを用いるなどした100%リサイクル素材で作られるベビーカー。

エコなだけでなく、豊富なカラーバリエーション(10色)とおもちゃをイメージさせるかわいいフォルムが特徴で、日本のメーカーには無い選択肢になるだろう。

基本性能としては、

  • 3段階リクライニング
  • プラスチックタイヤながらスムーズな走行性
  • おりたたみできる
  • シートは取り外して丸洗いOK

があるが、昨今の高機能化するベビーカー市場の中では控えめな印象。
機能もシンプルでエコだ。

サイズは車体幅が56cmと古い駅改札(55cm)を通過できないかもしれないが、最近の新しい駅改札は60cmなので、許容範囲かと思う。

本体重量は7kg。

重くもなく、軽くもなく。
先日発表が話題になったバガブー史上最軽量のアントと同じぐらいだろうか。

ハンドル高は104cmとやや高め。
可愛いのに意外に大きいと感じるかもしれない。

スケール感は以下を参考に。

日本での取り扱い販売店はGMPインターナショナル(エアバギーの親会社)がある。


どんな人におススメか?

  • 環境意識が高い
  • ママ友仲間のあいだでかぶらないベビーカーが欲しい
  • 公共交通機関の利用はあまりない
  • バスケット収納にはこだわらない
  • 夏場の外出は控えたい

東京ベビーカーDBはどう考えるか?

諸々の機能性を度外視して、デザインとブランドの環境意識に共感したい人にはおすすめベビーカーかもしれない。

定価(50,000円)で買うには少し気が引けるが、今なら楽天スーパーセールで50%OFFだ。

ただし、気を付けたいことが1つだけある。

それは、シートの通気性がいかがなものか不安が残る点。

100%リサイクル素材で作られた、これほどまでに発色が良いファブリック。
日本の蒸し暑い夏に対応した風通しが良いものなのだろうか…

実際に手に取ってみないとわからないが、そこに対しての言及が商品説明ページに無かったのが心配だ。


結論

ママの満足感、パパの満足感が意外なところにあったりするので、この商品を否定することはできない。実際に、ぱっとみた瞬間から引き込まれる強いデザインの魅力があるのは否めない。

ただ、先ほど書いたように【シートの通気性】だけは十分に考えたうえで判断したい。

「考えて判断するまでもなく、なさそうならアウトじゃない?」

とするのはちょっと待ったほうがいい。

ベビーカーが必要になる場面というのは、個人利用もあれば、貸し出し利用もある。
利用エリアもプライベートな居住空間から外出先まで様々。

僕はこのベビーカーに対して、通気性を問題としない「ここなら!!」の可能性を見ている。

それが、美術館やオフィス、ショッピングセンターなどでの貸し出し用バギーとしての活路だ。

そのような空間でなら、折りたたむ必要性を考えなくてよいし、エアコンの効いた場所である前提でなら通気性も問題にならない。

さらに、環境的であるといったラベルがそれを貸し出す施設の良い印象にもつながるだろう。

ちなみに、輸入販売元のGMPインターナショナルの公式通販サイトでは、このブランドを紹介するページを無くした様子だ。

以前は掲載されていたページが無くなっている。

この楽天スーパーセールで在庫を売り切って、バガブー商品の販売に力を入れていく方針なのかもしれない。

残りわずかな在庫を、まとまった数買いたい場合は急いだほうがいいかもしれない。


管理人による旬の買い方紹介

2024年3月現在の旬な買い方はズバリこれかなと思います。

新生児に最適(最高だけど高額)
都会的な暮らしに最適
  • ミオス → リベル/オルフェオ(4月発売見込み)に乗り換えまたはコヤと二台持ち
  • メリオ → リベル/オルフェオに乗り換え
郊外型の車中心生活に最適
  • リベル+ベビーシートでトラベルシステム
軽さ重視&バス利用に最適
  • 国内メーカーのベビーカー → リベル/オルフェオに乗り換え
乗り換えたいが第二子への引き継ぎに最適
  • いまならバタフライ

※二台持ちとせず乗り換えを基本としているのは、途中で一台目を売却して二台目の予算にあてることがコストとしても玄関スペースとしても節約になるためです。

他にも有名ブランド・無名ブランド、国外のみ販売の世界的ブランドもあるけれどこれが基本です。

  • 14万円(ファースト)→売却して7万円回収して→7万円のB形を買うことも
  • 7万円(ファースト)→売却して4万円回収して→3万円のB形を買うことも
  • 7万円かけてB形をA形仕様にして1台で済ませることも

いろいろ方法はあるけれど、お金の余裕や投資に対する考え方・合理性、そして子どもと叶えたい理想の生活などみんなそれぞれ微妙に違うから、コレが正解!っていうのを本を読んだり限られた店舗をめぐって探しきるのは至難の技。

「高い買い物なのに何回も失敗したら数万円の損じゃ効かないかも??」で不安な人にはママ友コミュニティが一番かもしれないけれど、人付き合いが難しかったり、初子ならそもそも必要なタイミングでコミュニティに参加できていない場合も多いから大変なんよね。

私は私でできることをやっていきます。

基本はトータル7万円で卒業するのが理想

どれか一台だけと言われればコレ👇
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2023年のベスト評価

管理人について

管理人パパのアバター 管理人パパ ベビーカージャーナリスト

東京ベビーカーとは、2012年7月にめでたく第一子(2015年11月に第二子、2020年9月に第三子)を授かった40代パパが息抜きでたまに本気出して書く、パパ目線でのモノ選びを中心に紹介するブログ。国内・海外のベビーカーを100台以上押し比べた実績が評価されて、晋遊舎から出版の『ベビー用品完全ガイド』をはじめメディア出演多数。
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